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第3章 守るべきか、攻めるべきか
いい出会いに乾杯-28-
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「そうだな、川の位置はこちらで決めていいか…どうしてこんなに良くしてくれるんだ」
シルシュは興味本位で聞く。
「ああ、それはね、ギルドで討伐依頼が出ているんだ。だけどそこにリザードマンはいませんでしたって行って依頼を断れば終わりかなって」
アーウェンは正直に言う。
(ギルド…討伐…依頼…なんのことかわからんが、ここに人間が来て我々と関わっていることはおかしいのはわかる。人間と会った時は直ぐに戦闘になることを考える、コイツはいい事をしようとしている)
シルシュは一瞬で何となく、くみとり、納得した。
「俺たち以外と会った時は、確実に戦闘になるだろうね。だから、人間は信用しない方がいいよ」
アーウェンが言うとアルシュはこちらを睨みつけるようにじっと見ている。
(何でだ。俺が考えてたことを言い当てるなんて、あいつ、俺の心を頭の中を観れるのか)
アルシュはアーウェンを見ていると、笑顔を返される。
「そろそろ、焼けたかな、うん、塩効いてて美味しい」
アーウェンは、アルシュの視線を振り切り、魚を取り、舌鼓する。
アーウェン二口目食べた後、魚の数が足りないことに気づく。
アーウェンは皆を見て、魚を持っていないアメリアとアーリーが目につく。川魚一匹では、お腹は膨れない。
川に残っている、罠を見つつ、新しく仕掛けることにした。
「口つけちゃったけど、半身ずつ食べて、また魚とってくるから」
アーウェンがアーリーとアメリアに言うと、二人は頷き一点を凝視している。
「クロム行こう、また川に行って魚を、取りに行こう」
アーウェンが、言いながら、クロムに肩に触れそのまま走り出す。クロムはスクッと立ち、アーウェンを追う。
直ぐに川につき、探そうと思うのだが、暗くて見えない。そこにバニラがやってくる。
「困っていると思いました。…これでどうですか。見えるでしょう」
バニラは光る球体を出し、自由自在に操り、川を沿うように光を照らす。
「あ、あった。中に魚があるかな」
罠の蓋を開けると、二匹ずつ計、四匹が捕まっている。
「よし、それじゃあ、また、罠を仕掛けて…よし、戻ろうか」
アーウェン達はまた戻り、四匹を捌いて、焼く。その間もいろんなリザードマンと話したりした。
シルシュが話しかけてくる。
「その…魚が入った筒、作り方を教えてくれないか」
シルシュは、申し訳なさそうに言う。
「あ、ああ、アーリー、シルシュに魚の籠教えてあげて」
アーウェンが返事した後に、アーリーがトコトコと歩き寄ってくる。
「そうだ手が器用な奴も呼んで、大量生産した方がいいんじゃない」
アーウェンが言うと、シルシュは口を半開きににし、リザードマンの方に向き直り、籠作りを募った。
「アーリー、辛いと思うけど、これ、水を飲んで」
アーウェンはアーリーに水を渡す。アーリーは手を伸ばさない。ツバが長いハットを掻い潜り、顎をクイっと上げる。かなり虚な目をしている。いやそうに、首の力で顔を下げようとするがアーウェンの手はびくともしない。
アーウェンはアーリーの下唇を親指で下げ、水筒の口をつけ傾けると、口を開ける。
シルシュは興味本位で聞く。
「ああ、それはね、ギルドで討伐依頼が出ているんだ。だけどそこにリザードマンはいませんでしたって行って依頼を断れば終わりかなって」
アーウェンは正直に言う。
(ギルド…討伐…依頼…なんのことかわからんが、ここに人間が来て我々と関わっていることはおかしいのはわかる。人間と会った時は直ぐに戦闘になることを考える、コイツはいい事をしようとしている)
シルシュは一瞬で何となく、くみとり、納得した。
「俺たち以外と会った時は、確実に戦闘になるだろうね。だから、人間は信用しない方がいいよ」
アーウェンが言うとアルシュはこちらを睨みつけるようにじっと見ている。
(何でだ。俺が考えてたことを言い当てるなんて、あいつ、俺の心を頭の中を観れるのか)
アルシュはアーウェンを見ていると、笑顔を返される。
「そろそろ、焼けたかな、うん、塩効いてて美味しい」
アーウェンは、アルシュの視線を振り切り、魚を取り、舌鼓する。
アーウェン二口目食べた後、魚の数が足りないことに気づく。
アーウェンは皆を見て、魚を持っていないアメリアとアーリーが目につく。川魚一匹では、お腹は膨れない。
川に残っている、罠を見つつ、新しく仕掛けることにした。
「口つけちゃったけど、半身ずつ食べて、また魚とってくるから」
アーウェンがアーリーとアメリアに言うと、二人は頷き一点を凝視している。
「クロム行こう、また川に行って魚を、取りに行こう」
アーウェンが、言いながら、クロムに肩に触れそのまま走り出す。クロムはスクッと立ち、アーウェンを追う。
直ぐに川につき、探そうと思うのだが、暗くて見えない。そこにバニラがやってくる。
「困っていると思いました。…これでどうですか。見えるでしょう」
バニラは光る球体を出し、自由自在に操り、川を沿うように光を照らす。
「あ、あった。中に魚があるかな」
罠の蓋を開けると、二匹ずつ計、四匹が捕まっている。
「よし、それじゃあ、また、罠を仕掛けて…よし、戻ろうか」
アーウェン達はまた戻り、四匹を捌いて、焼く。その間もいろんなリザードマンと話したりした。
シルシュが話しかけてくる。
「その…魚が入った筒、作り方を教えてくれないか」
シルシュは、申し訳なさそうに言う。
「あ、ああ、アーリー、シルシュに魚の籠教えてあげて」
アーウェンが返事した後に、アーリーがトコトコと歩き寄ってくる。
「そうだ手が器用な奴も呼んで、大量生産した方がいいんじゃない」
アーウェンが言うと、シルシュは口を半開きににし、リザードマンの方に向き直り、籠作りを募った。
「アーリー、辛いと思うけど、これ、水を飲んで」
アーウェンはアーリーに水を渡す。アーリーは手を伸ばさない。ツバが長いハットを掻い潜り、顎をクイっと上げる。かなり虚な目をしている。いやそうに、首の力で顔を下げようとするがアーウェンの手はびくともしない。
アーウェンはアーリーの下唇を親指で下げ、水筒の口をつけ傾けると、口を開ける。
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