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第二章 魔法使いの追憶
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それから少しして、時間が来たということでヨウコはブルーノ教授の研究室へと戻って行った。
カナタは特にやることもなかったので、アーデルハイトに挨拶をして一度学院から去ろうと考えて、歩き出そうとしてすぐに足を止めた。
風を切る音が耳に入って、すぐに警戒態勢を取ると何処からともなく飛来した矢が、カナタの目の前の地面に突き刺さった。
カナタの目の前に、二つの影がゆらりと揺れる。
黒装束に、顔には仮面。男と女の二人組の怪しい影は言葉を発することもなくカナタへと近付いてくる。
「……誰? って聞いて答えてくれる感じじゃないよね」
その雰囲気は異様で、間違ってもグレンのようなチンピラではない。
ゆっくりと、音もなく影が踊る。
気付けばカナタの目の前に一人。
上から下に振るわれた短剣を極光の盾で弾いてから、反撃に極光の剣を振るう。
しかし、それはもう一方の女の方が放り投げたダガーによって弾かれた。そのままもう一撃、投擲されたダガーに結ばれた縄がカナタの手首へと器用に巻きつく。
「うえぇ!」
そのまま引っ張られ、地面に引き倒されるカナタ。
左手で作りだした剣でもう縄を斬り落とし、すぐに自由を取り戻す。
すぐさま攻勢に出た男の方と、剣で数度打ち合い距離を取る。
相手が次の行動に出る前に、先に動いたのはカナタだった。
まずはセレスティアルをダガーの形にして、奥にいる女へと投擲する。
まさかそんなことができるとは思ってもみなかったのか、女の方の動きが一瞬だけ鈍った。
その隙に背中にセレスティアルを展開して全力で加速。一気に男の方の懐へと飛び込んだ。
再度剣を生み出して、それを下から上に振り上げる。
しかし、男の方も大したもので一瞬のうちにその動作に反応して避けて見せた。
「うそっ、今の避けるの……?」
「殺気のない攻撃など」
男に足を引っかけられて、カナタは転倒する。
その間に再び縄付きのダガーが、今度はカナタの両腕に絡み付いた。
「このっ……!」
そのまま一度黙らせようとカナタの身体を引っ張ろうとした女だったが、急にカナタを引く力が弱まる。
それどころか全く力が消えたことを疑問に思い顔を上げると、女は胸を矢に貫かれ、血を流していた。
「はいはいそこまで。何度も邪魔して悪いが、こっちも仕事でね」
「……貴様」
男の方が、忌々しげな声を上げる。
ぐらりと女の身体が倒れ、その背後から立ち上がる姿があった。
外套を脱ぎ捨てたその男に、カナタは見覚えがある。アツキ達と一緒にいた、あのアサシンだった。
「雇い主からの命令でね、その子は無事に連れて帰らんと行かんのよ」
「……味方?」
「そうそう。ボスの命令でね、あんた達の味方をすることになった」
軽口を叩きながらゼクスはボウガンを向けると、黒装束の男は一瞬にしてその場から消え去った。
「また逃げたか……。逃げ足だけは速いなー、あいつ」
「超銀河なんとか団の人だよね?」
「そっからヨハンのところに出向ってところだな。で、奴さんの命令であんたの護衛に来たってとこだ」
「……そうなんだ。取り敢えず、ありがと」
言いたいことや聞きたいことはあるが、今は取り敢えず助けられたことに対する感謝の言葉を口にする。
ゼクスはそれを聞きながらしながら、倒れている女の死体を探っていた。
「ああ、こりゃルムーロのところの連中だなー。王室付になって羽振りがいいって噂はあったけど、本当だったんだな」
「王室付きって。王様がボクに差し向けたってこと?」
「そうとは限らないけど、関係者なのは確かだろうよ。それにあの動きからしても殺すんじゃなくて捕まえるのが目的だったみたいだし」
「……ピンチになるまで見てたの?」
「そりゃ、うん。そもそも最初に矢を撃ってあいつらを気付かせたの俺だし。俺だって助けたかったけどさ、連中の目的とか正確な人数とか把握するのにちょっと時間が掛かるわけよ。その点あんたから簡単には倒されることもないだろうし……」
ジト目で見られて、気まずそうにゼクスは言い訳をする。
それを聞きながら、カナタの頭の中には違和感があった。
この暗殺者のような連中はカナタを狙った。恐らくその裏にはヘルフリートがいる。そしてカナタは昨日、ヘルフリートと学院長の繋がりを目撃している。
そして、今日になってカナタが狙われた理由。それはつまり。
「アーデルハイトは!」
「びっくりしたぁ! もう一人の嬢ちゃんのことなら知らないよ。俺の仕事の管轄外だからな」
もしブルーノ教授に接触したことを知って来たというのならば、その狙いはアーデルハイトにも及ぶかも知れない。
そう結論を出したカナタは、ゼクスが次の言葉を言う前にその場から駆けだしていた。
▽
「ヨハンさん、大変だよ! アーデルハイトが!」
そう言いながらヨハンが借りている部屋にカナタが飛び込んできたのは、日が高くなるぐらいの時間帯だった。
ローブの首もとを掴み、容赦なくがくがくと揺さぶりを掛けるカナタを一先ずは落ち着けと制する。
「アーデルハイトがどうした?」
「部屋にいなくて……。それで、ボクもなんか変な人達に襲われて……それからえっと……」
「落ち着け。大方の報告はゼクスから聞いている」
カナタがアーデルハイトの部屋に向かってからゼクスはすぐにヨハンの元に帰還し、事の報告は済ませていた。
「お前から昨日聞いた話も合わせれば、十中八九ヘルフリートとその学院長が裏で手を引いているだろう。だとすればアーデルハイトは一応は学院の側だ。そう簡単に害されるとは思えない」
「そういう問題じゃないよ! 殺されてなくても捕まってたとしたらどうするの!」
「首を絞めるな」
ぐっとカナタの身体を両手で持ち上げて、椅子に座らせるが、勿論それで彼女が落ち着くわけもなく、座ったまま犬のように吠えたてる。
「アーデルハイトが心配じゃないの!? 早く助けに行こうよ!」
「助けにはいくが、すぐじゃない。お前も今は動くな」
「なんで!? そんなんだからモテないんだよ!」
「……モテないのは関係ないだろう」
頭を抱えながらそれだけは反論しておく。
「アーデルハイトはずっとヨハンさんのこと待ってたんだよ! それなのにこっちにいる間もちゃんと会ってあげないし、捕まっても知らんぷりするつもりなの!? 人でなし、薄情者! メイド好き! むっつりすけべ!」
「いい加減にしろ」
「痛い!」
ぽこんと頭を小突くと、それでようやくカナタは多少大人しくなった。
「誰も助けに行かないとは言っていないだろう。逆に聞くが、昼間から素直に門を叩いて、アーデルハイトを捕まえてないかと聞くつもりか?」
「殴り込みだよ!」
「できるか」
頭を両手で掴んで前後左右に振り回す。
「ゆーさーぶーらーなーいーでー」
「もし俺達が正面から突撃すれば、学生達に被害が及ぶだけでなく、その姿を見られればオルタリアへの外敵行為と見做されるだろう。もしヘルフリートが絡んでいるとしたら、それが狙いかも知れんしな」
「で、でもアーデルハイトが……」
「落ち着け。アーデルハイトは優秀な、それこそ唯一無二の魔法使いだ。それに対して危害を加えることはまずないだろう。恐らくは、俺達への人質が主な目的だ」
嘆息して、椅子がカナタに占領されているのでベッドに腰かける。
「俺達がこのまま戻れば、恐らくはアーデルハイトが害されることはない」
確実にそうだという保証もないが。
「でも……!」
「判ってる。例えそのつもりがないとはいえ、アーデルハイトをそのままにして置くつもりもない」
話しながら、カナタは会話の違和感に気がついた。
なんだかヨハンの様子がおかしい。いつもより早口だし、口調も少しばかり荒々しい。
ひょっとしたら彼は怒っているのかも知れないが、それを確かめる勇気はカナタにはなかった。
「勝負を仕掛けるなら今夜だ。アーデルハイトを救出して、そのついでにキメラの件についても全て白日の下に知らしめる」
「さっすがヨハンさん! ……で、どうするの? 格好良く正面から攫いに行く!?」
「……お前、俺の話を聞いていたか?」
「そこで小生らの出番でござる!」
ヨハンの部屋の扉が勢いよく開いて、そこから二人の男が飛び出してくる。
彼等は特に理由もなく部屋の中を転がってから立ち上がり、無駄にポーズを決めた。
「そうよ! この超銀河伝説紅蓮無敵団の団長グレンと!」
「その参謀アツキに任せるでござる!」
モヒカンと太った男は、自信満々にそう叫ぶ。
一方のカナタは当然というかなんというか、訝しげな表情でヨハンへと顔を向ける。
「……えー……」
「言いたいことは判る。だが、戦力がないのも事実なんだ」
「あの人使えばいいじゃん。イケメンの人」
「ゼクスには別命を与えてある」
「ふひひっ、水くさいでござるよカナタちゃん。小生達は一度は背中を預け合った仲間ではござらぬか」
「そうだぜお嬢ちゃん! あの時、お前に命を救われて俺は感じたぜ! お互いの中に流れる熱い血の共鳴、そしてソウルを!」
「……ほんとに?」
再度ヨハンを見る。
「本当だ」
観念しろと言わんばかりにヨハンは深く、そしてどことなく本人も後悔しているような表情で頷くのだった。
カナタは特にやることもなかったので、アーデルハイトに挨拶をして一度学院から去ろうと考えて、歩き出そうとしてすぐに足を止めた。
風を切る音が耳に入って、すぐに警戒態勢を取ると何処からともなく飛来した矢が、カナタの目の前の地面に突き刺さった。
カナタの目の前に、二つの影がゆらりと揺れる。
黒装束に、顔には仮面。男と女の二人組の怪しい影は言葉を発することもなくカナタへと近付いてくる。
「……誰? って聞いて答えてくれる感じじゃないよね」
その雰囲気は異様で、間違ってもグレンのようなチンピラではない。
ゆっくりと、音もなく影が踊る。
気付けばカナタの目の前に一人。
上から下に振るわれた短剣を極光の盾で弾いてから、反撃に極光の剣を振るう。
しかし、それはもう一方の女の方が放り投げたダガーによって弾かれた。そのままもう一撃、投擲されたダガーに結ばれた縄がカナタの手首へと器用に巻きつく。
「うえぇ!」
そのまま引っ張られ、地面に引き倒されるカナタ。
左手で作りだした剣でもう縄を斬り落とし、すぐに自由を取り戻す。
すぐさま攻勢に出た男の方と、剣で数度打ち合い距離を取る。
相手が次の行動に出る前に、先に動いたのはカナタだった。
まずはセレスティアルをダガーの形にして、奥にいる女へと投擲する。
まさかそんなことができるとは思ってもみなかったのか、女の方の動きが一瞬だけ鈍った。
その隙に背中にセレスティアルを展開して全力で加速。一気に男の方の懐へと飛び込んだ。
再度剣を生み出して、それを下から上に振り上げる。
しかし、男の方も大したもので一瞬のうちにその動作に反応して避けて見せた。
「うそっ、今の避けるの……?」
「殺気のない攻撃など」
男に足を引っかけられて、カナタは転倒する。
その間に再び縄付きのダガーが、今度はカナタの両腕に絡み付いた。
「このっ……!」
そのまま一度黙らせようとカナタの身体を引っ張ろうとした女だったが、急にカナタを引く力が弱まる。
それどころか全く力が消えたことを疑問に思い顔を上げると、女は胸を矢に貫かれ、血を流していた。
「はいはいそこまで。何度も邪魔して悪いが、こっちも仕事でね」
「……貴様」
男の方が、忌々しげな声を上げる。
ぐらりと女の身体が倒れ、その背後から立ち上がる姿があった。
外套を脱ぎ捨てたその男に、カナタは見覚えがある。アツキ達と一緒にいた、あのアサシンだった。
「雇い主からの命令でね、その子は無事に連れて帰らんと行かんのよ」
「……味方?」
「そうそう。ボスの命令でね、あんた達の味方をすることになった」
軽口を叩きながらゼクスはボウガンを向けると、黒装束の男は一瞬にしてその場から消え去った。
「また逃げたか……。逃げ足だけは速いなー、あいつ」
「超銀河なんとか団の人だよね?」
「そっからヨハンのところに出向ってところだな。で、奴さんの命令であんたの護衛に来たってとこだ」
「……そうなんだ。取り敢えず、ありがと」
言いたいことや聞きたいことはあるが、今は取り敢えず助けられたことに対する感謝の言葉を口にする。
ゼクスはそれを聞きながらしながら、倒れている女の死体を探っていた。
「ああ、こりゃルムーロのところの連中だなー。王室付になって羽振りがいいって噂はあったけど、本当だったんだな」
「王室付きって。王様がボクに差し向けたってこと?」
「そうとは限らないけど、関係者なのは確かだろうよ。それにあの動きからしても殺すんじゃなくて捕まえるのが目的だったみたいだし」
「……ピンチになるまで見てたの?」
「そりゃ、うん。そもそも最初に矢を撃ってあいつらを気付かせたの俺だし。俺だって助けたかったけどさ、連中の目的とか正確な人数とか把握するのにちょっと時間が掛かるわけよ。その点あんたから簡単には倒されることもないだろうし……」
ジト目で見られて、気まずそうにゼクスは言い訳をする。
それを聞きながら、カナタの頭の中には違和感があった。
この暗殺者のような連中はカナタを狙った。恐らくその裏にはヘルフリートがいる。そしてカナタは昨日、ヘルフリートと学院長の繋がりを目撃している。
そして、今日になってカナタが狙われた理由。それはつまり。
「アーデルハイトは!」
「びっくりしたぁ! もう一人の嬢ちゃんのことなら知らないよ。俺の仕事の管轄外だからな」
もしブルーノ教授に接触したことを知って来たというのならば、その狙いはアーデルハイトにも及ぶかも知れない。
そう結論を出したカナタは、ゼクスが次の言葉を言う前にその場から駆けだしていた。
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「ヨハンさん、大変だよ! アーデルハイトが!」
そう言いながらヨハンが借りている部屋にカナタが飛び込んできたのは、日が高くなるぐらいの時間帯だった。
ローブの首もとを掴み、容赦なくがくがくと揺さぶりを掛けるカナタを一先ずは落ち着けと制する。
「アーデルハイトがどうした?」
「部屋にいなくて……。それで、ボクもなんか変な人達に襲われて……それからえっと……」
「落ち着け。大方の報告はゼクスから聞いている」
カナタがアーデルハイトの部屋に向かってからゼクスはすぐにヨハンの元に帰還し、事の報告は済ませていた。
「お前から昨日聞いた話も合わせれば、十中八九ヘルフリートとその学院長が裏で手を引いているだろう。だとすればアーデルハイトは一応は学院の側だ。そう簡単に害されるとは思えない」
「そういう問題じゃないよ! 殺されてなくても捕まってたとしたらどうするの!」
「首を絞めるな」
ぐっとカナタの身体を両手で持ち上げて、椅子に座らせるが、勿論それで彼女が落ち着くわけもなく、座ったまま犬のように吠えたてる。
「アーデルハイトが心配じゃないの!? 早く助けに行こうよ!」
「助けにはいくが、すぐじゃない。お前も今は動くな」
「なんで!? そんなんだからモテないんだよ!」
「……モテないのは関係ないだろう」
頭を抱えながらそれだけは反論しておく。
「アーデルハイトはずっとヨハンさんのこと待ってたんだよ! それなのにこっちにいる間もちゃんと会ってあげないし、捕まっても知らんぷりするつもりなの!? 人でなし、薄情者! メイド好き! むっつりすけべ!」
「いい加減にしろ」
「痛い!」
ぽこんと頭を小突くと、それでようやくカナタは多少大人しくなった。
「誰も助けに行かないとは言っていないだろう。逆に聞くが、昼間から素直に門を叩いて、アーデルハイトを捕まえてないかと聞くつもりか?」
「殴り込みだよ!」
「できるか」
頭を両手で掴んで前後左右に振り回す。
「ゆーさーぶーらーなーいーでー」
「もし俺達が正面から突撃すれば、学生達に被害が及ぶだけでなく、その姿を見られればオルタリアへの外敵行為と見做されるだろう。もしヘルフリートが絡んでいるとしたら、それが狙いかも知れんしな」
「で、でもアーデルハイトが……」
「落ち着け。アーデルハイトは優秀な、それこそ唯一無二の魔法使いだ。それに対して危害を加えることはまずないだろう。恐らくは、俺達への人質が主な目的だ」
嘆息して、椅子がカナタに占領されているのでベッドに腰かける。
「俺達がこのまま戻れば、恐らくはアーデルハイトが害されることはない」
確実にそうだという保証もないが。
「でも……!」
「判ってる。例えそのつもりがないとはいえ、アーデルハイトをそのままにして置くつもりもない」
話しながら、カナタは会話の違和感に気がついた。
なんだかヨハンの様子がおかしい。いつもより早口だし、口調も少しばかり荒々しい。
ひょっとしたら彼は怒っているのかも知れないが、それを確かめる勇気はカナタにはなかった。
「勝負を仕掛けるなら今夜だ。アーデルハイトを救出して、そのついでにキメラの件についても全て白日の下に知らしめる」
「さっすがヨハンさん! ……で、どうするの? 格好良く正面から攫いに行く!?」
「……お前、俺の話を聞いていたか?」
「そこで小生らの出番でござる!」
ヨハンの部屋の扉が勢いよく開いて、そこから二人の男が飛び出してくる。
彼等は特に理由もなく部屋の中を転がってから立ち上がり、無駄にポーズを決めた。
「そうよ! この超銀河伝説紅蓮無敵団の団長グレンと!」
「その参謀アツキに任せるでござる!」
モヒカンと太った男は、自信満々にそう叫ぶ。
一方のカナタは当然というかなんというか、訝しげな表情でヨハンへと顔を向ける。
「……えー……」
「言いたいことは判る。だが、戦力がないのも事実なんだ」
「あの人使えばいいじゃん。イケメンの人」
「ゼクスには別命を与えてある」
「ふひひっ、水くさいでござるよカナタちゃん。小生達は一度は背中を預け合った仲間ではござらぬか」
「そうだぜお嬢ちゃん! あの時、お前に命を救われて俺は感じたぜ! お互いの中に流れる熱い血の共鳴、そしてソウルを!」
「……ほんとに?」
再度ヨハンを見る。
「本当だ」
観念しろと言わんばかりにヨハンは深く、そしてどことなく本人も後悔しているような表情で頷くのだった。
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