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序章
小さな依頼者 前編
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私の名はさよ。歳は十二歳。
上菓子職人のおとうと二人で深川に暮らしている。
おかあは私を産んですぐに病気で死んでしまい、おとうはそれから男手一つで私を育ててくれた。
家は江戸上菓子屋で、お団子や大福もちに饅頭、季節によっては桜餅や柏餅も売ってる。
それはある日の夕暮れ時の事だった。
「お団子下さい」
お団子を買いに来た女のお武家さん。
背が高くて、だけどお顔はとても可愛らしい、ひと目見ただけでは、この人が刀を持って戦うとは思えない容姿だった。
私は思わずその人に声を掛けた。
「お姉さん、お侍なの?」
「一応ね」
そう言って少し照れたような表情がまた印象的だった。
「お団子も大福もいま値段が上がってて。。十文になるけどいいですか?」
「十文! 倍以上の値段じゃない。どうしてそんなに値段が上がってるの?」
女のお武家さんは怒ると言うよりも困ったような顔をしていた。
お団子や大福は普段なら四文だけど、砂糖の値上がりで売値が倍以上になってしまっている。
私だって心苦しい。
でも値段をあげないとうちのお店が潰れてしまう。
その事をお姉さんに説明したら、意外にも「わかったわ。十文で買うよ」と言ってくれた。
「ごめんなさい。。」
「あなたが謝る事ないよ」
桜はそう言って十文をさよに渡して団子を受け取る。
さよは何かを言いたげな表情で桜を見ていた。
桜もその視線に気がつく。
「何か私に用事でもあるの?」
桜に問われてさよは意を決したように口を開く。
「お姉さんがお侍ならおとうを助けてほしい」
「助けてほしい? どういう事かな?」
私はお侍のお姉さんにここまであった事を話してみた。
「おとうは菓子屋の佐吉って言ってこの近辺ではちょっと名の知れている腕のいい菓子職人だったの。でもこのところの砂糖の急激な値上がりで、砂糖が手に入らなくなってお菓子がいつもの数を作れなくなった。
困ったおとうは深川にある砂糖問屋の大堀屋さんに砂糖を分けてもらいとお願いに行ったんだけど、そこでどうしたのかわからないけど、怪我をして帰って来た。それ以来お店も休みがちで。
それで私が代わりにお店番をしているんだけど、おとうは何か考え込んでいるみたいなの」
さよの父親佐吉は上菓子職人だったが、高騰する砂糖の原因は砂糖問屋が砂糖をせしめて値段を釣り上げているのではと睨んでいた。
「もしかしたら、その大堀屋が何か悪い事をしていて、お父さんはそれを知ってしまったために怪我を負わされたんじゃ?だとするとまた狙われる可能性がある」
「そうだとしたら私、大堀屋を許せない」
(おかしい。上様は砂糖の普及に力を入れていると伺っている。上方から江戸の砂糖問屋にも砂糖は流通されているはずだけど、さよちゃんのお父さんが怪しいと睨んだように、その問屋が砂糖の流通を止めて値段を釣り上げているとしたら、これは調べて大岡様や上様にご報告しなければ。。)
「さよちゃん、私が少し調べてみるよ。お父さんに気をつけるよう言っておいてね」
「お姉さん、ありがとう」
その時店の奥からさよの父、佐吉が出てきた。
顔と手足に青あざがいくつも出来ていて痛々しい。
「あんたに何が出来るんだ?」
「おとう、お姉さんに失礼じゃない」
「佐吉さん。もしかして何か見たか知っているんですね。よろしければ話して頂けますか」
「あんたに話したところでどうにもなるまいよ。余計な口出しするな」
「おとう!」
「さあ、店じまいするからとっとと出て行ってくれ」
「え? ちょっ。。」
桜は佐吉に店から追い出されてしまった。
「まいったな。。仕方ない、源心にでも相談して調べるとするか」
桜は源心にその事を伝えると、源心も砂糖の値が上がっているのを知っていたと言う。
蕎麦屋でも甘味処を出すからだ。
源心の話しによると、このところ江戸では砂糖がなかなか手に入らなくなって、値段が急激に上がっていた。
江戸の菓子屋たちは何とかやりくりしていたが、いよいよ日々の菓子を作るのに必要な砂糖の入手も困難になってきている。
こうなると、作る菓子の量を減らすか使う砂糖の量を減らすかしかなくなる。
しかし職人の誇りにかけても本来の味を保つためには砂糖の量を減らせない。
結果、造られる菓子の量が少なくなり、代金は高くなる。
桜の大好きなお団子や桜餅は四文ほどで買えていたものが、今では十文から十五文にもなっている。
一般庶民の味となっていた江戸菓子がだんだん庶民の手の届かない金額にまでなっていたのだ。
「うちの店でも甘味処を出すのに砂糖を買いたかったんだが、どこにも在庫がなくて仲間内でも困ってるんだ。だけど桜の言う通り、上様は上方からの砂糖の流通と自家栽培にお力を注いでおられる。
それなりの量は流通しているはずなのにおかしいとは思っていたが。その大堀屋を調べてみる必要があるな。。」
「おとう。どうしてお姉さんにあんな事言ったの?」
「これはうちの問題だ。他人にどうこう言われる筋合いはない。それにあの娘に何が出来る? 相手は江戸を取り仕切っている砂糖問屋だ。旗本や奉行所との繋がりもある。いくら刀を持ってたって一人じゃ何にも出来やしねえよ」
佐吉の言葉にさよも黙り込む。
「さよ、心配するな。目安箱に訴状を入れてみるからよ」
「本当?」
「ああ。このままじゃうちだけじゃなく、江戸中の上菓子屋は潰れちまう。それだけは防がないとな」
佐吉はこの時、自分が死ぬかもしれない覚悟が出来ていた。
(大堀屋の蔵の中にはおそらく大量の砂糖が備蓄されている。。あれを見ちまったからには俺はまた狙われるだろうな)
佐吉はたまたま訪問した大堀屋で裏口から何人もの人間が出入りしているのを見て、こっそりと後を付けて開いていた蔵の中を覗いて見ると、そこには無いはずの砂糖と思われる麻袋が大量に積まれていたのだ。
佐吉は匂いでそれが砂糖だとすぐにわかった。
「大堀屋さん、どういう事だ?蔵の中に砂糖が入っているじゃないか」
「お前さん、あれを見たのかい?」
大堀屋の亭主の目が光る。
「江戸中の上菓子屋が困っているのに何故こんな事を?」
「こちとら慈善事業をやってるんじゃねえんだよ。金儲けのために多少の融通は利かせてもらわねえとな」
「多少の融通? 江戸中から江戸菓子がなくなってもいいのか?」
「そんな事はこっちの知った事か!さあ、こいつを店から追い出せ」
佐吉は大堀屋の気の荒い連中に寄ってたかって殴られ、蹴られて店から放り出された。
「旦那、蔵の中を見られたなら始末した方が良かったんじゃないですか?」
「わかっている。だが店の中ではまずい。人気の無いところで目安箱に訴状を出される前に始末しろ」
目安箱は吉宗が広く民衆の声を聞くために設けた投書箱である。
毎月二日、十一日、二十一日の月三回に江戸城外の和田倉御門近くにある評定所に設置される。
入れられた訴状は将軍自ら鍵を開けて開封して読み上げるために、これが吉宗の目に入れば確実に大堀屋に奉行所の取り調べが入るであろう。
佐吉は次の十一日の設置日に自らの危険を承知で訴状を入れる事を決意していた。
そして目安箱設置日。
佐吉は大堀屋が砂糖の流通を止め、蔵の中に大量の砂糖が保管して砂糖の値段を吊り上げている旨を書いた訴状を目の前にしていた。
「後はこれを目安箱に入れるだけだが、奴らがすんなりいかせてくれるとは思えねえ。こんな事ならこの前の女侍にさよを頼んでおけば良かったな。。」
佐吉は桜を追い出した事を少し後悔していたが、今となってはどこの誰かもわからずである。
「いや。。彼女、調べてみるって言っていたな。もしかしたら大堀屋の近くにいるかもしれない」
上菓子職人のおとうと二人で深川に暮らしている。
おかあは私を産んですぐに病気で死んでしまい、おとうはそれから男手一つで私を育ててくれた。
家は江戸上菓子屋で、お団子や大福もちに饅頭、季節によっては桜餅や柏餅も売ってる。
それはある日の夕暮れ時の事だった。
「お団子下さい」
お団子を買いに来た女のお武家さん。
背が高くて、だけどお顔はとても可愛らしい、ひと目見ただけでは、この人が刀を持って戦うとは思えない容姿だった。
私は思わずその人に声を掛けた。
「お姉さん、お侍なの?」
「一応ね」
そう言って少し照れたような表情がまた印象的だった。
「お団子も大福もいま値段が上がってて。。十文になるけどいいですか?」
「十文! 倍以上の値段じゃない。どうしてそんなに値段が上がってるの?」
女のお武家さんは怒ると言うよりも困ったような顔をしていた。
お団子や大福は普段なら四文だけど、砂糖の値上がりで売値が倍以上になってしまっている。
私だって心苦しい。
でも値段をあげないとうちのお店が潰れてしまう。
その事をお姉さんに説明したら、意外にも「わかったわ。十文で買うよ」と言ってくれた。
「ごめんなさい。。」
「あなたが謝る事ないよ」
桜はそう言って十文をさよに渡して団子を受け取る。
さよは何かを言いたげな表情で桜を見ていた。
桜もその視線に気がつく。
「何か私に用事でもあるの?」
桜に問われてさよは意を決したように口を開く。
「お姉さんがお侍ならおとうを助けてほしい」
「助けてほしい? どういう事かな?」
私はお侍のお姉さんにここまであった事を話してみた。
「おとうは菓子屋の佐吉って言ってこの近辺ではちょっと名の知れている腕のいい菓子職人だったの。でもこのところの砂糖の急激な値上がりで、砂糖が手に入らなくなってお菓子がいつもの数を作れなくなった。
困ったおとうは深川にある砂糖問屋の大堀屋さんに砂糖を分けてもらいとお願いに行ったんだけど、そこでどうしたのかわからないけど、怪我をして帰って来た。それ以来お店も休みがちで。
それで私が代わりにお店番をしているんだけど、おとうは何か考え込んでいるみたいなの」
さよの父親佐吉は上菓子職人だったが、高騰する砂糖の原因は砂糖問屋が砂糖をせしめて値段を釣り上げているのではと睨んでいた。
「もしかしたら、その大堀屋が何か悪い事をしていて、お父さんはそれを知ってしまったために怪我を負わされたんじゃ?だとするとまた狙われる可能性がある」
「そうだとしたら私、大堀屋を許せない」
(おかしい。上様は砂糖の普及に力を入れていると伺っている。上方から江戸の砂糖問屋にも砂糖は流通されているはずだけど、さよちゃんのお父さんが怪しいと睨んだように、その問屋が砂糖の流通を止めて値段を釣り上げているとしたら、これは調べて大岡様や上様にご報告しなければ。。)
「さよちゃん、私が少し調べてみるよ。お父さんに気をつけるよう言っておいてね」
「お姉さん、ありがとう」
その時店の奥からさよの父、佐吉が出てきた。
顔と手足に青あざがいくつも出来ていて痛々しい。
「あんたに何が出来るんだ?」
「おとう、お姉さんに失礼じゃない」
「佐吉さん。もしかして何か見たか知っているんですね。よろしければ話して頂けますか」
「あんたに話したところでどうにもなるまいよ。余計な口出しするな」
「おとう!」
「さあ、店じまいするからとっとと出て行ってくれ」
「え? ちょっ。。」
桜は佐吉に店から追い出されてしまった。
「まいったな。。仕方ない、源心にでも相談して調べるとするか」
桜は源心にその事を伝えると、源心も砂糖の値が上がっているのを知っていたと言う。
蕎麦屋でも甘味処を出すからだ。
源心の話しによると、このところ江戸では砂糖がなかなか手に入らなくなって、値段が急激に上がっていた。
江戸の菓子屋たちは何とかやりくりしていたが、いよいよ日々の菓子を作るのに必要な砂糖の入手も困難になってきている。
こうなると、作る菓子の量を減らすか使う砂糖の量を減らすかしかなくなる。
しかし職人の誇りにかけても本来の味を保つためには砂糖の量を減らせない。
結果、造られる菓子の量が少なくなり、代金は高くなる。
桜の大好きなお団子や桜餅は四文ほどで買えていたものが、今では十文から十五文にもなっている。
一般庶民の味となっていた江戸菓子がだんだん庶民の手の届かない金額にまでなっていたのだ。
「うちの店でも甘味処を出すのに砂糖を買いたかったんだが、どこにも在庫がなくて仲間内でも困ってるんだ。だけど桜の言う通り、上様は上方からの砂糖の流通と自家栽培にお力を注いでおられる。
それなりの量は流通しているはずなのにおかしいとは思っていたが。その大堀屋を調べてみる必要があるな。。」
「おとう。どうしてお姉さんにあんな事言ったの?」
「これはうちの問題だ。他人にどうこう言われる筋合いはない。それにあの娘に何が出来る? 相手は江戸を取り仕切っている砂糖問屋だ。旗本や奉行所との繋がりもある。いくら刀を持ってたって一人じゃ何にも出来やしねえよ」
佐吉の言葉にさよも黙り込む。
「さよ、心配するな。目安箱に訴状を入れてみるからよ」
「本当?」
「ああ。このままじゃうちだけじゃなく、江戸中の上菓子屋は潰れちまう。それだけは防がないとな」
佐吉はこの時、自分が死ぬかもしれない覚悟が出来ていた。
(大堀屋の蔵の中にはおそらく大量の砂糖が備蓄されている。。あれを見ちまったからには俺はまた狙われるだろうな)
佐吉はたまたま訪問した大堀屋で裏口から何人もの人間が出入りしているのを見て、こっそりと後を付けて開いていた蔵の中を覗いて見ると、そこには無いはずの砂糖と思われる麻袋が大量に積まれていたのだ。
佐吉は匂いでそれが砂糖だとすぐにわかった。
「大堀屋さん、どういう事だ?蔵の中に砂糖が入っているじゃないか」
「お前さん、あれを見たのかい?」
大堀屋の亭主の目が光る。
「江戸中の上菓子屋が困っているのに何故こんな事を?」
「こちとら慈善事業をやってるんじゃねえんだよ。金儲けのために多少の融通は利かせてもらわねえとな」
「多少の融通? 江戸中から江戸菓子がなくなってもいいのか?」
「そんな事はこっちの知った事か!さあ、こいつを店から追い出せ」
佐吉は大堀屋の気の荒い連中に寄ってたかって殴られ、蹴られて店から放り出された。
「旦那、蔵の中を見られたなら始末した方が良かったんじゃないですか?」
「わかっている。だが店の中ではまずい。人気の無いところで目安箱に訴状を出される前に始末しろ」
目安箱は吉宗が広く民衆の声を聞くために設けた投書箱である。
毎月二日、十一日、二十一日の月三回に江戸城外の和田倉御門近くにある評定所に設置される。
入れられた訴状は将軍自ら鍵を開けて開封して読み上げるために、これが吉宗の目に入れば確実に大堀屋に奉行所の取り調べが入るであろう。
佐吉は次の十一日の設置日に自らの危険を承知で訴状を入れる事を決意していた。
そして目安箱設置日。
佐吉は大堀屋が砂糖の流通を止め、蔵の中に大量の砂糖が保管して砂糖の値段を吊り上げている旨を書いた訴状を目の前にしていた。
「後はこれを目安箱に入れるだけだが、奴らがすんなりいかせてくれるとは思えねえ。こんな事ならこの前の女侍にさよを頼んでおけば良かったな。。」
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