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序章
小さな依頼者 後編
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「おとう、私も一緒に行く」
「さよ、おめえはお侍の姉さんのところへ行け。あのお姉さんは大堀屋を調べると言っていた。大堀屋の近くにいるかも知れねえ」
「でも、おとうが一人じゃ。。」
「心配するな。お前は早くあのお姉さんのところへ行け!」
「おとう、私がお姉さんを連れて来る。気をつけてよ」
「わかった」
さよはそう言うと急ぎ大堀屋に向かった。
佐吉はこれが今生の別れになると思い、さよの後ろ姿を見えなくなるまで見守っていた。
「あの女侍が何者か知らないが、少なくとも腰に二本持っているならさよを守るくらいは出来るだろう。じゃあな。。さよ」
佐吉は桜の実力を知らないが、娘一人を守ってくれるくらいである事を切望していた。
一方、源心は夜中に大堀屋に忍び込んだ。
昼間のうちに客を装い、女中に袖の下を渡して蔵の場所を聞き出していたので、屋根の上から蔵まですぐに到着する事が出来た。
「ここだな。よし」
蔵の鍵を特殊な細い針で開けて扉を開くと、中には麻袋が大量に積まれている。
佐吉が見たのもこれであった。
源心がその内の一つを開けて確認すると黒砂糖であった。
「これだけの砂糖を買い占めて流通を止め、値段を吊り上げていたのか」
源心に怒りが込み上げて来た。
商売仲間たちが日々のやりくりに困っている中でこいつらは砂糖問屋の立場を利用して金儲けしている。
「証拠を押さえたからには、大岡様にご報告せねば」
夜が明けて江戸の街が活気付く。
桜は大堀屋を少し離れた場所から監視していた。
そこへ源心が戻ってくる。
「桜。やっぱり睨んだ通り。蔵の中には大量の砂糖が入った麻袋が積まれていた。おそらく佐吉さんはあれを見たんだろう。俺は大岡様と上様に知らせてくる」
大岡越前が江戸城に出勤するのは四つ時である。(午前十時頃)
源心はそれに合わせるように江戸城へと向かった。
「お姉さん!」
源心が江戸城に向かったのとほぼ入れ違いにさよが桜の前に現れた。
「さよちゃん? どうしてここに?」
「おとうがお姉さんのところへ行けって」
「佐吉さんが? で、佐吉さんは今どこに?」
「目安箱に訴状を入れに行っている」
「目安箱に? まずい。。」
「お姉さんどうしたの?」
「佐吉さんが危ない。大堀屋の悪い連中は佐吉さんが訴状を目安箱に入れる前に殺そうとしているんだよ。急いで目安箱の設置してある評定所に行かなきゃ。さよちゃん、走れる?」
「がんばる!」
「よし、行こうか」
桜は焦る気持ちを押し殺してさよに合わせて評定所へ急いだ。
目安箱の設置場所である和田倉御門まであと少しというところで、佐吉は大堀屋の荒くれ連中に囲まれてしまった。
「佐吉、懐の中の物を出してもらおうか?」
「何の事だ?」
「とぼけるな。目安箱に訴状を入れに行こうとしてたろう」
「ちっ!」
佐吉は十人いる相手の隙間から何とか評定所まで走って振り切ろうとしたが、足を引っ掛けられ転んだところを捕まってしまった。
「さあ、訴状をよこせ」
懐の訴状を引ったくろうとする男たちから必死で逃れようとするが、多勢に無勢。
そこへ大堀屋の主人が現れ命令を下す。
「佐吉、蔵の中を見たばかりに命を落とす事になるとはな。構わねえ、やっちまえ」
男たちが短刀を抜く。
その時、背後からダン!という強力な足音が聞こえ、男の一人が倒された。
「佐吉さん、大丈夫ですか?」
「あんたは。。さよはどうした?」
「さよちゃんも一緒です」
「そうか。。良かった」
「何だ、てめえは?」
大堀屋の主人の問いに桜は無言で刀を構える。
「こいつも佐吉もろともまとめてやっちまえ」
大堀屋の荒くれが一斉に桜に襲い掛かる。
「焔乃舞」
超神速の抜刀術が一閃されるとその一撃で二人が倒れた。
「お前たちはお縄にするために峰打ちで勘弁してやる」
「舐めやがって」
男たちはお姉さんに次々と襲い掛かる。
だけど、何人で掛かってもお姉さんが剣をひと振りすると相手は苦痛とうめき声をあげてバタバタと倒れていく。
まるで踊っているかのような優雅な動き。
それでいて当たった時の威力は凄まじい。
子供の私の目で見てもわかる圧倒的な強さだった。
「かっこいい。。」
「この娘、こんなに強かったのか。。」
さよも佐吉も桜の桁違いの実力を唖然と見つめるだけであった。
わずか数分で男たちは大堀屋の主人一人を除いてみんな地面にうずくまっていた。
「お前がこの連中の親玉か?」
「てめえ一体何者だ?」
「将軍家御庭番、松平桜。お前たちの所業は既に大岡様に伝えてある。間もなく奉行所の役人がここに来る。観念するんだな」
「将軍家御庭番! 公儀隠密か。。」
このお姉さんは一体どんな人なんだろう?
しょうぐんけおにわばん? こうぎおんみつ?
知らない言葉だったが、そのひと言でおとうを苦しめていた悪党たちがまるでこの世の終わりのような顔をしてうなだれている。
それから間もなくして、南町奉行所のお役人さんたちが来て大堀屋の人たちを全員お縄にしていった。
そしておとうの持っていた訴状は無事に目安箱に入れられた。
源心の報告と佐吉の訴状から大堀屋に取り調べが入り、蔵から大量の砂糖が出てきた。
大岡越前はこれを公平に江戸中に配布して江戸の砂糖不足は解消され、大堀屋はその後お取り潰しとなった。
それから数日後、お姉さんがまたお団子を買いにお店に来た。
「砂糖が手に入るようになってまたお菓子が作れるようになって良かったね」
そう言って微笑んだお姉さんはいつものように優しかった。
「ありがとう」
私の横ではおとうがお姉さんに頭を下げている。
「上様の御庭番とは知らずにご無礼の数々。。お許し下さい」
「おとう、なぜお姉さんに謝っているの?」
そう言った私の頭をおとうは無理やり押さえつけて頭を下げさせる。
「佐吉さん、手を離して顔を上げて下さい。私は上様でもなければ身分の高い武士でもない。そんな頭を下げられるような人間じゃないから気楽にね」
「色々とありがとうございました。おかげさまで砂糖が手に入り、こうして上菓子作りが出来ます」
「さよちゃん、良かったね」
「うん!」
「これはほんのお礼です。私にはこれくらいしか出来ませんが」
そう言って佐吉が桜に手渡してくれたのは重箱に十二個入ったお饅頭であった。
「わあ。これ頂いて良いんですか?」
「もちろんです。上様のお口に合いますかどうか不安ではありますが、腕によりをかけて作りましたので、みなさんでお食べ下さい」
「ありがとうございます」
甘い物が大好きな桜には何よりの贈り物だった。
「じゃあ、私はこれで行くね」
手を振って去って行く後ろ姿を見て、子供心にかっこいいと思った。
私はこの日の事を一生忘れないだろう。
「そう言えばお姉さんの名前。。松平桜って言っていたな」
決めた! 私も剣を習う。
桜さんみたいに強くなって、今度は私が弱い立場の人たちを助けてあげられるようになりたい。
もちろん私はお店の跡取りだから、お菓子作りもやるけど、剣をやってもいいっておとうからも許してもらえた。
幸い、すぐ近所に鬼頭流剣術の鬼頭道場がある。
あそこの先生も確か女の人だったな。
さよは胸をときめかせて鬼頭道場の門を叩くのだった。
「あの。。剣を習いたんですけど。女でも剣を習う事は出来ますか?」
「もちろん。大歓迎よ」
そう言って先生は微笑んだ。
(この人、雰囲気が桜さんに似ている)
先生が大奥別式筆頭だという事を私が知ったのはそれからしばらく経ってからの事だった。
⭐︎⭐︎⭐︎
「この度は任務とは関係なく勝手に動いてしまい、申し訳ごさいませんでした」
桜は吉宗に謝罪する。
「なに、構わぬ。江戸の砂糖をせしめていた悪党たちをお縄にしたのだからな。それくらいの独断専行権を余は桜に与えているつもりだぞ」
「ありがたき幸せ」
「それにしても値段が倍以上になっても団子が食べたいとは、花より団子とはよく言ったものだな」
「う、上様。。それは仰らないで下さい」
顔を赤らめて照れる桜を見て吉宗は笑った。
「佐吉さんから頂いたお饅頭をみんなで食べませんか」
「頂くとしようか」
桜の声がけで吉宗だけでなく源心、左近も饅頭を手に取り美味しそうに食べている。
ひと時の裕福な時間であった。
そしてこの数日後、桜は一人の女武士と出会う事になる。
鬼頭道場の師範で大奥別式筆頭でもある鬼頭泉凪。
それはこれから始まる戦いの序章であった。
「さよ、おめえはお侍の姉さんのところへ行け。あのお姉さんは大堀屋を調べると言っていた。大堀屋の近くにいるかも知れねえ」
「でも、おとうが一人じゃ。。」
「心配するな。お前は早くあのお姉さんのところへ行け!」
「おとう、私がお姉さんを連れて来る。気をつけてよ」
「わかった」
さよはそう言うと急ぎ大堀屋に向かった。
佐吉はこれが今生の別れになると思い、さよの後ろ姿を見えなくなるまで見守っていた。
「あの女侍が何者か知らないが、少なくとも腰に二本持っているならさよを守るくらいは出来るだろう。じゃあな。。さよ」
佐吉は桜の実力を知らないが、娘一人を守ってくれるくらいである事を切望していた。
一方、源心は夜中に大堀屋に忍び込んだ。
昼間のうちに客を装い、女中に袖の下を渡して蔵の場所を聞き出していたので、屋根の上から蔵まですぐに到着する事が出来た。
「ここだな。よし」
蔵の鍵を特殊な細い針で開けて扉を開くと、中には麻袋が大量に積まれている。
佐吉が見たのもこれであった。
源心がその内の一つを開けて確認すると黒砂糖であった。
「これだけの砂糖を買い占めて流通を止め、値段を吊り上げていたのか」
源心に怒りが込み上げて来た。
商売仲間たちが日々のやりくりに困っている中でこいつらは砂糖問屋の立場を利用して金儲けしている。
「証拠を押さえたからには、大岡様にご報告せねば」
夜が明けて江戸の街が活気付く。
桜は大堀屋を少し離れた場所から監視していた。
そこへ源心が戻ってくる。
「桜。やっぱり睨んだ通り。蔵の中には大量の砂糖が入った麻袋が積まれていた。おそらく佐吉さんはあれを見たんだろう。俺は大岡様と上様に知らせてくる」
大岡越前が江戸城に出勤するのは四つ時である。(午前十時頃)
源心はそれに合わせるように江戸城へと向かった。
「お姉さん!」
源心が江戸城に向かったのとほぼ入れ違いにさよが桜の前に現れた。
「さよちゃん? どうしてここに?」
「おとうがお姉さんのところへ行けって」
「佐吉さんが? で、佐吉さんは今どこに?」
「目安箱に訴状を入れに行っている」
「目安箱に? まずい。。」
「お姉さんどうしたの?」
「佐吉さんが危ない。大堀屋の悪い連中は佐吉さんが訴状を目安箱に入れる前に殺そうとしているんだよ。急いで目安箱の設置してある評定所に行かなきゃ。さよちゃん、走れる?」
「がんばる!」
「よし、行こうか」
桜は焦る気持ちを押し殺してさよに合わせて評定所へ急いだ。
目安箱の設置場所である和田倉御門まであと少しというところで、佐吉は大堀屋の荒くれ連中に囲まれてしまった。
「佐吉、懐の中の物を出してもらおうか?」
「何の事だ?」
「とぼけるな。目安箱に訴状を入れに行こうとしてたろう」
「ちっ!」
佐吉は十人いる相手の隙間から何とか評定所まで走って振り切ろうとしたが、足を引っ掛けられ転んだところを捕まってしまった。
「さあ、訴状をよこせ」
懐の訴状を引ったくろうとする男たちから必死で逃れようとするが、多勢に無勢。
そこへ大堀屋の主人が現れ命令を下す。
「佐吉、蔵の中を見たばかりに命を落とす事になるとはな。構わねえ、やっちまえ」
男たちが短刀を抜く。
その時、背後からダン!という強力な足音が聞こえ、男の一人が倒された。
「佐吉さん、大丈夫ですか?」
「あんたは。。さよはどうした?」
「さよちゃんも一緒です」
「そうか。。良かった」
「何だ、てめえは?」
大堀屋の主人の問いに桜は無言で刀を構える。
「こいつも佐吉もろともまとめてやっちまえ」
大堀屋の荒くれが一斉に桜に襲い掛かる。
「焔乃舞」
超神速の抜刀術が一閃されるとその一撃で二人が倒れた。
「お前たちはお縄にするために峰打ちで勘弁してやる」
「舐めやがって」
男たちはお姉さんに次々と襲い掛かる。
だけど、何人で掛かってもお姉さんが剣をひと振りすると相手は苦痛とうめき声をあげてバタバタと倒れていく。
まるで踊っているかのような優雅な動き。
それでいて当たった時の威力は凄まじい。
子供の私の目で見てもわかる圧倒的な強さだった。
「かっこいい。。」
「この娘、こんなに強かったのか。。」
さよも佐吉も桜の桁違いの実力を唖然と見つめるだけであった。
わずか数分で男たちは大堀屋の主人一人を除いてみんな地面にうずくまっていた。
「お前がこの連中の親玉か?」
「てめえ一体何者だ?」
「将軍家御庭番、松平桜。お前たちの所業は既に大岡様に伝えてある。間もなく奉行所の役人がここに来る。観念するんだな」
「将軍家御庭番! 公儀隠密か。。」
このお姉さんは一体どんな人なんだろう?
しょうぐんけおにわばん? こうぎおんみつ?
知らない言葉だったが、そのひと言でおとうを苦しめていた悪党たちがまるでこの世の終わりのような顔をしてうなだれている。
それから間もなくして、南町奉行所のお役人さんたちが来て大堀屋の人たちを全員お縄にしていった。
そしておとうの持っていた訴状は無事に目安箱に入れられた。
源心の報告と佐吉の訴状から大堀屋に取り調べが入り、蔵から大量の砂糖が出てきた。
大岡越前はこれを公平に江戸中に配布して江戸の砂糖不足は解消され、大堀屋はその後お取り潰しとなった。
それから数日後、お姉さんがまたお団子を買いにお店に来た。
「砂糖が手に入るようになってまたお菓子が作れるようになって良かったね」
そう言って微笑んだお姉さんはいつものように優しかった。
「ありがとう」
私の横ではおとうがお姉さんに頭を下げている。
「上様の御庭番とは知らずにご無礼の数々。。お許し下さい」
「おとう、なぜお姉さんに謝っているの?」
そう言った私の頭をおとうは無理やり押さえつけて頭を下げさせる。
「佐吉さん、手を離して顔を上げて下さい。私は上様でもなければ身分の高い武士でもない。そんな頭を下げられるような人間じゃないから気楽にね」
「色々とありがとうございました。おかげさまで砂糖が手に入り、こうして上菓子作りが出来ます」
「さよちゃん、良かったね」
「うん!」
「これはほんのお礼です。私にはこれくらいしか出来ませんが」
そう言って佐吉が桜に手渡してくれたのは重箱に十二個入ったお饅頭であった。
「わあ。これ頂いて良いんですか?」
「もちろんです。上様のお口に合いますかどうか不安ではありますが、腕によりをかけて作りましたので、みなさんでお食べ下さい」
「ありがとうございます」
甘い物が大好きな桜には何よりの贈り物だった。
「じゃあ、私はこれで行くね」
手を振って去って行く後ろ姿を見て、子供心にかっこいいと思った。
私はこの日の事を一生忘れないだろう。
「そう言えばお姉さんの名前。。松平桜って言っていたな」
決めた! 私も剣を習う。
桜さんみたいに強くなって、今度は私が弱い立場の人たちを助けてあげられるようになりたい。
もちろん私はお店の跡取りだから、お菓子作りもやるけど、剣をやってもいいっておとうからも許してもらえた。
幸い、すぐ近所に鬼頭流剣術の鬼頭道場がある。
あそこの先生も確か女の人だったな。
さよは胸をときめかせて鬼頭道場の門を叩くのだった。
「あの。。剣を習いたんですけど。女でも剣を習う事は出来ますか?」
「もちろん。大歓迎よ」
そう言って先生は微笑んだ。
(この人、雰囲気が桜さんに似ている)
先生が大奥別式筆頭だという事を私が知ったのはそれからしばらく経ってからの事だった。
⭐︎⭐︎⭐︎
「この度は任務とは関係なく勝手に動いてしまい、申し訳ごさいませんでした」
桜は吉宗に謝罪する。
「なに、構わぬ。江戸の砂糖をせしめていた悪党たちをお縄にしたのだからな。それくらいの独断専行権を余は桜に与えているつもりだぞ」
「ありがたき幸せ」
「それにしても値段が倍以上になっても団子が食べたいとは、花より団子とはよく言ったものだな」
「う、上様。。それは仰らないで下さい」
顔を赤らめて照れる桜を見て吉宗は笑った。
「佐吉さんから頂いたお饅頭をみんなで食べませんか」
「頂くとしようか」
桜の声がけで吉宗だけでなく源心、左近も饅頭を手に取り美味しそうに食べている。
ひと時の裕福な時間であった。
そしてこの数日後、桜は一人の女武士と出会う事になる。
鬼頭道場の師範で大奥別式筆頭でもある鬼頭泉凪。
それはこれから始まる戦いの序章であった。
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