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ひとつ上の幼馴染⑥
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◇◆◇
「……ん…」
温もりに瞼を上げると、頬にキスをされた。
慎一の温もりとにおい。
「おはよう」
「ん…はよ」
「結局言ってくれなかったね」
「知らない」
もぞもぞと慎一に背を向けて顔を隠す。
顔が見えていると表情を読まれるから。
肌に残る赤い痕に頬が熱くなると、背中から包み込むように抱き締められた。
「俺、司が攫われたら絶対奪い返す」
「……俺が逃げたら?」
「捕まえる」
「じゃあ俺が…」
「なに?」
もう一度身体の向きを変えて慎一に向かい合う。
「俺が、慎一を好きって言ったら?」
きょとんとした顔。
それがどんどん緩んでいって。
「一生離さない」
ぎゅっと抱き締められて、唇が重なる。
甘いキスに酔いながら髪を撫でられて、心地好さに蕩けていく―――。
おわり
「……ん…」
温もりに瞼を上げると、頬にキスをされた。
慎一の温もりとにおい。
「おはよう」
「ん…はよ」
「結局言ってくれなかったね」
「知らない」
もぞもぞと慎一に背を向けて顔を隠す。
顔が見えていると表情を読まれるから。
肌に残る赤い痕に頬が熱くなると、背中から包み込むように抱き締められた。
「俺、司が攫われたら絶対奪い返す」
「……俺が逃げたら?」
「捕まえる」
「じゃあ俺が…」
「なに?」
もう一度身体の向きを変えて慎一に向かい合う。
「俺が、慎一を好きって言ったら?」
きょとんとした顔。
それがどんどん緩んでいって。
「一生離さない」
ぎゅっと抱き締められて、唇が重なる。
甘いキスに酔いながら髪を撫でられて、心地好さに蕩けていく―――。
おわり
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