普通の勇者とハーレム勇者

リョウタ

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7章 普通の勇者とハーレム勇者

面倒な人間

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食事を終え、孝志は王女達と昼食を共にしていた部屋を離れる。今は何事も無かったかのように廊下を歩いており、ロリコン疑惑など何のそのだ。

そんな中見覚えのない獣人男性とすれ違う。
孝志は会釈しそのまま通り過ぎようとするも相手に呼び止められてしまうのだった。


「おお!これは偉大なる勇者様!!貴方の名声は国中に轟いてますよ!!貴方様のお陰で妻も子も救われました……感謝しています!!」

「いえ。私は勇者として当然の事をしたまでです。神様に乾杯」

「おお……貴方はまさしく神の使徒です……なんと神々しい……!」

相手が知らない人物なので孝志は真面目な態度でサラッと心にもない事を口にする。
何故なら好青年と思われたかったし、否定してもどうせ分かってくれないと知っているからだ。
獣人男性も孝志を手放しに讃えるだけ讃えると、一礼しそのまま立ち去って行く。

もう直ぐアレクセイとアルマスが迎えに来る予定だが、それまで孝志はする事がなく暇なのだ。
雄星のように遠慮なく王国に金を出させれば退屈は凌げるのだろうが、いかんせん孝志は人に金を使わせるのを嫌う。
身内は別なので弘子には養って貰う気満々だが、王国の人間はどこまでも他人。くだらない事に金を遣わせるのは孝志のプライドが許さないのだ。
なので仕方なく廊下をぶらぶら歩いて時間を潰していた。知らぬ者が見れば単なる放浪者。ヤバイ奴。


しかし城の見学で時間を潰そうにも、すれ違う人達は孝志に気付くと今の獣人男性と同じ対応をしてくる。
王国の危機を救った張本人だから当然なのだが、実際には全てテレサ頼みだったので孝志は居た堪れないし、そんな相手に対して馴れ馴れしいとも思っていた。ハッキリ言って良い気はしていない。


更にしばらく歩くと、今度は見知った二人の人物達と出会した。また、その中の一人は孝志が尤も会いたくない人物の一人だ。


「なっ!こんな所に居たのか!!探したぞ松本!!」

「あ、松本くん、昨日ぶりだね~」

「……中岸さんと……橘くぅん……」

孝志は自分の運命を呪った。
右の由梨はともかく、左の雄星が無理だった。無性に帰りたくなった、そして雄星のみ地獄に堕ちろと思った……でも揉めると面倒くさい相手なので口に出して言わない。
そんな孝志の心情など露知らず、雄星は孝志へと近付いてゆく。どうやら二人は孝志を探していたようだ。
孝志は更に眉間へと皺を寄せる。


「ふん。ランチはまだか?」

「いやさっき食べたけど?」

「そうか。今から俺と由梨で昼食を食べる予定なんだ。良かったら……その……なんだ?……い、一緒にどうだ?」

「え?食べたって言ったんだけど?」

「……?ああ、確かに聞いたが?──それで、一緒に行くか……ど、どうなんだ?」

あれぇ?ご飯食べたってハッキリ言ってるのに、なんでもう一回食べさせようとしてるの?

それとも俺がおかしいのか……?
昼食を食べた後、更にもう一度昼食を食べるのが本当の常識なのだろうか?

どうしよう世の中の仕組みがさっぱり理解できない。俺と雄星どっちが正しいのかすら分からない。
王女達にはロリコン呼ばわりされるし……やっぱおかしいのは俺なのか?

やだもう皆ほんと怖い。
お家帰る……おばあちゃん早く迎えに来てよぉ。


「ゆ、雄星!松本くんはさっき食べたからお腹いっぱいだよ。あまり変なこと言ったらダメだよ?」

「そんなに変なことを僕は言ったかい?」

「うん、だって昼食を食べたのに、また昼食を食べるっておかしいよ?」

「だ、だよね!?それが普通だよね!?俺なにもおかしくないよね!?──あ~良かったぁ~……焦ったぜまったく!!」

「う、うん……それが当たり前なんだけど……なんでそんなに嬉しそうなの?」

「だって橘くんが自信満々だったから、俺がおかしいのかと勘違いしちゃって」

「あ、わかる!!私も偶に思うもん!」

「だよな!!」

二人は意気投合した。
しかし言われた雄星は不満そうに二人を交互に見つめる。


「………松本、由梨……何を言ってるんだ?」

橘が少し不機嫌そうだ。奴の悔しそうな顔が見れて腹の底からざまぁみろって思うわ!!ボケ!!

……ただ、中岸さんはビクッと肩を震わせている……俺や穂花ちゃんと違って、彼女は橘に嫌われたくはないんだよな。
奥本辺りなら無視するけど、中岸さんは普通に良い人だからフォローしておくか。


「いや褒めてたんだよ。橘くんはとても凄いって……だよね中岸さん?」

「う、うん!流石は雄星!!さすゆうだよ!」

我ながら雑過ぎる……でも橘ならこれで十分だろ、こいつアホだし。


「そ、そうか…!なんだバカにされてると勘違いしてしまったよ!」

いや流石にアホ過ぎん?
なんか中岸さんも『ここまで馬鹿だったの?』と思ってそう。実際なんとも言い難い複雑な顔をしてるし。


「それじゃ話を戻すが……昼ご飯まだいけるだろ?」

話を戻すなおバカ。
腹一杯食わされてんだよネリー王女に。


「いや無理だよ」

「何故だ!?」

何故って……ほんとバカだな。


「ほんとバカだな」

「なっ!?ば、ばかだと!?」

「あっ」

やべぇ……ついつい普段から思ってる事を口にしちゃった。まぁでも適当に誤魔化しても通用するだろ。
第一、なんで俺がそこまで気を遣わなきゃいけないんだよ。


「いや、バカみたいに天才ってこと」

「そ、そうか?てっきりバカにされてると勘違いしたぞ?」

だからなんで信じるの?
誰もそこまでバカとは思ってないぞ?


「夕食じゃダメか?」

嫌だけど、取り敢えず此処は譲歩してやり過ごそう。どうせ夜にはおばあちゃんの城に帰ってると思うし……ここは嘘も方便って奴だ。


「……まぁ良いだろう。それで手を打とう」

「ありがとう。流石は橘くん懐が広いね!」

「ふっ……それほどでもない──それより懐が広いってどう言う意味だ?もしかしてバカにしてるのか?」

「いや褒め言葉だよ」

「……本当か?怪しいぞ?」

「いや今のはマジだから!!よりによってなんで真実を疑うんだよ!!」

なんか橘と話してると、自分のIQまで低下したと錯覚するんだよな。今までマトモに話した事なかったけど、予想以上だぞマジで……


──そんな二人のやり取りを見ていた由梨だが、どうにも耐える事が出来ず、とうとう笑い出してしまった。


「……くっ、ふ、ふふふ……」

「由梨……何故笑うんだ?」

「いやだって……仲良さそうだから……こんな楽しそうな雄星も初めて見るし……ふふふ」

「……俺がそんなに面白そうにしてたか?」

「うん。一人称も『僕』から『俺』に変わってるし。素が出るって事は無意識に楽しんでる証拠だよ」

「………」

「………」

中岸さんには仲良さそうに見えるのか。
言葉を選んで喋らないと通じないから、こっちは結構大変なんだぞ……?コイツと付き合いの長い中岸さんなら分かりそうなモノを……でも──


──中岸さんもだいぶ変わった気がするんだよな。
以前は橘の顔色ばかり伺っていたから、アイツが暴走しても注意して無かったけど、今は前より言いたい事が言えてる印象だ。

橘が歓迎パーティーで獣人奴隷を連れて来た時なんかは、それこそ死人みたいな顔してたけど……うん、今の中岸さんは前よりだいぶ変わってる。


「あのね松本くん。雄星、昨日の御礼がしたいんだって。でもどうしたら良いのか分からないから、今まで食べた料理で美味しかったのを教えてあげたいのよ」

「そうだったのか」

いや普通にキモいから。
御礼とかなんやねん。いらんことすな。


「よ、余計なこと言わなくても良い!!……もう行くぞ由梨!!」

「うん──じゃあね、松本くん」

「じゃあね中岸さん」

「ふん……19時に待ち合わせだ……じゃ、じゃあな」

「……うんじゃあね」

嫌だ。凄い嫌……行きたくない。
約束を反故にしておばあちゃんの城に帰ろう……そう思うんだけど──


「まぁ、あそこまで言うなら、少しくらい付き合っても良いかな」

ちょっとだけそう思う。
それに逃げたら負けな気がするし。


「──そう言えば、アルマス達がやって来るのをマリア王女に伝えて無かったわ。でも伝える情報が多過ぎたし、忘れても仕方ないな、うん俺は悪くない」

なんかマリア王女も話を脱線してたからな。


「そもそも国を救った勇者だしな!!アポ無しでも多少は大目にみてくれるって!!」

「お、勇者様!!王国を救って頂きありがとうございます!!」

「お、はい……どうも」

おお、急に来てビックリしたぁ……
また知らないおじさんに感謝されてしまったよ。
さっきの獣人おじさんもそうだけど、こっちは相手について何も知らないのに、向こうは一方的にこっちの情報を知っている……なんか気持ち悪いな。

今なら芸能人の気持ちが良く分かる。
このおっさんに関しては白銀の甲冑を装備してるから流石に騎士だとは思うけど、こっちはそれ位の情報がかろうじて解る程度だ。


「あの……いま誰かと話されてましたか?」

「いえ、独り言です」

「ええ!?」

「そんな驚かなくても……あの、何処から聞いてましたか?」

「はい──『あそこまで言うなら、少しくらい付き合っても良いかな』──辺りからです」

「一番恥ずかしいとこ聞いてますね」

「……いや、はは…………失礼ですが、脳を検査されては如何ですか?」

うわ凄い暴言。


「え?さっきの自分そんなにおかしかったですか?」

「はい。尋常な独り言ではありませんでした」

「……そうでしたか」

「はい。これが有名な精神魔法医師の名刺です……他の勇者様も利用されてるとか……されてないとか……」

「はぁ……ども」

精神病を治療できる宮廷魔法使いの名刺を渡すと、知らないおじさんは立ち去って行った。そして俺は渡された名刺をジッと見詰める。


……ほんとに後で診てもらおうかな?
変な奴らが周りに集まって来るのは、もしかしたら何か精神的な要因が有るのかも知れない。
そもそも種族に関わらず分け隔てなく仲良くなれるって普通に考えたらおかしいんだよ……やっぱり俺におかしな所が有るって考えた方が自然なのか?




……いやどっちにしろ失礼だよなさっきのジジイ!!
誰が精神異常者やねん!!冷静に考えたらめちゃくちゃ言うじゃねーか舐めやがってッ!!

それと異世界なのに精神治療とか無駄にリアルな話すんなし。

俺は名刺を破り捨てた。
こんな屈辱いままで味わった事がない。
名前覚えたからな?後でマリア王女に言い付けてやる知らないおじさんめが……!!


………


………


……なんか一気に疲れたわ。
もうアルマス達が来るまで部屋で大人しくしてよう。


──孝志は何も考えずに自室を目指し廊下を早足で歩く。もう誰とも交流したく無かったのだ。
ところが早足で歩いてたのが仇となり、曲がり角で勢いよく人に衝突した。

しかも悪い事に、相手は今の衝撃で倒れてしまったらしく、座り込んで小さな呻き声を上げている。
間違いなく自分に非があるので、孝志は急いで尻餅を着いた相手へ手を差し伸べた。


「ほんとにすいません自分の前方不注意でした。お怪我は………ありま……せんか……」

言いながら相手の正体に気付き孝志は嫌そうに顔を顰める。相手の方も孝志だと気付いたらしく驚愕に目を見開いていた。


「ありがとう……たっ……松本……」

「………立ち上がったんならもう手を放してくれるか?」

「あっ!!ご、ごめん……ごめんなさい……」

ぶつかった相手の正体は奥本美咲だった。
美咲は差し出された手を取って立ち上がるが、掴んだ手をいつまでも放さない彼女に孝志は抗議する。普段と違うオドオドした様子を観ても心底どうでも良さそうだ。

そして言われた美咲は、その冷た過ぎる物言いに心を抉られ悲しそうに俯いた。
そもそも美咲は遠くから孝志の様子を見るだけのつもりで会う覚悟はまだ無かった。その分、冷たくされたダメージも大きい。


「じゃあな……ぶつかって悪かった……」

「ま、待って!!」

孝志は直ぐに立ち去ろうとするが、そんな彼を美咲は思わず呼び止めてしまう。

呼び止められた孝志は嫌々ながら振り返る。


「まだ何かあんの?」

「……ごめんなさい」

「何に対して?」

「その……昨日はごめんなさい……」

「………昨日『も』だろ?」

「あ、いや……ごめんなさい……」

向こうの世界でのことも美咲は当然悪いと思ってる。今のは単なる言葉足らずだが孝志はイライラを加速させた。


「さっきから謝ってばっかりで何なの?なんに対しての謝罪かも分からないぞ」

「……うん……えっとえっと」

言いたい事も謝罪したい事も山ほど有った……でも孝志を前にすると思うように言葉が出なかった。
孝志の冷たい態度も原因の一つだが、美咲は精神面があまりにも未熟で、自分の気持ちを伝えるのを怖がっていた。

それでも美咲はスカートの裾を握り締めながらどうにか勇気を振り絞る。


「……少し話さない?」

「無理」

「あ……うん……あ、えっと、あの」

「もう行って良いか?」

「……うぅぅ……ごべんなさい……」

あまりの塩対応に美咲は耐え切れず、泣きながら蹲ってしまった。これ以上言葉も出ないし、これ以上好きな相手に冷たくされるのも彼女には耐えられない……もはや立ってる事さえ出来なかった。


ただ、そんな美咲を見ていた孝志も何故そうなったのか分からず、少なからず動揺していた。
ヤバイ相手と相対した時、迷わず逃げるのが孝志の生き様だ──しかし、蹲って泣いてる人物を見捨てられないのが松本孝志という人間である。

なので孝志は仕方なく美咲に声を掛けた。


「……ちょっとだけならいいぞ」

「……え……ぐずっ……松本くん……?」

「いやだから、何で泣いてるのか理由は分からないけど、ほんのちょっとだけなら話してやらない事もないぞ」

「……うう……ありがとう……」

──やっぱり優しいよ……たっくん。
本当にたっくんだ……間違いなく彼がたっくん。優しいたっくんが目の前に居る。それだけで充分……嬉しいよたっくん……

………

………

……いや違う……喜ぶだけじゃダメ。
聞いてくれるんだから、ちゃんと話さないと。




──美咲は顔を上げ、真剣な眼差しで孝志を見上げた。
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