52 / 63
52
バスルームで化粧をしていると昨日の事を思い出し気恥ずかしさに赤面してしまう。
着替えを済ませキッチンに行く。
勝手に触って良いものかと考えながらコーヒーぐらいは用意しようとお湯を沸かし始めた頃三島さんが起きてきた。
「おはよう。」
「おはようございます。コーヒー飲まれるかなと思って。」
そう言うと彼は私に近づき抱きしめた。
「朝起きて、佐和ちゃんが僕にコーヒーを入れてくれるなんて最高。ちょっと待ってコーヒー出すね。」
そう言って彼は戸棚からドリップのコーヒーを出す。
私は手渡されたコーヒーを入れる。
その間も後ろから抱きしめる。
「三島さん準備してこないと遅れるんじゃないですか。」
「うん。」
「コーヒー入れときます。何か朝ごはん作りますか?」
「大丈夫。コーヒーだけで。」
そう言って私たち二人はコーヒーを飲んだ。
洗面所から出てきた三島さんはいつもの仕事モードのキリリとした感じに切り替わり私たちは一緒に駅に向かった。
送って行くと言う三島さんに遅刻すると困るからと私は駅に荷物を預けた。
「荷物、置いていけばいいのに。今日もここに帰ってきていいよ。」
三島さんはそう言ってくれたが
「今日、月曜日ですよ。」
と笑って私は荷物を手にした。
嬉しかったしそうしたかったけれど、まだ気持ちが通じ合ったばかりでいきなりそんなハイペースだと息切れしてしまいそうで、あまりにも幸せすぎて怖かった。
その日は一日浮かれて、何度も心ここにあらずだった。
着替えを済ませキッチンに行く。
勝手に触って良いものかと考えながらコーヒーぐらいは用意しようとお湯を沸かし始めた頃三島さんが起きてきた。
「おはよう。」
「おはようございます。コーヒー飲まれるかなと思って。」
そう言うと彼は私に近づき抱きしめた。
「朝起きて、佐和ちゃんが僕にコーヒーを入れてくれるなんて最高。ちょっと待ってコーヒー出すね。」
そう言って彼は戸棚からドリップのコーヒーを出す。
私は手渡されたコーヒーを入れる。
その間も後ろから抱きしめる。
「三島さん準備してこないと遅れるんじゃないですか。」
「うん。」
「コーヒー入れときます。何か朝ごはん作りますか?」
「大丈夫。コーヒーだけで。」
そう言って私たち二人はコーヒーを飲んだ。
洗面所から出てきた三島さんはいつもの仕事モードのキリリとした感じに切り替わり私たちは一緒に駅に向かった。
送って行くと言う三島さんに遅刻すると困るからと私は駅に荷物を預けた。
「荷物、置いていけばいいのに。今日もここに帰ってきていいよ。」
三島さんはそう言ってくれたが
「今日、月曜日ですよ。」
と笑って私は荷物を手にした。
嬉しかったしそうしたかったけれど、まだ気持ちが通じ合ったばかりでいきなりそんなハイペースだと息切れしてしまいそうで、あまりにも幸せすぎて怖かった。
その日は一日浮かれて、何度も心ここにあらずだった。
あなたにおすすめの小説
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
課長と私のほのぼの婚
藤谷 郁
恋愛
冬美が結婚したのは十も離れた年上男性。
舘林陽一35歳。
仕事はできるが、ちょっと変わった人と噂される彼は他部署の課長さん。
ひょんなことから交際が始まり、5か月後の秋、気がつけば夫婦になっていた。
※他サイトにも投稿。
※一部写真は写真ACさまよりお借りしています。
彼の過ちと彼女の選択
浅海 景
恋愛
伯爵令嬢として育てられていたアンナだが、両親の死によって伯爵家を継いだ伯父家族に虐げられる日々を送っていた。義兄となったクロードはかつて優しい従兄だったが、アンナに対して冷淡な態度を取るようになる。
そんな中16歳の誕生日を迎えたアンナには縁談の話が持ち上がると、クロードは突然アンナとの婚約を宣言する。何を考えているか分からないクロードの言動に不安を募らせるアンナは、クロードのある一言をきっかけにパニックに陥りベランダから転落。
一方、トラックに衝突したはずの杏奈が目を覚ますと見知らぬ男性が傍にいた。同じ名前の少女と中身が入れ替わってしまったと悟る。正直に話せば追い出されるか病院行きだと考えた杏奈は記憶喪失の振りをするが……。
愛を知った私は、もう二度と跪きません
阿里
恋愛
泥だらけのドレス、冷え切った食事、終わりのない書類仕事。
家族のために尽くしてきたエカテリーナに返されたのは、あまりにも残酷な追放宣告だった。
「呪われた男にでも喰われてこい」
そう笑って送り出した彼らは知らなかった。辺境伯ゼノスが、誰よりも強く、美しく、そして執着心が強い男だということを。
彼の手によって「価値ある女」へと生まれ変わったエカテリーナ。
その輝きに目が眩み、後悔して這いつくばる元家族たち。
「エカテリーナ様、どうかお助けを!」
かつて私を虐げた人たちの悲鳴を聞きながら、私は最愛の夫の腕の中で、静かに微笑む。
触れられないはずの私が、ただ一人の彼にだけ心も体も許してしまいました
由香
恋愛
男性に触れられると体調を崩す令嬢リリア。
そんな彼女にとって唯一“触れられる”存在は――幼なじみの公爵令息レオンだけだった。
手を取られ、抱き寄せられ、当たり前のように触れられる日々。
それがどれほど特別なことなのか、彼女はまだ知らない。
やがて政略結婚の話が持ち上がり、“触れられない相手との結婚”か、“彼に触れられる人生”かを選ぶことに。
「お前に触れていいのは俺だけだ」
逃げ場のない独占と、甘すぎる溺愛。
これは、触れられないはずの少女が、ただ一人にだけすべてを許していく物語。