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Ver 1.1 京の街をご案内 キャラクターストーリー「闇の男子学生 大門」
第4話 鬼が団子を食って笑って何が悪い!(後){分岐あり}
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俺は――
1→ 俺達が団子屋に行ったせいなのは間違いない
(このあとすぐ)
2→ 俺は、レイのせいじゃないと思う
(この話の途中の15行空きの後から)
1→ 俺達が団子屋に行ったせいなのは間違いない
「俺達が団子屋に行かなければあのおばあちゃんは殺されなかった。だから責任は少しはあると思う」
「そうか」
大門は大きくため息をしてこちらへ近づいてくる。
「確かにばあちゃんは鬼のことについて拷問されて殺されたんだろう。そりゃ馬鹿な俺だって少しは分かるってもんよ」
大門は俺の前で立ち止まる。
なんだ?
――って!
「いてえ!」
デコピン……なんでだよ!
「なあに弱気になってんだ! 巫女ってのは鬼を護るもんだろう? だってのになにお前まで鬼を責める雰囲気だしてんだよ」
「でも」
「でもじゃねえよ。ばあちゃんを殺したのはお前らじゃないだろ、なら、余計な責任を負う必要はねえよ」
ええ……? でも実際俺らが原因なんじゃないか……?
「まだ分かってねえって顔だな。じゃあ1つ訊く」
「ああ」
「ある日望まずに突然ヤバイ力を手に入れた少年がいた。その力は人を殺せるヤバイ呪いみたいなもんだ。少年は忌み子って呼ばれてその力を恐れる他の連中にいじめを受けた。見ていて不快だってな。でも苦しくて泣いていても少年はやり返さなかった。さあ、この場合どっちが悪い?」
そんなの、みんなで1人をいじめているヤツは悪いだろう。少年がやり返さなかったならなおさらだ。
だって望んで手に入れたわけでもないなら、このいじめだって因果応報というわけでもない。ただ少年が苦しめられているだけだ。
見ていて怖いだの不快だの、そんな個人の感情や欲望を理由で傷ついていいはずがなのだ。
「悪いのは、いじめているやつだ」
「だろ? 良かったぜ、少年の方って言ってたら今度はぶっ飛ばすところだった」
大門はようやく機嫌を直したのか俺と戦ってた時の元の顔に戻ってくれた。
「これだって同じだ。確かにきっかけはお前らかもしれない。だけどそれが悪行を許す理由にはならないだろ」
そうか。そうだな。
レイのせいだなんて思うのは確かに良くないよな。俺だけは、しっかり味方になってあげないとだめだ。
まさかこんな狂暴男に説教を受けるとは夢にも思わなかったけど、やっぱりコイツただの狂人ってわけじゃないってことなんだろう。
「悪いのばあちゃんを殺したクソ野郎どもだ。だから、お前らが気にすることはねえ」
レイの顔も少しは晴れたような。
「ありがとう。もしかして励ましてくれたのですか?」
「まあ俺がぶん殴った以外でレディが泣いてるのを放っておく理由はないし、別に励ましじゃねえさ。さっきの忌み子の話だって俺の話だしな?」
え、そうなの?
こいつ、意外にただのヤンキーってことじゃないのか……。結構意味アリな過去があるってことか。
「でも、このままでは気持ちは収まりません。鬼を追ってきた者がいるのが事実ならばそれを無視するわけにはいきません。ただ、目が覚めました」
そうだな。こんなんで俺らのせいにされては、いくら恨みを買っても足りなくなるだろう。人間の中にはそれを真に受けてレイを迫害する連中も出てくるかもしれない。
その時は、きっと俺の本当の戦いが始まるときだろう。彼女を護り、願いをかなえるまで助け続けるという。
この一件を見ても、今後同じような理由で犠牲になる人がいるかもしれない。放っておくわけにはいかない。
レイはいい子だから、犯人を絶対に見つけようとするだろう。
「そう言ってくれると助かるぜ。実際、俺もそれを頼みにきたからな」
「そうか。なら俺らも協力するよ」
「助かるぜ。俺もばあちゃんぶっ殺した野郎をぶっ飛ばさねえと気が済まないからな。それまでは停戦ってことで」
手を差し伸べるのは協力の握手の為だろう。
勝手に襲ってきたのはそっちだけどな、というツッコミは野暮だからやめておこう。俺は大門の手を握り返す。
(この話は終了です。次回をお楽しみに!)
2→ 俺は、レイのせいじゃないと思う
「レイのせいじゃない」
「礼。でも私があの店に行ったのは事実です」
「だとしてもだ。角だって隠したし、ただ散歩に出て団子を食べただけだ。どうして鬼だってバレたのかはいったん置いておくとしてだな」
大門がご機嫌に笑った。
「そうだ。ばあちゃんをぶっ殺したのはお前らじゃない。どうあれ、ばあちゃんをぶっ殺したのは他の奴だろ。なら、少なくとも一番悪いのはそいつらだ」
レイが俺を見つめる。
嬉しそう、ではなかった。
「でも、原因は私です。きっとあの夜、反逆軍の人も、きっと私がこんな風に災厄を振りまくことが分かっていたから、その芽をあらかじめ摘みにきたんじゃ」
「そうかもしれない。だけど、レイはそれを望んでいるわけじゃないだろ」
大門もさらに加勢してくれた。
「お前鬼だろ。なんでもかんでも背負ってたらなんでもかんでもお前のせいにされるかもしれないぞ。俺もそういう経験あるんだ。人間てのは化け物を嫌うもんだ」
「しかし、原因は私にあるのは事実です……」
「きっかけだけだ。そう重く受け止めるなってことだよ。なあ、そっちの礼?」
「ああ。そうだ。レイが自分を責める必要はない」
レイが悪いなんて少しも思ってない。
もちろん彼女の気持ちは分かる。きっかけを作ってしまったのは確かに俺達だ。罪悪感を持る思考自体を咎めることはない。
でも、それじゃだめな気がする。さっき大門が言った通りだ。
少しの付き合いでもわかるが彼女は真面目で、自分が関係して起きたことはきっと自分で背負うつもりなのだろう。
一緒に背負うべきことは背負う。
でも背負う必要のない悪意まで背負っていては敵を作るばかりだ。鬼とは悪で、少なくとも京都の街では。悪である限りは恨まれるものの類だ。
正当な怒り、正当な悲嘆。それとは向き合うべきだけど、世の中にはそれだけじゃないものもある。酷い言いがかり、馬鹿馬鹿しい小さな嘘から人を殺す毒になることだってある。
悪と認識されている奴は、その標的になりやすい。
――まあ、こんな格好いいこと言ってみたけど、ここら辺はどこかで読んだ本に書いてあったことだ。今になるとほんの少し、なるほどと思う。
俺だって馬鹿じゃない。そういうものを正しいと認識してしまえば、さらに苦しむ原因になるんだろう。それくらいはなんとか予想できる。
まあ、その、具体的なイメージは全然湧かないけど。
「レイ。大門の言う通りだし、俺もそう思う。君のせいじゃない。それで君を責めるやつがいたら、俺が言い返してやる。鬼が団子を食って笑って何が悪いってな!」
その言葉をかける前に、少しレイは微笑んだ。
もしかして、俺が思っていたことが自然にレイに伝わっていたのだろうか。
「礼……そうですね。貴方と、そして大門さんの言う通り。ちょっとショックなことがあって少し弱気になってました」
良かった、いつもの、というわけではないのだろうけど、先ほどの悲しそうな顔はどっかへ行った。
「鬼になってでも人間らしく生きる。それは私の望み。私はもとより聖人ではないのだから、必要ない罪を勝手に背負って自分を責める必要はない。まったくその通りです!」
笑ってくれた。何とか持ち直してくれてよかった。
「なにニヤニヤしてんだよそっちの礼。まるで恋人みたいにデレデレじゃねえか」
こいび……? やめろやめろ。恥ずかしいだろ……!
「ええ、良きパートナー。私はちょっといじけ気質なので、礼みたいに真っすぐな人が隣にいると頼りになります」
よき、ぱーとなー? 恥ずかしい、なんかドキドキする。
「でもこれ以上被害を広げることは望むことではありません。この犯人は必ず私が」
「おいおい、そりゃ嬉しいが、もちろんそっちの礼も行くよな?」
いつまで『そっちの礼』呼ばわりなんだよ。
「もちろん。あと、そっちの礼じゃなくて巫女呼びでいいぞ」
「ダメです。だったら私を鬼って呼んでください。礼のことはちゃんと礼と呼んで」
勢いよく割り込まれた。レイ、そんなこだわるところ?
「お、おう……まあそうするわ。じゃあ、せっかくだし手伝ってもらうか。俺も徹底的にばあちゃんぶっ殺した犯人追うつもりだ。一緒にがんばろうぜ」
大門は手を差し出す。
レイは差し出された手をしっかりと握り返す。
握手をした後、レイは今度俺を見る。
「礼、ありがとう。あなたのおかげで元気になりました。もう大丈夫です。貴方の言葉をしっかり胸に刻みますね」
やっぱり沈んだ顔は良くない。今の顔の君が良い。
……巫女の姿になると、彼女がとても愛おしく思うのは、彼女とつながりが深まっているからだろうか。
「ああ。頑張ろう。犯人捜し」
1→ 俺達が団子屋に行ったせいなのは間違いない
(このあとすぐ)
2→ 俺は、レイのせいじゃないと思う
(この話の途中の15行空きの後から)
1→ 俺達が団子屋に行ったせいなのは間違いない
「俺達が団子屋に行かなければあのおばあちゃんは殺されなかった。だから責任は少しはあると思う」
「そうか」
大門は大きくため息をしてこちらへ近づいてくる。
「確かにばあちゃんは鬼のことについて拷問されて殺されたんだろう。そりゃ馬鹿な俺だって少しは分かるってもんよ」
大門は俺の前で立ち止まる。
なんだ?
――って!
「いてえ!」
デコピン……なんでだよ!
「なあに弱気になってんだ! 巫女ってのは鬼を護るもんだろう? だってのになにお前まで鬼を責める雰囲気だしてんだよ」
「でも」
「でもじゃねえよ。ばあちゃんを殺したのはお前らじゃないだろ、なら、余計な責任を負う必要はねえよ」
ええ……? でも実際俺らが原因なんじゃないか……?
「まだ分かってねえって顔だな。じゃあ1つ訊く」
「ああ」
「ある日望まずに突然ヤバイ力を手に入れた少年がいた。その力は人を殺せるヤバイ呪いみたいなもんだ。少年は忌み子って呼ばれてその力を恐れる他の連中にいじめを受けた。見ていて不快だってな。でも苦しくて泣いていても少年はやり返さなかった。さあ、この場合どっちが悪い?」
そんなの、みんなで1人をいじめているヤツは悪いだろう。少年がやり返さなかったならなおさらだ。
だって望んで手に入れたわけでもないなら、このいじめだって因果応報というわけでもない。ただ少年が苦しめられているだけだ。
見ていて怖いだの不快だの、そんな個人の感情や欲望を理由で傷ついていいはずがなのだ。
「悪いのは、いじめているやつだ」
「だろ? 良かったぜ、少年の方って言ってたら今度はぶっ飛ばすところだった」
大門はようやく機嫌を直したのか俺と戦ってた時の元の顔に戻ってくれた。
「これだって同じだ。確かにきっかけはお前らかもしれない。だけどそれが悪行を許す理由にはならないだろ」
そうか。そうだな。
レイのせいだなんて思うのは確かに良くないよな。俺だけは、しっかり味方になってあげないとだめだ。
まさかこんな狂暴男に説教を受けるとは夢にも思わなかったけど、やっぱりコイツただの狂人ってわけじゃないってことなんだろう。
「悪いのばあちゃんを殺したクソ野郎どもだ。だから、お前らが気にすることはねえ」
レイの顔も少しは晴れたような。
「ありがとう。もしかして励ましてくれたのですか?」
「まあ俺がぶん殴った以外でレディが泣いてるのを放っておく理由はないし、別に励ましじゃねえさ。さっきの忌み子の話だって俺の話だしな?」
え、そうなの?
こいつ、意外にただのヤンキーってことじゃないのか……。結構意味アリな過去があるってことか。
「でも、このままでは気持ちは収まりません。鬼を追ってきた者がいるのが事実ならばそれを無視するわけにはいきません。ただ、目が覚めました」
そうだな。こんなんで俺らのせいにされては、いくら恨みを買っても足りなくなるだろう。人間の中にはそれを真に受けてレイを迫害する連中も出てくるかもしれない。
その時は、きっと俺の本当の戦いが始まるときだろう。彼女を護り、願いをかなえるまで助け続けるという。
この一件を見ても、今後同じような理由で犠牲になる人がいるかもしれない。放っておくわけにはいかない。
レイはいい子だから、犯人を絶対に見つけようとするだろう。
「そう言ってくれると助かるぜ。実際、俺もそれを頼みにきたからな」
「そうか。なら俺らも協力するよ」
「助かるぜ。俺もばあちゃんぶっ殺した野郎をぶっ飛ばさねえと気が済まないからな。それまでは停戦ってことで」
手を差し伸べるのは協力の握手の為だろう。
勝手に襲ってきたのはそっちだけどな、というツッコミは野暮だからやめておこう。俺は大門の手を握り返す。
(この話は終了です。次回をお楽しみに!)
2→ 俺は、レイのせいじゃないと思う
「レイのせいじゃない」
「礼。でも私があの店に行ったのは事実です」
「だとしてもだ。角だって隠したし、ただ散歩に出て団子を食べただけだ。どうして鬼だってバレたのかはいったん置いておくとしてだな」
大門がご機嫌に笑った。
「そうだ。ばあちゃんをぶっ殺したのはお前らじゃない。どうあれ、ばあちゃんをぶっ殺したのは他の奴だろ。なら、少なくとも一番悪いのはそいつらだ」
レイが俺を見つめる。
嬉しそう、ではなかった。
「でも、原因は私です。きっとあの夜、反逆軍の人も、きっと私がこんな風に災厄を振りまくことが分かっていたから、その芽をあらかじめ摘みにきたんじゃ」
「そうかもしれない。だけど、レイはそれを望んでいるわけじゃないだろ」
大門もさらに加勢してくれた。
「お前鬼だろ。なんでもかんでも背負ってたらなんでもかんでもお前のせいにされるかもしれないぞ。俺もそういう経験あるんだ。人間てのは化け物を嫌うもんだ」
「しかし、原因は私にあるのは事実です……」
「きっかけだけだ。そう重く受け止めるなってことだよ。なあ、そっちの礼?」
「ああ。そうだ。レイが自分を責める必要はない」
レイが悪いなんて少しも思ってない。
もちろん彼女の気持ちは分かる。きっかけを作ってしまったのは確かに俺達だ。罪悪感を持る思考自体を咎めることはない。
でも、それじゃだめな気がする。さっき大門が言った通りだ。
少しの付き合いでもわかるが彼女は真面目で、自分が関係して起きたことはきっと自分で背負うつもりなのだろう。
一緒に背負うべきことは背負う。
でも背負う必要のない悪意まで背負っていては敵を作るばかりだ。鬼とは悪で、少なくとも京都の街では。悪である限りは恨まれるものの類だ。
正当な怒り、正当な悲嘆。それとは向き合うべきだけど、世の中にはそれだけじゃないものもある。酷い言いがかり、馬鹿馬鹿しい小さな嘘から人を殺す毒になることだってある。
悪と認識されている奴は、その標的になりやすい。
――まあ、こんな格好いいこと言ってみたけど、ここら辺はどこかで読んだ本に書いてあったことだ。今になるとほんの少し、なるほどと思う。
俺だって馬鹿じゃない。そういうものを正しいと認識してしまえば、さらに苦しむ原因になるんだろう。それくらいはなんとか予想できる。
まあ、その、具体的なイメージは全然湧かないけど。
「レイ。大門の言う通りだし、俺もそう思う。君のせいじゃない。それで君を責めるやつがいたら、俺が言い返してやる。鬼が団子を食って笑って何が悪いってな!」
その言葉をかける前に、少しレイは微笑んだ。
もしかして、俺が思っていたことが自然にレイに伝わっていたのだろうか。
「礼……そうですね。貴方と、そして大門さんの言う通り。ちょっとショックなことがあって少し弱気になってました」
良かった、いつもの、というわけではないのだろうけど、先ほどの悲しそうな顔はどっかへ行った。
「鬼になってでも人間らしく生きる。それは私の望み。私はもとより聖人ではないのだから、必要ない罪を勝手に背負って自分を責める必要はない。まったくその通りです!」
笑ってくれた。何とか持ち直してくれてよかった。
「なにニヤニヤしてんだよそっちの礼。まるで恋人みたいにデレデレじゃねえか」
こいび……? やめろやめろ。恥ずかしいだろ……!
「ええ、良きパートナー。私はちょっといじけ気質なので、礼みたいに真っすぐな人が隣にいると頼りになります」
よき、ぱーとなー? 恥ずかしい、なんかドキドキする。
「でもこれ以上被害を広げることは望むことではありません。この犯人は必ず私が」
「おいおい、そりゃ嬉しいが、もちろんそっちの礼も行くよな?」
いつまで『そっちの礼』呼ばわりなんだよ。
「もちろん。あと、そっちの礼じゃなくて巫女呼びでいいぞ」
「ダメです。だったら私を鬼って呼んでください。礼のことはちゃんと礼と呼んで」
勢いよく割り込まれた。レイ、そんなこだわるところ?
「お、おう……まあそうするわ。じゃあ、せっかくだし手伝ってもらうか。俺も徹底的にばあちゃんぶっ殺した犯人追うつもりだ。一緒にがんばろうぜ」
大門は手を差し出す。
レイは差し出された手をしっかりと握り返す。
握手をした後、レイは今度俺を見る。
「礼、ありがとう。あなたのおかげで元気になりました。もう大丈夫です。貴方の言葉をしっかり胸に刻みますね」
やっぱり沈んだ顔は良くない。今の顔の君が良い。
……巫女の姿になると、彼女がとても愛おしく思うのは、彼女とつながりが深まっているからだろうか。
「ああ。頑張ろう。犯人捜し」
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