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天空大陸~終わりの始まり
帰る手段の2つ目とギルドの指標
~北領・合戦跡地の居城~
「醜治殿、北の北魘が山を下っているとの報告が。(手下)」
「北魘が?
体調が芳しく無いからそろそろかと待ち侘びていたというに。
外から仕入れた毒、弱かったのではないか?(醜治)」
「毒性としてはそこそこですが、体内への残存性が極めて高い代物。
瞬殺する程の毒では、宴の席で隣だった醜治殿が疑われてしまいますからな、その点を考慮しての事かと。(手下)」
「護衛はどうだ?(醜治)」
「いつも通り東西南の若き領主共、それと見知らぬガキの4人。
ですがガキの方は街に来てから別行動をとったので、まぁ赤の他人でしょう。(手下)」
「ふん、平和ボケした領主気取り共なら物の数では無い。
が、港に"試作品"が残っていよう。
【暗殺】数人を送り込み、仕留めてこい。
最悪同じ毒を二度仕込みして北魘の死を加速させろ。(醜治)」
「直ちに。(手下)」
~南領・総合ギルド~
ダンッ!
「でえぇえっ!4ヶ月ぅっ!?」
「えぇ…その上頭に"最速で"が付きますね。
ここから直通で王都方面への航路は御座いません。
あくまで幾つかの港を経由しての予想で算出した結果になります…(受付嬢)」
「そ、そうですかぁぁ…」(膝から崩れるノア)
海を臨む港に近い街に到着したノアは、真っ先に総合ギルドに足早に進む。
街は主に鬼人族でごった返し、その殆どが【侍】であった。
ノアが元居た地域の冒険者ギルドは比較的和気あいあいとした空気が流れていたが、こちらは妙に殺伐としていた。
飛び交う空気の中には殺気が交じり、向けられる視線には値踏みの気配が含まれる。
異様に静かで、受付嬢の書類仕事で発生する音位しか響いていなかった。
とはいえ鬼人族という種族を考えればそういうものだと飲み込む事が出来る。
鬼人族はドワーフ族同様に武闘派で、日々強き者を求める傾向にある。
ギルドへ至る道中、木剣での野良試合だったり、平和的に腕相撲で勝負する者もいた。
場所がギルドとなれば生死が掛かる現場への仲介所でもある為、殺伐している方が本来良いはずなので、ノアは特に臆する事なく入ってこれた。
東西南北の4人とは一旦分かれ、ノアは帰りの手段を。
他は先程ノアが狩った『曼荼羅斑』の手続きに向かったのだった。
そしてノアは先ず始めに角を生やした着物姿の受付嬢の所に行き、王都若しくは周辺地域直通の航路がないかを問うたのだが、返ってきた返答が"最速でも4ヶ月"であった。
「ち、ちなみにその"最速で4ヶ月"の船はいつ出航するんですか…?」
「えーっと…
あ、昨日の夜にここを発ちましたね。(受付嬢)」
「ぐほっ…」(再び崩れる)
その"最速で4ヶ月"で王都方面に向かう船は、加護が効かないノアが猛吹雪の中で凍った飯を食ってる頃には港を発ったのだとか。
なんでも、山の方が吹雪いていたから早目の出航を選択したとか。
何とも不運である。
「えー…空ダメ、海ダメ。
上から見た感じ陸続きして無いっぽいし、どうしたもんか…」
(空…?(受付嬢))
第1手段であったハーピー族を呼んだ際、待ち時間で周辺状況を観察していたノアは、全景を見てはいないが、この国が巨大な島国である事を何と無ーく理解していた。
最悪陸続きであれば突っ走るという脳筋手段を考えていたが、現状陸海空からの帰還方法は絶たれたと言ってもいい。
「サスケさーん、『Lv.119』ですよー。(受付嬢2)」
「ふむ…キリが悪い。精進せんとな。(サスケ)」
(ん?)
「コウメさん、『Lv.100』に乗りましたよ、頑張りましたね!(受付嬢3)」
「へへっ、剣術スキルを鍛えたお陰ね。(コウメ)」
両隣のカウンターから受付嬢と【侍】の会話が聞こえてくるのだが、ノアの居た所では聞かない内容が聞こえてきたので思わず聞き耳を立てる。
帰る手段が一旦無くなったノアは、現実逃避の一環でその事について目の前の受付嬢に聞いてみる事に。
モゾ…
「…あの、『Lv』って何ですか?」
「あぁ、ギルド側の方針で冒険者の評価方法が変わるの。
今までだと『新人・中級・上級』だったり『A・S・SS』みたいな区分で分けてたのだけど、それだけじゃ個人個人を測れないから新たな指標を設けたの。(受付嬢)」
「ほぅ…?」
「如何なるモンスターにも、如何なる環境や状況でも即時対応出来ている冒険者程、手広くスキルを修めていると統計的に出ているの。
まぁまだ導入したてだから、熟練度の合算値を『Lv』と表記するに留まってるけどね。
良かったら坊やもどう?(受付嬢)」
従来の区分の中でも個人個人でその評価は千差万別である。
ギルドは別のパーティや同業者に冒険者を斡旋するのも業務に含まれているので、詳細な情報はあるに越した事は無い。
スキルを多く修めているという事は、それだけ戦術の幅が広がる訳だし、当人やその仲間達の助けになる事もあるだろう。
それと一番の理由として
「それに"〇〇Lv.200"って表記、何かカッコいいでしょ?(受付嬢)」
「うーん、分からなくも無い…」
人は数値で表されると上を目指したくなるもの。
レベル表記はカッコいいんだ、って事を力説する受付嬢Lv.110と、その辺の理解が早い年頃の男の子なのであった。
「…取り敢えずお願いします。
色々あって最近大きな街に寄ってなかったから更新出来てなかったですし…」
「はーい、畏まりました。
今回の更新からレベル表記となりますね。
…ん?え?ぅおお?(受付嬢)」
ノアから冒険者カードを受け取った受付嬢は早速更新を開始。
カウンター内の水晶に冒険者カードを翳すと早速スキルの熟練度をカウントし始め、レベルが物凄い勢いで加算され始めたからか、受付嬢は目を白黒させる。
だが受付嬢は冒険者カードのある箇所に焦点を合わせ、思わず口に出していた。
「【鬼神】の…ノア…?(受付嬢)」
「あ、はい。」
『『『『『『『『『『『『『『ざわっ…』』』』』』』』』』』』』』
「え?」
ノアの二つ名である【鬼神】を呟くと、さっきまで静かだったギルド内が騒がしくなる。
‹【鬼神】?鬼人ではなく鬼神って聞こえたが…›
‹【鬼神】の名を騙る者が海を隔てた国にいると聞いたが…›
‹まさかあの少年が…?›
‹年頃故大見栄で付けた、と考えるが妥当。
とはいえ鬼人族の中でその名を騙るのはなぁ…›
‹なぁおい…›
‹あぁ…›
‹聞き耳›から周囲の鬼人族達のひそひそ話を聞き取るが、どうやらあまり好感が持たれていないらしい。
と
ヂキ…『『ギンッ!』』(鯉口を切る)
「そこの少年。
自発的か強制的かにせよ【鬼神】の二つ名を騙るのは鬼人族として納得がいかん。(カザマ)」
「俺達とちょーっと手合わせして【鬼神】の実力とやらを見せてくんねぇか?
あ、俺?俺はコタローLv.10ろ
「でえ゙え゙え゙え゙ぇ゙え゙え゙っ!????
レ、『Lv.2207』ぁああ゙ああ゙あ゙っ!?
この水晶ぶっ壊れてんじゃねぇのかぁあっ!?(※受付嬢)」(大爆声)
「ひぃいっ!?」
周囲の鬼人族の中から手合わせを申し出る2人の【侍】がやって来たのだが、ちょっと床から浮き上がる程の爆声がカウンターから響き、話が掻き消されて霧散したのだった。
「はぁ!?に…はぁ!?(カザマ)」
「何…見せ…(【侍】2)」
「何だ何だ?(【侍】3)」
「何だ今の叫び声は!喧嘩かっ!?(【侍】4)」
「カウンターに入らないで下さい!カウンターに入らないで下さい!(受付嬢2)」
「見るな見るな!一応個人情報だぞ!ギルド長呼べ!この水晶壊れてるぞ!(※受付嬢)」
(あー…数えた事無いけど確かにその位いくかなー…)
大爆声と共に響き渡ったスキルレベル合算値を聞き付けた者達が殺到。
カウンター上は一時戦場と化すのだった。
『『『ワーワー!』』』
トテトテ…にゃ~ご。
「おや?ニャーゴ、北魘さんに着いてなくて良いのかい?」
にゃ~お。
「…ょいしょ…さーて、どうやって帰ったら良いんだろうねぇニャーゴ~?」
にゃ~ご。
騒がしいカウンターから少し離れた所に立つノアの下に北魘に預けていたニャーゴがやって来た。
ノアは徐に抱き抱え愛でるのだが
「ん?どうしたニャーゴ…」
ニャーゴが"ある行動"を起こした事で、話が慌ただしくなるのだった。
「醜治殿、北の北魘が山を下っているとの報告が。(手下)」
「北魘が?
体調が芳しく無いからそろそろかと待ち侘びていたというに。
外から仕入れた毒、弱かったのではないか?(醜治)」
「毒性としてはそこそこですが、体内への残存性が極めて高い代物。
瞬殺する程の毒では、宴の席で隣だった醜治殿が疑われてしまいますからな、その点を考慮しての事かと。(手下)」
「護衛はどうだ?(醜治)」
「いつも通り東西南の若き領主共、それと見知らぬガキの4人。
ですがガキの方は街に来てから別行動をとったので、まぁ赤の他人でしょう。(手下)」
「ふん、平和ボケした領主気取り共なら物の数では無い。
が、港に"試作品"が残っていよう。
【暗殺】数人を送り込み、仕留めてこい。
最悪同じ毒を二度仕込みして北魘の死を加速させろ。(醜治)」
「直ちに。(手下)」
~南領・総合ギルド~
ダンッ!
「でえぇえっ!4ヶ月ぅっ!?」
「えぇ…その上頭に"最速で"が付きますね。
ここから直通で王都方面への航路は御座いません。
あくまで幾つかの港を経由しての予想で算出した結果になります…(受付嬢)」
「そ、そうですかぁぁ…」(膝から崩れるノア)
海を臨む港に近い街に到着したノアは、真っ先に総合ギルドに足早に進む。
街は主に鬼人族でごった返し、その殆どが【侍】であった。
ノアが元居た地域の冒険者ギルドは比較的和気あいあいとした空気が流れていたが、こちらは妙に殺伐としていた。
飛び交う空気の中には殺気が交じり、向けられる視線には値踏みの気配が含まれる。
異様に静かで、受付嬢の書類仕事で発生する音位しか響いていなかった。
とはいえ鬼人族という種族を考えればそういうものだと飲み込む事が出来る。
鬼人族はドワーフ族同様に武闘派で、日々強き者を求める傾向にある。
ギルドへ至る道中、木剣での野良試合だったり、平和的に腕相撲で勝負する者もいた。
場所がギルドとなれば生死が掛かる現場への仲介所でもある為、殺伐している方が本来良いはずなので、ノアは特に臆する事なく入ってこれた。
東西南北の4人とは一旦分かれ、ノアは帰りの手段を。
他は先程ノアが狩った『曼荼羅斑』の手続きに向かったのだった。
そしてノアは先ず始めに角を生やした着物姿の受付嬢の所に行き、王都若しくは周辺地域直通の航路がないかを問うたのだが、返ってきた返答が"最速でも4ヶ月"であった。
「ち、ちなみにその"最速で4ヶ月"の船はいつ出航するんですか…?」
「えーっと…
あ、昨日の夜にここを発ちましたね。(受付嬢)」
「ぐほっ…」(再び崩れる)
その"最速で4ヶ月"で王都方面に向かう船は、加護が効かないノアが猛吹雪の中で凍った飯を食ってる頃には港を発ったのだとか。
なんでも、山の方が吹雪いていたから早目の出航を選択したとか。
何とも不運である。
「えー…空ダメ、海ダメ。
上から見た感じ陸続きして無いっぽいし、どうしたもんか…」
(空…?(受付嬢))
第1手段であったハーピー族を呼んだ際、待ち時間で周辺状況を観察していたノアは、全景を見てはいないが、この国が巨大な島国である事を何と無ーく理解していた。
最悪陸続きであれば突っ走るという脳筋手段を考えていたが、現状陸海空からの帰還方法は絶たれたと言ってもいい。
「サスケさーん、『Lv.119』ですよー。(受付嬢2)」
「ふむ…キリが悪い。精進せんとな。(サスケ)」
(ん?)
「コウメさん、『Lv.100』に乗りましたよ、頑張りましたね!(受付嬢3)」
「へへっ、剣術スキルを鍛えたお陰ね。(コウメ)」
両隣のカウンターから受付嬢と【侍】の会話が聞こえてくるのだが、ノアの居た所では聞かない内容が聞こえてきたので思わず聞き耳を立てる。
帰る手段が一旦無くなったノアは、現実逃避の一環でその事について目の前の受付嬢に聞いてみる事に。
モゾ…
「…あの、『Lv』って何ですか?」
「あぁ、ギルド側の方針で冒険者の評価方法が変わるの。
今までだと『新人・中級・上級』だったり『A・S・SS』みたいな区分で分けてたのだけど、それだけじゃ個人個人を測れないから新たな指標を設けたの。(受付嬢)」
「ほぅ…?」
「如何なるモンスターにも、如何なる環境や状況でも即時対応出来ている冒険者程、手広くスキルを修めていると統計的に出ているの。
まぁまだ導入したてだから、熟練度の合算値を『Lv』と表記するに留まってるけどね。
良かったら坊やもどう?(受付嬢)」
従来の区分の中でも個人個人でその評価は千差万別である。
ギルドは別のパーティや同業者に冒険者を斡旋するのも業務に含まれているので、詳細な情報はあるに越した事は無い。
スキルを多く修めているという事は、それだけ戦術の幅が広がる訳だし、当人やその仲間達の助けになる事もあるだろう。
それと一番の理由として
「それに"〇〇Lv.200"って表記、何かカッコいいでしょ?(受付嬢)」
「うーん、分からなくも無い…」
人は数値で表されると上を目指したくなるもの。
レベル表記はカッコいいんだ、って事を力説する受付嬢Lv.110と、その辺の理解が早い年頃の男の子なのであった。
「…取り敢えずお願いします。
色々あって最近大きな街に寄ってなかったから更新出来てなかったですし…」
「はーい、畏まりました。
今回の更新からレベル表記となりますね。
…ん?え?ぅおお?(受付嬢)」
ノアから冒険者カードを受け取った受付嬢は早速更新を開始。
カウンター内の水晶に冒険者カードを翳すと早速スキルの熟練度をカウントし始め、レベルが物凄い勢いで加算され始めたからか、受付嬢は目を白黒させる。
だが受付嬢は冒険者カードのある箇所に焦点を合わせ、思わず口に出していた。
「【鬼神】の…ノア…?(受付嬢)」
「あ、はい。」
『『『『『『『『『『『『『『ざわっ…』』』』』』』』』』』』』』
「え?」
ノアの二つ名である【鬼神】を呟くと、さっきまで静かだったギルド内が騒がしくなる。
‹【鬼神】?鬼人ではなく鬼神って聞こえたが…›
‹【鬼神】の名を騙る者が海を隔てた国にいると聞いたが…›
‹まさかあの少年が…?›
‹年頃故大見栄で付けた、と考えるが妥当。
とはいえ鬼人族の中でその名を騙るのはなぁ…›
‹なぁおい…›
‹あぁ…›
‹聞き耳›から周囲の鬼人族達のひそひそ話を聞き取るが、どうやらあまり好感が持たれていないらしい。
と
ヂキ…『『ギンッ!』』(鯉口を切る)
「そこの少年。
自発的か強制的かにせよ【鬼神】の二つ名を騙るのは鬼人族として納得がいかん。(カザマ)」
「俺達とちょーっと手合わせして【鬼神】の実力とやらを見せてくんねぇか?
あ、俺?俺はコタローLv.10ろ
「でえ゙え゙え゙え゙ぇ゙え゙え゙っ!????
レ、『Lv.2207』ぁああ゙ああ゙あ゙っ!?
この水晶ぶっ壊れてんじゃねぇのかぁあっ!?(※受付嬢)」(大爆声)
「ひぃいっ!?」
周囲の鬼人族の中から手合わせを申し出る2人の【侍】がやって来たのだが、ちょっと床から浮き上がる程の爆声がカウンターから響き、話が掻き消されて霧散したのだった。
「はぁ!?に…はぁ!?(カザマ)」
「何…見せ…(【侍】2)」
「何だ何だ?(【侍】3)」
「何だ今の叫び声は!喧嘩かっ!?(【侍】4)」
「カウンターに入らないで下さい!カウンターに入らないで下さい!(受付嬢2)」
「見るな見るな!一応個人情報だぞ!ギルド長呼べ!この水晶壊れてるぞ!(※受付嬢)」
(あー…数えた事無いけど確かにその位いくかなー…)
大爆声と共に響き渡ったスキルレベル合算値を聞き付けた者達が殺到。
カウンター上は一時戦場と化すのだった。
『『『ワーワー!』』』
トテトテ…にゃ~ご。
「おや?ニャーゴ、北魘さんに着いてなくて良いのかい?」
にゃ~お。
「…ょいしょ…さーて、どうやって帰ったら良いんだろうねぇニャーゴ~?」
にゃ~ご。
騒がしいカウンターから少し離れた所に立つノアの下に北魘に預けていたニャーゴがやって来た。
ノアは徐に抱き抱え愛でるのだが
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