78 / 1,117
旅立ち~オードゥス出立まで
咆哮搏撃
しおりを挟む
バトルベアは咆哮搏撃し、目の前にいるノアに強烈な振り下ろしを繰り出す。
グォオオオアアア! ズズン!
【鎧袖一贖】を発動したノアはそれを全て腕で受け止める。
あまりの威力に足元の石畳が陥没する。
「はっはー!良い威力だ、こちらからも行くぞ!」
バトルベアらの腕を弾き、更に石畳を陥没させる程の威力で踏み込みんで目の前のバトルベアの顔面をぶん殴る。
ゴギン! ズズゥン!
鼻先を砕く様な感覚が手に伝わり、そのままバトルベアは後ろに倒れる。
右側にいたバトルベアがノアの着地を狙い大木の様な右腕を振り下ろしてきた。
ノアはこれを僅かに体をずらして避ける。
腕が激突すると石畳が大きく抉れ、飛び散った石片が弾丸の様だ。
「威力はあるが隙がでかいよ、っと!」
突き刺さった右腕の関節部を目掛け強烈な蹴りを蹴りを繰り出す。
ボギン! グゴァオオオアアアッ!
肘が折れ、自重を支えられなくなったバトルベアは倒れ込む。
その際に頭が下がったのでついでに顎をぶん殴ると骨が砕ける感覚があった。
背後から殺気を感じたのでしゃがむと頭上を凄まじい速さで腕が通過する。
しゃがんだ状態で反転しバトルベアの側面に向かって飛び込み、強烈な脚払いを繰り出す。
仰向けで倒れ、がら空きになったバトルベアの喉に<渾身>を乗せた拳を打ち込む。
少し離れた所からでも「グシャッ」という音が聞こえ、バトルベアがのたうち回る。
初めに殴り倒したバトルベアが起き上がり、突進を仕掛けてくる。
ノアは真正面で迎え撃ち、僅かに後退した後完全に動きを止める。
直ぐに噛みつきを仕掛けてきたがそれよりも早くノアが鼻先に肘を打ち込む。
怯んだ所に<渾身>を乗せ、右に3発、左に2発打ち込む。
ゴキッ!ボキッ!ビギッ! バキッ!ボキッ!
殴る度に顔面の骨を砕く音が響く、最後の一撃でバトルベアの口がだらりと開く、顎の骨を砕いた様だ。
首に跨がり、開いた下顎を掴んで捻る、バトルベアが抵抗するよりも早く、瞬間的に<渾身>を発動して一気に首をへし折る。
ボギン! ズズゥン!
「うぉぉ…もう1体倒しやがった…」
隊員の誰かがそう呟くが、とりあえず無視する。
先程肘を折ったバトルベアは立ち上がり威嚇を続けるが、ノアが1歩近付けば1歩下がり、2歩近付けば2歩下がる。
誘導しつつそれを続けた結果、ダンジョン入口の壁と接触した。
バトルベアの気が一瞬そちらに向かった所で猛然と駆け出す、不意をつかれたバトルベアは慌てて無事な左腕を振るうが、さっきと違い軽く振るった程度なので避けるのは余裕だ。
少し外側に回避し、壁に近くなった所で<壁走り>を発動し、壁伝いに移りバトルベアの上で肩車して貰っている様な状態になる。
先程顔面を数発殴ったお陰で牙が所々折れ、手を差し込めるだけの隙間がある。
手を入れ、上顎をガッチリ固定し全力で後ろに引く。
急激に引っ張られ大きく仰け反ると、首の辺りがミシミシ音をたて始め、バトルベアは左腕を振り回しなりふり構わず暴れだす。
ノアは左腕に足を掛けて固定し壁に右足を向け壁への衝突を防ぐ。
グ ゴゴ ガ! ベギン! ズン!
バトルベアの抵抗虚しく首がへし折れ、力無く崩れ落ちる。
あまりにも一方的過ぎる戦いに調査隊員やベルドラッド、アリッサやギルドの屋根に待機しているアルミラ等のノアの戦闘風景をあまり見た事が無い面々は言葉を失っていた。
残るバトルベアはあと1頭。
先程喉を潰したバトルベアは呼吸もままならず体を起こすのがやっとの様で、ノアと相対しても威嚇するでもなく逃げようともせず腕をだらりと下げ観念した様だ。
自分がやっといてなんだが、このまま無駄に時間を掛けて死ぬのを待つか一思いに殺すべきか判断を迷ったので【鎧袖一贖】を解除する。
ジョーの言う通り虚脱感等の反動は起こらず普段のままだ。
ノアは腰の剣を抜く、バトルベアに対しての最大の敵対行為である『武器を手に取る』行動を起こす。
すると弱々しく片腕を上げ、戦って死ぬ方を選んだ様だ。
端から見たら『もう死にかけなのだからそっとしておけ』とか『なぶり殺しするな』とか言われるだろうがバトルベアの生態を考えるとこれが良いのかも知れない。
ノアはバトルベアに向かって歩きだす。
ノアはあえて間合いに入るとバトルベアが腕を振って来たので剣で受け流し、一思いに振り抜く。
ズバッ! ゴトン! ドシャッ!
こうして突発的に始まった防衛戦は、街への侵入等の被害は0という結果に終わった。
「ノア君お疲れ様。」
「皆さんもお疲れ様でした。」
「お疲れー!」
「お疲れー。」
「おら、俺らは調査だぞ。」
「…うーっす。」
防衛戦参加者や職員らが各々労いの言葉を掛ける。
調査隊はこれも魔素上昇が関与しているかどうかを調べる事になる。
ノアはダンジョン入口で後片付けを手伝っていた。
「よ、いっ、しょっと!」
俯せに倒れたバトルベアの死体を仰向けにする。
解体小屋に入りきらないのでこの場でアルキラーとバラスがある程度解体をするらしい。
他にもベルドラッドや隊員、アリッサの竜牙兵も動員して復旧を急いでいた。
「ノ、ノア君私も手伝うよ。」
「いやいや、これとてつもなく重いから他の所手伝ってあげて下さい。」
そう言うと脇腹にポーラの杖が突き刺さる。
「うぐっ!?」
「にっぶい男ね。少年と一緒が良いのよ。」
「ポ、ポーラちゃん!?」
「良い?クロラ、少年は"にぶい"んじゃ無いのよ?"にっぶい"のよ?
子供でも分かる様な露骨なヤツをかまさないとあの少年「わー!本人の前で言うのは止めてぇ!」」
何となくポーラからボロクソに言われたノアは目をぱちくりさせていた。
「どうだいあの栄養剤、効果覿面だっただろう?」
「ジョーさん…一体何なんですかあの栄養剤…ただの栄養剤じゃないでしょ?」
「ははは、あれはね…ん?」
「…!」
ジョーとノアが同時にダンジョン入口上部の違和感に気付く。
ノアは直ぐ様<洗練された手業>を発動し背中の弓を取って矢を発射、端から見れば何も無い空間に向け2、3矢射ち続けた。
「ノ、ノア君急にどうしたの?」
「ご乱心?」
「いや、誰かいたな…」
クロラとポーラが突然のノアの行動に驚くがジョーも何かを感じ取った様だ。
ノアが弓を仕舞い、矢を射った辺りを捜索する。
「これは……。」
(ちっくしょう…あの野郎、俺の事射ちやがって…何だよ、この適正だったらバレないんじゃなかったのか…)
何者かがいるのは人通りの少ないとある裏道、フードを目深に被り人目を忍んでいた。
ノアに射たれた太腿を見て恨み節を放つ。
(なぁその傷大丈夫か?今なら誰もいないから適正入れ替えて回復魔法掛けるけど…)
(いや、傷も浅いし調査隊が彷徨いているから止めとこう。)
(分かった。しっかしあのガキ俺らの計画ぶち壊しやがって…)
(俺らが汗水流してかき集めたモンスターを街に入れる事無く片付けやがった…
次は下層まで行ってモンスターを集めてくるぞ。)
(ああ、俺らが受けた苦しみを味わわせてやろうぜ!)
そうして何者か2名は行動を起こす。
適正の力か、姿をほとんど消して建物の屋根へ移動、屋根伝いに移動を開始する。
途中冒険者ギルドが騒がしくなっていた。
(冒険者ギルドが騒がしい。ちょっと<聞き耳>で話を聞いてみるわ。)
(分かった。俺も気になったから丁度いい。)
2人は冒険者ギルドの屋根に飛び移り、<聞き耳>を立て始めた。
グォオオオアアア! ズズン!
【鎧袖一贖】を発動したノアはそれを全て腕で受け止める。
あまりの威力に足元の石畳が陥没する。
「はっはー!良い威力だ、こちらからも行くぞ!」
バトルベアらの腕を弾き、更に石畳を陥没させる程の威力で踏み込みんで目の前のバトルベアの顔面をぶん殴る。
ゴギン! ズズゥン!
鼻先を砕く様な感覚が手に伝わり、そのままバトルベアは後ろに倒れる。
右側にいたバトルベアがノアの着地を狙い大木の様な右腕を振り下ろしてきた。
ノアはこれを僅かに体をずらして避ける。
腕が激突すると石畳が大きく抉れ、飛び散った石片が弾丸の様だ。
「威力はあるが隙がでかいよ、っと!」
突き刺さった右腕の関節部を目掛け強烈な蹴りを蹴りを繰り出す。
ボギン! グゴァオオオアアアッ!
肘が折れ、自重を支えられなくなったバトルベアは倒れ込む。
その際に頭が下がったのでついでに顎をぶん殴ると骨が砕ける感覚があった。
背後から殺気を感じたのでしゃがむと頭上を凄まじい速さで腕が通過する。
しゃがんだ状態で反転しバトルベアの側面に向かって飛び込み、強烈な脚払いを繰り出す。
仰向けで倒れ、がら空きになったバトルベアの喉に<渾身>を乗せた拳を打ち込む。
少し離れた所からでも「グシャッ」という音が聞こえ、バトルベアがのたうち回る。
初めに殴り倒したバトルベアが起き上がり、突進を仕掛けてくる。
ノアは真正面で迎え撃ち、僅かに後退した後完全に動きを止める。
直ぐに噛みつきを仕掛けてきたがそれよりも早くノアが鼻先に肘を打ち込む。
怯んだ所に<渾身>を乗せ、右に3発、左に2発打ち込む。
ゴキッ!ボキッ!ビギッ! バキッ!ボキッ!
殴る度に顔面の骨を砕く音が響く、最後の一撃でバトルベアの口がだらりと開く、顎の骨を砕いた様だ。
首に跨がり、開いた下顎を掴んで捻る、バトルベアが抵抗するよりも早く、瞬間的に<渾身>を発動して一気に首をへし折る。
ボギン! ズズゥン!
「うぉぉ…もう1体倒しやがった…」
隊員の誰かがそう呟くが、とりあえず無視する。
先程肘を折ったバトルベアは立ち上がり威嚇を続けるが、ノアが1歩近付けば1歩下がり、2歩近付けば2歩下がる。
誘導しつつそれを続けた結果、ダンジョン入口の壁と接触した。
バトルベアの気が一瞬そちらに向かった所で猛然と駆け出す、不意をつかれたバトルベアは慌てて無事な左腕を振るうが、さっきと違い軽く振るった程度なので避けるのは余裕だ。
少し外側に回避し、壁に近くなった所で<壁走り>を発動し、壁伝いに移りバトルベアの上で肩車して貰っている様な状態になる。
先程顔面を数発殴ったお陰で牙が所々折れ、手を差し込めるだけの隙間がある。
手を入れ、上顎をガッチリ固定し全力で後ろに引く。
急激に引っ張られ大きく仰け反ると、首の辺りがミシミシ音をたて始め、バトルベアは左腕を振り回しなりふり構わず暴れだす。
ノアは左腕に足を掛けて固定し壁に右足を向け壁への衝突を防ぐ。
グ ゴゴ ガ! ベギン! ズン!
バトルベアの抵抗虚しく首がへし折れ、力無く崩れ落ちる。
あまりにも一方的過ぎる戦いに調査隊員やベルドラッド、アリッサやギルドの屋根に待機しているアルミラ等のノアの戦闘風景をあまり見た事が無い面々は言葉を失っていた。
残るバトルベアはあと1頭。
先程喉を潰したバトルベアは呼吸もままならず体を起こすのがやっとの様で、ノアと相対しても威嚇するでもなく逃げようともせず腕をだらりと下げ観念した様だ。
自分がやっといてなんだが、このまま無駄に時間を掛けて死ぬのを待つか一思いに殺すべきか判断を迷ったので【鎧袖一贖】を解除する。
ジョーの言う通り虚脱感等の反動は起こらず普段のままだ。
ノアは腰の剣を抜く、バトルベアに対しての最大の敵対行為である『武器を手に取る』行動を起こす。
すると弱々しく片腕を上げ、戦って死ぬ方を選んだ様だ。
端から見たら『もう死にかけなのだからそっとしておけ』とか『なぶり殺しするな』とか言われるだろうがバトルベアの生態を考えるとこれが良いのかも知れない。
ノアはバトルベアに向かって歩きだす。
ノアはあえて間合いに入るとバトルベアが腕を振って来たので剣で受け流し、一思いに振り抜く。
ズバッ! ゴトン! ドシャッ!
こうして突発的に始まった防衛戦は、街への侵入等の被害は0という結果に終わった。
「ノア君お疲れ様。」
「皆さんもお疲れ様でした。」
「お疲れー!」
「お疲れー。」
「おら、俺らは調査だぞ。」
「…うーっす。」
防衛戦参加者や職員らが各々労いの言葉を掛ける。
調査隊はこれも魔素上昇が関与しているかどうかを調べる事になる。
ノアはダンジョン入口で後片付けを手伝っていた。
「よ、いっ、しょっと!」
俯せに倒れたバトルベアの死体を仰向けにする。
解体小屋に入りきらないのでこの場でアルキラーとバラスがある程度解体をするらしい。
他にもベルドラッドや隊員、アリッサの竜牙兵も動員して復旧を急いでいた。
「ノ、ノア君私も手伝うよ。」
「いやいや、これとてつもなく重いから他の所手伝ってあげて下さい。」
そう言うと脇腹にポーラの杖が突き刺さる。
「うぐっ!?」
「にっぶい男ね。少年と一緒が良いのよ。」
「ポ、ポーラちゃん!?」
「良い?クロラ、少年は"にぶい"んじゃ無いのよ?"にっぶい"のよ?
子供でも分かる様な露骨なヤツをかまさないとあの少年「わー!本人の前で言うのは止めてぇ!」」
何となくポーラからボロクソに言われたノアは目をぱちくりさせていた。
「どうだいあの栄養剤、効果覿面だっただろう?」
「ジョーさん…一体何なんですかあの栄養剤…ただの栄養剤じゃないでしょ?」
「ははは、あれはね…ん?」
「…!」
ジョーとノアが同時にダンジョン入口上部の違和感に気付く。
ノアは直ぐ様<洗練された手業>を発動し背中の弓を取って矢を発射、端から見れば何も無い空間に向け2、3矢射ち続けた。
「ノ、ノア君急にどうしたの?」
「ご乱心?」
「いや、誰かいたな…」
クロラとポーラが突然のノアの行動に驚くがジョーも何かを感じ取った様だ。
ノアが弓を仕舞い、矢を射った辺りを捜索する。
「これは……。」
(ちっくしょう…あの野郎、俺の事射ちやがって…何だよ、この適正だったらバレないんじゃなかったのか…)
何者かがいるのは人通りの少ないとある裏道、フードを目深に被り人目を忍んでいた。
ノアに射たれた太腿を見て恨み節を放つ。
(なぁその傷大丈夫か?今なら誰もいないから適正入れ替えて回復魔法掛けるけど…)
(いや、傷も浅いし調査隊が彷徨いているから止めとこう。)
(分かった。しっかしあのガキ俺らの計画ぶち壊しやがって…)
(俺らが汗水流してかき集めたモンスターを街に入れる事無く片付けやがった…
次は下層まで行ってモンスターを集めてくるぞ。)
(ああ、俺らが受けた苦しみを味わわせてやろうぜ!)
そうして何者か2名は行動を起こす。
適正の力か、姿をほとんど消して建物の屋根へ移動、屋根伝いに移動を開始する。
途中冒険者ギルドが騒がしくなっていた。
(冒険者ギルドが騒がしい。ちょっと<聞き耳>で話を聞いてみるわ。)
(分かった。俺も気になったから丁度いい。)
2人は冒険者ギルドの屋根に飛び移り、<聞き耳>を立て始めた。
178
あなたにおすすめの小説
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった
海道一人
ファンタジー
二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。
ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。
そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。
主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。
ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。
それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。
ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる