155 / 1,117
アルバラスト編
本陣に突撃
しおりを挟む
「リ、リーダー…先程ジュラ、バグラ両名と戦闘開始した少年ですが本陣に突撃してきます。」
「はぁっ!?何言ってんだ!」
リーダーと呼ばれた男、デッドが<千里眼>を発動して前方を見る。
「何じゃありゃ…」
驚くのは無理もない、【万能】持ちの4人の中では剣術が得意と豪語し、相手の苦しむ姿を好む等、残忍な性格をしているジュラとバグラが「奴を殺す」とほざいて僅か数分後に首根っこ掴まれて本陣に戻って来ているのだ。
しかも先程まで野盗150人以上を相手にしていた奴がである。
「お、おい!ゼノ!『ヤツ』の召喚まであとどれ位掛かる!?」
「急かすなデッド!どんなに急いでも後15分は掛かる!」
「じ、15分…!?おい、【魔法使い】共!
3人は魔力供給を続けて残りはアイツをここに近付けさせるな!」
「で、でもアイツ、ジュラやバグラを…」
「『ヤツ』の召喚を邪魔されたら全てがパァだ、死んでも10分以内に蘇生打てば助けられんだ!
良いからさっさとやれ!」
デッドが慌ている理由は、野盗400人以上を囮として使い、時間を掛けて準備していた『ヤツ』の召喚である。
ゼノが魔方陣を描き、20人以上の【魔法使い】が魔力供給をすれば約1時間程で召喚が可能であった。
だが想像以上に早く野盗が殲滅され、街への影響は一切無く、逆に前線を押し上げられた。
ジュラとバグラをけしかけたにも関わらず瞬殺され現在物理的に帰還中である。
【魔法使い】達は迫り来るノアに狙いを付け、一斉に、そして断続的に魔法を放ち始めた。
「アイシクルランス!」
「ファイアランス!」
「サンダーストライク!」
「アイシクルランス!」
「エクスプロージョン!」
「ウォーターランス!」
ドドドドドドドドドドドドドッ!
「はっはー!熱烈歓迎だぜー!』
「ぐっ…離、せ…ガキ『ドガガガッ!』
右手で喚き立てたバグラを地面に叩き付けながら引き摺る。
「もう少しでお仲間の所に着くんだから少し黙ってろ。』
「…はい…」
顔面右側がノアの紅葉おろしによってズタボロになり出血が酷い事になったバグラ。
ジュラはその光景を見た事で何も言えなくなってしまった。
ドガッ!ズドォンッ!
前方にいる【魔法使い】らが放った魔法が着弾し始めた。
ノアは更に加速、魔法弾を掻い潜りながら前進する。
「くっ、少年止まりません!更に加速して来ます!」
「くそっ!」
デッドの体が一瞬光り、即座にデッドの周囲に5つの魔方陣が展開され、オーガが5体召喚される。
「アイツを殺せ!」
デッドの指示を受けたオーガ達がコクりと頷いて一斉に駆け出す。
それを見たノアは<集中><渾身><投擲術>を発動し、1体のオーガに向かってジュラをぶん投げる。
ドガァッ!「うげぇっ!?」グォアアッ!?
流石に人間1人分の重量が高速で激突した為オーガはたたらを踏み、頑丈なオーガに激突したジュラはピクピクと痙攣していた。
「流石にオーガは堅いな、っと!」
フラついたオーガに最接近し<渾身>を発動してバグラを鈍器代わりに叩き付ける。
ゴチュッ!「…っ!…っ!?」…ァッ!
声にならない声を上げてバグラとオーガは地面に倒れ伏す。
ノアは直ぐに腰の阿羅亀噛を抜きつつオーガの首を撥ね飛ばす。
オーガの首が宙に舞った瞬間には直ぐに駆け出し、接近して来たオーガを次々ぶった斬っていく。
4体目を斬り飛ばした所で地面が明るく照らされたので直ぐにその場を離れると、爆裂魔法が着弾する。
ズドォンッ!
上空を見ると既に視界に8発の爆裂魔法が確認できた。
ノアは全弾避けるのは厳しいと判断して2本の阿羅亀噛を交差して即席の盾とした。
ドゴァアッ!ズガァアンッ!ボガァッ!
「ぐぐぐっ…爆裂魔法撃ち過ぎだろう…」
着弾し何とか耐えてはいるが、次第にノアの動きが止まる。
一瞬爆撃が止んだのですかさず地面に阿羅亀噛2本を突き刺して壁を形成。
直ぐにまた爆撃がやってきて陰に隠れて耐え忍ぶノア。
「よし!アイツが足を止めたぞ!撃ち続けろ!」
本陣にいる野盗達に安堵の色が戻る。
さっきまで何やっても止まる事が無かったノアが動きを止めている。
街の連中も爆撃の嵐でこちらに来る事も出来ずにいる。
ただ魔力消費が大きい為撃ち続けられるのも後1、2分が限度だ。
それを察したデッドは直ぐに準備に取り掛かる。
デッドは自身の前後左右に魔方陣を展開、それぞれ別の術式が描かれている様だ。
ボゴァッ!「うわぁああああああっ!?」
デッドの背後、【魔法使い】らが爆裂魔法を撃ち続けている正にその集団の中央部から突如悲鳴が上がる。
地面を突き破りノアが出現。
【魔法使い】らの足や胸ぐらを掴んで地面に叩き付ける。
至近距離に現れたノアに対処が間に合わず、直ぐに5人以上の【魔法使い】が気を失う。
ノアは阿羅亀噛を壁にした後、隠れて地面に魔力を流して地中に潜ったノアは<気配感知>を頼りに【魔法使い】に接近、出現して強襲を仕掛けたのだった。
「くそっ!モンスターよりモンスターしてるぜ!お前らぁ!何でも良いからそいつの動きを止めろ!"飛ばす"ぞ!」
デッドの言葉を受けた【魔法使い】らは意図を察して直ぐ様行動に移す。
デッドが展開している魔方陣の数と"飛ばす"に嫌な予感を覚えたノアはマズイと判断。
攻撃を中断しデッドの所まで急ぐが
「ショックバインド!(麻痺拘束)」
「パラライズニードル!(麻痺針)」
「ヘヴィ!(移動速度低下)」
「スロウアクション!(行動鈍化)」
「バイタルドレイン!(体力吸収)」
「アースバインド!(大地拘束)」
「アイシクルソーン!(氷の棘)」
「ぐ、おおおおおおおおっ!?」
ショックバインドでノアの周囲に黄色の閃光が走り麻痺(弱)と拘束状態になり、パラライズニードルが複数本体に刺さり麻痺(強)状態に。
ヘヴィとスロウアクションを受け、一気に全ての動作が鈍化。
バイタルドレインで立てない程にまで体力が吸われ、アースバインドでノアの足元から石柱が現れ、アイシクルソーンで隙間を埋める様に氷の棘が発生、完全に拘束されてしまった。
「空間魔法『隔絶』!」
デッドが叫ぶとノアが拘束されている地点を隔てる様に光の壁が出現。
「ったく、手間掛けさせやがって…『転移』!」
デッドが何か唱えると同時にノアの見る景色が変わり、街の中央広場に石柱、地面ごと転移。
「くそっ…やられた…」
身動き1つ取れないノアは力無く項垂れる事しか出来なかった。
「はぁ…はぁ…何てヤツだ…こんな事なら『封印』とか覚えときゃ良かったぜ…
おい、お前ら、ジュラとバグラを回収、怪我人を集めて一緒に回復する!
あとマナポーション飲んで魔力を回復しておけ、直ぐ俺が【召喚】で奴等を近付けさせない様に手を打つからよ。」
「り、了解…」
「なぁ…アイツは…?」
「時間に余裕無かったが5分位は『隔絶』は解けねぇし、デバフ山盛りで動くのもしんどいハズだ…
『転移』も見える範囲で遠い所っつったら街ん中だったが何とかなるだろ…」
「アイツやべぇよ…ボスモンスターみてぇな戦い方じゃねぇか…」
「おら、ぐずぐず言ってねぇでさっさとやれって。
ゼノ、『ヤツ』はどうだ?」
「あと10分位だ…いやぁ、見てるこっちはヒヤヒヤしたぜ…
何だよあのガキ…」
「取り敢えず街まで飛ばしたから安心しろ。
お前は『ヤツ』の召喚に注力しといてくれ。」
デッドは冒険者や商人から盗ったアイテムボックスからマナポーションを取り出して一気にあおる。
デッドの体が一瞬光り【上級魔法使い】から【召喚】に適正変化、魔力を練り次の行動に移していた。
「はぁっ!?何言ってんだ!」
リーダーと呼ばれた男、デッドが<千里眼>を発動して前方を見る。
「何じゃありゃ…」
驚くのは無理もない、【万能】持ちの4人の中では剣術が得意と豪語し、相手の苦しむ姿を好む等、残忍な性格をしているジュラとバグラが「奴を殺す」とほざいて僅か数分後に首根っこ掴まれて本陣に戻って来ているのだ。
しかも先程まで野盗150人以上を相手にしていた奴がである。
「お、おい!ゼノ!『ヤツ』の召喚まであとどれ位掛かる!?」
「急かすなデッド!どんなに急いでも後15分は掛かる!」
「じ、15分…!?おい、【魔法使い】共!
3人は魔力供給を続けて残りはアイツをここに近付けさせるな!」
「で、でもアイツ、ジュラやバグラを…」
「『ヤツ』の召喚を邪魔されたら全てがパァだ、死んでも10分以内に蘇生打てば助けられんだ!
良いからさっさとやれ!」
デッドが慌ている理由は、野盗400人以上を囮として使い、時間を掛けて準備していた『ヤツ』の召喚である。
ゼノが魔方陣を描き、20人以上の【魔法使い】が魔力供給をすれば約1時間程で召喚が可能であった。
だが想像以上に早く野盗が殲滅され、街への影響は一切無く、逆に前線を押し上げられた。
ジュラとバグラをけしかけたにも関わらず瞬殺され現在物理的に帰還中である。
【魔法使い】達は迫り来るノアに狙いを付け、一斉に、そして断続的に魔法を放ち始めた。
「アイシクルランス!」
「ファイアランス!」
「サンダーストライク!」
「アイシクルランス!」
「エクスプロージョン!」
「ウォーターランス!」
ドドドドドドドドドドドドドッ!
「はっはー!熱烈歓迎だぜー!』
「ぐっ…離、せ…ガキ『ドガガガッ!』
右手で喚き立てたバグラを地面に叩き付けながら引き摺る。
「もう少しでお仲間の所に着くんだから少し黙ってろ。』
「…はい…」
顔面右側がノアの紅葉おろしによってズタボロになり出血が酷い事になったバグラ。
ジュラはその光景を見た事で何も言えなくなってしまった。
ドガッ!ズドォンッ!
前方にいる【魔法使い】らが放った魔法が着弾し始めた。
ノアは更に加速、魔法弾を掻い潜りながら前進する。
「くっ、少年止まりません!更に加速して来ます!」
「くそっ!」
デッドの体が一瞬光り、即座にデッドの周囲に5つの魔方陣が展開され、オーガが5体召喚される。
「アイツを殺せ!」
デッドの指示を受けたオーガ達がコクりと頷いて一斉に駆け出す。
それを見たノアは<集中><渾身><投擲術>を発動し、1体のオーガに向かってジュラをぶん投げる。
ドガァッ!「うげぇっ!?」グォアアッ!?
流石に人間1人分の重量が高速で激突した為オーガはたたらを踏み、頑丈なオーガに激突したジュラはピクピクと痙攣していた。
「流石にオーガは堅いな、っと!」
フラついたオーガに最接近し<渾身>を発動してバグラを鈍器代わりに叩き付ける。
ゴチュッ!「…っ!…っ!?」…ァッ!
声にならない声を上げてバグラとオーガは地面に倒れ伏す。
ノアは直ぐに腰の阿羅亀噛を抜きつつオーガの首を撥ね飛ばす。
オーガの首が宙に舞った瞬間には直ぐに駆け出し、接近して来たオーガを次々ぶった斬っていく。
4体目を斬り飛ばした所で地面が明るく照らされたので直ぐにその場を離れると、爆裂魔法が着弾する。
ズドォンッ!
上空を見ると既に視界に8発の爆裂魔法が確認できた。
ノアは全弾避けるのは厳しいと判断して2本の阿羅亀噛を交差して即席の盾とした。
ドゴァアッ!ズガァアンッ!ボガァッ!
「ぐぐぐっ…爆裂魔法撃ち過ぎだろう…」
着弾し何とか耐えてはいるが、次第にノアの動きが止まる。
一瞬爆撃が止んだのですかさず地面に阿羅亀噛2本を突き刺して壁を形成。
直ぐにまた爆撃がやってきて陰に隠れて耐え忍ぶノア。
「よし!アイツが足を止めたぞ!撃ち続けろ!」
本陣にいる野盗達に安堵の色が戻る。
さっきまで何やっても止まる事が無かったノアが動きを止めている。
街の連中も爆撃の嵐でこちらに来る事も出来ずにいる。
ただ魔力消費が大きい為撃ち続けられるのも後1、2分が限度だ。
それを察したデッドは直ぐに準備に取り掛かる。
デッドは自身の前後左右に魔方陣を展開、それぞれ別の術式が描かれている様だ。
ボゴァッ!「うわぁああああああっ!?」
デッドの背後、【魔法使い】らが爆裂魔法を撃ち続けている正にその集団の中央部から突如悲鳴が上がる。
地面を突き破りノアが出現。
【魔法使い】らの足や胸ぐらを掴んで地面に叩き付ける。
至近距離に現れたノアに対処が間に合わず、直ぐに5人以上の【魔法使い】が気を失う。
ノアは阿羅亀噛を壁にした後、隠れて地面に魔力を流して地中に潜ったノアは<気配感知>を頼りに【魔法使い】に接近、出現して強襲を仕掛けたのだった。
「くそっ!モンスターよりモンスターしてるぜ!お前らぁ!何でも良いからそいつの動きを止めろ!"飛ばす"ぞ!」
デッドの言葉を受けた【魔法使い】らは意図を察して直ぐ様行動に移す。
デッドが展開している魔方陣の数と"飛ばす"に嫌な予感を覚えたノアはマズイと判断。
攻撃を中断しデッドの所まで急ぐが
「ショックバインド!(麻痺拘束)」
「パラライズニードル!(麻痺針)」
「ヘヴィ!(移動速度低下)」
「スロウアクション!(行動鈍化)」
「バイタルドレイン!(体力吸収)」
「アースバインド!(大地拘束)」
「アイシクルソーン!(氷の棘)」
「ぐ、おおおおおおおおっ!?」
ショックバインドでノアの周囲に黄色の閃光が走り麻痺(弱)と拘束状態になり、パラライズニードルが複数本体に刺さり麻痺(強)状態に。
ヘヴィとスロウアクションを受け、一気に全ての動作が鈍化。
バイタルドレインで立てない程にまで体力が吸われ、アースバインドでノアの足元から石柱が現れ、アイシクルソーンで隙間を埋める様に氷の棘が発生、完全に拘束されてしまった。
「空間魔法『隔絶』!」
デッドが叫ぶとノアが拘束されている地点を隔てる様に光の壁が出現。
「ったく、手間掛けさせやがって…『転移』!」
デッドが何か唱えると同時にノアの見る景色が変わり、街の中央広場に石柱、地面ごと転移。
「くそっ…やられた…」
身動き1つ取れないノアは力無く項垂れる事しか出来なかった。
「はぁ…はぁ…何てヤツだ…こんな事なら『封印』とか覚えときゃ良かったぜ…
おい、お前ら、ジュラとバグラを回収、怪我人を集めて一緒に回復する!
あとマナポーション飲んで魔力を回復しておけ、直ぐ俺が【召喚】で奴等を近付けさせない様に手を打つからよ。」
「り、了解…」
「なぁ…アイツは…?」
「時間に余裕無かったが5分位は『隔絶』は解けねぇし、デバフ山盛りで動くのもしんどいハズだ…
『転移』も見える範囲で遠い所っつったら街ん中だったが何とかなるだろ…」
「アイツやべぇよ…ボスモンスターみてぇな戦い方じゃねぇか…」
「おら、ぐずぐず言ってねぇでさっさとやれって。
ゼノ、『ヤツ』はどうだ?」
「あと10分位だ…いやぁ、見てるこっちはヒヤヒヤしたぜ…
何だよあのガキ…」
「取り敢えず街まで飛ばしたから安心しろ。
お前は『ヤツ』の召喚に注力しといてくれ。」
デッドは冒険者や商人から盗ったアイテムボックスからマナポーションを取り出して一気にあおる。
デッドの体が一瞬光り【上級魔法使い】から【召喚】に適正変化、魔力を練り次の行動に移していた。
116
あなたにおすすめの小説
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった
海道一人
ファンタジー
二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。
ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。
そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。
主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。
ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。
それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。
ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる