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王都編
出し惜しみは無し
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『ゲホッ…出し惜しみは無しだ!グリード出て来てくれ!』
ドガァッ!グルルルルルルオアッ!
ノアの呼び掛けに応じたグリードは地面を砕きながら出現、超巨大なモンスターへ吼え掛かる。
吼え掛けられたモンスターは、突如現れた存在を脅威と感じたのか、水中から急浮上。
水面から太さが10メルを越え、巨岩を彷彿とさせる巨腕が姿を現す。
ズガンズガンと巨拳を打ち付け威嚇行動を取りつつ吼え返す。
グォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!
あまりの音圧に、遥か上にある天井部分の石や石柱が震え脱落し、地面に降り注ぐ。
『ふふ…ゲホッ…殺る気満々だなグリード…
良いか…やる事はフリアダビアの時と同じだ…
俺も奴に攻撃を仕掛ける、君は俺に狙いを定め、中間地点に奴が入ったら撃ちまくれ…』
グルルァィッ!『ん?』
少し気になる鳴き声を上げたグリードだが、取り敢えず後にす。
何故なら、モンスターが振り上げた触手が今まさに振り下ろされたからだ。
ドガァンッ!バヂヂヂヂヂヂッ!
ノアもグリードも触手の叩き付けを回避するが、叩き付けの余波は凄まじく、捲れ上がり粉砕された岩石が全方位に弾丸となって拡散。
【一鬼呵成】で回復効果を受けているノアの体を再びズタズタに切り裂く。
その上衝撃波で吹き飛ばされ、地面を転がる。
が、再度肩甲骨辺りから赤黒い腕を生成させたノアは、地面を強く叩き付け反動で宙に浮き、モンスターの顔面目掛けて荒鬼神をぶん投げる。
ゴァアアアアアアッ!バギンッ!
案の定触手を振るわれ防がれるが、狙いはそこだった。
足が使えない以上、高速移動は困難を極める。
ノアは、荒鬼神を用いた転移の連続発動を利用した高速移動を敢行。
余剰魔力を溜め込んだ指輪の魔力と、自身の魔力を全てこの戦法に注ぎ込んでこの戦いに挑む様だ。
触手に突き刺さった荒鬼神の所まで転移したノアは、直ぐ様もう1本の荒鬼神をモンスターの背後へと投擲。
転移を繰り返してグリードとの連携を図るつもりである。
だが
グォオオオオオオオアアッ!『!?』
突如モンスターが腕を振り上げながらノアへと向き、巨拳を打ち込んできた。
ノアは投擲した荒鬼神と触手に突き刺した荒鬼神を手元に転移させ、防御体勢を取る。
更に生成した腕4本を体の前で構えて衝撃に備える。
ドゴォンッ!!『ぐ、ぉおおおっ!!!』
モンスターの巨拳の威力は凄まじく、万全の体勢で備えていたにも関わらず、防御の上から衝撃が貫通し、治り掛けの左腕が粉砕。
肩から先が完全に脱力し、荒鬼神を落としてしまう。
そのまま吹き飛ばされたノアは後方の壁に叩き付けられそうになるも、生成した腕を使い衝突を免れる。
(くそっ…意識をしっかり保ってないと腕の形成を保てねぇ…)
痛覚は遮断されたが、出血量が多い上に今の攻撃でノアの意識は朦朧としていた。
ズズズ… 『な…!?』
突如モンスターが触手10本程の先端をノアに向け構え始めた。
何事かと思っていると、モンスターのいる水場の水嵩が急激に下がり、それに合わせて触手の太さが倍以上に膨張。
<虫の知らせ>が頭の中でガンガンと鳴り響く。
恐らくブレスの様な物が発射されるのだろうが、規模や威力が予想出来ない為、無闇に動けずにいた。
触手の先端が急激に膨張。
『来る!』そう思った時だった。
バシュゥウウウウッ!
ドヂュッ!グゴァアアアアアアッ!?
モンスターの背後からグリードがプラズマレーザーを発射、人間で言う鎖骨辺りを貫通し、苦悶の咆哮が上がる。
それとほぼ同時に触手の先端から超高圧で圧縮された水が発射されるも、狙いはノアから逸れ壁に着弾。
硬い岩盤層をいとも簡単に切り刻み、大量の瓦礫が水中へと落下する。
ノアは朦朧とする意識の中、生成させた腕を駆使して瓦礫の山を回避しつつ一旦距離を取る。
途中、壁に窪みがあったのでそこに入ると、直ぐ様アイテムボックスからチノアラシの針2本を取り出し、首に突き刺して輸血する。
それでも朦朧とした意識は直ぐには治らない。
このまま背中を壁に付けてしまえば意識を手離してしまうかも知れない。
そうなってしまえば全て終わりである。
ノアはこの僅かな時間を利用し荒療治を決意。
意を決したノアは、ついさっき獲得に気付いた<痛覚遮断>を瞬間的に切り、また直ぐに発動する。
本当に瞬間的ではあったのだが、ここまでで発生した骨折や各臓器の損傷、多種多様、全ての痛みがノアを襲う。
『うおぁあっ!?』
洒落にならない痛みで全身からぶわっと脂汗が噴き出し、思わず踞る。
『…ハァ…ハァ…お、お陰で意識がハッキリしてきた…』
意識を無理矢理覚醒させたノアは2、3回深呼吸して窪みから飛び出す。
丁度外ではモンスターとグリードが激しくブレスを撃ち合っていた。
グルルァッ!バジュッ!
グゴァアアアッ!シュバァッ!
グリードが放つプラズマレーザーが超巨大モンスターの左肩を貫通、だが致命傷とまではいかない様だ。
対して超巨大モンスターが繰り出す超高圧で撃ち出された水刃は、高い防御性能を誇るグリードの鱗に阻まれ、全く効果が無い様だった。
業を煮やした超巨大モンスターはグリードからプラズマレーザーを撃ち込まれ続けながらも、巨大な両腕を振り上げ、力を溜め始める。
するとグリードがプラズマレーザーの放出を止め、ノアに吼える。
グルルルルルルオアッ!!
言葉は分からないが、『逃げろ』的な事を言っているのだと直感的に判断したノア。
だがその直後、超巨大モンスターが両腕を振り下ろすと、目の前で雷が落ちたのかと錯覚する程の轟音と凄まじい衝撃波により『レベル26』全体に破壊の嵐が吹き荒れる。
ビシャァアアアアアアアアアッ!
強固な岩盤層が地下10メル以上も捲れ上がり、流石のグリードも壁に叩き付けられる。
全方位に直径10メルを超える岩盤が、落ち葉の様に舞い上がり、高速で壁に突き刺さる。
衝撃により大量の水が吹き飛び、一時的に底が露出。
その水が元の場所に戻る頃には、大量の瓦礫が混在した濁流となって押し寄せる。
巻き込まれればただでは済まないであろう。
超巨大モンスターは自身が起こした破壊の跡を見渡し、勝ち誇った様に天を仰ぎ、咆哮を上げる。
だが、咄嗟の判断で天井付近まで移動し【一鬼呵成】を解除した後に【鬼鎧殻】を発動して待機していたノアが、超巨大モンスターの頭部目掛け落下を開始。
それに気付いた超巨大モンスターが、触手を上方に向けて超高圧水刃を発射。
ノアは予め魔力を流し、赤熱状態であった荒鬼神を水刃に合わせる様に振る。
バフォッ!グゴァッ!?
荒鬼神と水刃が触れると瞬時に沸騰、水蒸気爆発を起こして超巨大モンスターの視界を一時的に塞ぐ。
ノアを探そうと眼をギョロギョロと動かしていると
ズダンッ!ウゴォオオオアアアアッ!?
超巨大モンスターの眼球に、猛烈な速度で投擲された荒鬼神が突き立つ。
バシュンッ!
『…んの野郎…散々暴れやがって…
ちったぁ、俺の苦しみを味わいやがれ!』
眼球に突き立った荒鬼神に転移したノアは、即座に魔力を流し荒鬼神を赤熱化。
瞬時に眼球の水分が沸騰、眼球自体の大きさも相まって大規模な水蒸気爆発が発生、超巨大モンスターの頭部の一部分を中から破壊する事に成功。
ギャガァアアアアアアアアアアアッ!!
初めてモンスターが悲鳴を発し、その巨体が大きく揺らぐ。
依然として頭部からは白煙が上がるが、その場には【鬼鎧殻】を発動し、眼窩に荒鬼神を突き立てたノアがしがみ付いていた。
超巨大モンスターの片眼は完全に破壊され、もう片方の無事な眼が、ノアを怯えの混じった視線で見詰めている。
『そんな眼で俺を見るな、こっちはさっさとお前を倒して休みたいんだ。』
【鬼鎧殻】を解除し、赤黒い腕を生成して眼窩を掴んで体を固定。
荒鬼神を逆手に持ち、無事な眼に目掛けて振り上げる。
「omtkdsi!」『!?』グォッ!?グル?
突如女性の声が聞こえ、体が動かなくなった。
聞いた事が無い言語の為、内容までは分からないが…
「増援か?」と身構えるが、動きを止めているのは超巨大モンスター、グリードも同じの様だ。
「swgsitomttktmrb…」
何やら喋りつつ超巨大モンスターの背後から現れたのは上半身は人間の女性と遜色無い造りをしているが、首には魚のエラの様な物があり、下半身には魚の様に尾ひれが生えている。
俗に言う『人魚』の姿であった。
ドガァッ!グルルルルルルオアッ!
ノアの呼び掛けに応じたグリードは地面を砕きながら出現、超巨大なモンスターへ吼え掛かる。
吼え掛けられたモンスターは、突如現れた存在を脅威と感じたのか、水中から急浮上。
水面から太さが10メルを越え、巨岩を彷彿とさせる巨腕が姿を現す。
ズガンズガンと巨拳を打ち付け威嚇行動を取りつつ吼え返す。
グォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!
あまりの音圧に、遥か上にある天井部分の石や石柱が震え脱落し、地面に降り注ぐ。
『ふふ…ゲホッ…殺る気満々だなグリード…
良いか…やる事はフリアダビアの時と同じだ…
俺も奴に攻撃を仕掛ける、君は俺に狙いを定め、中間地点に奴が入ったら撃ちまくれ…』
グルルァィッ!『ん?』
少し気になる鳴き声を上げたグリードだが、取り敢えず後にす。
何故なら、モンスターが振り上げた触手が今まさに振り下ろされたからだ。
ドガァンッ!バヂヂヂヂヂヂッ!
ノアもグリードも触手の叩き付けを回避するが、叩き付けの余波は凄まじく、捲れ上がり粉砕された岩石が全方位に弾丸となって拡散。
【一鬼呵成】で回復効果を受けているノアの体を再びズタズタに切り裂く。
その上衝撃波で吹き飛ばされ、地面を転がる。
が、再度肩甲骨辺りから赤黒い腕を生成させたノアは、地面を強く叩き付け反動で宙に浮き、モンスターの顔面目掛けて荒鬼神をぶん投げる。
ゴァアアアアアアッ!バギンッ!
案の定触手を振るわれ防がれるが、狙いはそこだった。
足が使えない以上、高速移動は困難を極める。
ノアは、荒鬼神を用いた転移の連続発動を利用した高速移動を敢行。
余剰魔力を溜め込んだ指輪の魔力と、自身の魔力を全てこの戦法に注ぎ込んでこの戦いに挑む様だ。
触手に突き刺さった荒鬼神の所まで転移したノアは、直ぐ様もう1本の荒鬼神をモンスターの背後へと投擲。
転移を繰り返してグリードとの連携を図るつもりである。
だが
グォオオオオオオオアアッ!『!?』
突如モンスターが腕を振り上げながらノアへと向き、巨拳を打ち込んできた。
ノアは投擲した荒鬼神と触手に突き刺した荒鬼神を手元に転移させ、防御体勢を取る。
更に生成した腕4本を体の前で構えて衝撃に備える。
ドゴォンッ!!『ぐ、ぉおおおっ!!!』
モンスターの巨拳の威力は凄まじく、万全の体勢で備えていたにも関わらず、防御の上から衝撃が貫通し、治り掛けの左腕が粉砕。
肩から先が完全に脱力し、荒鬼神を落としてしまう。
そのまま吹き飛ばされたノアは後方の壁に叩き付けられそうになるも、生成した腕を使い衝突を免れる。
(くそっ…意識をしっかり保ってないと腕の形成を保てねぇ…)
痛覚は遮断されたが、出血量が多い上に今の攻撃でノアの意識は朦朧としていた。
ズズズ… 『な…!?』
突如モンスターが触手10本程の先端をノアに向け構え始めた。
何事かと思っていると、モンスターのいる水場の水嵩が急激に下がり、それに合わせて触手の太さが倍以上に膨張。
<虫の知らせ>が頭の中でガンガンと鳴り響く。
恐らくブレスの様な物が発射されるのだろうが、規模や威力が予想出来ない為、無闇に動けずにいた。
触手の先端が急激に膨張。
『来る!』そう思った時だった。
バシュゥウウウウッ!
ドヂュッ!グゴァアアアアアアッ!?
モンスターの背後からグリードがプラズマレーザーを発射、人間で言う鎖骨辺りを貫通し、苦悶の咆哮が上がる。
それとほぼ同時に触手の先端から超高圧で圧縮された水が発射されるも、狙いはノアから逸れ壁に着弾。
硬い岩盤層をいとも簡単に切り刻み、大量の瓦礫が水中へと落下する。
ノアは朦朧とする意識の中、生成させた腕を駆使して瓦礫の山を回避しつつ一旦距離を取る。
途中、壁に窪みがあったのでそこに入ると、直ぐ様アイテムボックスからチノアラシの針2本を取り出し、首に突き刺して輸血する。
それでも朦朧とした意識は直ぐには治らない。
このまま背中を壁に付けてしまえば意識を手離してしまうかも知れない。
そうなってしまえば全て終わりである。
ノアはこの僅かな時間を利用し荒療治を決意。
意を決したノアは、ついさっき獲得に気付いた<痛覚遮断>を瞬間的に切り、また直ぐに発動する。
本当に瞬間的ではあったのだが、ここまでで発生した骨折や各臓器の損傷、多種多様、全ての痛みがノアを襲う。
『うおぁあっ!?』
洒落にならない痛みで全身からぶわっと脂汗が噴き出し、思わず踞る。
『…ハァ…ハァ…お、お陰で意識がハッキリしてきた…』
意識を無理矢理覚醒させたノアは2、3回深呼吸して窪みから飛び出す。
丁度外ではモンスターとグリードが激しくブレスを撃ち合っていた。
グルルァッ!バジュッ!
グゴァアアアッ!シュバァッ!
グリードが放つプラズマレーザーが超巨大モンスターの左肩を貫通、だが致命傷とまではいかない様だ。
対して超巨大モンスターが繰り出す超高圧で撃ち出された水刃は、高い防御性能を誇るグリードの鱗に阻まれ、全く効果が無い様だった。
業を煮やした超巨大モンスターはグリードからプラズマレーザーを撃ち込まれ続けながらも、巨大な両腕を振り上げ、力を溜め始める。
するとグリードがプラズマレーザーの放出を止め、ノアに吼える。
グルルルルルルオアッ!!
言葉は分からないが、『逃げろ』的な事を言っているのだと直感的に判断したノア。
だがその直後、超巨大モンスターが両腕を振り下ろすと、目の前で雷が落ちたのかと錯覚する程の轟音と凄まじい衝撃波により『レベル26』全体に破壊の嵐が吹き荒れる。
ビシャァアアアアアアアアアッ!
強固な岩盤層が地下10メル以上も捲れ上がり、流石のグリードも壁に叩き付けられる。
全方位に直径10メルを超える岩盤が、落ち葉の様に舞い上がり、高速で壁に突き刺さる。
衝撃により大量の水が吹き飛び、一時的に底が露出。
その水が元の場所に戻る頃には、大量の瓦礫が混在した濁流となって押し寄せる。
巻き込まれればただでは済まないであろう。
超巨大モンスターは自身が起こした破壊の跡を見渡し、勝ち誇った様に天を仰ぎ、咆哮を上げる。
だが、咄嗟の判断で天井付近まで移動し【一鬼呵成】を解除した後に【鬼鎧殻】を発動して待機していたノアが、超巨大モンスターの頭部目掛け落下を開始。
それに気付いた超巨大モンスターが、触手を上方に向けて超高圧水刃を発射。
ノアは予め魔力を流し、赤熱状態であった荒鬼神を水刃に合わせる様に振る。
バフォッ!グゴァッ!?
荒鬼神と水刃が触れると瞬時に沸騰、水蒸気爆発を起こして超巨大モンスターの視界を一時的に塞ぐ。
ノアを探そうと眼をギョロギョロと動かしていると
ズダンッ!ウゴォオオオアアアアッ!?
超巨大モンスターの眼球に、猛烈な速度で投擲された荒鬼神が突き立つ。
バシュンッ!
『…んの野郎…散々暴れやがって…
ちったぁ、俺の苦しみを味わいやがれ!』
眼球に突き立った荒鬼神に転移したノアは、即座に魔力を流し荒鬼神を赤熱化。
瞬時に眼球の水分が沸騰、眼球自体の大きさも相まって大規模な水蒸気爆発が発生、超巨大モンスターの頭部の一部分を中から破壊する事に成功。
ギャガァアアアアアアアアアアアッ!!
初めてモンスターが悲鳴を発し、その巨体が大きく揺らぐ。
依然として頭部からは白煙が上がるが、その場には【鬼鎧殻】を発動し、眼窩に荒鬼神を突き立てたノアがしがみ付いていた。
超巨大モンスターの片眼は完全に破壊され、もう片方の無事な眼が、ノアを怯えの混じった視線で見詰めている。
『そんな眼で俺を見るな、こっちはさっさとお前を倒して休みたいんだ。』
【鬼鎧殻】を解除し、赤黒い腕を生成して眼窩を掴んで体を固定。
荒鬼神を逆手に持ち、無事な眼に目掛けて振り上げる。
「omtkdsi!」『!?』グォッ!?グル?
突如女性の声が聞こえ、体が動かなくなった。
聞いた事が無い言語の為、内容までは分からないが…
「増援か?」と身構えるが、動きを止めているのは超巨大モンスター、グリードも同じの様だ。
「swgsitomttktmrb…」
何やら喋りつつ超巨大モンスターの背後から現れたのは上半身は人間の女性と遜色無い造りをしているが、首には魚のエラの様な物があり、下半身には魚の様に尾ひれが生えている。
俗に言う『人魚』の姿であった。
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