885 / 1,117
取り敢えず南へ編
虫の知らせ
しおりを挟む
~数分前~
バッ!ボボボッ!ボボッ!バォッ!(拳と蹴りによる連撃。)
「ふぉおおおおっ!
全部見切られて避けられてるぅううっ!(ソシエール)」
「いやいや、『スッ。』良いスジしてますよ。
『スッ、スッ…』大振りばっかりなのでもう少しコンパクトに攻撃出来れば『スカッ。』冷や汗位はかくと思いますよ。『スッ。』」
「ぁあああんっ!涼しい顔で回避されつつ冷静に評価してるのが悔しいのに手も足も出ないぃっ!
しかも最終的にナメられてるし!(ソシエール)」
シンプソンの意識を飛ばしたノアは、そのまま<無刀幻視>製の鉈を手にして教会関係者達へ強襲を仕掛ける。
何人かはたじろいでいたが、意外にも即座に反応したのは、修道女のソシエールで、手には十字が彫られたナックルを装備。
足にはこれまた十字が彫られた金属製の装具が装着されていた。
ソシエールは【拳士】の派生適正である【格闘神士(カクトウシンシ)】で、清められた装具で悪霊やアンデットを殴打する事で絶大なダメージを与える事が可能となる。
だが実戦経験が乏しかったからか、大振りな攻撃が多く、予備動作には行った段階でノアに先読みをされて悉く回避されてしまった。
「シッ!(ソシエール)」ボッ!(上段蹴り。)
ガッ!「あっ!?『ガシッ!』『ブォンッ!』(ソシエール)」
それでも諦めずにノアの顔目掛けて上段蹴りを繰り出すが、軸足に足を掛けられ体のバランスが大きく崩れる。
藁をも掴む勢いで伸ばした腕をノアに掴まれ、宙に放り投げられてしまった。
「はい、″覚悟″して下さいね?」
「しまっ…(ソシエール)」バッ!
<無刀幻視>製の鉈を手にしたノアがそう呟くと、ソシエールは無意識的に両腕を交差させて防御をするが
ゾリッ!
「っひぃっ!?(ソシエール)」
防御のつもりで交差させた腕ごと腹部を断ち斬られる感覚に襲われたソシエールは思わず悲鳴を上げてしまった。
タッ、へにゃ…
「ハッ、ハァッ…ハァッ…(ソシエール)」ガクガク…
勿論<無刀幻視>である為本当に斬られた訳ではないのだが、刃紋までくっきり見える程に精巧に現された鉈と、実際に刃物を持っていると思わせるノアの動作、気迫、振りによって生じた風圧で本当に斬られたかの様に演出され、ソシエールは何とか着地したものの、腰が抜けてその場に崩れ落ちてしまった。
「大丈夫です?」
「う、動いたら漏らしそうです…(ソシエール)」
「そうですか。なら及第点ですね。」
「あっす(ありがとうございますの舌足らず版)…(ソシエール)」
座り込むソシエールに及第点を告げたノアは視線を前へと向け、次なる者達へと対峙するのであった。
「ふっ!(ヒューガ)」ヒュッ!
「シッ!(ヒューマ)」ボッ!
「っらっ!(ヒュージャ)」シャッ!
「おおっ。」パパンッ!パシッ!
「ぬおっ!?俺達の三連撃を全ていなすか!(ヒューガ)」
【聖騎士(パラディン)】三兄弟はグラディウスと呼ばれる長剣を手に、3方向からの同時攻撃を仕掛けながらノアへと迫っていたが、それに合わせて切っ先を叩いて軌道を逸らす。
ヒュオッ!ヒュババッ!(三兄弟に向けて鉈を振るう。)
チッ。「ぬぅっ!?(ヒューガ)」
チリッ。「ふっ!(ヒューマ)」
ヂッ。「うぉっ!?(ヒュージャ)」
(お、流石【聖騎士(パラディン)】だけあってちゃんと剣の軌道を見てしっかり避けてるね。)
(『普段から3人で訓練しているんだろうな。』)
グリッ!(肩を捻り拳1つ分リーチを伸ばす。)
ヒュバババッ!(3人に再度剣撃を見舞う。)
ゾッ!「うっ!?(ヒューガ)」
ズッ!「げっ!(ヒュージャ)」
スパッ!「ぅあっ!?(ヒューマ)」
しっかりノアが放った剣筋を読んで回避した3人であったが、僅かにリーチを伸ばしたノアによる再剣撃が3人の太腿を襲う。
回避しきった後だった為、3人は共に回避する事が出来なかった。
勿論<無刀幻視>である為(以下略)
ジャリ…
「お?」ンザッ!
追撃を行おうとしたノアだが、突然回避行動を取る。
その直後
ドカカカッ!(4本のレイピアが突き刺さる。)
「くっ!避けられたか…!
抜け目が無いな…!(シンプソン)」
数瞬の気絶から復帰したシンプソンも【聖騎士(パラディン)】三兄弟の下に集結。
戦闘に参加するのであった。
「済まない、彼を甘く見過ぎていた。(シンプソン)」
「いや、こっちもだ。(ヒューガ)」
「これが噂通りの【鬼神】ってヤツか。(ヒューマ)」
「同時でダメなら時間差で行くぞ。(ヒュージャ)」
『『『『ダッ!』』』』
合流した後、言葉少なめに戦法を告げて再度斬りかかる4人。
(4人での同時攻撃か…さてどう出
<アア″ア…>
(!)
(『!』)
向かってくる4人にどう対処するかを考えていたノアだが、<聞き耳>に聞き馴染みのある、だが苦しげな声が聞こえてきた。
「おおっ!(シンプソン)」ボッ!
シンプソンはノアの顔面目掛けてレイピアによる突きを放つ。
その後のノアの動作に直ぐに対応出来る様に横薙ぎに移行出来る突きだ。
(迎撃?防御?回避…?
どっちだ、どれで対応してくる?(シンプソン))
「……。」
(…?動かない?
このままでは顔面に直撃だぞ?(シンプソン))
「……。」
(ちょ、全く動かない!?
マズイ!このままでは…!(シンプソン))
突きを放ったがノアは微動だにしない為、シンプソンは剣先を僅かに逸らす事しか出来なかった。
ズバッ!ブシュゥウッ!(レイピアが頬を浅く斬り、出血。)
「「「え…?(三兄弟)」」」
「ちょ…大丈夫…(シンプソン)」
ノアが攻撃を受けた事に驚く【聖騎士(パラディン)】三兄弟と、心配するシンプソンであったが、ノアの表情を見て思わず絶句した。
何せ、シンプソンの放った突きをかわす事無く頬の肉が割れてボタボタと出血しているが、それを気にしていないのか、ノアは微動だにせず全く別の方向を注視していたからだ。
そしてその直後
『『ドォオオ…』』
「!?何の音『『バガァアッ!』』っおおっ!?(シンプソン)」
「「「うぉっ!?(三兄弟)」」」
沼地の奥から轟音が聞こえたかと思うと、今まで微動だにしなかったノアが軽石橋を砕く程の脚力でもって駆け出し、奥へと向かうのだった。
そして現在に至る。
「ノア殿!(クリストフ)」
「あぁ任せろ!
大丈夫かヴァンディット!」
『う、あ…あ″!アア″アア″アアアッ!(ヴァンディット?)』
『『『ドシュシュシュシュッ!』』』(ヴァンディット?の左腕から血で形成された針が幾本も飛び出す。)
ドスッ!ザクッ!ブスッ!ドッ!ドスッ!(防具以外の露出部に次々に突き刺さる。)
「…っ…!」
「ノア殿!?(クリストフ)」
黒い靄からヴァンディットを引き剥がし、左手で支えていたのだが至近距離で血の針が飛び出し手や首、顔に何本も突き刺さる。
が、ヴァンディットから手を離す事はしなかった。
良く見ればまだヴァンディットの体には黒い靄が僅かに纏わり付いていた。
少しの間声音は戻ったが、黒い靄がヴァンディットの体に再び纏わり出すと、苦しげな声を再び上げていた。
ボタボタ…
「くそっ!やっぱり″アイツ″をどうにかしないとヴァンディットは戻らないか!」
「ノア殿!あの靄と影には気を付けなされ!
物理攻撃は効かない様ですので!(クリストフ)」
ズザッ!ヴォンッ!
「っ!″靄と影″…?
そうか、2人にはそう見えてるんだな?」
「え?(クリストフ)」
ヴォ?
バッ!ボボボッ!ボボッ!バォッ!(拳と蹴りによる連撃。)
「ふぉおおおおっ!
全部見切られて避けられてるぅううっ!(ソシエール)」
「いやいや、『スッ。』良いスジしてますよ。
『スッ、スッ…』大振りばっかりなのでもう少しコンパクトに攻撃出来れば『スカッ。』冷や汗位はかくと思いますよ。『スッ。』」
「ぁあああんっ!涼しい顔で回避されつつ冷静に評価してるのが悔しいのに手も足も出ないぃっ!
しかも最終的にナメられてるし!(ソシエール)」
シンプソンの意識を飛ばしたノアは、そのまま<無刀幻視>製の鉈を手にして教会関係者達へ強襲を仕掛ける。
何人かはたじろいでいたが、意外にも即座に反応したのは、修道女のソシエールで、手には十字が彫られたナックルを装備。
足にはこれまた十字が彫られた金属製の装具が装着されていた。
ソシエールは【拳士】の派生適正である【格闘神士(カクトウシンシ)】で、清められた装具で悪霊やアンデットを殴打する事で絶大なダメージを与える事が可能となる。
だが実戦経験が乏しかったからか、大振りな攻撃が多く、予備動作には行った段階でノアに先読みをされて悉く回避されてしまった。
「シッ!(ソシエール)」ボッ!(上段蹴り。)
ガッ!「あっ!?『ガシッ!』『ブォンッ!』(ソシエール)」
それでも諦めずにノアの顔目掛けて上段蹴りを繰り出すが、軸足に足を掛けられ体のバランスが大きく崩れる。
藁をも掴む勢いで伸ばした腕をノアに掴まれ、宙に放り投げられてしまった。
「はい、″覚悟″して下さいね?」
「しまっ…(ソシエール)」バッ!
<無刀幻視>製の鉈を手にしたノアがそう呟くと、ソシエールは無意識的に両腕を交差させて防御をするが
ゾリッ!
「っひぃっ!?(ソシエール)」
防御のつもりで交差させた腕ごと腹部を断ち斬られる感覚に襲われたソシエールは思わず悲鳴を上げてしまった。
タッ、へにゃ…
「ハッ、ハァッ…ハァッ…(ソシエール)」ガクガク…
勿論<無刀幻視>である為本当に斬られた訳ではないのだが、刃紋までくっきり見える程に精巧に現された鉈と、実際に刃物を持っていると思わせるノアの動作、気迫、振りによって生じた風圧で本当に斬られたかの様に演出され、ソシエールは何とか着地したものの、腰が抜けてその場に崩れ落ちてしまった。
「大丈夫です?」
「う、動いたら漏らしそうです…(ソシエール)」
「そうですか。なら及第点ですね。」
「あっす(ありがとうございますの舌足らず版)…(ソシエール)」
座り込むソシエールに及第点を告げたノアは視線を前へと向け、次なる者達へと対峙するのであった。
「ふっ!(ヒューガ)」ヒュッ!
「シッ!(ヒューマ)」ボッ!
「っらっ!(ヒュージャ)」シャッ!
「おおっ。」パパンッ!パシッ!
「ぬおっ!?俺達の三連撃を全ていなすか!(ヒューガ)」
【聖騎士(パラディン)】三兄弟はグラディウスと呼ばれる長剣を手に、3方向からの同時攻撃を仕掛けながらノアへと迫っていたが、それに合わせて切っ先を叩いて軌道を逸らす。
ヒュオッ!ヒュババッ!(三兄弟に向けて鉈を振るう。)
チッ。「ぬぅっ!?(ヒューガ)」
チリッ。「ふっ!(ヒューマ)」
ヂッ。「うぉっ!?(ヒュージャ)」
(お、流石【聖騎士(パラディン)】だけあってちゃんと剣の軌道を見てしっかり避けてるね。)
(『普段から3人で訓練しているんだろうな。』)
グリッ!(肩を捻り拳1つ分リーチを伸ばす。)
ヒュバババッ!(3人に再度剣撃を見舞う。)
ゾッ!「うっ!?(ヒューガ)」
ズッ!「げっ!(ヒュージャ)」
スパッ!「ぅあっ!?(ヒューマ)」
しっかりノアが放った剣筋を読んで回避した3人であったが、僅かにリーチを伸ばしたノアによる再剣撃が3人の太腿を襲う。
回避しきった後だった為、3人は共に回避する事が出来なかった。
勿論<無刀幻視>である為(以下略)
ジャリ…
「お?」ンザッ!
追撃を行おうとしたノアだが、突然回避行動を取る。
その直後
ドカカカッ!(4本のレイピアが突き刺さる。)
「くっ!避けられたか…!
抜け目が無いな…!(シンプソン)」
数瞬の気絶から復帰したシンプソンも【聖騎士(パラディン)】三兄弟の下に集結。
戦闘に参加するのであった。
「済まない、彼を甘く見過ぎていた。(シンプソン)」
「いや、こっちもだ。(ヒューガ)」
「これが噂通りの【鬼神】ってヤツか。(ヒューマ)」
「同時でダメなら時間差で行くぞ。(ヒュージャ)」
『『『『ダッ!』』』』
合流した後、言葉少なめに戦法を告げて再度斬りかかる4人。
(4人での同時攻撃か…さてどう出
<アア″ア…>
(!)
(『!』)
向かってくる4人にどう対処するかを考えていたノアだが、<聞き耳>に聞き馴染みのある、だが苦しげな声が聞こえてきた。
「おおっ!(シンプソン)」ボッ!
シンプソンはノアの顔面目掛けてレイピアによる突きを放つ。
その後のノアの動作に直ぐに対応出来る様に横薙ぎに移行出来る突きだ。
(迎撃?防御?回避…?
どっちだ、どれで対応してくる?(シンプソン))
「……。」
(…?動かない?
このままでは顔面に直撃だぞ?(シンプソン))
「……。」
(ちょ、全く動かない!?
マズイ!このままでは…!(シンプソン))
突きを放ったがノアは微動だにしない為、シンプソンは剣先を僅かに逸らす事しか出来なかった。
ズバッ!ブシュゥウッ!(レイピアが頬を浅く斬り、出血。)
「「「え…?(三兄弟)」」」
「ちょ…大丈夫…(シンプソン)」
ノアが攻撃を受けた事に驚く【聖騎士(パラディン)】三兄弟と、心配するシンプソンであったが、ノアの表情を見て思わず絶句した。
何せ、シンプソンの放った突きをかわす事無く頬の肉が割れてボタボタと出血しているが、それを気にしていないのか、ノアは微動だにせず全く別の方向を注視していたからだ。
そしてその直後
『『ドォオオ…』』
「!?何の音『『バガァアッ!』』っおおっ!?(シンプソン)」
「「「うぉっ!?(三兄弟)」」」
沼地の奥から轟音が聞こえたかと思うと、今まで微動だにしなかったノアが軽石橋を砕く程の脚力でもって駆け出し、奥へと向かうのだった。
そして現在に至る。
「ノア殿!(クリストフ)」
「あぁ任せろ!
大丈夫かヴァンディット!」
『う、あ…あ″!アア″アア″アアアッ!(ヴァンディット?)』
『『『ドシュシュシュシュッ!』』』(ヴァンディット?の左腕から血で形成された針が幾本も飛び出す。)
ドスッ!ザクッ!ブスッ!ドッ!ドスッ!(防具以外の露出部に次々に突き刺さる。)
「…っ…!」
「ノア殿!?(クリストフ)」
黒い靄からヴァンディットを引き剥がし、左手で支えていたのだが至近距離で血の針が飛び出し手や首、顔に何本も突き刺さる。
が、ヴァンディットから手を離す事はしなかった。
良く見ればまだヴァンディットの体には黒い靄が僅かに纏わり付いていた。
少しの間声音は戻ったが、黒い靄がヴァンディットの体に再び纏わり出すと、苦しげな声を再び上げていた。
ボタボタ…
「くそっ!やっぱり″アイツ″をどうにかしないとヴァンディットは戻らないか!」
「ノア殿!あの靄と影には気を付けなされ!
物理攻撃は効かない様ですので!(クリストフ)」
ズザッ!ヴォンッ!
「っ!″靄と影″…?
そうか、2人にはそう見えてるんだな?」
「え?(クリストフ)」
ヴォ?
32
あなたにおすすめの小説
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる