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取り敢えず南へ編
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『『『ダカカッ!ダカカッ!』』』(応援の衛兵隊到着。)
「石橋を占拠していると言う野盗達は…え!?(衛兵5)」
「「「何だこの状況は!?(衛兵6・7・8)」」」
「既に捕縛を…?4人で対応したのか!?(衛兵9)」
「いえ、あちらの冒険者が1人で制圧致しました!(衛兵1)」
「「「何っ!?(衛兵10・11・12)」」」
「そ、それと、ファマス殿の配下であるミコトを名乗る方が来てらっしゃいまして…(衛兵2)」
「「「「ほ、本当か!?(衛兵6・7・8)」」」」
石橋上を占拠していた野盗集団の制圧とシトラの護衛であったミコトの登場に、その場が一時騒然となった。
ザッザッザッ…
「済まないそこの冒険者よ。
野盗集団を制圧したとの事だが、一体何者なのだ…?(衛兵13)」
スッ…(懐から冒険者カードを取り出す。)
「僕はこういう者です。
名が分かればここへ来た目的も分かると思います。合言葉は″エリンギ″。」
ノアは言葉少な目に冒険者カードを提示。
バルディック・ロスト伯爵経由でシトラの父親ファマスに宛てて事前に決めていた合言葉を伝える。
受け取った衛兵達は、恐る恐ると言った様子で冒険者カードを確認する。
「ち、中級冒険者…二つ名【鬼神】…!?
しかもその合言葉…(衛兵13)」
「っ…!バルディック・ロスト伯爵隣領領主殿並びに『アルゴダ』領主ファマス殿より話は聞いております!
この度はご苦労様です!(衛兵8)」
「堅苦しい挨拶はこの辺で。一先ず場を移しましょう。」
「そ、そうですな!
おい!野盗集団を連行!拘束をしかとしろ!(衛兵13)」
「「「「おおっ!」」」」
冒険者カードと二つ名、合言葉を聞いた衛兵は瞬時にノアの招待を理解し、敬礼していた。
ここでシトラを登場させるのもあれなので一先ず場所を移して細かな事は道中する事にした。
『『『『ゾロゾロ…』』』』(捕らえられた野盗の行軍。)
「ほら、キビキビ歩け!(衛兵2)」
「良いのですか?野盗集団捕縛の報酬をあの冒険者パーティに…(衛兵3)」
「自分の影響で足止め食らってたのですから良いんですよ。
まぁ最終的に、同じく足止め食らってた商人と折半したみたいですが…」
余談ではあるが、野盗集団は誰かから前金として10万ガル程受け取っており、それらも報酬の一部となったらしい。
つまりたまたまこの日居合わせた冒険者パーティは、ノアと遭遇しただけでそれなりの額の金を手に入れた事になるのだった。
(…それにしても、衛兵達はキビキビとしていて恐らく練度も高い。
今も捕縛された野盗達に気を許す事無く注意を払っている…)
(『嬢ちゃんが何者かに毒を盛られ、内通者を炙り出した、と言ってたがそれが結果的に良い方向に向かった、という事だろうな。』)
仲間内から害という膿を出し切った結果、大幅な戦力の低下に繋がった、等と言う話は良く聞くが、『アルゴダ』の場合はその中でも例外と言えるだろう。
(その割にミコトさんの本人確認方法が粗過ぎるのがなぁ…)
(『あれだけで本人と認識されるって、普段街でどう過ごしてたんだか…』)
~ミコトの本人確認方法~
「私、命(ミコト)。(ミコト)」
「おお!ミコト殿だ!(衛兵2)」
「その感情の籠ってない声音、ミコト殿で間違いない!(衛兵3)」
「声量が一定だ!ミコト殿だ!(衛兵4)」
(えー…)
(『えー…』)
「そう言えば僕が忍ばせた″間者″はしっかりと仕事してますか?」
「えぇ、そりゃもう…
最初見た時は驚きましたが、恐るべき仕事っぷりで…
″あのナリ″で『ロウバンド』の居る街と『アルゴダ』を往復して噂が1つも立たず、日に日に情報を提供してくれるのですから…(衛兵5)」
「『ロウバンド』は【鬼神】殿が街に来ると思っているのか、間者を街の周囲に配置して厳戒態勢を取っているとか。(衛兵7)」
「まさかその間に【鬼神】殿が送り込んだ″間者″によって内側から情報を抜き取られているとも知らず…(衛兵9)」
数話前からノアの頼れる仲間であるクリストフが姿を見せていないが、ここで言っている″間者″と言うのは勿論クリストフの事である。
カステロで捕らえた間者達を地下排水路で尋問した後、『ロウバンド』に送り返したのは、何もノアからの宣戦布告と取れる手紙を送り付けるだけでは無く、クリストフ自身の能力を駆使し、姿を偽って間者達に紛れ込ませて内側から情報を盗み取り、『アルゴダ』側へ流す為であった。
読み返してみると分かると思うが、ここ最近のクリストフの口癖である「畏まり。」を言っている奴が居るので、そいつがクリストフである。
ちなみにノアは今回『ロウバンド』の元に行くつもりは無く、シトラの父であるファマスの方で″穏便に″済ませると言う。
″穏便に″とは言うが、証拠は全部手中にあり言い逃れが一切出来ない為、軽く見積もっても死罪は免れないだろう。
『ロウバンド』は必死こいて街の領主への情報を遮断しているが、バルディック・ロスト経由で領主に文が渡り、既に間者に扮したクリストフと接触している。
全てを知った領主は、既に『ロウバンド』に対する処遇はファマスに一任していると言う。
後は衛兵隊を引き連れたファマスが街に突入するだけという状況であった。
『『メェ~、メェ~。』』
『『『ポテポテポテポテ…』』』(『アルゴダ』へと続く街道を羊の群れが通っている。)
(長閑な場所だな…
カステロでは立入禁止食らってのんびり出来なかったから、こういう所でのんびりしたいな…)
(『取り敢えず目の前の羊の数を数えてみたら良んでね?』)
『アルゴダ』を目指すノアと衛兵隊の目の前をモッコモコの羊達が街道を挟んで反対側の牧草地へと向かっている。
長閑な光景に、カステロでは経験出来なかったのんびり欲を満たしたくなるノア。
(あれ?でもここって綿花栽培の街なんだよな…
そんな場所何処にも無いけど何処でやってるんだろ…)テクテク…
事前に知らされていた情報と違う点が見られつつも、一行は『アルゴダ』へと向かうのだった。
~『アルゴダ』正門~
『『カタン、カタン…』』(街の方から小気味良いリズム。)
『『カリカリカリ…』』(街の方から小気味良い破砕音。)
「門を開かれよ!
石橋を占拠していた野盗集団20人を拘束し連行して来た!
それと【鬼神】殿とミコト殿を
『『ガコォンッ!』』『『ギギギギ…』』(重々しい門が開かれる。)
…お?(衛兵13)」
牧草地と牧草地の間にデデンと立つ大きな防壁。前面から見るに『アルゴダ』は円形の街であった。
正門前に到着し、衛兵が門兵へ開門を促している最中、伝え切るよりも先に門が開き始めた。
街へと続く門の先には衛兵達を引き連れた白髪混じりの男性が立っており、期待と不安がない交ぜになった表情をしていた。
と
ズズズズ…
「お父様っ!(シトラ)」
「あ、あぁ…(ファマス)」
居ても立っても居られなくなったシトラが思わず影の中から飛び出してきた。
白髪混じりの男性は今にも泣き出しそうな程感情を露にし、駆けてくる娘を抱き止めるのだった。
「石橋を占拠していると言う野盗達は…え!?(衛兵5)」
「「「何だこの状況は!?(衛兵6・7・8)」」」
「既に捕縛を…?4人で対応したのか!?(衛兵9)」
「いえ、あちらの冒険者が1人で制圧致しました!(衛兵1)」
「「「何っ!?(衛兵10・11・12)」」」
「そ、それと、ファマス殿の配下であるミコトを名乗る方が来てらっしゃいまして…(衛兵2)」
「「「「ほ、本当か!?(衛兵6・7・8)」」」」
石橋上を占拠していた野盗集団の制圧とシトラの護衛であったミコトの登場に、その場が一時騒然となった。
ザッザッザッ…
「済まないそこの冒険者よ。
野盗集団を制圧したとの事だが、一体何者なのだ…?(衛兵13)」
スッ…(懐から冒険者カードを取り出す。)
「僕はこういう者です。
名が分かればここへ来た目的も分かると思います。合言葉は″エリンギ″。」
ノアは言葉少な目に冒険者カードを提示。
バルディック・ロスト伯爵経由でシトラの父親ファマスに宛てて事前に決めていた合言葉を伝える。
受け取った衛兵達は、恐る恐ると言った様子で冒険者カードを確認する。
「ち、中級冒険者…二つ名【鬼神】…!?
しかもその合言葉…(衛兵13)」
「っ…!バルディック・ロスト伯爵隣領領主殿並びに『アルゴダ』領主ファマス殿より話は聞いております!
この度はご苦労様です!(衛兵8)」
「堅苦しい挨拶はこの辺で。一先ず場を移しましょう。」
「そ、そうですな!
おい!野盗集団を連行!拘束をしかとしろ!(衛兵13)」
「「「「おおっ!」」」」
冒険者カードと二つ名、合言葉を聞いた衛兵は瞬時にノアの招待を理解し、敬礼していた。
ここでシトラを登場させるのもあれなので一先ず場所を移して細かな事は道中する事にした。
『『『『ゾロゾロ…』』』』(捕らえられた野盗の行軍。)
「ほら、キビキビ歩け!(衛兵2)」
「良いのですか?野盗集団捕縛の報酬をあの冒険者パーティに…(衛兵3)」
「自分の影響で足止め食らってたのですから良いんですよ。
まぁ最終的に、同じく足止め食らってた商人と折半したみたいですが…」
余談ではあるが、野盗集団は誰かから前金として10万ガル程受け取っており、それらも報酬の一部となったらしい。
つまりたまたまこの日居合わせた冒険者パーティは、ノアと遭遇しただけでそれなりの額の金を手に入れた事になるのだった。
(…それにしても、衛兵達はキビキビとしていて恐らく練度も高い。
今も捕縛された野盗達に気を許す事無く注意を払っている…)
(『嬢ちゃんが何者かに毒を盛られ、内通者を炙り出した、と言ってたがそれが結果的に良い方向に向かった、という事だろうな。』)
仲間内から害という膿を出し切った結果、大幅な戦力の低下に繋がった、等と言う話は良く聞くが、『アルゴダ』の場合はその中でも例外と言えるだろう。
(その割にミコトさんの本人確認方法が粗過ぎるのがなぁ…)
(『あれだけで本人と認識されるって、普段街でどう過ごしてたんだか…』)
~ミコトの本人確認方法~
「私、命(ミコト)。(ミコト)」
「おお!ミコト殿だ!(衛兵2)」
「その感情の籠ってない声音、ミコト殿で間違いない!(衛兵3)」
「声量が一定だ!ミコト殿だ!(衛兵4)」
(えー…)
(『えー…』)
「そう言えば僕が忍ばせた″間者″はしっかりと仕事してますか?」
「えぇ、そりゃもう…
最初見た時は驚きましたが、恐るべき仕事っぷりで…
″あのナリ″で『ロウバンド』の居る街と『アルゴダ』を往復して噂が1つも立たず、日に日に情報を提供してくれるのですから…(衛兵5)」
「『ロウバンド』は【鬼神】殿が街に来ると思っているのか、間者を街の周囲に配置して厳戒態勢を取っているとか。(衛兵7)」
「まさかその間に【鬼神】殿が送り込んだ″間者″によって内側から情報を抜き取られているとも知らず…(衛兵9)」
数話前からノアの頼れる仲間であるクリストフが姿を見せていないが、ここで言っている″間者″と言うのは勿論クリストフの事である。
カステロで捕らえた間者達を地下排水路で尋問した後、『ロウバンド』に送り返したのは、何もノアからの宣戦布告と取れる手紙を送り付けるだけでは無く、クリストフ自身の能力を駆使し、姿を偽って間者達に紛れ込ませて内側から情報を盗み取り、『アルゴダ』側へ流す為であった。
読み返してみると分かると思うが、ここ最近のクリストフの口癖である「畏まり。」を言っている奴が居るので、そいつがクリストフである。
ちなみにノアは今回『ロウバンド』の元に行くつもりは無く、シトラの父であるファマスの方で″穏便に″済ませると言う。
″穏便に″とは言うが、証拠は全部手中にあり言い逃れが一切出来ない為、軽く見積もっても死罪は免れないだろう。
『ロウバンド』は必死こいて街の領主への情報を遮断しているが、バルディック・ロスト経由で領主に文が渡り、既に間者に扮したクリストフと接触している。
全てを知った領主は、既に『ロウバンド』に対する処遇はファマスに一任していると言う。
後は衛兵隊を引き連れたファマスが街に突入するだけという状況であった。
『『メェ~、メェ~。』』
『『『ポテポテポテポテ…』』』(『アルゴダ』へと続く街道を羊の群れが通っている。)
(長閑な場所だな…
カステロでは立入禁止食らってのんびり出来なかったから、こういう所でのんびりしたいな…)
(『取り敢えず目の前の羊の数を数えてみたら良んでね?』)
『アルゴダ』を目指すノアと衛兵隊の目の前をモッコモコの羊達が街道を挟んで反対側の牧草地へと向かっている。
長閑な光景に、カステロでは経験出来なかったのんびり欲を満たしたくなるノア。
(あれ?でもここって綿花栽培の街なんだよな…
そんな場所何処にも無いけど何処でやってるんだろ…)テクテク…
事前に知らされていた情報と違う点が見られつつも、一行は『アルゴダ』へと向かうのだった。
~『アルゴダ』正門~
『『カタン、カタン…』』(街の方から小気味良いリズム。)
『『カリカリカリ…』』(街の方から小気味良い破砕音。)
「門を開かれよ!
石橋を占拠していた野盗集団20人を拘束し連行して来た!
それと【鬼神】殿とミコト殿を
『『ガコォンッ!』』『『ギギギギ…』』(重々しい門が開かれる。)
…お?(衛兵13)」
牧草地と牧草地の間にデデンと立つ大きな防壁。前面から見るに『アルゴダ』は円形の街であった。
正門前に到着し、衛兵が門兵へ開門を促している最中、伝え切るよりも先に門が開き始めた。
街へと続く門の先には衛兵達を引き連れた白髪混じりの男性が立っており、期待と不安がない交ぜになった表情をしていた。
と
ズズズズ…
「お父様っ!(シトラ)」
「あ、あぁ…(ファマス)」
居ても立っても居られなくなったシトラが思わず影の中から飛び出してきた。
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