950 / 1,117
取り敢えず南へ編
ぬるりと退場
しおりを挟む
『つーかコイツ(黒ノア)に取り憑かれるまでは割と普通に旅してたろ?
確かに夢の中で昔の自分の姿が出て来た時には魘される事はあるにはあるが、自分の過去に起こった事象なんだから、切っても切れないモノだってのは主自身がよーく分かってる。』
「あ、確かに言われてみれば…
ノア君が辛そうにしてたのってアンテイカーの時からだし…(ミダレ)」
《あれ?そうなの?(アンテイカーから参加のイスクリード)》
「ま、待て…待て待て待て待て待て待て待て待て!そんなハズ無
『嘘だと思うなら記憶を遡ってみろ。
俺の言っている事が正しいと証明されるハズだぜ?』
実際の所、ノアは年がら年中不眠について悩んでいる訳でも無く、アンテイカーで1度悪霊に昔のトラウマを蒸し返されてから不眠云々についての話が出てきていた。
″自身が取り憑いた事によりトラウマと恐怖による支配は後僅か″。
そう黒ノアは思っていた様だが、鬼神の話では、″既に克服しつつあったが、悪霊の残りカス(黒ノア)によって一時的にトラウマを蒸し返されて魘されていた″事になる。
意味合いとしては似ているものの、″トラウマで寝れない″のと″魘されている″とでは雲泥の差である。
「な、あ、あぁ…(黒ノア)」
鬼神に促されてノアの記憶を遡って確認した黒ノアの表情にどんどんと焦りの色が浮かんでくる。
どうやら鬼神の言う通り、ノアが旅の道中でトラウマについて言及している箇所は殆ど無く、アンテイカーに立ち寄り、悪霊(黒ノア)に過去のトラウマを見させられてから話の主題として上がった程度であった。
『だからお前が気にしていた本人の心の問題は、時間経過で解消される。
後はお前がここから去ってくれりゃ丸く収まるんだが…』
「…わ、分かった…悪霊とはいえ消滅したくは無い…こ、このガキからは手を引くし、今後関わる事は一切『ガシッ!』ひっ…!?(黒ノア)」
『悪霊の言う事は信用出来ねぇんだ、悪いな。』
悪足掻きが意味を為さず、命乞いも通用しなかった黒ノア(以降悪霊に戻す。)の末路は中々に酷いものであった。
綺麗サッパリ″悪霊退散″となれば悪霊側としても良かったものの、圧倒的暴力の塊である鬼神によって、再生しては悪霊″体″散させられてしまい、ノアから搾取した負の魔力をどんどんと消費させられてしまった。
垂れ流していた黒い液体は負の魔力の減少と共に徐々に枯渇し、ノアを模す事も出来ず、不定形のウネウネへと変貌を遂げて最終的にイスクリードの腹の中へと収まったのであった。
ムグムグ…
《けぷっ。ぷはーっ…
よし、もう悪霊はぽんぽん(お腹)に収まったから契約者様に悪さをする事は無いよ。》
『…いや、お前いくら可愛く言っても今の絵面は中々にエグいからな?』
「うん…正直少し引いたっちゃ…(ミダレ)」
《うわーん!これが夢魔の仕様なのにぃ!》
鬼神によって徹底的に弱体化させられた悪霊は、イスクリードに捕食されたのだが、その絵面が中々にエグかった。
何せイスクリードは、自身の頭身程もある悪霊(見た目的には″真っ黒い蛸″)に抵抗されながらも踊り食いしていったのである。
マスコット的キャラのイスクリードがそんな事をしていたので、鬼神とミダレは「うわぁ…」な気持ちでその光景を眺めていたのであった。
『…まぁそれはもう良いか…
それで?今度こそ奴は始末出来たのか?
まーた残りカスが悪さして再戦なんて面倒だぜ?相手にならないから構わんが…』
《もう大丈夫だよ。
夢魔であるボクが処理したんだし、ヤツの気配ももう無いしね。
後は契約者様の心持ち次第だけど…》
『それは心配ない。だろ、娘っ子?』
「うん、さっきより血色も良いし、すやすや寝てる…
ノア君の寝顔…可愛いっちゃ…(ミダレ)」
スー…スー…スー…(幼いノアの寝息)
悪霊に取り込まれていたノアは既に解放され、ミダレの腕の中ですやすやと心地良さそうに寝息を立てて眠っている。
悪霊に囚われていた時は痩せ細り、青白い顔で呼吸も安定していなかったが、現在は健康そのもの。
現実でのノア自身を表している様であった。
そんなノアをミダレは我が子の様に抱き、慈愛の眼差しで見詰めていた。
そんな光景を眺めていた鬼神が、ふととある質問をミダレとイスクリードの2人へと投げ掛ける。
『そういえば、もじゃ…イスクリード。
夢魔ってどの程度夢に干渉出来る?
何て言うか、″特定の夢″を見せる事も出来るのか?』
《あ、ちゃんと名前で呼んでくれた…
えっと、″楽しい夢″、″悪夢″、″性的な夢″みたいに大雑把なモノは見せる事は出来るけど、″特定の夢″となるとある程度″情報″で絞って当事者にその夢を引き当てて貰う必要があるよ。》
『…情報で絞る、か。
なる程な。実は″確認したい夢″があってな。』
「″確認したい夢″?(ミダレ)」
『あぁ。主が昔大病に罹っていた、と言うのはもう既に知っている事だと思うが、この病、通称『インクラーベル』は発生源・感染経路・治療法一切不明の病として現在でも謎の病として知られ、主も最終的には対症療法で難を逃れている。』
「え?もしかして原因究明の為に当時の夢を?(ミダレ)」
『いや、そんな大それた事をするつもりは無い。もう過ぎた事だし、今更掘り返すつもりも無い。』
《?それじゃあ何の目的で?》
てっきり鬼神は、ノアの夢を介して病気の元凶を探るものと思ったがそういう訳では無いらしい。
『対症療法で治ったっつっても一筋縄でいかなかったらしくてな。
何にしても食って飲んで体力を付けて貰いたいものなんだが、食い物見たら吐き気を起こし、匂いを嗅いだら胃がひっくり返った、とか後々になって言っていた主は、あまりの辛さに逆に死にたがっててな。
10日で粥1匙食えたら良い方って感じだったんだ。』
「…っ…(ミダレ)」
《ひぇ…》
『そんな時、近くの村で開かれたバザーに気分転換目的に家族3人で出掛けたらしく、そこで見掛けた″子″が切っ掛けで我慢してでも飯食う様になったんだと。』
「へぇ~そんな事があったっちゃね。(ミダレ)」
《なる程~、想い出の夢を見たいと…》
『まぁそういう事だ。
しかもどうやらその″子″と言うのが″クロラ″らしいんだよ。』
「え!?ええ~っ!?それ、本当だとしたら運命っちゃね!(ミダレ)」
《え?だ~れ~?》
『いやぁ、ずっと気になってたんだよな。
何で主があそこまであの娘っ子(クロラ)にドハマリしてんのかって。
王都でそんな話をした時があって、機会があったら確認してみたかったのさ。』
《ね~ぇ、だ~れ~?》
その後イスクリードは、鬼神からもたらされた情報をもとに、ノアとクロラが初めて出会したと思われる夢を見付け出して3人で観賞するのであった。
確かに夢の中で昔の自分の姿が出て来た時には魘される事はあるにはあるが、自分の過去に起こった事象なんだから、切っても切れないモノだってのは主自身がよーく分かってる。』
「あ、確かに言われてみれば…
ノア君が辛そうにしてたのってアンテイカーの時からだし…(ミダレ)」
《あれ?そうなの?(アンテイカーから参加のイスクリード)》
「ま、待て…待て待て待て待て待て待て待て待て!そんなハズ無
『嘘だと思うなら記憶を遡ってみろ。
俺の言っている事が正しいと証明されるハズだぜ?』
実際の所、ノアは年がら年中不眠について悩んでいる訳でも無く、アンテイカーで1度悪霊に昔のトラウマを蒸し返されてから不眠云々についての話が出てきていた。
″自身が取り憑いた事によりトラウマと恐怖による支配は後僅か″。
そう黒ノアは思っていた様だが、鬼神の話では、″既に克服しつつあったが、悪霊の残りカス(黒ノア)によって一時的にトラウマを蒸し返されて魘されていた″事になる。
意味合いとしては似ているものの、″トラウマで寝れない″のと″魘されている″とでは雲泥の差である。
「な、あ、あぁ…(黒ノア)」
鬼神に促されてノアの記憶を遡って確認した黒ノアの表情にどんどんと焦りの色が浮かんでくる。
どうやら鬼神の言う通り、ノアが旅の道中でトラウマについて言及している箇所は殆ど無く、アンテイカーに立ち寄り、悪霊(黒ノア)に過去のトラウマを見させられてから話の主題として上がった程度であった。
『だからお前が気にしていた本人の心の問題は、時間経過で解消される。
後はお前がここから去ってくれりゃ丸く収まるんだが…』
「…わ、分かった…悪霊とはいえ消滅したくは無い…こ、このガキからは手を引くし、今後関わる事は一切『ガシッ!』ひっ…!?(黒ノア)」
『悪霊の言う事は信用出来ねぇんだ、悪いな。』
悪足掻きが意味を為さず、命乞いも通用しなかった黒ノア(以降悪霊に戻す。)の末路は中々に酷いものであった。
綺麗サッパリ″悪霊退散″となれば悪霊側としても良かったものの、圧倒的暴力の塊である鬼神によって、再生しては悪霊″体″散させられてしまい、ノアから搾取した負の魔力をどんどんと消費させられてしまった。
垂れ流していた黒い液体は負の魔力の減少と共に徐々に枯渇し、ノアを模す事も出来ず、不定形のウネウネへと変貌を遂げて最終的にイスクリードの腹の中へと収まったのであった。
ムグムグ…
《けぷっ。ぷはーっ…
よし、もう悪霊はぽんぽん(お腹)に収まったから契約者様に悪さをする事は無いよ。》
『…いや、お前いくら可愛く言っても今の絵面は中々にエグいからな?』
「うん…正直少し引いたっちゃ…(ミダレ)」
《うわーん!これが夢魔の仕様なのにぃ!》
鬼神によって徹底的に弱体化させられた悪霊は、イスクリードに捕食されたのだが、その絵面が中々にエグかった。
何せイスクリードは、自身の頭身程もある悪霊(見た目的には″真っ黒い蛸″)に抵抗されながらも踊り食いしていったのである。
マスコット的キャラのイスクリードがそんな事をしていたので、鬼神とミダレは「うわぁ…」な気持ちでその光景を眺めていたのであった。
『…まぁそれはもう良いか…
それで?今度こそ奴は始末出来たのか?
まーた残りカスが悪さして再戦なんて面倒だぜ?相手にならないから構わんが…』
《もう大丈夫だよ。
夢魔であるボクが処理したんだし、ヤツの気配ももう無いしね。
後は契約者様の心持ち次第だけど…》
『それは心配ない。だろ、娘っ子?』
「うん、さっきより血色も良いし、すやすや寝てる…
ノア君の寝顔…可愛いっちゃ…(ミダレ)」
スー…スー…スー…(幼いノアの寝息)
悪霊に取り込まれていたノアは既に解放され、ミダレの腕の中ですやすやと心地良さそうに寝息を立てて眠っている。
悪霊に囚われていた時は痩せ細り、青白い顔で呼吸も安定していなかったが、現在は健康そのもの。
現実でのノア自身を表している様であった。
そんなノアをミダレは我が子の様に抱き、慈愛の眼差しで見詰めていた。
そんな光景を眺めていた鬼神が、ふととある質問をミダレとイスクリードの2人へと投げ掛ける。
『そういえば、もじゃ…イスクリード。
夢魔ってどの程度夢に干渉出来る?
何て言うか、″特定の夢″を見せる事も出来るのか?』
《あ、ちゃんと名前で呼んでくれた…
えっと、″楽しい夢″、″悪夢″、″性的な夢″みたいに大雑把なモノは見せる事は出来るけど、″特定の夢″となるとある程度″情報″で絞って当事者にその夢を引き当てて貰う必要があるよ。》
『…情報で絞る、か。
なる程な。実は″確認したい夢″があってな。』
「″確認したい夢″?(ミダレ)」
『あぁ。主が昔大病に罹っていた、と言うのはもう既に知っている事だと思うが、この病、通称『インクラーベル』は発生源・感染経路・治療法一切不明の病として現在でも謎の病として知られ、主も最終的には対症療法で難を逃れている。』
「え?もしかして原因究明の為に当時の夢を?(ミダレ)」
『いや、そんな大それた事をするつもりは無い。もう過ぎた事だし、今更掘り返すつもりも無い。』
《?それじゃあ何の目的で?》
てっきり鬼神は、ノアの夢を介して病気の元凶を探るものと思ったがそういう訳では無いらしい。
『対症療法で治ったっつっても一筋縄でいかなかったらしくてな。
何にしても食って飲んで体力を付けて貰いたいものなんだが、食い物見たら吐き気を起こし、匂いを嗅いだら胃がひっくり返った、とか後々になって言っていた主は、あまりの辛さに逆に死にたがっててな。
10日で粥1匙食えたら良い方って感じだったんだ。』
「…っ…(ミダレ)」
《ひぇ…》
『そんな時、近くの村で開かれたバザーに気分転換目的に家族3人で出掛けたらしく、そこで見掛けた″子″が切っ掛けで我慢してでも飯食う様になったんだと。』
「へぇ~そんな事があったっちゃね。(ミダレ)」
《なる程~、想い出の夢を見たいと…》
『まぁそういう事だ。
しかもどうやらその″子″と言うのが″クロラ″らしいんだよ。』
「え!?ええ~っ!?それ、本当だとしたら運命っちゃね!(ミダレ)」
《え?だ~れ~?》
『いやぁ、ずっと気になってたんだよな。
何で主があそこまであの娘っ子(クロラ)にドハマリしてんのかって。
王都でそんな話をした時があって、機会があったら確認してみたかったのさ。』
《ね~ぇ、だ~れ~?》
その後イスクリードは、鬼神からもたらされた情報をもとに、ノアとクロラが初めて出会したと思われる夢を見付け出して3人で観賞するのであった。
34
あなたにおすすめの小説
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
万物争覇のコンバート 〜回帰後の人生をシステムでやり直す〜
黒城白爵
ファンタジー
異次元から現れたモンスターが地球に侵攻してくるようになって早数十年。
魔力に目覚めた人類である覚醒者とモンスターの戦いによって、人類の生息圏は年々減少していた。
そんな中、瀕死の重体を負い、今にもモンスターに殺されようとしていた外神クロヤは、これまでの人生を悔いていた。
自らが持つ異能の真価を知るのが遅かったこと、異能を積極的に使おうとしなかったこと……そして、一部の高位覚醒者達の横暴を野放しにしてしまったことを。
後悔を胸に秘めたまま、モンスターの攻撃によってクロヤは死んだ。
そのはずだったが、目を覚ますとクロヤは自分が覚醒者となった日に戻ってきていた。
自らの異能が構築した新たな力〈システム〉と共に……。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる