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二章 虚なる化け物
9. ハイドラの謀
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人の失せ、草木が再征服を目論む鉱山地帯。
そこは、昨日とは打って変わって軍営になっていた。天幕がいくつも並んでいて、柵の内外を何人もの兵士がうろついている。偵察したケイロンが大まかな人員配置と略図をくれないと、軍について何も知らない私には、誰が巡視兵かも分からなかったところだ。
「よし、あそこがアルテミスちゃんのいる天幕に一番近い入り口……。できるだけ、堂々と……!」
山から街へ吹き下ろされる風にハイドラの白いローブのような礼服をはためかせ、「堂々としていれば怪しまれない」という二人の助言を信じ、巡視兵の中で最も階級の高いらしい教会所属の兵士に怖気付かず声をかけた。何人かの巡視兵に姿を見られたが、特に警戒する素振りはなかった。
「失礼、そこなる方。少しばかりお時間を頂いても?」
「は……は! 聖者殿であらせられますか! 私に御用でありますか」
「コレー・ティト。アルテミスに、その名前を伝えてきて」
「は、はぁ。コレー・ティトですね。了解いたしました。すぐに」
可能な限り尊厳な態度で話しかけると、兵士は急いで大きな天幕の元へと駆けて行った。今の私は誰から見ても聖者に見えるはずだから、彼にとっては聖者直々の申し出だ、従わない選択肢はない。ひどく緊張した面持ちだったが、軍では聖者と末端の兵士の交流は少ないのだろうか。
「…………ふぅ」
全く疑われない。礼服の効果と、社会の聖者に対する信頼は絶大だ。曇りない目に、ハイドラたちを少しでも疑った私は気後れしてしまう。
しかし、本当に聖者にでもなった気分だ。どうせなら、聖者になって両親を喜ばせてあげたかった。けれど、私は愚者。太腿の裏には、私が愚者である証が刻まれている。
「アルテミス様、彼が……」
(……彼?)
「あっ、コレーさん! お待たせしました!」
両親のためにも、彼女の仲間にも、なれない。
またしても、曇りない陽光のような目が、暗い闇に落ちた私を刺す。純粋さと偽りの信頼を利用し、少女を好きに弄ぶその様はまさしく愚者だろう。世を照らす女神が実在するなら、どうか憐れな少女を救ってみせてほしい。
「少し、二人だけで話せる?」
「ふ、二人で……ですか? 分かりました。私の天幕へご案内します。カルムさん、人払いをお願いできますか? 少し、誰もいない場所で泣きたい気分なのですが」
「な、名前を……し、承知しました! すぐに手配を!」
名を呼ばれたことに実に嬉しそうな反応を示した兵士は、アルテミスが泣きたいと言っているにもかかわらず軽やかな足取りで人払いの準備を始めた。気持ちは理解してやれるが、もう少し演技を覚えたほうがいい。
一方、兵士へ指示を出したアルテミスは、堂々とした上官仕草が馴染んでいた。先程自分が慣れない偉そうな喋り方をしたことが急に照れ臭く感じてしまう。
天幕は、なんというか無骨な空間だった。硬そうなベッド、宝珠のついた杖、長期の滞在を想定していないのか家具や雑貨はほとんどなく、天幕はただ大きいだけの空間だ。考えてみれば軍営に洒落っ気が浮かぶはずもないのだが、少女というほかないアルテミスの姿からは、どうしても少女らしい煌びやかな空間が結びつく。
一脚しかない椅子を差し出されたので、立ったままのアルテミスをベッドに腰掛けさせた。
「コレーさん……御用件は……? やはり、惨めにも敗走した私を……」
「そんなことじゃないよ。あんまり自分を責めすぎないで」
「しかし……」
昨夜、軍は鉱山の化け物に敗北した。そもそも化け物の正体はガスという目に見えず生きてすらいない存在のようで、勝てなくて当然だったのだが、アルテミスは責任を強く感じている。
「すぐに撤退したんでしょ? なら、次があるよ」
「ありがとうございます、コレーさん。」
さて、アルテミスが私に向ける信頼を確認できたところで、次にハイドラから頼まれた任務を全うしなければならない。
まずは、軍の内状だ。
「それで、敵の正体は分かったの?」
「はい。おおよその検討は付いています。……ですが、流石にこれ以上は……」
「有毒なガス」
「……! はい、その通り、です」
軍はハイドラと同じ予測を立てていた。実体験に基づくその予測は、ハイドラのそれよりも信憑性に勝る。真偽はともかく、軍は刃を突き立てれば血を流す化け物ではなく、ガスの対策を考案することだろう。
そこに、わざわざ私をアルテミスと接触させたハイドラの狙いがあった。
「ガスに対抗する手段はある? 無いなら、ここも危険だよ。風が山から街に吹き下ろしてる」
「はい。それはわかっています。ですので、今は拙策として、軍全体にガスの中毒症状を軽減する魔術をかけています」
「ちゅうど……? そ、そう。それがあれば、ひとまずは安全と」
……まずい、ボロが出る。自分で言うのも難だがアルテミスから見た私は、地方の予備役でありながら正規軍の前に現れ機密事項を把握している、謎の女である。つまり無知がバレれば凄まじい違和感を抱かせる結果となってしまう。
あまり話に花を咲かす事なく、とっとと要件を済ませるべきだろう。
ガスの効果を薄める魔法の存在が確認できた。次はその魔法を教えてもらわなくてはならない。
「なら軍は安全だね。でも、ガスが山から溢れ出した時、コルトスの市民は?」
「……危険、ですね……。化け物を取り逃した際の対応策である、魔力を使用した防護壁で鉱山を囲う計画を転用できそうですが、それがガスに対してどれほどの効果をもたらすかは……」
「…………そうだね」
同意してどうする。どうせ私には、見たこともない防護壁の性能などわからない。なら、私のすべきことは一つ。
「大丈夫だよ、アルテミスちゃんなら。王国一の魔導師なんでしょ」
ハイドラの話を聞く限りでは、アルテミスは果てしなく優秀な魔導師だ。それでいて、昨夜の失敗も手助けして自身の実力に不安を抱えている。なら、足りない自信を埋めてあげればいい。
「それに、私も助力できたらいいんだけど」
「コレーさんが、ですか? それは心強いです!」
「そう、だからね。ガスのちゅうどくしょうじょうを治せる魔法、教えてくれない?」
「はい! もちろんです!」
その魔法は、不可視の攻撃を目撃したアルテミスが即座に作り出したものだという。もはや、彼女が王国一の魔導師であることは疑うべくもない。
汎用性に著しく乏しいものの鉱山の有毒ガスに対して直接的に関与するその魔法は、治癒魔法など基礎の基礎から積み上げなければならない魔法よりずっと単純で易しかった。足し算の概念を飛び越え、5×5の掛け算だけを覚えるようなものだ。
「ありがとう。すごいね、魔法を即席で作ってしまうなんて」
「い、いえ。私は、幼い頃から魔法しかやってこなかっただけで……魔法以外のことは本当にだめでして……」
「自信を持って、アルテミスちゃん。君の作ったこの魔法も、みんなの役に立つから」
成功した、成功してしまった。全てが上手くいったのだ。
これで、コルトスの市民は有毒ガスに耐性を得ることで余裕を持って避難ができる。たとえばガスが鉱山から雪崩のように都市に到来し、人の活動ができない廃墟になったとしても。──ハイドラの、主要港に対する破壊工作が完全に成功したとしても。
アルテミスの頭をそっと撫でる。軍人らしく硬かった表情は年相応の少女のように柔らかく溶け、すこし紅潮して目を細めた。
これから起こる悲劇の首謀者と私が繋がっているとも知らず、安心しきったとろけ顔を私に向けてくる。優秀で、優しくていい子だ。ハイドラからも、軍事、魔術面と同列以上にその人格を評価されていた。
せめて、虚骸にはなってほしくない。
砂埃がついた頭に触れながら、最後の要件を話した。
「ねぇ、アルテミスちゃん。今から、コルトスの街に避難命令を出して。……誰も殺したくなかったら」
「コレーさん?」
アルテミスは私を称えるだろう、多くの民を救った英雄だと。そして、私を『仲間』だと思い込む。彼女が私を仲間だと思い続けている限りは、虚骸にはならないはずだ。
同じくして、コルトス市民及び王国はアルテミスを称えるだろう。自然と彼女の周りには人が増え、『仲間』といえる存在は増えていくはずだ。
これが、利用する彼女に対しての最大限の見返りだ。
最後に、ひとつ。口の前で指をばつ印にし、付け加える。
「それと、私の事は、周りには秘密にしておいてね」
「はい、わかりました」
為すべきことを為し、作戦は成功した。けれど、物事が思い通りに運ぶ事は、こんなにも心地の悪いものだったか。大事に育てた作物が無事に収穫できた時とはまるで違う。
少なくとも、コルトスの市民は守らなければ──。
そこは、昨日とは打って変わって軍営になっていた。天幕がいくつも並んでいて、柵の内外を何人もの兵士がうろついている。偵察したケイロンが大まかな人員配置と略図をくれないと、軍について何も知らない私には、誰が巡視兵かも分からなかったところだ。
「よし、あそこがアルテミスちゃんのいる天幕に一番近い入り口……。できるだけ、堂々と……!」
山から街へ吹き下ろされる風にハイドラの白いローブのような礼服をはためかせ、「堂々としていれば怪しまれない」という二人の助言を信じ、巡視兵の中で最も階級の高いらしい教会所属の兵士に怖気付かず声をかけた。何人かの巡視兵に姿を見られたが、特に警戒する素振りはなかった。
「失礼、そこなる方。少しばかりお時間を頂いても?」
「は……は! 聖者殿であらせられますか! 私に御用でありますか」
「コレー・ティト。アルテミスに、その名前を伝えてきて」
「は、はぁ。コレー・ティトですね。了解いたしました。すぐに」
可能な限り尊厳な態度で話しかけると、兵士は急いで大きな天幕の元へと駆けて行った。今の私は誰から見ても聖者に見えるはずだから、彼にとっては聖者直々の申し出だ、従わない選択肢はない。ひどく緊張した面持ちだったが、軍では聖者と末端の兵士の交流は少ないのだろうか。
「…………ふぅ」
全く疑われない。礼服の効果と、社会の聖者に対する信頼は絶大だ。曇りない目に、ハイドラたちを少しでも疑った私は気後れしてしまう。
しかし、本当に聖者にでもなった気分だ。どうせなら、聖者になって両親を喜ばせてあげたかった。けれど、私は愚者。太腿の裏には、私が愚者である証が刻まれている。
「アルテミス様、彼が……」
(……彼?)
「あっ、コレーさん! お待たせしました!」
両親のためにも、彼女の仲間にも、なれない。
またしても、曇りない陽光のような目が、暗い闇に落ちた私を刺す。純粋さと偽りの信頼を利用し、少女を好きに弄ぶその様はまさしく愚者だろう。世を照らす女神が実在するなら、どうか憐れな少女を救ってみせてほしい。
「少し、二人だけで話せる?」
「ふ、二人で……ですか? 分かりました。私の天幕へご案内します。カルムさん、人払いをお願いできますか? 少し、誰もいない場所で泣きたい気分なのですが」
「な、名前を……し、承知しました! すぐに手配を!」
名を呼ばれたことに実に嬉しそうな反応を示した兵士は、アルテミスが泣きたいと言っているにもかかわらず軽やかな足取りで人払いの準備を始めた。気持ちは理解してやれるが、もう少し演技を覚えたほうがいい。
一方、兵士へ指示を出したアルテミスは、堂々とした上官仕草が馴染んでいた。先程自分が慣れない偉そうな喋り方をしたことが急に照れ臭く感じてしまう。
天幕は、なんというか無骨な空間だった。硬そうなベッド、宝珠のついた杖、長期の滞在を想定していないのか家具や雑貨はほとんどなく、天幕はただ大きいだけの空間だ。考えてみれば軍営に洒落っ気が浮かぶはずもないのだが、少女というほかないアルテミスの姿からは、どうしても少女らしい煌びやかな空間が結びつく。
一脚しかない椅子を差し出されたので、立ったままのアルテミスをベッドに腰掛けさせた。
「コレーさん……御用件は……? やはり、惨めにも敗走した私を……」
「そんなことじゃないよ。あんまり自分を責めすぎないで」
「しかし……」
昨夜、軍は鉱山の化け物に敗北した。そもそも化け物の正体はガスという目に見えず生きてすらいない存在のようで、勝てなくて当然だったのだが、アルテミスは責任を強く感じている。
「すぐに撤退したんでしょ? なら、次があるよ」
「ありがとうございます、コレーさん。」
さて、アルテミスが私に向ける信頼を確認できたところで、次にハイドラから頼まれた任務を全うしなければならない。
まずは、軍の内状だ。
「それで、敵の正体は分かったの?」
「はい。おおよその検討は付いています。……ですが、流石にこれ以上は……」
「有毒なガス」
「……! はい、その通り、です」
軍はハイドラと同じ予測を立てていた。実体験に基づくその予測は、ハイドラのそれよりも信憑性に勝る。真偽はともかく、軍は刃を突き立てれば血を流す化け物ではなく、ガスの対策を考案することだろう。
そこに、わざわざ私をアルテミスと接触させたハイドラの狙いがあった。
「ガスに対抗する手段はある? 無いなら、ここも危険だよ。風が山から街に吹き下ろしてる」
「はい。それはわかっています。ですので、今は拙策として、軍全体にガスの中毒症状を軽減する魔術をかけています」
「ちゅうど……? そ、そう。それがあれば、ひとまずは安全と」
……まずい、ボロが出る。自分で言うのも難だがアルテミスから見た私は、地方の予備役でありながら正規軍の前に現れ機密事項を把握している、謎の女である。つまり無知がバレれば凄まじい違和感を抱かせる結果となってしまう。
あまり話に花を咲かす事なく、とっとと要件を済ませるべきだろう。
ガスの効果を薄める魔法の存在が確認できた。次はその魔法を教えてもらわなくてはならない。
「なら軍は安全だね。でも、ガスが山から溢れ出した時、コルトスの市民は?」
「……危険、ですね……。化け物を取り逃した際の対応策である、魔力を使用した防護壁で鉱山を囲う計画を転用できそうですが、それがガスに対してどれほどの効果をもたらすかは……」
「…………そうだね」
同意してどうする。どうせ私には、見たこともない防護壁の性能などわからない。なら、私のすべきことは一つ。
「大丈夫だよ、アルテミスちゃんなら。王国一の魔導師なんでしょ」
ハイドラの話を聞く限りでは、アルテミスは果てしなく優秀な魔導師だ。それでいて、昨夜の失敗も手助けして自身の実力に不安を抱えている。なら、足りない自信を埋めてあげればいい。
「それに、私も助力できたらいいんだけど」
「コレーさんが、ですか? それは心強いです!」
「そう、だからね。ガスのちゅうどくしょうじょうを治せる魔法、教えてくれない?」
「はい! もちろんです!」
その魔法は、不可視の攻撃を目撃したアルテミスが即座に作り出したものだという。もはや、彼女が王国一の魔導師であることは疑うべくもない。
汎用性に著しく乏しいものの鉱山の有毒ガスに対して直接的に関与するその魔法は、治癒魔法など基礎の基礎から積み上げなければならない魔法よりずっと単純で易しかった。足し算の概念を飛び越え、5×5の掛け算だけを覚えるようなものだ。
「ありがとう。すごいね、魔法を即席で作ってしまうなんて」
「い、いえ。私は、幼い頃から魔法しかやってこなかっただけで……魔法以外のことは本当にだめでして……」
「自信を持って、アルテミスちゃん。君の作ったこの魔法も、みんなの役に立つから」
成功した、成功してしまった。全てが上手くいったのだ。
これで、コルトスの市民は有毒ガスに耐性を得ることで余裕を持って避難ができる。たとえばガスが鉱山から雪崩のように都市に到来し、人の活動ができない廃墟になったとしても。──ハイドラの、主要港に対する破壊工作が完全に成功したとしても。
アルテミスの頭をそっと撫でる。軍人らしく硬かった表情は年相応の少女のように柔らかく溶け、すこし紅潮して目を細めた。
これから起こる悲劇の首謀者と私が繋がっているとも知らず、安心しきったとろけ顔を私に向けてくる。優秀で、優しくていい子だ。ハイドラからも、軍事、魔術面と同列以上にその人格を評価されていた。
せめて、虚骸にはなってほしくない。
砂埃がついた頭に触れながら、最後の要件を話した。
「ねぇ、アルテミスちゃん。今から、コルトスの街に避難命令を出して。……誰も殺したくなかったら」
「コレーさん?」
アルテミスは私を称えるだろう、多くの民を救った英雄だと。そして、私を『仲間』だと思い込む。彼女が私を仲間だと思い続けている限りは、虚骸にはならないはずだ。
同じくして、コルトス市民及び王国はアルテミスを称えるだろう。自然と彼女の周りには人が増え、『仲間』といえる存在は増えていくはずだ。
これが、利用する彼女に対しての最大限の見返りだ。
最後に、ひとつ。口の前で指をばつ印にし、付け加える。
「それと、私の事は、周りには秘密にしておいてね」
「はい、わかりました」
為すべきことを為し、作戦は成功した。けれど、物事が思い通りに運ぶ事は、こんなにも心地の悪いものだったか。大事に育てた作物が無事に収穫できた時とはまるで違う。
少なくとも、コルトスの市民は守らなければ──。
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