【R18】熊の様な45歳の近衛隊長は、22歳の美貌の皇帝に欲しがられています。

DAKUNちょめ

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狭いカゴを破る小鳥。

リスクィート王城に、国中の貴族家の当主達が召集された。

ベルゼルト皇国ほどの国土の広さは無いとは言え、リスクィート国内の遠方から召集された貴族達は馬車を急がせ2週間ほど掛けやっと王城に到着し、馬車から降りるなり痛む肩や腰を撫で擦る。


「おお、久しぶりですな。お元気そうで何よりで。」

「いやぁ、老体に馬車での長旅はこたえますな。」


差し障りの無い挨拶をしつつ、互いの腹を探るように皆が本心はひた隠しての会話が常のこの場だが、この日は貴族の1人が思わず本音を口にした。


「此度の召集は、貴族籍にある者ほぼ全員と聞いた。
大きな戦…陛下がベルゼルトに宣戦布告するためだと聞いたが…それは真実か?
ベルゼルトの跡目争いで、陛下の甘言に乗せられベルゼルトの第二皇子を担ぎ上げた者達がどうなったか…知っておられるだろうに…。」


その言葉が耳に届いた貴族達の声が止まり、辺りが一瞬しん━━と静寂に包まれる。

皆が同じ考えを持ち、だが同時にそれを口にする事に危惧を抱いていた。
国王の耳に入れば、不服を申し立てたといきなり断罪される事もありうる。
だが、その貴族はその場で本心を口にした。

その貴族が言う、国王の甘言に乗せられた貴族達とは、先の戦争にて兵を出し、自身も戦場に赴きケンヴィー皇子をベルゼルト皇帝にと担ぎ上げた者たちを指す。

彼らはリスクィートに帰還する事無く、ベルゼルトの森の中で死体の山となっていた。


「だが全滅前に増援部隊が到着し、ケンヴィー第二皇子を保護したとも聞いたが。
到着した時にはベルゼルトの第一皇子の手の者によって全身を焼かれていたそうだ。
ああ…そう言えば先日亡くなったのだったな。」


「ケンヴィー皇子は我が国の王女カリーナ様のご子息だ…それで今日の軍事会議にはカリーナ様がご出席なさるのか。」


「それで、こちらに義があるとでも言うつもりか?
そんな理由であの大国に戦いを挑むなど馬鹿げている。」


「分かってはおるが、我々は陛下のお言葉には逆らえない…愚王だと知っていてもだ…」


「おい……あれは……」


ボソボソと声を潜めて話す貴族たちが思わず口を閉ざす。

貴族たちの目の先には、王城の扉の前に集まる貴族たちの間を幽鬼のようにフラリと抜けてゆく青白い顔をした壮年の下級貴族の当主の姿があった。


「陛下に無礼な発言をしたと馬車の中で手討ちされた騎士の父親か…。」


「あの当主は他の家族を守るために、諜報活動のためベルゼルトに行った息子と手討ちされた騎士の息子、その2人との縁を切ったそうだ。
騎士の息子の遺体は罪人として扱われ、他の罪人たちの骸と一緒に積み上げて焼かれたそうだ。」


「我が子として弔う事も、遺体を引き取る事も許されずにな…。
跡継ぎがいなくなり、今代だけの貴族籍となったせいで邸以外の財産もほぼ没収されたのだろう?」


ゆっくりと辺りを見回せば、先ほどの男と同じように青白い表情をした貴族がちらほらと目に入る。
あるいは不安げな顔色をした者も。

貴族家出身の者で城に仕える者は男女共に多く、家族を人質にとられているようなもので、いつ自分の家が同じような目に合うか分からない。

既に同じような目に遭い家族を失った者もいれば、弁明したがために一族みな処刑され潰えた貴族家もある。


「馬車の中で手討ちされた騎士と共にいた若い騎士が身重の妻を連れて国外逃亡を図ったそうだ。
家族は彼らの情報を一切語らず処刑されたらしい。
まぁ…身重の妻を連れての逃亡など上手くはいくまい。
どこかで生命を落としているだろうな。」


「不憫に思うが明日は我が身だ…。」







リスクィート王城にある大会議室の側にある狭い控え室の中、喪服のような黒いドレスを身に纏ったカリーナは窓の前に置かれた椅子に座って窓の外を眺めていた。

騎士に見張られた状態で尖塔から今朝、この場に連れて来られたカリーナは、会議が始まるまで待機するよう言われ、この小さな控え室に閉じ込められた。

尖塔に幽閉されてからこんにちに至るまで、カリーナはセドリックはおろか親しい者との会話を一切していない。

狭い部屋で青い空を見上げながら、「かごの鳥」の目線とはこのような事かしらとカリーナが僅かに口角を上げて微笑む。


はたから見れば、きらびやかな意匠の施された美しい鳥かごではあっても中の鳥には狭い牢獄でしかなく、羽根を大きく羽ばたかせれば脆い小鳥の羽根は傷付いて折れてしまうかも知れない。


「兄上は……わたくしを今でも、かごの中の小鳥だと思ってらっしゃるのね。」


控え室の扉が開かれ、数人の兵士と共に二人の騎士がカリーナを迎えに来た。

椅子から立ち上がったカリーナは、騎士たちに先導され大会議室へと向かう。

かつて住んでいた城でありながら、カリーナは大会議室に入った事は無い。

玉座の間とは別に作られたこの部屋はカリーナにとっては「戦争を始めるための話し合いの部屋」であり、幼い頃からカリーナはこの部屋を、近付くのも嫌だと忌避していた。



大会議室には半円を描くように二重に机が並び、そちらには上級貴族達が腰を下ろしており、その後ろには地方貴族や下級貴族家の当主達も合わせ、百人ばかりが机は無く椅子だけを並べて座っていた。

カリーナはその半円に並べられた机の前に行き、半月のように白い大理石の半円で作られた低めの壇上に上がる。


━━兄上、わたくしは脆い羽根の小鳥ではなくてよ。
近付くのも嫌だったこの部屋の中心に、わたくしは今、自分の足で立っている━━


カリーナとリスクィート国王は壇上に並んで立ち、カリーナは一歩前に出た。

丸い部屋からの視線は集中線のように一斉にカリーナに向けられる。


「皆さま、この度のわたくしの声掛けに集まっていただき、感謝致しますわ。
此度の戦いは皆様の賛同と協力が無くば成し遂げられません。
この度の戦争……我が国の兵力では大国を相手に敵うはずも無いと不安な声も多い事でしょう。

ですが…その兵力を補う方法があると、陛下は仰っております。」


カリーナがそう言ってリスクィート国王の方を振り返ると、リスクィート国王は得意げに頷いた。


「ああ、海の向こうの大陸にある大国エッズガルトが我々に協力してくれる手はずとなっている。
ベルゼルトに負けるとも劣らない兵力を有する大国だ。」


会議室の中の貴族達から歓声ではなく「え?」と困惑の表情と声があがる。

リスクィート国王がそれを怪訝に思うより早くカリーナが口を開いた。


「まぁ、素晴らしい事。さすが陛下ですわね。
確かに、エッズガルトの国王陛下と父上はそのような盟約を交わしておりましたわね。

それからしばらく確かに国交はございましたが…今は、どうなっておりますの?」


「…………今?」


「ええ、今ですわ。
父と仲のよろしかった先王は亡くなられたそうですもの。」


「先王が……そんな事は聞いてないぞ。」


あちらこちらからから「なぜ知らない?」と小声での囁きが上がり始め、やがて会議室はざわざわと騒々しくなり始める。


「ええ聞いておられないのでしょうね。
部下の発言、進言、忠言、どれも耳を貸す価値は無いとお思いでしたものね、兄上は。
お小言が煩いと、その場で手討ちにした者もおりましたわね。
その日の気分で処刑されてはたまりませんもの。

ですから陛下にお伝えされなかった事もあるのですわよ。」


「そんな状態で国が成り立つわけが無いだろう。」


「陛下の臣下には有能な方々がおりますもの。
陛下の代理として国のために働いてくれていたのですわ。」


無能だと暗に匂わせつつクスリと嘲るような笑みを浮かべるカリーナとは対照的に、リスクィート国王に向けられた数人の貴族の目には、ゆらっと憎悪の炎の様な揺らぎが映る。

雲行きの怪しさを感じ始めたリスクィート国王は、焦ったように怒号を上げた。


「今、そんな話はどうでもいい!
大国ベルゼルトと戦をするのに、大国エッズガルトの兵力を借りる話をしているのだ!!
お前は早くベルゼルトに宣戦布告の意を表明しろ!」


「陛下、これもお気付きではないのですわね。
リスクィートは今、大国エッズガルトから宣戦布告されつつあるという事を。」


カリーナは嘲笑し、呆れたと言いたげに扇を出して口元を隠してそっぽを向く仕草を見せた。


「な…なんだと……?なぜだ!!!
父が死に、エッズガルトの王も変わったと言え、リスクィートがエッズガルトから宣戦布告を受けるいわれは無い!!」


「大国エッズガルトとの国交は……実は続いておりましたわよ……。
国交と言うよりは、一個人による友好的な交友関係と言うべきかしら……
父に褒められたいとの思いからでしょう…フォアンは第一王子として我が国とエッズガルトを繋ぐ細い糸が切れぬようにと、現国王陛下との交友を続けていたそうですわ。」


「フォアン……だと……?」


「ええフォアン…兄上の血を引く第一王子であり、わたくしの甥ですわね。
兄上がケンヴィーの身代わりにして、わたくしに見せるためだけに全身を焼いて死なせた…あのフォアンですわよ。」


貴族達の冷ややかな強い非難の目がリスクィート国王に刺さるように注がれた。

フォアン王子の母であった第一側妃が不義の罪で処刑された事はまだ皆の記憶に新しい。

カリーナの話が真実ならば、邪魔者となった第一側妃は冤罪により処刑されたのが明らかとなる。


「現在のエッズガルトの国王は若き女王陛下ですの。
何度もフォアンと文を取り交わした女王陛下はフォアンに好意を抱き、恋をしていたそうですわ。
それは王配として夫に迎えたいと望むほど。

そのフォアンから何の連絡も来なくなったと心配なさり、わたくしの知人にご相談されましたの。

ですので、陛下がフォアンをケンヴィーの身代わりにするために全身を焼いて苦しみを与え、用済みになったと生命を奪った事を教えて差し上げたのですわ。
そうしましたら陛下が「こんな国は滅びて無くなれば良い」と仰ったのです。
このままではリスクィートは大国エッズガルトに蹂躙され尽くし焦土と化すでしょう。」


会議室は蜂の巣を突いたような大騒ぎとなった。

ベルゼルトに攻め入る為に借りる筈だったエッズガルトの巨大な軍事力が、そのままリスクィートを攻撃する手段となる。

そうなればリスクィートなどひとたまりもない。


「ま、待て!ま待て!!そんな事があるハズが無い! あるハズが無いだろぉぉッ!!
エッズガルトが我が国に攻め入るなど!!」


「嫌ですわ兄上。
現にもう起こっているのですわよ。
ですからわたくし、遠い場所に居る親しくなった者たちに働いてもらい、エッズガルトに怒りを収めて下さいますよう交渉して頂いたのですわ。

リスクィート側が譲歩する形での国交の再開と、戦争があったと仮定した上での賠償額の半分の支払い、そして現リスクィート国王の処刑。

これらの条件を飲む事で、エッズガルトには何とか我が国に攻め入る考えを改めて頂けましたの。
ふふっ…」  


会議室に大きな拍手が沸き起こる。

「良かった」「助かった」と安堵の声がすると共に、全員の冷ややかな視線がリスクィート国王に注がれる。
そこには国王の処刑に対する同情や憐憫の表情は無い。
全てが冷たく、そうすべきだと国王を突き放す視線だ。


「ふざけるな!ふざけるなふざけるなふざけるな!!!
国王の俺を処刑するだと!?この俺を!!!
お前は!お前は!他国のために!実の兄を処刑すると言うのか!?
いくらお前が氷の女でっ!愛情が薄いとはいえっ!
血の繋がった家族だっ!家族なんだぞぉっ!」


「氷の女…確かにわたくし、氷の姫君などと言う有り難くも無い二つ名で呼ばれておりましたけど愛情が無い訳ではございませんのよ。
兄上や父上に対しては、全く愛情を持たなかっただけで。
あ、でもこの度父上には少し感謝致しましたの。
ふふふっ…兄上を無能に育ててくれました事を。」


会議室のドアが開き、全身に鎧を装着しバシネットヘルムで顔を覆った二人の騎士がカリーナと国王が居る壇上に上がって来ると、素早く国王の肩を掴み両腕を後ろに引き、膝裏を蹴って両膝を床につかせた。


「な、何をする!離せ!無礼者!離せ!離せぇぇ!」


羽根をもがれる両翼を掴まれた鳥のような格好で床に膝をついたリスクィート国王は、冷や汗をダラダラ垂らしながら背後の騎士二人の腕を振り払おうともがき続ける。


「あらあら、ふふふっ…嫌ですわ兄上ったら…
王族たるもの無様な姿を見せるものではありませんわ。
生命尽きる瞬間まで、威厳ある国王としての立派なお姿をお見せ下さいまし。」 


扇で口元を隠し困り顔を見せながらクスクスと嗤うカリーナに、リスクィート国王に戦慄が走った。

今まで無感情、無表情だと言われていたカリーナが、国王の処刑の話をしてからずっと声を出し笑い続けている事に。


「なぜだ!カリーナぁ!
俺はお前に嫌われていたとは言え、ここまで非道い仕打ちを受ける程、憎まれ恨まれるような事はしていないハズだ!
ケンヴィーにだって手を掛けてはいない!見つからなかったのだからな!」


口角を上げてニッコリと微笑んだままカリーナは国王の前に行き、床に膝をつく国王の顎先を扇の先に乗せてグイッと強めに上を向かせた。


「わたくしを憐れなカゴの鳥だと思い込んでいた兄上。
羽根を毟られた無様な鳥のような兄上に本当の事を教えてあげますわ。

……貴様は、わたくしの最愛の人を殺したのだ。」


「最愛?先代のベルゼルト皇帝の事か?
俺は奴に何もしてはいない…!」


顎先を扇に乗せたリスクィート国王が、ヒクッと表情を引き攣らせながらカリーナに訴える。


「五年ほど前、貴様は今回のケンヴィー同様にわたくしを殺すつもりで、大きな花の鉢をわたくしに贈って来たわね。
美しい花を他国に嫁いだ可愛い妹に見せてやりたい━━とでも見せかけていたつもりだったのかしら。

ベルゼルトに嫁いだわたくしが皇国で死んだら、ベルゼルト皇国にその責任を問うつもりだったのでしょう。
聡いセレスティーヌは、貴様からの贈り物を常に警戒してすぐに燃やし、いつだってわたくしに渡す事はしなかった。
ただ…あの時…貴様がわたくしを殺すつもりで花に仕込んだ毒蜘蛛が、焼かれる前にセレスティーヌを噛んだ…
その当時はその毒蜘蛛の存在が今ほど明らかではなく、セレスティーヌは原因不明の病で急死という事になったわ…。」


先ほどまで笑っていたカリーナが、憎悪に満ち満ちた鬼女のような表情となり、リスクィート国王の顎先を持ち上げていた扇を横にずらし、首を斬り落としたいとの意を込めて扇を国王の首の横に当てた。


「セレスティーヌの葬儀のあと、貴様はわたくしに手紙をよこしたわね。

『第一皇妃が死に、これでお前が唯一の皇妃だ。
良かったな。』

そう、したためた手紙を読んだ瞬間、わたくしは貴様が謀った事を全て知ったわ!

貴様がわたくしを殺そうとし、それがセレスティーヌの生命を…わたくしの最愛の人の生命を奪った!!
それを貴様はッッ…良かったなと言った!!
許せない、許せるハズもない!
憎しみで心が砕け散りそうになったわ!!」


「しっ知らなかった!知らなかったんだ!
お前が第一皇妃を愛していただなんて!俺は、俺は悪くない!
お前に毒蜘蛛入りの花を贈ったのは俺じゃない!
そいつを死刑にするから、俺は許しッッ…!ヒィッ!」


カリーナはリスクィート国王の太腿を踏み付けグリグリとにじり、ヒールの先を肉に捩じ込んだ。

太腿に穴が開きジワジワと血が滲む。


「いたぁ!痛い!痛い!頼む、許せ、許してくれぇ!」


冷や汗と涙、鼻水とヨダレ、あらゆる体液で顔をビシャビシャにしたリスクィート国王が許しを請う。

憎しみに鬼女の様な表情を見せていたカリーナだったが、フッと不意に柔らかな表情になった。
その表情を見たリスクィート国王は、自身が許されたのだと一瞬安堵した顔をした。

その瞬間、リスクィート国王の目に自分を睨め付ける貴族達の顔がハッキリと見えた。

先日馬車で処刑した若い騎士の父、夜伽を断られた為にくびり殺した侍女の父、老いた父を手討ちされた若い貴族家当主…そしてフォアンの祖父であり死んだと思っていた…


「ま、マンダン…!!」


「駄目ね…いつまでも狭いカゴに入ったひ弱な小鳥のつもりでいては。
わたくしは今、龍の乙女の翼を借り狭いカゴを破って飛び立つ事が出来る、力強い小鳥なのですもの。 
もういいわ……

わたくしをカゴから解き放って、セディ。」


国王を跪かせ背後に立つ騎士の一人が頷き、スッと剣を抜いた。


━━ヒュッ━━ゴトッ━━


刃が風を切る音の後に、刎ねられた国王の首が転がる音がした。



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