【R18】熊の様な45歳の近衛隊長は、22歳の美貌の皇帝に欲しがられています。

DAKUNちょめ

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生まれ変わる国。

首を斬り落とされ絶命したリスクィート国王の亡き骸をそのままに、カリーナは国王が座る議長の席に着いた。
議長の椅子の両脇に、鎧を身に着けた騎士二人が立つ。

二人の騎士を従えたカリーナは、固唾を呑んで黙り込む大会議室の貴族達の顔を一瞥した。

少し間を置き口を開いたカリーナは、重い声音で言葉を紡ぐ。


「今日この時より、わたくしがリスクィート国の国王となる。異論は受け付けない、それと……
兄上と共に国民を苦しめ甘い汁を吸っていた貴族の者たちに告ぐ。」


カリーナの言葉を身動ぎせずに聞いていた多くの貴族達の中、あからさまにビクッと反応した貴族達がいた。

その貴族達に向け、他の貴族達からの厳しい視線が注がれる。


「本来ならば、そなた達にも罪を問う所なのでしょうが、兄上と違い、わたくしは慈悲深いので…
今回に限り、貴方がたの資産の半分を没収するだけに留め、罪を問わない事にしましょう。」


「なんだと!?」「馬鹿を言うな!」「資産を半分も没収するだと?」「何を勝手に…!」「何も知らない女のくせに」


そんな不満を口にする声が方々から上がり始め、静かだった大会議室がざわつき出す。

カリーナと二人の騎士、そして密かに大会議室に紛れ込ませていたヴィーヴルの者たちが、騒ぎ出した者たちの顔を一人一人記憶してゆく。

これで、把握し切れて居なかった要注意人物たちを知る事が出来た。


「…わたくしは慈悲深く優しいので、それで許すつもりでした。
不満がある者は名乗り出なさい。
望み通り、そなたが起こした罪を挙げつらね、それに見合う罰を与えましょう。
無論、罪によっては処刑をも免れません。
わたくしは兄上よりは優しいですが……

決して甘くはありません。」


カリーナは強く厳しい声で、ハッキリと言い放った。

その瞬間、大会議室に居る貴族達の中に、カリーナが新国王として国を治める者なのだとの意識が刻まれた。
不満を口にしていた貴族たちは、他の貴族たちの強い非難の目に晒され、口を閉ざし萎縮するしかなかった。



今日この日を迎えるにあたり、ベルゼルト宰相補佐であったマンダンや、おっぱいマスターのギャリー、セドリックとその配下の者たちは、リスクィート国王に異を唱えたい者たちを密かに訪問していた。

家族を失った者たちは、マンダンの姿を見ればこちらの話にすぐ耳を傾けてくれた。

だが、あの国王を前に何かの行動を起こすのは無理だと皆が言った。

この国の民が国王に対し、抵抗し難い恐怖を植え付けられているのは前々から知っていた。


「我々が望む事…それは、国が変わるその日が来るまで傍観する事。
そして国が変わった時は、良い国を造るために新しい国王に力を貸してください。」


マンダン達が新しく国王と推すのがカリーナだと知った時、貴族達の表情は曇った。

カリーナはリスクィート国王の実妹で、身内はおろか国民に対しても常に冷ややかな印象しか無かったからだ。


「本心を隠し、その姿を貫き続けた、あの方は…強い方です。」


そう話すセドリックは口元に僅かな笑みを浮かべた。





大会議室は一度封鎖され、部屋の片付けがなされた。

一同に集められた貴族達は一旦解散となり、それぞれが王都にある邸宅や、上級宿に帰って行った。

国王の崩御には箝口令が敷かれ、まだ国民には知らせないとの事。

後日改めて国民に向け、国王の崩御と新国王の就任を発表する事となった。


「この国は他国と後ろ暗い密約を結んでいた兄を失った事により、国を維持するための財源が乏しくなるでしょう。
我が国はしばしの間、ベルゼルト皇国の属国となり庇護下に入ります。
大国の属国という事に不安の声も上がるでしょうが、兄上の統治より国民が生きやすい国となった事に皆が気付くでしょう。」


カリーナが玉座の間に向かいながら、背後に居る二人の騎士に話し掛ける。

騎士の一人は顔を覆っていたバシネットヘルムを脱ぎ、カリーナに話し掛けた。


「甥っ子…いや、ベルゼルト皇帝キリアン陛下には逐一こちらの状況を報告しております。
国王が死んだ事も、カリーナ様が国王となられた事もすぐ伝わるでしょう。
財政の助力を申し出て属国となる事は、以前より了承を得てます。今後、我々は……」


セドリックがそうカリーナに言葉を掛け、一瞬、足を止めた。
もう一人の騎士が、足を止めたセドリックを小突く。


「セドリック様、言いたい事があって胸がモヤッとするなら吐き出した方がいいですよ。
なんと言っても、胸の内側がスッキリしていないと良いおっぱいは維持出来ませんからね!」


「ギャリー!いい加減にせんか! 
仮にも陛下の御前なんだぞ!」


二人の騎士の背後から、息を切らせた老人が顔を出しギャリーの鎧を拳で叩いた。


「ふふふっ、いいのよマンダン。
貴方達の活躍があったからこそ、この国は生まれ変われるのですもの。
……そう、今日で終わったのではないわ。

この国が生まれ変わるのは、今日からが本番なのよ。」


マンダンは少し驚いた表情を見せ、一瞬茫然とした。
ギャリーがバシネットヘルムの前を上げ「どうした?」と不思議そうにマンダンの表情を覗き込む。


「カリーナ様の笑顔など、初めて見たかも知れん。
………良い笑顔ですな、とても美しい…。」


「あら、ありがとう。ふふふっ。」


━━ああ…とても強く、そして美しい……
亡くなった僕の姉を、今でも愛し続ける貴女は……━━


歩みを止めていたセドリックがカリーナの後を追い、再び歩き始めた。








「ガイン、今ヴィーヴルの密偵からの一報が届いた。」


夜の執務室、僅かに開いた窓の縁に見慣れぬ小さな鳥を見たガインは驚きの表情を見せた。


「こんな真っ暗な中、この場にまっすぐ飛んで来たのか、この鳥…え、鳥って暗いと見えないんじゃ…」


「この部屋の灯りと、この部屋を示す光源がヴィーヴルの者によって壁に設置されていて、それを目指して来るんだよ。
そんな事より…リスクィート国王が死んだそうだ。
よって、次の国王はカリーナ義母上だ。」


「いや、ちょっと待て…リスクィート国王が死んだのも驚きだが、あの国ってよ…ひそかに国王の兄弟わらわら居たよな?
カリーナ様が新しい国王って…ソイツらがしゃしゃり出て来て黙ってないんじゃないのか。
それとも黙らせるよう先に手を打ってあったって事か。」


珍しく皇帝の執務を手伝い、手にした書類の束を揃えてチェストに片付けたガインが机の横に立ちキリアンに尋ねる。


「ふふっ…そんなの、とっくに黙らせてるに決まってるじゃないか。

こちらが…と言うよりは、リスクィート国王が自分に成り替わるかも知れない兄弟を放置しておくハズが無い。
調べたところ既に全員が亡くなっていた。
他国に嫁がせた姉妹でも…消息不明となった者もいる。」


ガインが重苦しい表情をした。

カリーナ王女を第二妃として迎え入れる際、ガインは一度猛反対した。
あの国を嫌悪していたガインは、カリーナをもあの国の一部として嫌悪の対象としていた。

だが輿入れした後のカリーナは、人と関わる事を嫌う冷たく暖かみのない人物に見えたが、誰かに取り入ろうとしたり自分を良く見せようとしたり、そんな取り繕う姿を見せない正直な人であり、ガインが好ましく思える人物であった。


「俺は…あの方が抱えていた物の大きさも知らず、あの方を世間からの印象だけで一回拒絶したんだな…。
あの時、俺の反対意見が通ってうちに嫁入りせずドナウツェードルンに嫁いでいたら…カリーナ様は死んでいたんだろうな…
つくづく、お前の両親はすげーわ。」


あの日、自分が間違った判断をした事を悔いてもどうしようもないのは分かっている。
だが、自分の間違った判断が人の生死を左右していたと考えるとどうしても心が重くなる。


「ね、ガイン…見て、夜の中庭を警らするランタンの灯りが鬼火のようだよ。」


慰めるつもりなのか話題を変えたキリアンに促され、窓の前に来たガインの前でキリアンは鳥の足に小さな紐を結び、夜空に放った。

小さな鳥が飛び立つと同時にキリアンは執務室の灯りを消し、灯りを目指して飛ぶ鳥の障害を省く。


「鬼火か…そうだな。で、なんて返事を書いたんだ?」  


窓の桟に手を掛けて中庭を見るガインが隣に立つキリアンに尋ねる。 

キリアンはガインと同じように中庭を見ながら隣のガインに答えた。


「了解、今からヤります。」


「…ヤり…は?なんだと?」


「了解、今からヤります。ガインと。」


「言い直しゃあ、いいってモンじゃねぇよ!
絶対違うよな!ンな事を書いてるワケがねぇ!」


「書いていようが書いていまいが関係ないんだよ。
今から、ガインとここでヤるんだから。」


「はぁっ!?なんで!?なんでそうなるっ!」


窓の桟に両手を掛けたガインのトラウザーズの上から、キリアンの指先が溝に沿って上下にスライドする。

ガインの隣に立つキリアンは、そ知らぬ顔で中庭を見たまま、片手でガインの双丘を撫で、その谷間に挟ませた指先を上下に行き来させた。

ガインの背を腰から駆け上がるように、ぞくぞくと鳥肌が立つ感覚が走る。


「実はね…リスクィート同様に我が国も今から大きく変わっていくんだ。
その準備はある程度、整ってるんだけど…まだ始まってない。
だから、今からヤります。」


「ふあっ!?国が変わる?準備は整ってる?お前っ…
また、俺に内緒で何をしでかす気…!」


ズルっとトラウザーズが下げられ、剥き出しになった双丘の谷間をキリアンの指が這い、窪みに入ろうと指先がクチクチと結び目を拡げていく。


「以前、中庭を警らしていたガインがこの部屋で自慰をしていた俺を見つけた時、部屋の灯りは点いていた。
だから暗い中庭から俺の姿が丸見えだったワケなんだけれど、今は部屋を暗くしたからね。
心配しなくとも、中庭を警らする兵士達から俺たちの姿は見えないと思うよ。」


「ンな事を言ってんじゃないだろ!
お前っ…何を企んで…ひあっ!」


ツプと暖かなガインの内側に、キリアンの冷たい指先が深く侵入した。
キリアンの指先がガインの後孔をクッチュクッチュ出入りし始め、窓の桟に掴まり身体を揺らすガインは唇を噛み声が漏れるのを耐える。

ポロンと垂れていた雄茎はゆるゆると頭をもたげ始め、先端に真珠のような粒を作った。


「企むだなんて、そんなぁ。
……ふふっ俺が何を企んでいたとしても、ガインはそれを受け入れるしかないんだよ。」


キリアンは深く挿れた指を抜き、ツッポツッポと浅い位置でガインの内側と外を行き来する。


「ぅおっ…やっ、やだ…浅い…もっと…もっと深く…」


後方に突き出した尻をキリアンの方に寄せ、もっと深く指をねぶりたいとガインがねだるように腰を動かす。


「おやー?『こんな事をしてる場合か』とか言って止めようとすると思っていたのに、これは意外。」


キリアンはスッと指先をガインから抜き、抜いた指を見せてニッと口角を上げて笑む。

自分の内側から離れたキリアンの指先を見たガインは、窓の桟を掴んで尻を突き出した姿のまま後方に顔を向け切なげに眉を寄せた。


「お前がっ…!わざわざ俺を、こんな時間に、この部屋に呼ぶだなんて…ここでヤるつもりとしか思えねぇだろうが!だから俺は…!」


「ああ、ガインも分かっていて、俺とスルのを期待していたって事だね?
そして、女のコの孔を刺激されたら、我慢出来なくなったと。
そう、この部屋でしたかったんだ。
この部屋で俺は初めてガインの興奮した性器を見て、俺のを握って貰って…深いキスをしたよね…
まだ処女だった頃のガインと。」


感慨深げにキリアンがそう囁くと、ガインの表情が僅かに陰った。


「………」


言葉に出さなくともキリアンにはガインの表情を陰らせた不安の理由がすぐに解る。


「言っておくけど淫らになったガインに飽きたとか一切無いからね?
ガインは今も充分に初々しい姿を見せてくれるし、いつまでたっても毎回、俺の想像を上回る素晴らしさを見せてくれるよ。」


「…そう言ってくれて嬉しいんだが…キリアンが俺に飽きたなんて思ったりしねぇけど…まだキリアンと通じてなかった頃…かぁ…って……
あの日の事、思い出しちまったら…逆にもぉ…

何かもぉ!
とにかく、すっげー恥ずかしいんだわ!!!」


月明かりのみの薄青色の暗い部屋でも解るほど、必死に訴えるガインの顔が赤くなっているのを見たキリアンの下肢がズクンと疼く。


「ガインも…あの日を覚えているんだ?」


キリアンが少しばかり驚きの表情を見せ、窓の縁に突っ伏すように恥ずかしがるガインの顔を覗き込む。


「当たり前だろっ!だ…だってよ…その…次の日じゃねぇか…
キリアンと俺が、初めて結ばれた日って……」


幾度となく身体を重ねてきたが、初めて結ばれた日は互いにとって忘れられない特別な日。

だが、ガインがその前日をも覚えているとは思わなかった。


━━は?なにコレ…可愛すぎない!?━━

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