【R18】熊の様な45歳の近衛隊長は、22歳の美貌の皇帝に欲しがられています。

DAKUNちょめ

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初めて本気のキスをされて呼吸困難。

「ミーシャ!!!ミーシャ!!開けてくれ!!」


皇帝の私室から出たガインは、出た扉から数えて三つ隣の部屋に即向かい、扉を強く叩く。


ドンドンドンドンドンドン


急かす様なドアの叩き方をするガインに反し、ゆっくりと開けられたドアからぬぼーんとしたミーシャが少しだけ顔を覗かせた。


「……お義父様……何でしょう?」


「ミーシャ!陛下がおかしい!何かに取り憑かれているかも知れん!

この城は危険だ!今すぐ田舎に引っ越そう!!」


「……田舎にですか……はぁ。」


キュピーン


無表情なミーシャの眼光だけが、眼鏡の奥でさりげに光る。

ミーシャは察したのだ。

パパに何かありやがったな、と。


ガインは何かしら混乱すると、現実逃避したがって森だの田舎だのに帰りたがる。

野性的な本能の赴くままに生きているガインは難しい事を考えるのが苦手で、しかも根が真面目な為に物事を真っ向から受け止めて処理しきれないとパニック状態に陥る。


それはキリアンも良く知っていて、ガインのそんな所も可愛いと言う。


「お義父様、その様に動揺なさって…一体何があったんです?」


ミーシャは心の中でペンとメモを用意した。


「何がって、椅子が無いから陛下が椅子になってだな!

俺に座れと!!」


真剣な顔で話を聞くミーシャが心の中でほくそ笑む。

ほうほう…いい仕事したな、自分!と。


「では、お義父様は椅子になられた陛下に、お座りになったのですわね?」


「失礼だとは思ったが、命令と言われ仕方なく!!」


「命令とあらば、仕方ございませんわね。」


淡々と返事をしつつ、ミーシャは心のニヤニヤが止まらない。

キリお兄ちゃんの膝に、そのムッチリした大きなお尻が乗ったのね、と。


「そしたら!あれだ!陛下の手が、俺の!!」


「陛下の手が俺の?」


眼鏡の奥でミーシャの眼光が光る。

眼鏡の端をクイッと上げ、無表情なまま訊ねる。

言い掛けて思い出したのか、ガインはボッと火が着いた様に赤くなり、口ごもってしまった。

熊の様なおっさんが、まるで初めて異性と手を繋いだ乙女の様だ。

だが、この初々しく純な感じ。

まだ処女だとミーシャは推測した。


━━ああ見えて、キリお兄ちゃんも純だからね…

何の準備も無く、いきなり奪うは出来なかったのか…━━


「とにかく、何か分からんがキリアンがおかしい!

田舎に引っ越そう!!」


「……お義父様、何かあると田舎に隠居しろだの、隠居するだの言い出して…。

田舎が好きなのは分かりますけれど、本日、陛下に命じられて侍女となりましたばかりの私は田舎には行けません。」


ミーシャもキリアンも、遅かれ早かれガインがこう言い出すのは分かっていた。

その為の、ミーシャ人質侍女計画。


「そ、それは…しかし…。」


「陛下の命令に背く事は出来ません…ですから、田舎へはお義父様お一人で行って下さい。

側近であるお義父様が居なくなったら、お義父様の代わりに私が陛下をお慰めしなくてはならないかも知れませんが……

それも、仕方の無い事なのですわね…。」


ミーシャはフフッと暗い顔で笑って、ガインから顔を背ける。


「そ、それはならん!それは駄目だ!……俺が必ずミーシャを守る!」


存在しない敵からミーシャを守ると宣言したガインに、ガインから顔を背けたままのミーシャがニヤリと笑う。


「では、お義父様…私と一緒にお城に居て下さるのですね?」


「ああ!お前一人を城に置いてはおけない!任せろ!」


ホッとした表情を作って、ガインにそっと身を寄せたミーシャがガインの見えない場所でニヤリと笑った。


━━キリお兄ちゃん、私いい仕事してるわよ!━━







その日の深夜


キリアンは執務室に居り、一人で仕事をしていた。


戦争を終えたばかりのこの国は、まだまだ戦乱の傷が絶えない。

先代皇帝の急な崩御によって突然起こった戦争により、国も土地も人も疲弊していた。

少しでも早く、元の生活を送れる様に国民の為だからと

キリアンは寝る間も惜しんで、寄せられた国の声に目を通していた。


「……ん……ちょっと休憩……。」


座りっぱなしで強張った身体を伸ばして、キリアンが椅子から立ち上がる。

窓を開き冷たい風を部屋に入れながら、キリアンは暗い外を眺めていた。

窓の下は中庭で真っ暗だが、時々見回りの兵士の持つランタンの明かりが鬼火の様に暗闇を動く。



「……昼間のガイン……すっごく可愛かった……

師匠あんな声、出るんだ……。」


肌寒くなる位に冷たい風が心地好く感じる程に、キリアンの身体が火照る。


「初めて触った乳首の感触も凄い良かった…柔らかくてプニプニしていて、それが潰したり引っ張ったりしていたら指の内側で段々固くなって…」


無意識の内に、キリアンの手がトラウザーズの中の自身の方に向かう。


「それと、初めて握った師匠の……!

でっかいし、ふっといし、あっついし!すごく立派で!

あ、でも誰の中にも入れさせないし!」


キリアンの中で、ガイン一生童貞が決定。


「師匠は、俺の身体しか知らなくていい。
……ああ師匠の固くなった乳首とぺニス見たい……。
一緒に風呂に入った時のと絶対違う……。お尻も見たい…。」


━━━今日みたいにトラウザーズの上からじゃなく、じかに師匠の尻の谷間に俺のを擦りつけたい。

そして、そのまま繋がりたい……ヤバい!

妄想の中の師匠、目茶苦茶可愛い!目茶苦茶にしたい!━━


キリアンは窓枠に寄り掛かる様にして、トラウザーズの中の自身を慰め始めた。

ガインを好きになり恋に落ちてから、妄想の中で幾度となくガインを優しく抱き、あるいは激しく犯し、何度も何度もひとつに繋がって来た。


妄想の世界では欠けていたガインの真実を、今日幾つか知る事が出来た。

それだけでも気持ちが上がる。


「ああぁぁあ!もっと哭かせたい!俺の手だけで、あんな声出すなんて…卑怯です!

どんだけ俺を溺れさせるんですか!師匠!!

手だけじゃなかったら…どんな風に…。」


窓枠に寄り掛かったまま、全身をブルルっと震わせてキリアンが自分の手の中に精を放つ。

間違い無く、今までの自慰行為の中で一番最高の絶頂だった。


思わずフラリと脱力して、膝を床につく。


「……ふぅ……立ってやるもんじゃないな……。」


ひと仕事終えた様な達成感。

うっすら汗ばんだ額を拭い、タオル代わりの布を使い手の汚れを拭き取る。


「陛下!!大丈夫か!!」


ノックも無しに、バァァンといきなり開く執務室のドア。


ついさっきまで、頭の中でイヤらしい声でアンアン喘いでいた人のリアルな声に、キリアンがパァっと顔を輝かせる。


「中庭を警らしていたら執務室から明かりが漏れていて…見上げたら、お前が急に倒れた様に見えたから。…立てるか?」


ガインは部屋に入ると床に膝をついたままのキリアンの前にしゃがみ、右手を差し出しながら心配そうに顔を覗き込んで来る。


「こんな遅い時間まで無理して起きてやがるからだ。

無茶し過ぎなんだよ!お前も!グレアムも!」


差し延べられたガインの右手を握ったキリアンが止まる。

思わぬ所で父の名前を聞いた。

先代皇帝グレアムの急逝は、過労が原因だと言われていた。

だから、父子共々働き過ぎだと心配してくれたのは嬉しいが…


キリアンは、先ほど妄想の中で抱いたばかりの相手の口から自分以外の男の名が出て不機嫌になった。

それが父の名前であっても。

しかも、部屋に来たガインに自分の名はまだ呼ばれてない。


「お前じゃないです。師匠。」


キリアンは、子どもみたいに拗ねてプイと顔を横に向けた。

ガインは、しまった!みたいな顔をして、そっぽを向くキリアンに手を握られたまま、ばつが悪そうに頭を掻いた。


「申し訳ありません、皇帝陛下…。」

「違う!!」

「違う!?わ、うおっ!!」


キリアンが、握ったガインの右手を力任せに引っ張る。

腰を落とした状態のガインがバランスを崩し前につんのめり、両膝と左手を床についた。

先に床に座っていたキリアンに覆い被さる様な格好で。


「うおおああ!!す、すまん!すいません!陛下!ど、どく!今すぐどくから!!」


顔を真っ赤にして慌てふためくジャイアントベアー。

ガインの下で肘をついて上体だけを起こしたキリアンがニッと笑う。


「ガイン。再び、私に欲情したのか?いきなり私を押し倒すなど、このような事を…。」


「再び!?押し倒す!?め、滅相も御座いません!!わ、私が陛下を辱しめるなど…!その様な…!これは陛下の…」


キリアンに言われた「再び」に、全裸でキリアンと同じベッドに寝ていた日の記憶が蘇る。

ガインが焦って身体を起こそうとするが、差し出した筈の右手がキリアンの左手に囚われて身動きが取れない。


「陛下の?私の愚かな勘違いだと言うのか?」


「い、いえ!!し、しかしながら…!」


キリアンに覆い被さったままのガインが困惑している。


キリアンの口から、『愚かな勘違い』だと言われた以上『ハイ勘違いです』と肯定すれば、皇帝に対して『愚かな』をも肯定した事になってしまう。

それは余りにも不敬だ。

かと言ってキリアンの言葉を『イイエ勘違いではありません。』と否定してしまえば自分はキリアンに欲情したと言ってしまう事になる。


どう答えたら良いのか分からずに大混乱中のガインの顔をジッと見上げ、キリアンが微笑んだ。


「では、証明してみせよ。ガイン。私には欲情しないのだと。」


はぁ?なぜに?


そんな顔をしているガインの右手を更に引いて、ガインの大きな身体を窓の下の壁に背をもたれさすようにし、床に尻をつかせ座らせた。


「へ、陛下……?これはー……」


「ガイン、キリアンと呼べ。私には欲情しないと証明するのだろう?」


??それと名前呼びに何の因果が……?つか証明?何で?

ガインがそんな表情をしているが、キリアンは気にしない。


「呼べ、ガイン。」


「??…き、キリアン…?」


剣の師匠と弟子としての立場で居た時にはガインが何度も呼び、キリアンが何度も呼ばれた名前。

だが、こうやって面と向かって呼ばれるのは久しぶりで、ジィンと感動したキリアンが、心の中で「ヨシッ」と拳を握る。


「さぁガイン、証明して貰おう。その間、俺の事はキリアンと呼べ。」


窓の下の壁を背に、両手と尻を床につき膝を立てて座ったガインの膝を開かせ、足の合間に膝立ちのキリアンが身体を入れる。

キリアンはガインの頭の後ろにある窓枠に両手を掛け、ガインを壁ドン状態で捕らえて顔を近づけると、ニコリと微笑み唇を重ねた。


「!!???ぅう…ム…!」


唐突に唇を重ねられたガインは思考が止まった。

吐く息さえ飲み込む程に深く深く口付けされた唇から、唸る様な声が漏れる。

咥内をまさぐる様に動き回るキリアンの舌に、しばらく茫然となすがままになっていたガインが呼吸困難に陥り、自身の唸る声を聞いて初めて我に返った。

「キリっ…!キリアン!!おまっ…!離れろ!!」


ガインは床についていた両手をキリアンの背に回し、キリアンのシャツの背の部分を掴んで引き剥がそうとする。


「ガイン…良く出来た…そのままキリアンと呼び続けろ…。」


背後からシャツを強く引っ張られたキリアンの唇がガインの唇から離れる。

僅かに開いた二人の唇の間を埋める様に、舌先を延ばしたキリアンはガインの唇を舐め続けていった。


「いっ…!意味分からん!キリアン、やめろ!俺は…!

陛下には…!欲情したりしません!!」


━━━はぁ?俺に欲情しない?しかも陛下呼びに戻ったし。

陛下呼びになった上に俺に欲情しないとか、許せるワケ無いだろ?そんなの。━━━


「なぜなら、貴方は敬愛すべき皇帝陛下で、その様な不敬な考えを一配下の私ごとき…がああぁぁあ!……」


背後からシャツを掴まれて喉元が詰まり、前に行けなくなったキリアンは、自身の着ているシャツのボタンを片手でブチブチブチ!とむしり取った。


手の中のボタンを全てパラパラと床に落とし、シャツの前を全開にした状態で再びガインに顔を近づける。


「敬愛すべき皇帝である私に魅力を感じないと?

そういう事か?ガイン。それこそ不敬ではないのか?」


紺碧の瞳に射すくめられたガインは、どう言葉を返して良いか分からない。

師匠と弟子との関係の時はよく

「あー言えば、こー言う!お前は屁理屈ばかり捏ねるんじゃない!」

とキリアンを叱っていたガインだが、思考の止まった今のガインにはキリアンの言葉を真っ向から受け取るしか出来なくなっていた。


「ち、ちが…違います…そうではなく……ふ…っ…」


声ごとキリアンの口に奪われる。

クチュクチュと唾液をかき混ぜる様に動いていたキリアンの舌先がガインの舌を捕らえ、キュウッと絞る様に吸い付いた。


「ッッんん!!ッて…!!」


舌根ごと持っていかれそうな痛い位の吸い付かれ方をし、ガインの大きな身体がビクゥっと大きく動き、キリアンの背に回したガインの大きな手がキリアンのシャツを強く掴む。


ボタンを無くしたシャツは簡単に脱げてしまい、キリアンの肘までずり落ちた。

窓枠を掴んでいたキリアンの両手はガインの頬と後頭部に当てられ、頭ごと抱く様にして顔を背けたり出来ない様にされた。


「んふぅ!ふっ!んん!!」


声を出そうとすればする程に、キリアンの舌先が動いた舌先の裏側を突いて来る。

はだけた胸元をガインの胸に押し付けながら、ガムを噛む様にクチャクチャ、ニチャニチャとわざとらしく音を立てて、キリアンはガインを耳から犯していこうとする。


ガインの呼吸を奪い、思考を奪い、理性をも奪い取ろうとするキリアンは、シャツを掴んでいたガインの手がダラリと下がった所で、やっと唇を離した。


「ガイン……俺はガインを逃がさないよ?」


虚ろな目で、無意識のままハァハァと酸素を肺に取り込んでいるガインに、キリアンが囁いた。


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