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誰が誰に、どんな風に欲情を?
「ガイン?ガーイーン?目を開けたまま気を失っているんじゃないよね?また現実逃避した?」
壁に寄り掛かったガインは目を開いているものの表情は虚ろで、心此処に在らずの様な状態になっている。
そんなガインの頬に手を当て、キリアンはガインの顔にチュッチュッとわざと音を立てながらキスの雨を降らせた。
「…………はっ!へ、陛下!もう、冗談はおやめ下さい!この様な事をした所で!」
我に返ったガインが、前をはだけさせたキリアンの肩を押して身体を離そうとする。
身体を離されそうになったキリアンは、肩を押すガインの手首を掴み、外側に払うようにしてガインの制止を振り払った。
「冗談……?この様な事って、どんな事だ?ガイン。」
キリアンの中で、スウッと何かが冷たくなった。
好きだという気持ちがすぐに伝わらないのは仕方ないのかも知れない。
真面目なガインからすれば、互いの性別も立場も年齢も障壁となり、二人の関係が恋愛という言葉に結び付く事はないのかも知れない。
それでも本気で求めた上での口付けを冗談だと言われて、キリアンは何故か無性に腹が立ってしまった。
「ガインは俺に欲情したりしないと言ったな?じゃあ、かわりに俺がガインに欲情する。」
「………はぁ?ちょ、ちょっと待って下さい!意味が分からんのだが!!」
キリアンはガインが身に着けた騎士の制服の固いボタンを苛立つ様に無理矢理開いていき、制服の前を大きく開かせた。
制服の下のシャツは、キリアンのシャツ同様に全てのボタンを飛ばしながら強引に左右に開いてしまう。
「うおおい!!キリアン!!俺のシャツのボタンを無くす気か!!昼に続き二回目だぞ!!」
ガインの厚い胸板と、その辺りから下方に向けて段々と濃くなる体毛に覆われた腹部が現れた。
幼い頃から何度も見て来たハズなのに、今、目の前に開かれた大きな筋肉質の肢体は扇情的で、予想以上の色香を放つ。
「じゃあ俺の前に来る時は、またこのシャツを着て来て下さいよ…。そしたらボタン無くさないでしょ。」
ホウッと熱い吐息をつき、ガインの胸に顔を寄せたキリアンが乳首を舌先でつつき始めた。
「ひぁっ!!ちょ!まっ…!待て!まっ…!」
盛り上がった胸筋の頂きにある胸の粒は、女性の胸の先の粒の様に口に含み易くなっており、キリアンは乳首全体を口に含んで強く吸い付く。
「んひゃ!まっ!やめっ…!おかしな声っ…!出ちまう!」
低い声のガインが時折裏返った高い声を上げる。
誰も知らないガインの一部を、自分一人のものにしている優越感。
口に含んだガインの胸の粒が、キリアンの口の中で固くなってゆく。
「っあっ!…や、あっ!ヤベッ…て…!ふぁっ!」
ガインの身体が時折ビクッビクッっと大きく跳ねる。
同時に、時折漏れるガインの甘ったるい声音。
どんな表情をしているのだろう…どんな顔をして、そんな声を出している?
キリアンはガインの乳首から口を離し、自分の唾液に濡れてテラテラと光るソコを指先でクニュクニュと弄ぶ。
その状態で、ガインの顔を見た。
耳まで真っ赤になったガインは、羞恥に耐える様に目を閉じていたが、キュッと結んだ唇が僅かに震えている。
乳首に刺激を与える度に喉仏が動き、鼻の奥から「フスフス」と大きな呼吸音が漏れビクッと身体が跳ね上がる。
━━何だこれ、この可愛さ!!我慢してんの?耐えてんの?感じてるのを!
隠しきれて無いんだけど!目茶苦茶、感じてますって顔!メス顔してんだけど!!
可愛すぎてぞくぞくする…!━━
「ガイン……可愛い……」
「わ!や、駄目だ!キリアン!!」
堪らなくなったキリアンの手がガインのトラウザーズの中に入る。
昼もこうやってトラウザーズの中に手を入れてガインの熱の塊を握ったが、今度はそれだけでは我慢出来なかった。
「ガインの…見せて…」
「な、な、何で!!あっ!やめ…あぁっ!ふおっ!」
ガインの抵抗力を無くすには、乳首を苛めるのが一番だと知ってしまったキリアンは、ガインの乳首を口に含み歯を立て甘噛みする。
その状態でトラウザーズの中に入れた手で、既に硬くなったぺニスを握り込み扱き始めた。
「あっ!やめろ……!ふぁっ!キリアン!待て!まっ…!」
ガインの乳首から離れたキリアンは、尻を床につけ座るガインの両足を開かせたままで正面に正座をし、トラウザーズの前のボタンを外して前を大きく寛がせた。
「見んな!やめろ!キリアン!!」
ズルンと取り出したガインの大きな竿を、キリアンが両手で握り込み、穴が空くほど見詰める。
茎の部分を右手に握り、上下に動かして扱きながら左手の指先で雁首の部位を少し強めに押していく。
「すごい…おっきくて、こんな形をしてるんだ…」
「い、痛いっ…!イテェっ!やめろ!見んな!」
「少し痛いのが好きでしょう?師匠は。だってトロトロ先走り垂らしてるじゃないですか。やぁらし。」
キリアンはガインの鈴口に爪の先を押し付ける。
「んくぅうっ!!」
「まさか、痛いのでイッちゃいそう?駄目だよ、ガイン…まだ俺が満足出来てない。」
キリアンはガイン自身の先端、放出口を親指の腹で強く押さえつけながら、茎の根本を強く締め付ける。
「見足りない。もっとガインのやらしい姿を見せて。」
「む、無理だ!出る…!もう、出るからっ…!」
「いや、出せないでしょ?塞いでるから。出るんじゃなくて、出したいんだよね?師匠。」
「………っん………もぉ…!無理っ」
ガインは苦しそうに下唇を噛んで、真っ赤な顔で首を左右に振る。
辛そうな姿を見れば可哀想と思うよりも嗜虐心を煽られた様に、もっと恥ずかしがらせて耐えさせて、追い詰めて追い詰めてと苛めたくなる。
「あー…たまんない…突っ込みたい………」
キリアンが思わず本音を口にするが、ガインの耳には入らなかった様で、吐精を遮られたままで苦しげに眉を寄せるガインは額に汗を浮かせ、お漏らしを我慢する子の様に下半身が不規則に揺れ動く。
その動きが、淫らで艶かしい。
「ガイン、手を出せ。私のを握れ。」
「は…はぁ?…な、何で…??」
「何で?お前は、主の私より先にイくつもりか?私をイかせてからだろう?」
これ以上は考える余裕もないのか、ガインの手がキリアンのトラウザーズの中に入る。
ガインは他人の性器に等、触れた事が無い。
恐る恐るとキリアンの性器をやんわりと握り、言われるままにゆっくりと擦り始めた。
ガインの表情に、戸惑いと恥ずかしがる様子が伺える。
自分が受け身での羞恥とはまた違い、「こんな事をして本当に良いのだろうか?」的な恥ずかしがり方。
しかも意外とたどたどしい。
自慰行為自体、経験が少ないのかも知れない。
何とウブで可愛いのだろう。
本当はお尻が無理なら、その口に咥えさせたかった。
喉の奥まで咥えさせて、その姿を見下ろしたかった。
だが、今はガインのぺニスを片手で押さえつけて放出を塞き止めているので態勢的に出来なかった。
「っ…なぁ…キリアン…も……っああっ!」
「まだ俺がイって無い。ガイン、早く出したいなら、頑張って俺をイかせろ。」
強くガイン自身の根本を締め付けながら、鈴口を爪の先でグリグリと苛める。
塞ぎ切れない先走りが、ピュルッと飛ぶのを戒める様に、更に強く爪を放出口に立てた。
「はうんっ!!い、イッツぅ…」
「痛いって言いながら、気持ち良くなってるのか?何て、やらしい身体をしてるんだ…ガインは。ふふふ…。」
痛さゆえか、放精を遮られた苦しさからか、真っ赤な顔でうっすらと涙を浮かべるガインの表情を見ているだけでキリアンは興奮してしまう。
キリアンの自身を遠慮がちに緩く握り込んだガインの手の内側で、トクンと脈打ったキリアン自身をグイグイとなすりつける。
互いの手に互いのモノを握り込んでいるのに、その扱いの違いが可笑しくなる程に違う。
遠慮がちなガインに対しキリアンは遠慮などせず、むしろ狂い咲かせたい位に苛めたい。
「ほら、もっと強く握れ。私を早くイかせろ。でないと、いつまで経ってもイけないぞ?」
「キリアンっ…!ちょっ…!先をそんな強く…!あくっ…!も…駄目だ、頼む…ゆ、許してくれ……」
涙目になり許しを乞うガインの姿に、腰の辺りから背筋をゾクゾクと微電流の様なモノが這い上がってくる。
その姿を見ているだけで、ガインを服従させ、征服したような気分になる。
キリアンは無意識の内に腰を前後に動かしており、ガインの手の平に射精した。
同時にガインのぺニスも指の戒めを解いてやり、その精を手の平に受け止めてやる。
「ふぁあ……あ……」
戒めから解放されたガインの甘い声を聞き、たまらずキリアンはガインの頭をはだけさせた胸に抱き締めた。
「ガイン!……俺は……お前が……。」
好きだ…愛してる!!
キリアンは、ガインに自分の本心を伝えようと思った。
だが……本心を伝えれば、ガインはきっと距離を置く。
ミーシャが人質役をしてくれている意味が無くなる。
世の恋人同士の様に、心を繋ぎ合ってから互いに求め合う様に身体を繋げる行為が、キリアンとガインでは難しい。
キリアンがガインを縛り付けて縛り付けて、逃げられなくなる程ガチガチに縛ってから、心を奪うしか方法が思い付かない。
愛娘のミーシャの身を案じ、皇帝には逆らえない一配下として城に縛り付けて
やがて無理矢理犯してでも、自分に縛り付ける。
「……気に入っている。だから、私から逃げる事は許さん。」
キリアンは、グッタリ脱力しているガインの唇に自分の唇を重ね、ガインの渇いた唇を舐めた。
「随分、疲れた様だな。部屋まで送って行こうか?ガイン。」
「へ!?いっ!いえ!!自分で帰ります!!」
ガインが我に返り、慌てて乱れた衣服をそれなりに直しドアに向かう。
「ガイン。もう一度言う。私から逃げる事は絶対に許さん。いいな。」
「…はっ!」
執務室の扉から出たガインは、廊下に一人になった瞬間、茹でたタコの様にボッと真っ赤になった。
「何だこれ……何なんだこれは!!クッソ恥ずかしいじゃねぇか!!」
自室の方に速足で向かいながらぶつぶつと独り言つ。
「クッソ恥ずかしい!!…が……嫌じゃなかったんだよなぁ……なぁんでだろ?」
自室に戻ってからもガインは考え込む。
先ほどの行為の発端は、キリアンが自分に欲情しないのか?とガインに、訳の分からない質問をしてきた所からだった。
欲情……キリアンを女性に見立てて抱きたいと……???
そんな事は、これっぽっちも思わなかった。
では、最終的に欲情してなかったかと聞かれたならば、しっかり射精してるんだから欲情していたのだと思う。
……そもそも俺の欲情って、どんなんだ???
「ううーーん……???」
ガインは自身でも解らなくなってしまった。
壁に寄り掛かったガインは目を開いているものの表情は虚ろで、心此処に在らずの様な状態になっている。
そんなガインの頬に手を当て、キリアンはガインの顔にチュッチュッとわざと音を立てながらキスの雨を降らせた。
「…………はっ!へ、陛下!もう、冗談はおやめ下さい!この様な事をした所で!」
我に返ったガインが、前をはだけさせたキリアンの肩を押して身体を離そうとする。
身体を離されそうになったキリアンは、肩を押すガインの手首を掴み、外側に払うようにしてガインの制止を振り払った。
「冗談……?この様な事って、どんな事だ?ガイン。」
キリアンの中で、スウッと何かが冷たくなった。
好きだという気持ちがすぐに伝わらないのは仕方ないのかも知れない。
真面目なガインからすれば、互いの性別も立場も年齢も障壁となり、二人の関係が恋愛という言葉に結び付く事はないのかも知れない。
それでも本気で求めた上での口付けを冗談だと言われて、キリアンは何故か無性に腹が立ってしまった。
「ガインは俺に欲情したりしないと言ったな?じゃあ、かわりに俺がガインに欲情する。」
「………はぁ?ちょ、ちょっと待って下さい!意味が分からんのだが!!」
キリアンはガインが身に着けた騎士の制服の固いボタンを苛立つ様に無理矢理開いていき、制服の前を大きく開かせた。
制服の下のシャツは、キリアンのシャツ同様に全てのボタンを飛ばしながら強引に左右に開いてしまう。
「うおおい!!キリアン!!俺のシャツのボタンを無くす気か!!昼に続き二回目だぞ!!」
ガインの厚い胸板と、その辺りから下方に向けて段々と濃くなる体毛に覆われた腹部が現れた。
幼い頃から何度も見て来たハズなのに、今、目の前に開かれた大きな筋肉質の肢体は扇情的で、予想以上の色香を放つ。
「じゃあ俺の前に来る時は、またこのシャツを着て来て下さいよ…。そしたらボタン無くさないでしょ。」
ホウッと熱い吐息をつき、ガインの胸に顔を寄せたキリアンが乳首を舌先でつつき始めた。
「ひぁっ!!ちょ!まっ…!待て!まっ…!」
盛り上がった胸筋の頂きにある胸の粒は、女性の胸の先の粒の様に口に含み易くなっており、キリアンは乳首全体を口に含んで強く吸い付く。
「んひゃ!まっ!やめっ…!おかしな声っ…!出ちまう!」
低い声のガインが時折裏返った高い声を上げる。
誰も知らないガインの一部を、自分一人のものにしている優越感。
口に含んだガインの胸の粒が、キリアンの口の中で固くなってゆく。
「っあっ!…や、あっ!ヤベッ…て…!ふぁっ!」
ガインの身体が時折ビクッビクッっと大きく跳ねる。
同時に、時折漏れるガインの甘ったるい声音。
どんな表情をしているのだろう…どんな顔をして、そんな声を出している?
キリアンはガインの乳首から口を離し、自分の唾液に濡れてテラテラと光るソコを指先でクニュクニュと弄ぶ。
その状態で、ガインの顔を見た。
耳まで真っ赤になったガインは、羞恥に耐える様に目を閉じていたが、キュッと結んだ唇が僅かに震えている。
乳首に刺激を与える度に喉仏が動き、鼻の奥から「フスフス」と大きな呼吸音が漏れビクッと身体が跳ね上がる。
━━何だこれ、この可愛さ!!我慢してんの?耐えてんの?感じてるのを!
隠しきれて無いんだけど!目茶苦茶、感じてますって顔!メス顔してんだけど!!
可愛すぎてぞくぞくする…!━━
「ガイン……可愛い……」
「わ!や、駄目だ!キリアン!!」
堪らなくなったキリアンの手がガインのトラウザーズの中に入る。
昼もこうやってトラウザーズの中に手を入れてガインの熱の塊を握ったが、今度はそれだけでは我慢出来なかった。
「ガインの…見せて…」
「な、な、何で!!あっ!やめ…あぁっ!ふおっ!」
ガインの抵抗力を無くすには、乳首を苛めるのが一番だと知ってしまったキリアンは、ガインの乳首を口に含み歯を立て甘噛みする。
その状態でトラウザーズの中に入れた手で、既に硬くなったぺニスを握り込み扱き始めた。
「あっ!やめろ……!ふぁっ!キリアン!待て!まっ…!」
ガインの乳首から離れたキリアンは、尻を床につけ座るガインの両足を開かせたままで正面に正座をし、トラウザーズの前のボタンを外して前を大きく寛がせた。
「見んな!やめろ!キリアン!!」
ズルンと取り出したガインの大きな竿を、キリアンが両手で握り込み、穴が空くほど見詰める。
茎の部分を右手に握り、上下に動かして扱きながら左手の指先で雁首の部位を少し強めに押していく。
「すごい…おっきくて、こんな形をしてるんだ…」
「い、痛いっ…!イテェっ!やめろ!見んな!」
「少し痛いのが好きでしょう?師匠は。だってトロトロ先走り垂らしてるじゃないですか。やぁらし。」
キリアンはガインの鈴口に爪の先を押し付ける。
「んくぅうっ!!」
「まさか、痛いのでイッちゃいそう?駄目だよ、ガイン…まだ俺が満足出来てない。」
キリアンはガイン自身の先端、放出口を親指の腹で強く押さえつけながら、茎の根本を強く締め付ける。
「見足りない。もっとガインのやらしい姿を見せて。」
「む、無理だ!出る…!もう、出るからっ…!」
「いや、出せないでしょ?塞いでるから。出るんじゃなくて、出したいんだよね?師匠。」
「………っん………もぉ…!無理っ」
ガインは苦しそうに下唇を噛んで、真っ赤な顔で首を左右に振る。
辛そうな姿を見れば可哀想と思うよりも嗜虐心を煽られた様に、もっと恥ずかしがらせて耐えさせて、追い詰めて追い詰めてと苛めたくなる。
「あー…たまんない…突っ込みたい………」
キリアンが思わず本音を口にするが、ガインの耳には入らなかった様で、吐精を遮られたままで苦しげに眉を寄せるガインは額に汗を浮かせ、お漏らしを我慢する子の様に下半身が不規則に揺れ動く。
その動きが、淫らで艶かしい。
「ガイン、手を出せ。私のを握れ。」
「は…はぁ?…な、何で…??」
「何で?お前は、主の私より先にイくつもりか?私をイかせてからだろう?」
これ以上は考える余裕もないのか、ガインの手がキリアンのトラウザーズの中に入る。
ガインは他人の性器に等、触れた事が無い。
恐る恐るとキリアンの性器をやんわりと握り、言われるままにゆっくりと擦り始めた。
ガインの表情に、戸惑いと恥ずかしがる様子が伺える。
自分が受け身での羞恥とはまた違い、「こんな事をして本当に良いのだろうか?」的な恥ずかしがり方。
しかも意外とたどたどしい。
自慰行為自体、経験が少ないのかも知れない。
何とウブで可愛いのだろう。
本当はお尻が無理なら、その口に咥えさせたかった。
喉の奥まで咥えさせて、その姿を見下ろしたかった。
だが、今はガインのぺニスを片手で押さえつけて放出を塞き止めているので態勢的に出来なかった。
「っ…なぁ…キリアン…も……っああっ!」
「まだ俺がイって無い。ガイン、早く出したいなら、頑張って俺をイかせろ。」
強くガイン自身の根本を締め付けながら、鈴口を爪の先でグリグリと苛める。
塞ぎ切れない先走りが、ピュルッと飛ぶのを戒める様に、更に強く爪を放出口に立てた。
「はうんっ!!い、イッツぅ…」
「痛いって言いながら、気持ち良くなってるのか?何て、やらしい身体をしてるんだ…ガインは。ふふふ…。」
痛さゆえか、放精を遮られた苦しさからか、真っ赤な顔でうっすらと涙を浮かべるガインの表情を見ているだけでキリアンは興奮してしまう。
キリアンの自身を遠慮がちに緩く握り込んだガインの手の内側で、トクンと脈打ったキリアン自身をグイグイとなすりつける。
互いの手に互いのモノを握り込んでいるのに、その扱いの違いが可笑しくなる程に違う。
遠慮がちなガインに対しキリアンは遠慮などせず、むしろ狂い咲かせたい位に苛めたい。
「ほら、もっと強く握れ。私を早くイかせろ。でないと、いつまで経ってもイけないぞ?」
「キリアンっ…!ちょっ…!先をそんな強く…!あくっ…!も…駄目だ、頼む…ゆ、許してくれ……」
涙目になり許しを乞うガインの姿に、腰の辺りから背筋をゾクゾクと微電流の様なモノが這い上がってくる。
その姿を見ているだけで、ガインを服従させ、征服したような気分になる。
キリアンは無意識の内に腰を前後に動かしており、ガインの手の平に射精した。
同時にガインのぺニスも指の戒めを解いてやり、その精を手の平に受け止めてやる。
「ふぁあ……あ……」
戒めから解放されたガインの甘い声を聞き、たまらずキリアンはガインの頭をはだけさせた胸に抱き締めた。
「ガイン!……俺は……お前が……。」
好きだ…愛してる!!
キリアンは、ガインに自分の本心を伝えようと思った。
だが……本心を伝えれば、ガインはきっと距離を置く。
ミーシャが人質役をしてくれている意味が無くなる。
世の恋人同士の様に、心を繋ぎ合ってから互いに求め合う様に身体を繋げる行為が、キリアンとガインでは難しい。
キリアンがガインを縛り付けて縛り付けて、逃げられなくなる程ガチガチに縛ってから、心を奪うしか方法が思い付かない。
愛娘のミーシャの身を案じ、皇帝には逆らえない一配下として城に縛り付けて
やがて無理矢理犯してでも、自分に縛り付ける。
「……気に入っている。だから、私から逃げる事は許さん。」
キリアンは、グッタリ脱力しているガインの唇に自分の唇を重ね、ガインの渇いた唇を舐めた。
「随分、疲れた様だな。部屋まで送って行こうか?ガイン。」
「へ!?いっ!いえ!!自分で帰ります!!」
ガインが我に返り、慌てて乱れた衣服をそれなりに直しドアに向かう。
「ガイン。もう一度言う。私から逃げる事は絶対に許さん。いいな。」
「…はっ!」
執務室の扉から出たガインは、廊下に一人になった瞬間、茹でたタコの様にボッと真っ赤になった。
「何だこれ……何なんだこれは!!クッソ恥ずかしいじゃねぇか!!」
自室の方に速足で向かいながらぶつぶつと独り言つ。
「クッソ恥ずかしい!!…が……嫌じゃなかったんだよなぁ……なぁんでだろ?」
自室に戻ってからもガインは考え込む。
先ほどの行為の発端は、キリアンが自分に欲情しないのか?とガインに、訳の分からない質問をしてきた所からだった。
欲情……キリアンを女性に見立てて抱きたいと……???
そんな事は、これっぽっちも思わなかった。
では、最終的に欲情してなかったかと聞かれたならば、しっかり射精してるんだから欲情していたのだと思う。
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