【R18】熊の様な45歳の近衛隊長は、22歳の美貌の皇帝に欲しがられています。

DAKUNちょめ

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寝ている内に、独りで愚痴る。

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離れた場所に居るキリアンに声を掛けたと同時に自身が全裸である事を知ったガインは、慌てて口を押さえて再度ベッドに潜った。



━━声!遠かったし届いてないよな!?

これは、何か色々マズい。寝たフリをした方が良さげだ!

うん、起きてない事にしよう!━━



皇帝の私室、ベッドから離れた場所に置かれた机には執務室だけで処理出来なかった書類が運ばれており、キリアンが寝る時間を削って仕事をしていた。

ベッドで寝たフリをしているガインはキリアンが椅子から立ち上がる気配を察知して、ベッドの中で息を潜めて身を強張らせる。



「あー……疲れた……少し休憩するかな。

……ベッド、広いしガインの隣で休ませて貰うかな。」



ベッドの右側を明け左側に身を寄せて、寝たフリをするガインの身体を覆うシーツが捲られた。



キリアンの前にガインの全裸が晒されているが、寝たフリをしている為に隠す事が出来ない。

と言うか、男同士なのにキリアンに裸を見られたくないから隠したいと思う自分、どうなんだ!

と、静かにニセ寝息を立てているガインの頭の中では声を大にしての脳内1人ツッコミが繰り広げられていた。



目を閉じ寝息を立てるガインの隣にキリアンが手をつき、ベッドが小さく軋む音を出す。

ガインは隣にキリアンが居るのは分かっているが、自分と同じように横たわっている気配は感じられず、今どの様な態勢で隣に居るかが分からない。



やがてガインの太もも部分にキリアンの手の平が置かれた。

シーツの中で暖まっていた肌に乗るヒヤリとした感触に、一瞬小さく身震いする。

本当に寝ていたのならば、その冷たさに驚き目を覚ましたのだろうが、元々が寝たフリをしてしまったが為に、ガインは目を覚ますタイミングを見失ってしまった。



太ももに乗ったキリアンの手はガインの太ももの体毛を撫で倒す様に、脚の付け根から膝の方に向かい一方向に向け何度も太ももを撫でていく。



「お疲れ様だったね、ガイン。本当に疲れてるんだね…。

こんなにも、深い眠りについて。

この国の為に、よく頑張ってくれた。」



太ももを撫でていた手がガインの内股に滑り落ちる。

キリアンは手の甲で、ガインの脚間にある繁みの中央にある、まだ軟い筒を反対の脚にグイグイと押し付けながら内股を撫で擦って行く。

やがて手の甲での刺激により無自覚なまま硬さを持ち始めたガインの真ん中に在る筒がキリアンの手の平に握り込まれると、その手が上下に動き始めた。



「っっ!!っ…キ…」



「でもね、俺は腹も立ってる。」



いきなり竿を握られ扱き始められ、ガインはキリアンを制止しようと口を開こうとしたが、言葉を遮る様にキリアンが先に口を開いた。



「頑張ったガインに言うのは酷だから聞かれたくないし、寝ている間に本音を愚痴らせて貰うけどさ……。

いつまで、ジジイとババァのご機嫌伺いしていたんだよ。」



ガインは閉じた目を開く事が出来なくなった。



姿を見なくても、声音やチリチリとした空気でキリアンの苛立ちが手に取る様に分かる。



「話が纏まった時点で、国王のジジイに引き止められても無視してサッサと帰るべきだったんだ。

俺を待たせない事がガインの取るべき優先行動だ。

それなのに、いつまでも色ボケババァの側に居るなんて…何なんだ?」



ガインのペニスをきつく握り締め強く扱きながら、雁首の縁に爪の先を痛い位に強く食い込ませる。



「っっつぅ…!へ、陛下…!まっ……!」



「あーもう腹が立って仕方が無いよ。

皇帝として、国の為に働いてくれた近衛隊長ガインにはこんな事言えないから………。

寝ているガイン師匠に、皇帝じゃなく俺が本音を愚痴らせて貰う。



そんな風に、俺の大事なモノに手を出そうとする奴なんかと仲良くしてやる義理なんか無いんだよ。

機嫌損ねようが、交渉が決裂しようが帰るべきだった。」



ギュッと強く茎を握られる。

ガインが起きている事を知っている上で寝ている事を強いるキリアンが、独り言だと呟く言葉はガインを責めながらの次は無いとの警告でもある。



「ババァと夫婦になるのも悪くないかもなんて考えたんじゃないよな?だとしたら、ババァをブッ殺す。」



ガインは寝ていなくてはならない。

目を開く事を許されず反論する事も許されていない状態で、きつく握られ痛い位に強く扱かれたペニスがヌルリと舐め上げられた。



「まっ!待って下さい!陛っ…!!ンンン!!」



思わず口を開いてしまったガインの口に、反論は一切許さないと言葉を塞ぐ様に布が押し込まれる。



「ガインの全てが俺だけのモノだ。当然コレも。誰にもくれてやる気は無い。」


口の中に布を詰められた状態のガインが肘を立て、ベッドの上で上体を起こしかける。

ガインと目が合ったキリアンは、ガインの性器を強く握ったまま紺碧の瞳を細めて冷たい笑みを浮かべた。



「ホントに、こんな事は起きてるガインには話せないんだけどね。

今後もこんな事が続く様なら、そんな国叩き潰してやろうかなとか思うよな。」



「ッんん!ンッ…!」



キリアンの発言に驚き意見しようとするも声は発せず、ガインの性器が暖かな場所に咥え込まれる。



「ガインのコレは、俺以外の誰を知る事も許さない。

……あぁ、寝てるのに感じてるの?甘苦い汁が出て来てるよ?」



「んうっ!んっ…!んう…む……ぅうん…」



雁首の先の頭の部分が丸々キリアンの口に含まれ、舌先で鈴口をこじ開ける様にチュクチュクと抉られる。

ガインは初めて性器を温かい場所に迎え入れられ、その包み込む様な心地好さに思わず漏れてしまう自身の甘い声に焦る。

自身を制するべく、キリアンから離れようとするが逃れさせてくれる筈も無く、裏側の筋部分の刺激に弱い箇所も舌先と唇でなぞるように苛められる。



「当然、ココも俺だけのモノだ。俺以外の誰にもくれてやる気は無い。」



「んううう!!うう!!」



キリアンの2本の指が、ヂュプとガインの後孔に挿入された。

ペニスの幹部分をハーモニカの様に横から唇で優しく噛まれながら、後孔に入った指がズッズッと出し入れされ始める。



「ンンっ…んっ…んっんっ…んぅ…ん…」



ガインは枕を強く掴み、腰を上げ下げし始めた。

キリアンが動かす2本の指の抽挿に合わせて甘い声を洩らし、真っ赤になった顔にトロンと熱のこもった蕩けそうな目をする。

キリアンから逃れようとする自我と、それを上回る快感とが頭の中でせめぎ合い、どっちつかずに動き回る下肢の動きはいやらしく扇情的だ。



「ああ、ガイン起きていたのか。全然気付かなかったよ。フフ。」



キリアンはガインの後孔から抜いた指先で、ガインの口の中に詰めた布を取り出した。



「っぷぁ……へ、陛下……此度の事……申し訳ございません……。

俺がもっと上手く立ち回れば良かった。

…もう、二度と……陛下にご心配を掛ける様な事は……」



やっと言葉を発する自由を許されたガインは、兎にも角にもと謝罪の言葉を述べる。

だが目の前のキリアンは優しく微笑みかけながらも、いまだ強い怒気を発し続けている。



「何を謝ってるの?師匠達は俺が治めるこの国の功労者だよ?

なぜ謝るの?何を悪いと思って謝ってるの?

とりあえず謝っておこうとか思ってたりしてない?」



ガインは言葉を詰まらせた。

キリアン皇帝陛下は、隣国に戦後交渉に行ったガイン達一行を功労者だと言ってくれている。

そこに怒る理由は無いと。



今、腹を立て苛立ちを隠さないのは皇帝ではなくキリアンという青年で、その怒りの矛先は強い嫉妬という形で、ガインという1人の男に向けられている。

その怒りを鎮めるためにガインは、受け入れ難いこの事実を自覚しなければならない。

今、この場だけでも。



「待たせてすまん…キリアン。」



ガインはそれ以上を口に出来なかった。

恋愛偏差値がお子ちゃま並のガインには、まだキリアンに対して「お前と俺はデキている!」と言い切る度胸が無い。

まだ、心のどこかでうだうだと想い人になるべきでない自分の理由を探している位だ。



今、この場だけでも自分が発端で始まったキリアンの怒りを鎮める必要があり、強い嫉妬心に駆られているキリアンに自分はキリアンのモノだと伝えるべきだと思いはしたのだが、言葉が出なかった。



「…………。」



口を閉ざしたかわりに、ガインは大きく両足を開いたまま腰を浮かせ、先ほどまでキリアンの指を食んでいた後ろ穴を見せる。



「なぁに?師匠。どういう事?俺にくれてやるって言ってんの?」



ガインの開かれた両膝に手を置き、目の前のガインの肢体を見下ろすキリアンが首を傾げて尋ねる。



「……ち、違う………俺が……キリアンにくれてやるんじゃなくて………

俺に……キリアンを……く、ください……」



━━すっげー恥ずかしい事を言っちまったぁ!!━━



言った途端に火を点けた様に顔が熱くなり、顔も耳も赤くなる。



「あー、良く出来たねぇガイン。ご褒美をあげようね。」



「んあっ!!うくっ!!ま、待て!!いきなり!?」



指を咥えてほぐされた後孔の肉ヒダを、ムニィと押し拡げてキリアン自身が侵入してくる。

ズヌゥと指では届かなかった腹の奥に楔を届かせると、キリアンが下腹部を密着させるように腰を前に押し出し、ガインの竿と双珠が肌の間で押し潰された。



「下さいと自ら言ったのは誰だ?それに、もう、準備万端だったじゃないか…ガイン。」



「あっ!あっ!ま、待て…!ちょっ…!」



キリアンが腰を前後に動かし始め、根元まで埋め込んだ茎がクッチャクッチャ音を立てガインの孔を出入りし始める。

腰を叩きつけられる際にガインの双珠が肌の間に挟まれてコリッと柔く潰される。



「んんっ…!!ちょっと…ま、待てって…まっ、待って…あっ…あぁっ!」



「止めて欲しく無い癖に、またそんな事言う。

厳しいガイン師匠は俺の剣の鍛錬の際に、俺の待ったを聞いてくれた事無かったですよ。」



ガインの重く太い右脚を持ち上げて肩に乗せ、繋がったままベッド上の左脚を跨ぐ様な態勢になったキリアンは、下肢が横向きになったガインの中を掻き回す様に腰を揺らす。



「やっ…!それはっ…んはぁっ!!」



「俺が強くなる為に甘やかさず厳しくしてくれたんですよね?分かってますよ。 

だから今度は俺が、師匠を俺だけの可愛い淫乱メス猫ちゃんにするよう厳しく教えこんであげますよ。

この大きくて、ムチムチしたやらしい身体にね。」



抽挿の度にブルンブルンと大きく揺れ動くガインの竿を握り込み、キリアンが小さく呟いた。



「猫ちゃんか……今度首輪でも用意してみようかな……」

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