男子に恋しちゃダメですか?

小夜月ヨル

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伝えられない思い

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ドン。
え?今、裕二に壁ドンされてる・・・?
「ねぇ、なんで教えてくれないの?」
さっきまでのかわいい顔はどこにいったのやら険しい顔で睨まれている。
こんなに怒っている裕二は初めて見た。
「僕は頼りにならないの・・・?」
そうじゃない。ただ心配かけられたくない。
それに・・・怖い。
この事実を裕二がどう受け止めてくれるのか。
本当に好きだからこそ俺から離れていってほしくない。
ああ、そうか、俺は怖いんだ。
裕二が離れていくのが、今までの人のように。
これが裕二に言えたらいいのに。
素直になれたらいいのに。
代わりに誰かが喋ってくれたらいいのに。
「もういいよ、教室行こうか」
そうじゃない。そう言えない。
俺、弱いなぁ。
それから家までお互い一言も喋らなかった。
「バイバイ、気をつけてね」
「おぅ・・・」
頭がボーッとするな。
そっか、熱があるのか。
ベットに寝っ転がった。
1階でバタバタと音がして目を覚ますと時計が、7時を指していた。
「裕二!大丈夫じゃないだろう!」
「朝も大丈夫だって嘘ついたんでしょう?まったく、意地っ張りなんだから」
母の冷たい手が額に触れる。
「ほら、熱もあるでしょう。
母の言う通りだと思う。ぐぅの音も出ない。
「明日、絶対に病院いくからね!」
連れてかなくていいのに・・・
でも苦しいのは確かで気づいたら寝ていた。
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