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泣けないver.
終焉
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『...そっか。それじゃあ明日も保健室にいるの?』
「そうさせてもらうつもり」
私は優翔に報告をしていた。
『それじゃあ明日また迎えに行くよ』
「ありがとう...」
取り敢えず半年は休学、通信制へ通うのはそれからだ。
独りでいい。友だちなんか要らないから、酷い目に遭わされなければそれでいいと思っている。
(優翔には言えないけど...)
翌日は修了式だったけれど、保健室を開けて待ってくれていた。
「ここにいて大丈夫だからね」
「...ありがとう、ございます」
最後まで彼女だけは優しくしてくれた。
それが教師だからなのは分かっているけれど、それでも純粋に嬉しかったのは事実だ。
「根本的なことを何も解決できなくてごめんなさいね...」
「どうしてそんな表情をするんですか?先生は何も悪くないのに」
先生はどうしてか目を潤ませていて首をかしげる。
どうすればいいのか分からずに困っていると、先生はただ手を握ってくれた。
「ここには来たくないとは思うけど、困ったことがあったらすぐに相談にきてね」
「...ありがとうございます」
謝られた意味も先生が泣く意味も分からなかったけれど、ここでの生活は今日で終わりを告げる。
それを実感して少しだけ肩の荷が降りた。
「...よし、できた」
そうして完成したのは、心理カウンセリングのテキスト。
あとはテストまで勉強して、休学中に資格を取ろうと決めている。
(もし取れれば、誰かの力になれるかもしれない)
私は誰にも助けを求められなかった。
だから、その声も全部拾えるようになりたい。
自分を肯定することができなくても、誰かを肯定することはきっとできる。
「もう下校時間よ。それから、これを預かってきたわ」
「ありがとうございます」
通知表...後でゆっくり見てみることにしよう。
「あなたが受けてきたものは、責任を持って調査します。...私が約束するわ」
その言葉に、私はただ一礼して退室する。
誰ともすれ違わない場所を歩きながらぱっと中身を読んでみると、きちんと評価されていたことに驚いた。
(...意外と成績が落ちてない)
担任欄は空白だったけれど、そんなことはどうでもいい。
教科に点数がついていて、保健室登校でも出席としてカウントされている...それだけで充分だった。
...やっと終わった。
長かった戦いがようやく終わったのだ。
「お疲れ様」
「優翔...」
その優しい笑顔にただ涙を零す。
ぽろぽろと流れるのを止められずにいると、優翔はただ抱きしめてくれた。
頑張ったねという言葉に、もっと涙が止まらなくなる。
──そうして、ようやく心の雨が少し止んだのだ。
「そうさせてもらうつもり」
私は優翔に報告をしていた。
『それじゃあ明日また迎えに行くよ』
「ありがとう...」
取り敢えず半年は休学、通信制へ通うのはそれからだ。
独りでいい。友だちなんか要らないから、酷い目に遭わされなければそれでいいと思っている。
(優翔には言えないけど...)
翌日は修了式だったけれど、保健室を開けて待ってくれていた。
「ここにいて大丈夫だからね」
「...ありがとう、ございます」
最後まで彼女だけは優しくしてくれた。
それが教師だからなのは分かっているけれど、それでも純粋に嬉しかったのは事実だ。
「根本的なことを何も解決できなくてごめんなさいね...」
「どうしてそんな表情をするんですか?先生は何も悪くないのに」
先生はどうしてか目を潤ませていて首をかしげる。
どうすればいいのか分からずに困っていると、先生はただ手を握ってくれた。
「ここには来たくないとは思うけど、困ったことがあったらすぐに相談にきてね」
「...ありがとうございます」
謝られた意味も先生が泣く意味も分からなかったけれど、ここでの生活は今日で終わりを告げる。
それを実感して少しだけ肩の荷が降りた。
「...よし、できた」
そうして完成したのは、心理カウンセリングのテキスト。
あとはテストまで勉強して、休学中に資格を取ろうと決めている。
(もし取れれば、誰かの力になれるかもしれない)
私は誰にも助けを求められなかった。
だから、その声も全部拾えるようになりたい。
自分を肯定することができなくても、誰かを肯定することはきっとできる。
「もう下校時間よ。それから、これを預かってきたわ」
「ありがとうございます」
通知表...後でゆっくり見てみることにしよう。
「あなたが受けてきたものは、責任を持って調査します。...私が約束するわ」
その言葉に、私はただ一礼して退室する。
誰ともすれ違わない場所を歩きながらぱっと中身を読んでみると、きちんと評価されていたことに驚いた。
(...意外と成績が落ちてない)
担任欄は空白だったけれど、そんなことはどうでもいい。
教科に点数がついていて、保健室登校でも出席としてカウントされている...それだけで充分だった。
...やっと終わった。
長かった戦いがようやく終わったのだ。
「お疲れ様」
「優翔...」
その優しい笑顔にただ涙を零す。
ぽろぽろと流れるのを止められずにいると、優翔はただ抱きしめてくれた。
頑張ったねという言葉に、もっと涙が止まらなくなる。
──そうして、ようやく心の雨が少し止んだのだ。
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