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1人向け・慰め系
あなたに誓う(慰め系・不器用×優しい恋人の対応)*
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すみません。彼女は...ああ、屋上?そうですか。
場所?ええ、ちゃんと分かりますよ。教えてくださりありがとうございます。早速行ってみますね。
やっと見つけた...久しぶり。
って、聞こえてないのか?
おいちょっと待て。そのまま一歩踏み出したら...!
はあ...落ちるつもりだったのかよ。
俺が間に合わなかったらどうするつもりだったんだ!
...っ、悪い。
無闇に怒鳴っても何も解決しないよな。
来い。俺今日はもう仕事終わってるから、取り敢えず俺ん家行くぞ。
ほら、これ飲め。
何って...お前ココア好きだろ。
それに、温かいもんは不安をどっかに持ってってくれる。
...で、どうだ?少しは落ち着いた?そっか、ならいい。
おじいさんの後を追おうと思ったのか?
もしあそこから落ちれば、辛い思いをしなくて済むって思った?
...って、これも答えづらいよな。
それに、こんなに弱ってる奴に追及なんてしたくない。
...辛いなら、俺を頼れよ。
最近忙しくて、お前と全然話すらできてなくて...。
けど、もしあのままお前があそこから落ちてたらって思うと、今でも腕が震える。
お前はすぐ一人で頑張るから、今回も俺に心配かけないようにって思ったんだろうけど、それでお前がいなくなったら何の意味もねえんだよ。
嫌なことや困ったことがあったらすぐに連絡してこい。
電話に出られなくても必ず時間を見つけてかけ直す。
お前の家まで行ったっていい。
俺からももっとお前に連絡するようにする。
なんでそこまでするのかって...まあ、自分の為だな。
俺はもう、お前がいないと笑えない。
これから先も、ずっと側にいてほしい。
悪いな、身勝手な奴で。
...って、泣いてるのか?
いや、無理矢理泣き止む必要なんてない。
好きなだけ泣け。...俺の胸でよければいくらでも貸してやるから。
...ようやく寝たか。
安心しきった顔しやがって...無防備な奴。
こんなに溜めこんでるとは思ってなかった。
本当に悪かった。
俺がちゃんと守るから、ずっと側にいろよ。
愛してる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんなふうに想ってくれる人がいたら思い止まれるかな、なんて思いながら作りました。
実は最後の独白部分、彼氏はこっそり泣いていたりします。
物語だと、『そう呟いた俺の声は震えていた』、なんて表現したりすると伝わりやすくできるのですが、こういう部分を話し言葉の文字だけで表現するのは、やはり限界があるのです。
原案は一度目の高校時代、唯一の味方だった祖父が死んだときに考えたものです。
少し手を加えましたがそこまで大きく文章を変えてはいません。
私の場合は空が見たくて実際に病院の屋上に行こうとしましたが、立ち入り禁止で入れませんでした。
思い出すと泣いてしまいそうなのでここまでにしておきます。
場所?ええ、ちゃんと分かりますよ。教えてくださりありがとうございます。早速行ってみますね。
やっと見つけた...久しぶり。
って、聞こえてないのか?
おいちょっと待て。そのまま一歩踏み出したら...!
はあ...落ちるつもりだったのかよ。
俺が間に合わなかったらどうするつもりだったんだ!
...っ、悪い。
無闇に怒鳴っても何も解決しないよな。
来い。俺今日はもう仕事終わってるから、取り敢えず俺ん家行くぞ。
ほら、これ飲め。
何って...お前ココア好きだろ。
それに、温かいもんは不安をどっかに持ってってくれる。
...で、どうだ?少しは落ち着いた?そっか、ならいい。
おじいさんの後を追おうと思ったのか?
もしあそこから落ちれば、辛い思いをしなくて済むって思った?
...って、これも答えづらいよな。
それに、こんなに弱ってる奴に追及なんてしたくない。
...辛いなら、俺を頼れよ。
最近忙しくて、お前と全然話すらできてなくて...。
けど、もしあのままお前があそこから落ちてたらって思うと、今でも腕が震える。
お前はすぐ一人で頑張るから、今回も俺に心配かけないようにって思ったんだろうけど、それでお前がいなくなったら何の意味もねえんだよ。
嫌なことや困ったことがあったらすぐに連絡してこい。
電話に出られなくても必ず時間を見つけてかけ直す。
お前の家まで行ったっていい。
俺からももっとお前に連絡するようにする。
なんでそこまでするのかって...まあ、自分の為だな。
俺はもう、お前がいないと笑えない。
これから先も、ずっと側にいてほしい。
悪いな、身勝手な奴で。
...って、泣いてるのか?
いや、無理矢理泣き止む必要なんてない。
好きなだけ泣け。...俺の胸でよければいくらでも貸してやるから。
...ようやく寝たか。
安心しきった顔しやがって...無防備な奴。
こんなに溜めこんでるとは思ってなかった。
本当に悪かった。
俺がちゃんと守るから、ずっと側にいろよ。
愛してる。
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こんなふうに想ってくれる人がいたら思い止まれるかな、なんて思いながら作りました。
実は最後の独白部分、彼氏はこっそり泣いていたりします。
物語だと、『そう呟いた俺の声は震えていた』、なんて表現したりすると伝わりやすくできるのですが、こういう部分を話し言葉の文字だけで表現するのは、やはり限界があるのです。
原案は一度目の高校時代、唯一の味方だった祖父が死んだときに考えたものです。
少し手を加えましたがそこまで大きく文章を変えてはいません。
私の場合は空が見たくて実際に病院の屋上に行こうとしましたが、立ち入り禁止で入れませんでした。
思い出すと泣いてしまいそうなのでここまでにしておきます。
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