物置小屋

黒蝶

文字の大きさ
32 / 1,897
1人向け・慰め系

頑張り屋の君に(慰め系・鋭い×お兄さん系年上彼氏)

しおりを挟む
お疲れ。
あれ?なんか元気なくない?
取り敢えず車乗りな。

で?どうしたの?
いやいや、なんでもないって顔してないって。
俺相手に隠し事なんて無理だから、諦めて白状しちゃいなさい。
...黙りか。なら勝手に予想しようかな。
君は誰かと会うとき、そんな暗い表情をしない。
ということは、仕事関係かな。
お、その反応図星みたいだね。
君の反応から察するに、いつも話してる仕事ができる上司に迷惑かけたとか、同期の子に苦笑いされたとか...痛っ、ごめんって。
運転中なんだから、そんなに叩かれると困るんだけど...。


はい、到着。
取り敢えず中に入ろうか。
寒いからこれ着てな。
俺の汚れた上着で悪いけど、無いよりはマシなはずだから。
部屋に入ったら、いい加減正直に話してね。
怒らないかって?俺が怒る理由どこにあるの?
取り敢えず何か飲み物でもって...ほら、また我慢してる。
そんないけない子は、こうやって抱きしめてあげる。
君のことだから、張り切って頑張りすぎたんでしょ?
大人になってからの空回りって怖いよね。
心が軋むし、何より痛いよね。
そうなっても近くに助けてくれる人がいなかったりして、自分で溜めこんでしまう。
けど、俺はその後が大事だと思ってる。
頑張ってダメだったら、必ずまた次のチャンスがくるよ。
その頑張りを、誰かが見ているはずだから。
よしよし、偉かったね。
子ども扱いしないでって...俺がしてるのは恋人扱いなんだけど?
君がいっぱい資料集めて家でも一生懸命やってたの、俺が一番知ってるよ。
だからほら、今日は気がすむまで泣きな?
それで、明日からまたチャレンジしてみればいい。
いつだって側で応援するから。
また君が自信をなくしたときは、こうやっていっぱいよしよししてあげる。
だから、自分がしたことに意味がなかったなんて考えないで。
君がいつでも寄りかかってこられるような男でいるから。
俺がいるってこと、忘れないでね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
他のものより短めかもしれません。
探偵みたいにズバリとあててしまう人って時々いるよなと思いながら書きおこしていました。
これいつ書いたんだろう...。
原稿が残っているものが思ったよりも少ないので、今考えたものの方が多くなりそうです。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

処理中です...