物置小屋

１人向け・看病系

OverHeat(看病系・熱で倒れた彼女を看る恋人)

よう、久しぶりだな。
俺は相変わらずだぞ、大きな変化は特にない。
今日はどこへ行きたい？お前が行きたい場所に...ってお前、もしかして熱あるんじゃないか？
いつもより頬赤いし、なんていうか、その...変に色っぽく感じる。
最初は化粧を変えたのかと思ったけど、そんなことないし...俺には違ったものが原因になってるように見える。
...っおい、やっぱりふらふらじゃねえか。
お前の家ってここから遠くないよな？
いいからもたれかかってろ。
自分で歩け...そうにはないな。
いいか、絶対舌噛むなよ。
仕方ないだろ、俺だって恥ずかしくないわけじゃねえけど、そんなものよりお前の方が大事だ。
俺の鍵で開けるから心配しなくていい。ちょっとだけ我慢してくれ、すぐ寝かせてやるから...。


よし、取り敢えずベッドで寝てろ。
冷蔵庫の中のもの借りるな。
何か食べられそうか？
そっか、それなら粥でも作る。
体温計持ってきたから、早く測ってみろ。
だいぶ高いじゃねえか。これ相当苦しかっただろ。
...で、これ額にのせるな。
それから後は...ちゃんと布団きてろ、風邪が悪化する。
どうしてそんな顔をする？
ごめんなさいって...出掛けられなかったことより、お前の体調の方が大事だ。
何も気にせずゆっくり休め。
こんなになるまで働いてたら、いつか倒れるぞ。
今回は俺が近くにいたからいいけど、次からは気をつけてくれ。
分かればよし。
...ん？寂しいのか？
可愛いやつ。こうやっててやるから早く寝ろ。
お前が寝てから色々やっといてやる。
だから今は、ちゃんと眠れ。
...本当に気持ちよさそうに寝るな。
こんなになるまで気づいてやれなくて悪かった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
看病彼氏ってこんな感じかな？という思いをかかえたままやってみました。
外出先で倒れても助けてもらえたことがないので、もし助けてくれる人が近くにいたら...と考えました。