物置小屋

１人向け・イベント系

君だけのサンタクロース・前篇(イベント系・プレゼントを選ぶ恋人)

ん？ああ、おはよう。
なんかいいね、こういうの。
...だっていつもは一人で起きて一人で寝てるのに、今日は隣に君がいるから。
そんなに照れなくてもいいのに...まあ、照れてる顔も可愛くて好きだけど。
こうやってお泊まりしにきたのも、デートできるのも久しぶりだし...正直、舞いあがってる。
君も？冷静そうでそうは見えてなかった。
ごめんごめん、からかいすぎた。
別の部屋で準備してくるから、終わったら玄関で待ってるね。
いいよいいよ、急がなくても。
今日は沢山時間があるんだから。ね？


このショッピングセンター、なんだかまた雰囲気変わった？
ああ、セールをやってるからみたい。
...『クリスマス』、ね。
いや、なんでもない。
それより、先に朝ご飯食べようか。

ここの玉子焼き定食、やっぱり美味しい！
どうやったらこんなにふわふわになるのかな？
まあ、君の手料理もこれに負けないくらい美味しいんだけどね。
どうしたの、そんなに固まって...もしかして、また照れてる？
今日の君は、いつも以上に照れ屋さんだね。
ごちそうさまでした。...あ、ちょっと動かないで。
ご飯粒ついてたから。今度こそ、ごちそうさまでした。
何か買いたい物があってきたんでしょ？
俺はどこでもいいから、君が行きたいところへ行こう。
...え、下着!?
それは一緒に行けないね。一時間後、靴屋さんの前に集合しようか。
ううん、気にしないで。
謝る必要ないよ。俺の方こそ、そんなこと言わせてごめん。
それじゃあまた後で。

...さっきこの店を通りかかったとき、これ見てたな。
すいません、これとそっちのイヤリングと...ありがとうございます。
これでよし。ちゃんと渡せるといいんだけど...。

全然待ってないよ。まさか走ってきてくれたの？
ゆっくり見てきて大丈夫だったのに...。
男の俺には分からないけど、その、そういうのって選ぶのに時間かかるんでしょ？
それとそっちのお荷物貸して。
何が入ってるか見たりしないから、いいから貸す。
...で、君はこっち。俺の手を持ってて。
俺は何も買わなかったのかって？...内緒。
今はまだ言わないけど、後でちゃんと教えてあげるから。
ほら、次行くよ。どこがいい？
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
長くなりそうなので、ここで一旦切ろうと思います。
プレゼントって、選んだ覚えはあるけれど貰った覚えがないんです...。
きちんと覚えているのは七歳のときが最後。
そこから先ももらったことはあるはずですが、誰から、何をかは分かりません。
普通のクリスマスってどんな感じだろう...デートならどうなるのかな、というのを想像で書きました。
もしずれていたら教えてください。