1,571 / 1,897
1人向け・other
不安なあなたの想いを(分類不能・PTSDの発作をおこした恋人に)
しおりを挟む
今日は随分と人が多かったな...。
どうした?大丈夫か?顔真っ青だぞ...ああ、そうか。
少し端の方で休もう。
急かしたりしないから、ゆっくり息して。
色んなところへ行ったから、疲れとかもあるのかもな...。
ん?どうした?
変な目で見られるって...俺は体調悪い奴を放って帰ることなんてできない。
それに、そんな目で見られてもどうでもいい。
こんなに弱ってるのに、俺の心配させてごめんな。
俺はおまえがいればそれでいい。だから...泣きたいなら泣いていい。
どうして分かったの?って...おまえの顔見てたら分かる。
ほら、俺の胸でよければいくらでもかしてやるから...。
少し落ち着いてきた...?
それならよかった。家まで送る。
何だ?何か言いたそうだな。なんでもないって、俺相手にはそんなふうに遠慮しなくていい。
寂しいから側にいて...?おまえ可愛いこと言うな。
いいよ、今日はおまえの家に...いや、ここからなら俺の家の方が近いか。
今日買ったものおろせばなんとかなるだろう。
他に必要なものは...ドラッグストアとかで買い足せそうか?
そっか。列車には乗れそう?ん、なら行くか。...で、手繋ごう。おまえが迷子にならないようにっていうのと、俺が繋ぎたいと思ったから。
嫌とは言わせないから。
ほら、行くぞ。無理だと思ったらすぐに言え。時間はあるんだし、ゆっくり帰ればいい。
で、家に着いたら...今日の夕食、おまえが食べたいものを作ってやるよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は発作をおこしたとき、人に助けてもらえたことがありません。
変な人呼ばわりされて、蔑まれて終わりました。
『助けてくれる人が側にいたら』という理想の欠片です。
目が覚めたら病院、という経験が一度ありますが、人に迷惑をかけないように出先ではお手洗いに駆けこみます。
けれどもし、こうやって助けてくれる人がいたら。
もしかしたら、もう少し外出も楽しめるようになるのかもしれません。
...願わくば、誰かの心に届いていますように。
どうした?大丈夫か?顔真っ青だぞ...ああ、そうか。
少し端の方で休もう。
急かしたりしないから、ゆっくり息して。
色んなところへ行ったから、疲れとかもあるのかもな...。
ん?どうした?
変な目で見られるって...俺は体調悪い奴を放って帰ることなんてできない。
それに、そんな目で見られてもどうでもいい。
こんなに弱ってるのに、俺の心配させてごめんな。
俺はおまえがいればそれでいい。だから...泣きたいなら泣いていい。
どうして分かったの?って...おまえの顔見てたら分かる。
ほら、俺の胸でよければいくらでもかしてやるから...。
少し落ち着いてきた...?
それならよかった。家まで送る。
何だ?何か言いたそうだな。なんでもないって、俺相手にはそんなふうに遠慮しなくていい。
寂しいから側にいて...?おまえ可愛いこと言うな。
いいよ、今日はおまえの家に...いや、ここからなら俺の家の方が近いか。
今日買ったものおろせばなんとかなるだろう。
他に必要なものは...ドラッグストアとかで買い足せそうか?
そっか。列車には乗れそう?ん、なら行くか。...で、手繋ごう。おまえが迷子にならないようにっていうのと、俺が繋ぎたいと思ったから。
嫌とは言わせないから。
ほら、行くぞ。無理だと思ったらすぐに言え。時間はあるんだし、ゆっくり帰ればいい。
で、家に着いたら...今日の夕食、おまえが食べたいものを作ってやるよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は発作をおこしたとき、人に助けてもらえたことがありません。
変な人呼ばわりされて、蔑まれて終わりました。
『助けてくれる人が側にいたら』という理想の欠片です。
目が覚めたら病院、という経験が一度ありますが、人に迷惑をかけないように出先ではお手洗いに駆けこみます。
けれどもし、こうやって助けてくれる人がいたら。
もしかしたら、もう少し外出も楽しめるようになるのかもしれません。
...願わくば、誰かの心に届いていますように。
0
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる