物置小屋

１人向け・看病系

伝えたかった言葉(看病系・若干敬語な恋人)

すみません、遅くなりました。
あなたは相変わらず待ち合わせより十分以上早くきているのですね。
実はこの近くに、あなたが好きそうなパフェのお店ができたらしいのですが...行ってみませんか？
よかった...それなら行きましょうか。
おっと。大丈夫ですか？
いつもはあなたの方がしっかりしているのに、転ぶなんて珍しいですね。
よく見ると何だか顔色がよくないような気が...ちょっと失礼しますね。
...熱があるじゃないですか、これから帰りましょう。
久しぶりに会えて嬉しいのは僕も同じですが、こんなふらふらな状態では本当に倒れてしまいます。
歩けそうですか？ほら、掴まってください。
この状態で電車には乗れませんよね...タクシーを呼びましょうか？
少しだけ待ってくださいね...っ、こんなふらふらなあなたを放っておくなんてできそうにないのでやっぱり前言撤回です。
車で送ります。大丈夫、ここは俺の男子力を発揮させてください。
そんなに俺の運転が信用できませんか？
ああ、さっきまでバイトの癖で僕って言っちゃってたからびっくりさせちゃったんだ。
...あなたは俺が守ります。さあ、乗ってください。


こんなに高い熱があるのに無理してくるなんて...駄目です、ちゃんと寝ててください。
ほら、布団をかけて横になって。
心配しなくても勝手に帰りませんから安心してください。
これだけの量の仕事を片づけたら、誰だって四十度の熱を出します。
終わりそうになかったら、次からは俺に頼ってください。
社外秘なら別ですが、これはどう見ても自主的な勉強でしょう？
分かりますよ、あなたは頑張り屋さんですから。
けど、一人で頑張る必要はないと思うんです。
分からないところがあるなら、俺も含めて色々な人たちで補えばいい。
次は一人で抱えこまないようにしてください。
...さて、食べたいものはありますか？なんでも作っちゃいますよ。
俺のオリジナルうどんですね、分かりました。
それならこれを額にのせて...とんとん、とんとん。
俺が作っている間に無理をしないように、あなたには寝ててもらいます。
ほら、とんとんしてますから...ゆっくり休んでてくださいね。

もうぐっすりですね。よほど疲れていたのでしょうか。
...お願い、もっと俺を頼って。
なんて言えたらかっこよかったのにな...。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
外で倒れても誰も助けてくれません。
助けてくれるとしたら、本当に大切に想ってくれている人だけです。
私もいつかそういう人を作れるといいな...なんて思いながら書きました。
敬語で統一しようかとも思ったのですが、少しだけ影を足しました。