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1人向け・慰め系
胡蝶蘭、咲きほこる。(慰め系・なかなか就職が決まらないあなたへ)
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ただいま...って、真っ暗だ。
鍵は開いてたのに、どうして...。
電気つけるよ?...見つけた。
どうしたの?なんでもなくはないでしょ?何か飲み物持ってくるから、ちょっとだけ待ってて。
...血のついた包丁。もしかして...取り敢えず、こういうときはカモミールティーかな...。
お待たせ。ん?僕の分も淹れただけ。君とゆっくり話がしたいから。
それと...腕、見せて。いいから見せる。
やっぱり切っちゃったんだ...何があったの?
ごめん、僕何か言っちゃいけないこと言ったかな...?
なんでって...君が泣いてるから。僕はいつだって君の味方でいたいから、教えてほしいんだ。
...お仕事、駄目だった?不採用通知すらこなかったって...。
君は要らなくなんかない!少なくとも、僕は君が必要だよ...たとえ世界中が君を非難して、全人類を敵にまわすことになったとしても。
頑張って書いたの、僕はよく知ってる。
寝る間も惜しんで書いて、徹夜して、ボロボロで...君が悔しいって、哀しいって思うのは、きっとそうやって一生懸命やったから。
必死でやってないと、そんなふうに結果に傷ついたりしない。
腕の消毒、してないでしょ?泣いてていいから僕に手当てさせて。
いつも包帯巻いておしまいなの、ちゃんと知ってるから。
怒らないのかって?そりゃあ怒ってるよ。...君が自分を追いこむまで気づかなかった僕自身に。
一番近くにいたのに何も知らなくて、本当にごめん。
消毒終わったから、抱きしめていい?君が書く物語、僕は大好きだよ。
障害者だからなんて言うところより、きっと別に君が望む形でいられる場所があるんだと思う。
君の声が出なくても、僕は君が大好きだよ。
...次の物語ができたら、僕に一番に見せて。
君が自信をなくしたときは、僕に一番に教えて。君がどれだけすごいか、一晩かけて語りつくすから。
それはまあ、切らない方がいいとは思うけど...無理矢理止めようとは思わないから。
さて、今日はもう寝ちゃおうか。疲れたって顔してる。
カップ片づけたら僕もすぐ寝室行くから、先に行ってて。
今回は残念だったけど、どうか諦めずに書き続けて。...君の紡ぐ物語、楽しみにしてるね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書籍化が駄目だったとき、というのを想定してみました。
コンテストとか会社の試験とか色々駄目だったとき、こんなふうに励ましてほしいと思うのは甘えでしょうか。
誰かに寄りかかってしまいたい...。
胡蝶蘭の花言葉は、『純粋な愛』、『幸福がやってくる』というのが一般的かな?と思います。
鍵は開いてたのに、どうして...。
電気つけるよ?...見つけた。
どうしたの?なんでもなくはないでしょ?何か飲み物持ってくるから、ちょっとだけ待ってて。
...血のついた包丁。もしかして...取り敢えず、こういうときはカモミールティーかな...。
お待たせ。ん?僕の分も淹れただけ。君とゆっくり話がしたいから。
それと...腕、見せて。いいから見せる。
やっぱり切っちゃったんだ...何があったの?
ごめん、僕何か言っちゃいけないこと言ったかな...?
なんでって...君が泣いてるから。僕はいつだって君の味方でいたいから、教えてほしいんだ。
...お仕事、駄目だった?不採用通知すらこなかったって...。
君は要らなくなんかない!少なくとも、僕は君が必要だよ...たとえ世界中が君を非難して、全人類を敵にまわすことになったとしても。
頑張って書いたの、僕はよく知ってる。
寝る間も惜しんで書いて、徹夜して、ボロボロで...君が悔しいって、哀しいって思うのは、きっとそうやって一生懸命やったから。
必死でやってないと、そんなふうに結果に傷ついたりしない。
腕の消毒、してないでしょ?泣いてていいから僕に手当てさせて。
いつも包帯巻いておしまいなの、ちゃんと知ってるから。
怒らないのかって?そりゃあ怒ってるよ。...君が自分を追いこむまで気づかなかった僕自身に。
一番近くにいたのに何も知らなくて、本当にごめん。
消毒終わったから、抱きしめていい?君が書く物語、僕は大好きだよ。
障害者だからなんて言うところより、きっと別に君が望む形でいられる場所があるんだと思う。
君の声が出なくても、僕は君が大好きだよ。
...次の物語ができたら、僕に一番に見せて。
君が自信をなくしたときは、僕に一番に教えて。君がどれだけすごいか、一晩かけて語りつくすから。
それはまあ、切らない方がいいとは思うけど...無理矢理止めようとは思わないから。
さて、今日はもう寝ちゃおうか。疲れたって顔してる。
カップ片づけたら僕もすぐ寝室行くから、先に行ってて。
今回は残念だったけど、どうか諦めずに書き続けて。...君の紡ぐ物語、楽しみにしてるね。
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書籍化が駄目だったとき、というのを想定してみました。
コンテストとか会社の試験とか色々駄目だったとき、こんなふうに励ましてほしいと思うのは甘えでしょうか。
誰かに寄りかかってしまいたい...。
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