物置小屋

１人向け・イベント系

絵馬に願いを。(分岐系・慰めようとする...？恋人)

久しぶりにゆっくり家以外の場所にこられたね。
折角神社にきたんだし、お祈りはしておこうか。
待って、落ち着いて。まずはお礼からだよ。
それから御賽銭を...そうそう、それからは分かる？
はい、よくできました。馬鹿になんかしてないよ、慌ててた君が可愛かっただけ。
ほら、あっちでお守りとか売ってるみたいだから行ってみよう？

...あ、絵馬がある。『書いたことがなんでも叶います』だって。
試しにやってみようか。
僕は何て書こうかな...。君はもう決めた？え、もう書き終わっちゃったの？早いね...。
僕はどうしようかな...うん、決めた。
よし、僕もできたよ、って...待って、覗くのはなし...っ。
ああ、もう。そうだよ、『君とずっと幸せな時間を過ごせますように』って書いたの。
恥ずかしいからあんまりじろじろ見ないで。
そういう君は、何て書いたの？
...見せないつもり？はい、すきあり。
『僕が幸せになりますように』って...自分のことは？
私なんかがって...そんなこと言わないで。
僕は君が笑ってくれないともう笑えない。
君が一人で泣く世界なら、そんなの世界が間違ってる。
...その世界を変えたいと思う。
君が何かを遠慮して話してないのは分かってる。でも、僕はそんなの嬉しくない。
...お願い事、追加しておくよ。
追加分は内緒。一緒に笑っていられる世界を二人で創っていこうよ。
それじゃあ、奉納しに行こうか。

...『どうか君を支えられる恋人になれますように』、なんて書いたの、ばれませんように。
結局見られてしまうのかもしれないけど、それでも...できれば、秘密のままでいられますように。

終わった？それじゃあ、行こうか。
...君が笑顔になれる場所に。拒否なんてさせないから、覚悟してね？
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
こっちはどちらかといえば、いつも書いているようなストーリー？になりました。
色んなカップルがいるんだろうなと思います。
どんなお願いをするのか、それはきっと人それぞれで。
もっと上手く書けるといいなと思いました...。