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1人向け・看病系
ただ君を癒せたら...(恋人を看病)
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今日もお疲れ様。待っててくれてありがとう。
今夜は月が綺麗だね。最近雨ばっかりだったから、晴れてよかった...。
ねえ、何かあった?疲れてるんじゃない?
...大丈夫って、そんなにふらふらで大丈夫なわけないでしょ。
もっとこっちおいで。...やっぱり、すごい熱!
駄目だよ、ディナーはまた今度。
元気になったら絶対に連れていくって約束するから...今日は大人しく諦めて俺に拐われて?
どういう意味って...そのままだよ。
さっきから真っ直ぐ歩けてないけど...危ない!
大丈夫!?...って、完全に寝てる...。
怪我はしてなさそうだし、ひとまず運ばないと。
...あ、目、覚めた?
ここは、僕の家。
駅でディナーはまた今度って話したあと、君は寝ちゃったんだよ。
一瞬気を失ったのかと思ったから、ちょっとだけびっくりした。
ちょっとおでこ触るよ。...うーん、やっぱり熱がちょっと高いね。
食欲はある?薬ってそのまま飲むより何か食べてからの方がよく効くっていうでしょ?
だから、もし食べられそうなら何か作ろうかなって...冷たいもの?
あんまり刺激になるとよくないからどうしようかな...そうだ、それじゃあ冷製スープっていうのはどう?
今日作り置きしたコーンポタージュが冷蔵庫に入ってるから、それならすぐできるよ。
君みたいに上手には作れないけど、不味いわけではない...と、思う。
食べたくなった?それじゃあすぐ戻るから、そのまま待ってて。
おまたせ。取り敢えずこれくらい持ってきたよ。
まだ食べられそうならおかわりあるから言ってね。
体を支えるから、ゆっくり起きあがろうか。
それじゃあ、はい、あーん。
そんなに恥ずかしがらなくても、僕がめいっぱいお世話してあげる。
...僕じゃ頼りないかもしれないけど、こういうときに恋人を支えることはできるから。
どう?美味しい?よかった...。
もう一口、いけそう?ちょっとずつ、ゆっくりでいいからね。
もういい?そっか、それじゃあ次は薬だね。
苦くないのを選んだから、多分飲んでも噎せたりしないと思うよ。
君が嫌いな粉じゃないし、大丈夫。飲み終わったらご褒美あげる。
少しだけ我慢してね。...君は本当に薬が苦手なんだね。
だけど、苦くはなかったでしょ?
市販のやつのなかで、苦くないやつを探して買っておいたから。
そろそろ氷枕を変えた方がよさそうだね。
...ついでにこれ、さげてくる。
眠れそう?そっか、それなら...ね、もう一回あーんして?
甘いでしょ。君が好きな苺味の飴だよ。
これくらいなら、熱があがることもないよね?
僕も同じの食べようかな。
ん?仕事はいいの?って...今はそれより君のことの方が大事。
疲れ、だいぶ溜まってたんでしょ...?
僕が側にいたいだけだから、そんな申し訳なさそうな顔しなくていいんだよ。
眠くなってきた?大丈夫、隣にいるから寝ちゃっていいよ。
君が眠るまで、とんとんしててあげる。
その方がよく眠れるんでしょ?...おやすみ。
...寝ちゃったかな?
よかった、思ったより調子がよさそうで。
こんなときまで人のことを考えられるのはすごいけど、それより僕をもっと頼ってほしいなんて言ったら、我儘なのかな。
ただ君が笑ってくれたら、僕はそれでいい。
だから...早くよくなりますように。
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一人称が『僕』の台本、久しぶりなような気がします。
普通の看病系のものになりました。
今夜は月が綺麗だね。最近雨ばっかりだったから、晴れてよかった...。
ねえ、何かあった?疲れてるんじゃない?
...大丈夫って、そんなにふらふらで大丈夫なわけないでしょ。
もっとこっちおいで。...やっぱり、すごい熱!
駄目だよ、ディナーはまた今度。
元気になったら絶対に連れていくって約束するから...今日は大人しく諦めて俺に拐われて?
どういう意味って...そのままだよ。
さっきから真っ直ぐ歩けてないけど...危ない!
大丈夫!?...って、完全に寝てる...。
怪我はしてなさそうだし、ひとまず運ばないと。
...あ、目、覚めた?
ここは、僕の家。
駅でディナーはまた今度って話したあと、君は寝ちゃったんだよ。
一瞬気を失ったのかと思ったから、ちょっとだけびっくりした。
ちょっとおでこ触るよ。...うーん、やっぱり熱がちょっと高いね。
食欲はある?薬ってそのまま飲むより何か食べてからの方がよく効くっていうでしょ?
だから、もし食べられそうなら何か作ろうかなって...冷たいもの?
あんまり刺激になるとよくないからどうしようかな...そうだ、それじゃあ冷製スープっていうのはどう?
今日作り置きしたコーンポタージュが冷蔵庫に入ってるから、それならすぐできるよ。
君みたいに上手には作れないけど、不味いわけではない...と、思う。
食べたくなった?それじゃあすぐ戻るから、そのまま待ってて。
おまたせ。取り敢えずこれくらい持ってきたよ。
まだ食べられそうならおかわりあるから言ってね。
体を支えるから、ゆっくり起きあがろうか。
それじゃあ、はい、あーん。
そんなに恥ずかしがらなくても、僕がめいっぱいお世話してあげる。
...僕じゃ頼りないかもしれないけど、こういうときに恋人を支えることはできるから。
どう?美味しい?よかった...。
もう一口、いけそう?ちょっとずつ、ゆっくりでいいからね。
もういい?そっか、それじゃあ次は薬だね。
苦くないのを選んだから、多分飲んでも噎せたりしないと思うよ。
君が嫌いな粉じゃないし、大丈夫。飲み終わったらご褒美あげる。
少しだけ我慢してね。...君は本当に薬が苦手なんだね。
だけど、苦くはなかったでしょ?
市販のやつのなかで、苦くないやつを探して買っておいたから。
そろそろ氷枕を変えた方がよさそうだね。
...ついでにこれ、さげてくる。
眠れそう?そっか、それなら...ね、もう一回あーんして?
甘いでしょ。君が好きな苺味の飴だよ。
これくらいなら、熱があがることもないよね?
僕も同じの食べようかな。
ん?仕事はいいの?って...今はそれより君のことの方が大事。
疲れ、だいぶ溜まってたんでしょ...?
僕が側にいたいだけだから、そんな申し訳なさそうな顔しなくていいんだよ。
眠くなってきた?大丈夫、隣にいるから寝ちゃっていいよ。
君が眠るまで、とんとんしててあげる。
その方がよく眠れるんでしょ?...おやすみ。
...寝ちゃったかな?
よかった、思ったより調子がよさそうで。
こんなときまで人のことを考えられるのはすごいけど、それより僕をもっと頼ってほしいなんて言ったら、我儘なのかな。
ただ君が笑ってくれたら、僕はそれでいい。
だから...早くよくなりますように。
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一人称が『僕』の台本、久しぶりなような気がします。
普通の看病系のものになりました。
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