707 / 1,897
1人向け・看病系
天使な悪魔と芽生えゆく想い(天使な悪魔シリーズです)
しおりを挟む
ただいま。またきっちり掃除や料理をこなしてくれたの?
1日くらいさぼってもいいのに...。
それに、うんざりしたら出ていっていいのに。
ご飯、ありがたくいただきます。...ねえ、どうして今日はそんなに離れているの?
寂しいって思ってた?その顔、もしかして当たった?
ごちそうさまでした。もう少し仕事があるからいってきます。...なんて言うほど僕は冷たくないから。
それにしても、相変わらず心が綺麗なせいで食べられない。
いや、なんでもない。それより...今日は本当に休みなんだけど、どこか行ってみたい場所はある?
それじゃあ、この中から好きな場所を選んで。
夜だし、そんなに人はいないと思うよ。
君がいなくなったことに気づいている人間は少ないし、多少なら外出しても大丈夫だと思う。
ほら、適当でいいから決めて。
...ずっとここにいたら息がつまるんじゃない?
え、デザート作りを僕も一緒に?...いいよ、それが君がやりたいことなら一緒にやる。
ねえ、本当に砂糖だけでできるの?
そんなに慌てなくても、僕が持ってるから大丈夫だよ。
え、そんなに入れるの?甘いものが嫌いな訳じゃないけど、そんなに入れて大丈夫なのかなって思ったんだ。
何ができるのかますます想像できない...。
ちょっと待って、その設定じゃ火力が強すぎ...腕みせて。
いいから早くこっちに出して。
やっぱり火傷してる。料理は中止、先に手当てするよ。
そんなに泣きそうな顔をしなくても、怒ってないから。
ただ、薬は滲みると思う。ちょっとだけ我慢してね。
僕を怖がらなかった時点で君の優しさは分かっているけど、怪我よりキッチンの心配なんて...本当に面白い子だ。
よし、できたよ。...って、熱がある、しっかり寝た方がいいよ。
分かった、寂しいなら側についてるから...いいからゆっくり休んで。
それじゃあ、おやすみ。
もう3ヶ月になるのか...。ただの契約者とはいえ、こんなに弱いと心配になるよ。
それにしても、親はまだ探してもいないなんて...ある意味すごいな。
人間って他者を愛せないのかな...可哀想に。
彼女はこんなに優しいのに、人間たちは受け入れないのかな。
...ねえ、どうしたの?ああ、うなされているのか。
大丈夫、僕は置いていったりしないよ。
君を閉じこめるつもりもないから、心配しないでそのまま眠って。
ただの契約者として見ていたはずなのに、いつの間にか僕もちょっとおかしくなっているのかもしれない。
彼女の優しさ故か。...人間がみんな彼女みたいな優しさを持っていればよかったのに。
どうか君だけは、穢れずそのままでいてくれますように。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
救い出してくれる悪魔...私にとっては憧れです。
悪魔にも悪魔なりの過去があるのですが、それはまたいずれ。
1日くらいさぼってもいいのに...。
それに、うんざりしたら出ていっていいのに。
ご飯、ありがたくいただきます。...ねえ、どうして今日はそんなに離れているの?
寂しいって思ってた?その顔、もしかして当たった?
ごちそうさまでした。もう少し仕事があるからいってきます。...なんて言うほど僕は冷たくないから。
それにしても、相変わらず心が綺麗なせいで食べられない。
いや、なんでもない。それより...今日は本当に休みなんだけど、どこか行ってみたい場所はある?
それじゃあ、この中から好きな場所を選んで。
夜だし、そんなに人はいないと思うよ。
君がいなくなったことに気づいている人間は少ないし、多少なら外出しても大丈夫だと思う。
ほら、適当でいいから決めて。
...ずっとここにいたら息がつまるんじゃない?
え、デザート作りを僕も一緒に?...いいよ、それが君がやりたいことなら一緒にやる。
ねえ、本当に砂糖だけでできるの?
そんなに慌てなくても、僕が持ってるから大丈夫だよ。
え、そんなに入れるの?甘いものが嫌いな訳じゃないけど、そんなに入れて大丈夫なのかなって思ったんだ。
何ができるのかますます想像できない...。
ちょっと待って、その設定じゃ火力が強すぎ...腕みせて。
いいから早くこっちに出して。
やっぱり火傷してる。料理は中止、先に手当てするよ。
そんなに泣きそうな顔をしなくても、怒ってないから。
ただ、薬は滲みると思う。ちょっとだけ我慢してね。
僕を怖がらなかった時点で君の優しさは分かっているけど、怪我よりキッチンの心配なんて...本当に面白い子だ。
よし、できたよ。...って、熱がある、しっかり寝た方がいいよ。
分かった、寂しいなら側についてるから...いいからゆっくり休んで。
それじゃあ、おやすみ。
もう3ヶ月になるのか...。ただの契約者とはいえ、こんなに弱いと心配になるよ。
それにしても、親はまだ探してもいないなんて...ある意味すごいな。
人間って他者を愛せないのかな...可哀想に。
彼女はこんなに優しいのに、人間たちは受け入れないのかな。
...ねえ、どうしたの?ああ、うなされているのか。
大丈夫、僕は置いていったりしないよ。
君を閉じこめるつもりもないから、心配しないでそのまま眠って。
ただの契約者として見ていたはずなのに、いつの間にか僕もちょっとおかしくなっているのかもしれない。
彼女の優しさ故か。...人間がみんな彼女みたいな優しさを持っていればよかったのに。
どうか君だけは、穢れずそのままでいてくれますように。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
救い出してくれる悪魔...私にとっては憧れです。
悪魔にも悪魔なりの過去があるのですが、それはまたいずれ。
0
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる