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1人向け・看病系
大丈夫は強がりで(タイトルどおりです)
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おはようございます。早速ですが、今日は洋服屋に行きましょう。
ついでに家具屋にも行って、この前足りなかったものを買ってこられたら本日のミッションは終了です。
...ごめん、まだ執事の癖が抜けきってないみたいだ。
あの屋敷ではいつ誰に見られているか分からなかったから、まともに恋人らしく振る舞ったこともなかったし...これから頑張ってなれるよ。
着替えるまでちゃんと待ってるから、ゆっくり準備しておいで。
今日は食材がないから、ハニートーストはまた今度作ってあげる。
それじゃあ、玄関で待ってるね。
敬語が出ないように気をつけないと、すぐに見つかってしまいそうだな...本当に注意しなければ。
あ、準備できた?...すごく綺麗だね。
こんな言葉ひとつかけることさえできなかったから、今がすごく幸せだ。
...大丈夫?何だか顔色が悪そうに見えるけど、無理してない?
分かった、それじゃあ行こう。
着いたけど、流石は大型ショッピングモール...人で溢れかえってるね。
もうただの恋人同士なんだし、手を繋ごうか。
それとも恥ずかしい?...耳まで真っ赤にして可愛い。
その洋服、似合いそうだね。
君が見ていたから、もしかしたら欲しいのかなって思ったけど...遠慮せずに言ってくれればいい。
君が気に入ったものなら何だって手に入れたいと思ってしまう。
それに、もっと甘えてほしい。あの家では許されなかったことが、今は何でも許されるんだから。
...うん、やっぱり似合ってる。
確かに君には内職や在宅の仕事でもらったお金があるんだろうけど、それはもっと大切なことの為に取っておいてほしいな。
それは...すみません、お会計をお願いします。
家具屋はまた今度にして、今日はもう帰ろうか。大丈夫だから、しっかり掴まってて。
...男子力、ここで出しきるから。
家を出る前から具合が悪かったでしょ?そうなんじゃないかとは予想してたけど、ここまで酷かったなんて...気づかなくてごめん。
熱はないみたいだけど、昔から人混みが苦手だったもんね。
あとは、ここの傷が原因かな。
君はいつも、大丈夫じゃないときほど大丈夫だと言い続けてきた。
泣いてしまったら継母を喜ばせてしまうからと、いつも独りで泣いていたよね。
それくらいは知ってる、恋人だから。
...でも、もう1人で戦う必要はないんだ。
あの人たちだってここまでは追ってこられないし、君に暴力をふるよるな人もいない。
手当てはこれで終わり。夜もあんまり眠れてなかったみたいだし、それが祟ったのかもしれない。
今は横になって、ゆっくり休んでて。
...眠れないなら膝枕でもしようか。
大丈夫だよ、俺はこれでも体力はある方だから。
何も心配する必要はないから、今は眠って。
目を閉じれば、きっと眠くなってくるはずだから。
それじゃあ、おやすみ。
...よかった、ぐっすりだ。
あれ?弁護相談のメール、もうきてる。
俺のお姫様を護る為にはもう少し収入ががほしいところだし、今度会ってみるか。
あの人たちに妨害されたときの対策はしているし、これでしばらくは手を出してこられないだろう。
...君が今まで苦労してきた分、絶対に幸せにするから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『愛という名のレール』の続きになる部分です。
久しぶりに綴りたくなりました。
ただ、今回は彼の弁護士らしさを出せなかったので少し反省です...。
誰も知らないような遠くに大切な人と行けたなら、こんな感じで一緒に過ごせるのでしょうか。
...少し羨ましいです。
ついでに家具屋にも行って、この前足りなかったものを買ってこられたら本日のミッションは終了です。
...ごめん、まだ執事の癖が抜けきってないみたいだ。
あの屋敷ではいつ誰に見られているか分からなかったから、まともに恋人らしく振る舞ったこともなかったし...これから頑張ってなれるよ。
着替えるまでちゃんと待ってるから、ゆっくり準備しておいで。
今日は食材がないから、ハニートーストはまた今度作ってあげる。
それじゃあ、玄関で待ってるね。
敬語が出ないように気をつけないと、すぐに見つかってしまいそうだな...本当に注意しなければ。
あ、準備できた?...すごく綺麗だね。
こんな言葉ひとつかけることさえできなかったから、今がすごく幸せだ。
...大丈夫?何だか顔色が悪そうに見えるけど、無理してない?
分かった、それじゃあ行こう。
着いたけど、流石は大型ショッピングモール...人で溢れかえってるね。
もうただの恋人同士なんだし、手を繋ごうか。
それとも恥ずかしい?...耳まで真っ赤にして可愛い。
その洋服、似合いそうだね。
君が見ていたから、もしかしたら欲しいのかなって思ったけど...遠慮せずに言ってくれればいい。
君が気に入ったものなら何だって手に入れたいと思ってしまう。
それに、もっと甘えてほしい。あの家では許されなかったことが、今は何でも許されるんだから。
...うん、やっぱり似合ってる。
確かに君には内職や在宅の仕事でもらったお金があるんだろうけど、それはもっと大切なことの為に取っておいてほしいな。
それは...すみません、お会計をお願いします。
家具屋はまた今度にして、今日はもう帰ろうか。大丈夫だから、しっかり掴まってて。
...男子力、ここで出しきるから。
家を出る前から具合が悪かったでしょ?そうなんじゃないかとは予想してたけど、ここまで酷かったなんて...気づかなくてごめん。
熱はないみたいだけど、昔から人混みが苦手だったもんね。
あとは、ここの傷が原因かな。
君はいつも、大丈夫じゃないときほど大丈夫だと言い続けてきた。
泣いてしまったら継母を喜ばせてしまうからと、いつも独りで泣いていたよね。
それくらいは知ってる、恋人だから。
...でも、もう1人で戦う必要はないんだ。
あの人たちだってここまでは追ってこられないし、君に暴力をふるよるな人もいない。
手当てはこれで終わり。夜もあんまり眠れてなかったみたいだし、それが祟ったのかもしれない。
今は横になって、ゆっくり休んでて。
...眠れないなら膝枕でもしようか。
大丈夫だよ、俺はこれでも体力はある方だから。
何も心配する必要はないから、今は眠って。
目を閉じれば、きっと眠くなってくるはずだから。
それじゃあ、おやすみ。
...よかった、ぐっすりだ。
あれ?弁護相談のメール、もうきてる。
俺のお姫様を護る為にはもう少し収入ががほしいところだし、今度会ってみるか。
あの人たちに妨害されたときの対策はしているし、これでしばらくは手を出してこられないだろう。
...君が今まで苦労してきた分、絶対に幸せにするから。
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『愛という名のレール』の続きになる部分です。
久しぶりに綴りたくなりました。
ただ、今回は彼の弁護士らしさを出せなかったので少し反省です...。
誰も知らないような遠くに大切な人と行けたなら、こんな感じで一緒に過ごせるのでしょうか。
...少し羨ましいです。
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