物置小屋

１人向け・イベント系

アイの欠片を渡せたら・親愛ルート(ホワイトデー・分岐2)

部屋で勉強しているのか。
...彼女には人間らしく生活できていない時間が多かったわけだし、邪魔しない方がいいか。
もう少ししてから声をかけよう。
...これ、喜んでもらえるといいな。

少しだけ入ってもいい？
包帯、そろそろ取り換えた方がいいでしょ？
そんなに謝らなくていいからじっとしてて。
...うん、だいぶよくなってきてる。
それから、ご飯できたよ。だいぶ遅い時間になってしまったけど、もしよければ一緒に食べよう。
お風呂は食べ終わる頃に沸くようにタイマーを仕掛けてある。
それじゃあ、冷めないうちに食べようか。
いただきます。...美味しい？それならよかった。
初めて作る料理だったから、失敗しないか不安だったんだ。
ねえ、もしかして寂しいって思っているんじゃないかと思ったんだけど、当たり？
...君のことならなんでも分かる。
だって、俺のお供とあなたのお供を抱きしめているから。
ぬいぐるみ、大切にしてくれるのは嬉しいけど...時々俺のものの位置が動いていた理由が分かってすっきりした。
怒ってはいないから謝る必要なんてない。
寧ろ謝らないといけないのは俺の方だ。
家のことは任せっきりだし、話せないことも沢山ある。
そのうえほとんど毎日寂しい思いをさせてごめん。
でも、最近出掛けていたのは実は仕事以外のこともあったんだ。
君が知りたがっていた紙の中身...あれには、今日これから渡すものの作り方が書いてあったんだ。
仕事関係じゃない相手に...ましてや女性に贈り物をするのなんて初めてだから、分からないことだらけで...初心者でも作れそうなものを探した。
ネックレスと...これはミサンガ。
ミサンガはともかく、ネックレスはもう少し綺麗に形を整えたかったけど失敗した。
そんなにいいものを返せなくて、本当にごめん。
君にいつでも出ていっていいと言いながら、君のただいまを楽しみにしている自分がいる。
誰かがいるのも悪くないって、最近思えるようになったんだ。
離れている間に何かあってもすぐ助けられないかもしれないから、ミサンガがあればお守り代わりにはなると思ったんだ。
こんな気持ちになるのは初めてで、どう説明すればいいのか分からないけど...君が待っていると思うと、なんだか安心する。
人のぬくもりなんて求めたらいけないと分かっているのに、君にここにいてほしいなんて考えてしまっている。
...俺は悪い奴だけど、それでも君がいてくれると嬉しい。
でも、家事はほどほどでいい。...もっと自分の時間を大切にしてほしいから。
食べ終わったなら、取り敢えず入浴をすませよう。
それから色々な話をすればいい。最近眠れていないなら、俺でよければ今夜は隣で寝るから。
...寂しくなったときは、寂しいってちゃんと言って。
どんなことがあっても側にいるから。
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恋なのか、はたまた別のものなのか...分からない設定にしました。
彼女の方もきっと喜んでいると、私は思っています。