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1人向け・慰め系
ひとりで無理でも(裏稼業シリーズです)
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おはよう。どうかしたの?
そのくらいなら大丈夫だよ。すぐ直すから貸してくれる?
ここをこうすれば...はい、取れそうになってた腕も元通り。
そんなにすごいことはしてないよ。それより、どうして腕が千切れそうになってたの?
...何か隠してるでしょ?
君はどんなものだろうと大事にするタイプでしょ?
だから、故意に引きちぎったとは考えづらい。
...お化け?夜になったら出るの?
それなら今夜はお化け退治でもしようか。
別に笑ったりなんかしない。
誰かにとって真実じゃなくても、君にとっては真実なんだから。
...ごめん、難しいよね。君がお化けを見たのは事実なんだから、必要なら退治してあげる。
君は俺が手放せないものを見せても笑わなかった。
それに、その子と一緒に並べて綺麗にしてくれてるでしょ?
...ただのぼろ切れ同然になってたぬいぐるみを、君は友だちだからと大切にしてくれている。
俺にとってその子はずっと苦楽を共にしてきた大切な仲間だから、他の人に大切にしてもらえるのはすごく嬉しい。
...ごちそうさまでした。今日は仕事を早く切り上げられそうなんだ。
だから絶対に夕方には帰ってくる。
好きに過ごしてくれてていいから、あんまり無理しないで。
それじゃあ、いってきます。
...こんにちは。注文しておいたものは出来上がりましたか?
ありがとうございます。それから...こちらが依頼の品になります。
他に必要なものがあれば揃えますので、なんなりとお申しつけください。
身分を変えるには色々なものが必要になりますので。
相手が犯罪者でない限りは手を貸します。
彼女のことは...そうですか、まだ捜索願が出されていないのですね。
僕たちにとっては好都合ですが...やはり親というものを理解できない。
それでは、失礼いたします。
ただいま。そんなに怯えてどうしたの?
...お化け?どこに?
ごめん。もしかしたらとは思っていたけど...カーテンが破れていたせいで口が裂けた何かがいるように見えたんだね。
光の入り具合でそう見えることがあるんだ。
やっと新しいカーテンが手に入ったから、早速付け替えるね。
え、君もやりたいの?結構高さがあるから、この椅子を使って。
それにしても、それを見間違えるなんて...可愛いね。
何か間違ったことを言ったかな?...そっか、初めてか。
君は可愛いし優しいと俺は思ってる。
家族から虐げられて辛かったのも理解できるし、あの日出会わなければ俺もこんなふうに誰かと過ごす楽しさを思い出すことはなかった。
君には本当に感謝しているんだ。
でも、いつも言っているように君が嫌になったらいつでも出ていっていいから。
...申し訳ないけど仕事のことは話せない。
でも、俺のことを拾って助けてくれた人のことなら話す。
あんまり上手く言えないけど、聞いてくれる?
ありがとう。...カーテン、つけるの上手だね。
もう終わったし、夕飯を食べようか。
これから作れるように材料を買ってきたんだ。
だから、君が嫌じゃなければ一緒に作ろう。
...その方がきっと美味しくなるから。
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久しぶりの裏稼業シリーズです。
破れたカーテンを見間違える、可愛らしい女の子を綴ってみました。
そのくらいなら大丈夫だよ。すぐ直すから貸してくれる?
ここをこうすれば...はい、取れそうになってた腕も元通り。
そんなにすごいことはしてないよ。それより、どうして腕が千切れそうになってたの?
...何か隠してるでしょ?
君はどんなものだろうと大事にするタイプでしょ?
だから、故意に引きちぎったとは考えづらい。
...お化け?夜になったら出るの?
それなら今夜はお化け退治でもしようか。
別に笑ったりなんかしない。
誰かにとって真実じゃなくても、君にとっては真実なんだから。
...ごめん、難しいよね。君がお化けを見たのは事実なんだから、必要なら退治してあげる。
君は俺が手放せないものを見せても笑わなかった。
それに、その子と一緒に並べて綺麗にしてくれてるでしょ?
...ただのぼろ切れ同然になってたぬいぐるみを、君は友だちだからと大切にしてくれている。
俺にとってその子はずっと苦楽を共にしてきた大切な仲間だから、他の人に大切にしてもらえるのはすごく嬉しい。
...ごちそうさまでした。今日は仕事を早く切り上げられそうなんだ。
だから絶対に夕方には帰ってくる。
好きに過ごしてくれてていいから、あんまり無理しないで。
それじゃあ、いってきます。
...こんにちは。注文しておいたものは出来上がりましたか?
ありがとうございます。それから...こちらが依頼の品になります。
他に必要なものがあれば揃えますので、なんなりとお申しつけください。
身分を変えるには色々なものが必要になりますので。
相手が犯罪者でない限りは手を貸します。
彼女のことは...そうですか、まだ捜索願が出されていないのですね。
僕たちにとっては好都合ですが...やはり親というものを理解できない。
それでは、失礼いたします。
ただいま。そんなに怯えてどうしたの?
...お化け?どこに?
ごめん。もしかしたらとは思っていたけど...カーテンが破れていたせいで口が裂けた何かがいるように見えたんだね。
光の入り具合でそう見えることがあるんだ。
やっと新しいカーテンが手に入ったから、早速付け替えるね。
え、君もやりたいの?結構高さがあるから、この椅子を使って。
それにしても、それを見間違えるなんて...可愛いね。
何か間違ったことを言ったかな?...そっか、初めてか。
君は可愛いし優しいと俺は思ってる。
家族から虐げられて辛かったのも理解できるし、あの日出会わなければ俺もこんなふうに誰かと過ごす楽しさを思い出すことはなかった。
君には本当に感謝しているんだ。
でも、いつも言っているように君が嫌になったらいつでも出ていっていいから。
...申し訳ないけど仕事のことは話せない。
でも、俺のことを拾って助けてくれた人のことなら話す。
あんまり上手く言えないけど、聞いてくれる?
ありがとう。...カーテン、つけるの上手だね。
もう終わったし、夕飯を食べようか。
これから作れるように材料を買ってきたんだ。
だから、君が嫌じゃなければ一緒に作ろう。
...その方がきっと美味しくなるから。
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久しぶりの裏稼業シリーズです。
破れたカーテンを見間違える、可愛らしい女の子を綴ってみました。
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