790 / 1,897
1人向け・看病系
どうしても食べられないもの(食物アレルギー)
しおりを挟む
おまたせ。今日は久しぶりに何か買いに行こうか。
君もさっき帰ったばっかりでしょ?...持ち物の整理をしてるだから、そうなんじゃないかなって思ったんだ。
どこのお店にしようか...。もしよかったら、最近新しくできたお店にしてみない?
それじゃあ行ってみようか。
何か食べたいものはあった?
俺は豚カツにしようかな。君は?いいね、ハンバーグって絶対美味しいと思う。
注文してくるからちょっとだけ待っててね。
...よかった、すぐできるって。
持って帰って食べるの、楽しみだね。
どっちもすごく美味しそうだね。
まさか味噌汁がついてるとは思ってなかった...それじゃあ、いただきます。
あ、衣さくさくで美味しい...!たまにはこういうのもいいね。
君のも美味しい?え、一口くれるの?ありがとう。こっちも肉汁たっぷりで美味しいね。
今度食べるときはハンバーグにしようかな...。
どうかしたの?そんなに謝らなくてもいいんだよ。
俺がやりたくて勝手にやっただけだから。
箸をひっくりかえしてもらうくらいしかできないけど、もし豚カツを揚げた油がエビフライを揚げたものと同じだったらいけないから...。
今度は別のものを注文してみるから、一緒におかずシェアしよう。
ごちそうさまでした。お風呂、先に入っておいで。
俺は会社から持って帰ってきたものをそのままにしてあるから、ちゃんと整理しておきたいんだ。
ゆっくりしてきてね。
もう入り終わったの?随分早かったような気もするけど...俺も入ってくるね。
お待たせ...って、大丈夫!?体中真っ赤になってる...。
気分悪い?どうしよう、何が原因かな...。
背中さすってれば、少しは楽になる?それじゃあしばらくこうしてるね。
...薬、飲めそう?いつも飲んでるアレルギーのってこれだよね?
そっか、俺が来る前に飲んだんだね。...効いてきた?
さっきより発疹も治まってきてる、よかった...。
何か心当たりはない?...だよね、君が普段ものすごく気をつけて暮らしてるのは知ってる。
...俺、分かったかもしれない。
さっきはよく見てなかったけど...あった。
《味噌汁の出汁はこだわりの海老から》...ごめん、注文する前にちゃんと読んでおけばよかった。
大変だったでしょ?化粧品ひとつとっても選ぶのすごく大変なのに、食べるものとなるともっと気をつけないといけなかったのに...。
どうして君が謝るの?
君のせいで食べられないなんて思ったことないよ。
アレルギーは食べたくても食べられないんだから、誰も君のことを責められないと思うんだ。
それに...俺が1番好きなのは、君と一緒につくって食べるご飯だから。
これからも隣で料理して、ふたりで食事がしたい。
俺はいつだってそう思ってるよ。
...なんて、ちょっとキザっぽかったかな?
このくらいで嬉しいなんて、君は本当に可愛いね。
だいぶ落ち着いたみたいだし、そろそろ寝ようか。
...今夜は隣で寝るから、何かあったらすぐ起こして。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アレルギー...なかなか周りに症状が伝わりづらいものだというのと、もしも周りに理解を示してくれる人がいたらということで綴ってみました。
かくいう私も甲殻類や貝類の一部が食べられません。
突然食べられなくなったので非常に悲しかったです。
何度も心に言葉のナイフが刺さりました。
...もし周りにアレルギーを持っている人がいるときは、どうか言葉で相手の心を殺さないでください。
君もさっき帰ったばっかりでしょ?...持ち物の整理をしてるだから、そうなんじゃないかなって思ったんだ。
どこのお店にしようか...。もしよかったら、最近新しくできたお店にしてみない?
それじゃあ行ってみようか。
何か食べたいものはあった?
俺は豚カツにしようかな。君は?いいね、ハンバーグって絶対美味しいと思う。
注文してくるからちょっとだけ待っててね。
...よかった、すぐできるって。
持って帰って食べるの、楽しみだね。
どっちもすごく美味しそうだね。
まさか味噌汁がついてるとは思ってなかった...それじゃあ、いただきます。
あ、衣さくさくで美味しい...!たまにはこういうのもいいね。
君のも美味しい?え、一口くれるの?ありがとう。こっちも肉汁たっぷりで美味しいね。
今度食べるときはハンバーグにしようかな...。
どうかしたの?そんなに謝らなくてもいいんだよ。
俺がやりたくて勝手にやっただけだから。
箸をひっくりかえしてもらうくらいしかできないけど、もし豚カツを揚げた油がエビフライを揚げたものと同じだったらいけないから...。
今度は別のものを注文してみるから、一緒におかずシェアしよう。
ごちそうさまでした。お風呂、先に入っておいで。
俺は会社から持って帰ってきたものをそのままにしてあるから、ちゃんと整理しておきたいんだ。
ゆっくりしてきてね。
もう入り終わったの?随分早かったような気もするけど...俺も入ってくるね。
お待たせ...って、大丈夫!?体中真っ赤になってる...。
気分悪い?どうしよう、何が原因かな...。
背中さすってれば、少しは楽になる?それじゃあしばらくこうしてるね。
...薬、飲めそう?いつも飲んでるアレルギーのってこれだよね?
そっか、俺が来る前に飲んだんだね。...効いてきた?
さっきより発疹も治まってきてる、よかった...。
何か心当たりはない?...だよね、君が普段ものすごく気をつけて暮らしてるのは知ってる。
...俺、分かったかもしれない。
さっきはよく見てなかったけど...あった。
《味噌汁の出汁はこだわりの海老から》...ごめん、注文する前にちゃんと読んでおけばよかった。
大変だったでしょ?化粧品ひとつとっても選ぶのすごく大変なのに、食べるものとなるともっと気をつけないといけなかったのに...。
どうして君が謝るの?
君のせいで食べられないなんて思ったことないよ。
アレルギーは食べたくても食べられないんだから、誰も君のことを責められないと思うんだ。
それに...俺が1番好きなのは、君と一緒につくって食べるご飯だから。
これからも隣で料理して、ふたりで食事がしたい。
俺はいつだってそう思ってるよ。
...なんて、ちょっとキザっぽかったかな?
このくらいで嬉しいなんて、君は本当に可愛いね。
だいぶ落ち着いたみたいだし、そろそろ寝ようか。
...今夜は隣で寝るから、何かあったらすぐ起こして。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アレルギー...なかなか周りに症状が伝わりづらいものだというのと、もしも周りに理解を示してくれる人がいたらということで綴ってみました。
かくいう私も甲殻類や貝類の一部が食べられません。
突然食べられなくなったので非常に悲しかったです。
何度も心に言葉のナイフが刺さりました。
...もし周りにアレルギーを持っている人がいるときは、どうか言葉で相手の心を殺さないでください。
0
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる