252 / 1,921
1人向け・慰め系
朝はきっと虹模様(記憶障害の恋人)
しおりを挟む
...あれ、もう起きてたの?まだ朝4時だよ?
俺は少しやっておきたいことがあったから起きただけ。
見られて困るものじゃないし、嫌じゃなければ近くにいて。
ああ、日記帳を取りに行くのか。何か飲む?
了解。それじゃあ紅茶を淹れて、ちょっとだけお菓子も準備しておくね。
...早かったね。ねえ、こっち来て。
ここ、寝癖ついてるよ?もしかして照れてる?...やっぱり君は可愛いね。
それで、どうしてそんなに落ちこんでるの?何かあったから寝てないのかなって思ったんだけど、もしかして勘違いだった?
...当たってたみたいだね。何があったの?
そっか...それは嫌な夢だね。
でも俺は、君に嫌われるまで側を離れるつもりなんてない。
君の部屋にある日記帳が何冊にもなって、そのなかに俺と過ごした時間が沢山書かれているならすごく嬉しい。
少なくても、俺はそう思ってる。
君が俺を嫌いになったそのときは、どんな酷い言葉だったとしても受け止めるよ。
でも、そうじゃないなら...私なんかいなければなんて言わないで。
悪夢を見たときは、ここで一緒に話をしよう。
記憶が抜けてしまっている部分に関しては、俺が知っていることがあればちゃんと話す。
だから、そんなふうに自分を否定しなくていいんだよ。
君はいつも他の人の苦しみや辛さに目を向けてるけど、その優しさを自分にも向けられるようになるといいのかもしれないね。
優しいよ。自分では気づいてなかったんだろうけど、君はいつだって誰に対しても優しい。
...やっぱり無意識だったんだね。
君に言葉のナイフを刺し続けた相手にさえ優しくできるのって、本当にすごいことだと思うんだ。
俺ならきっと、自分を傷つけた相手と再会した時点で優しくなんかできない。
もしかすると、相手に倍返ししてやろうなんて考えたかも...。
よかった、ちょっとだけでも笑ってくれて。
...だけど、色々なところで俺はいつも君に助けられてる。
それに、君が色々な人に優しいっていうのも本当だよ。
どうかな?眠れそう?無理そうなら、もう少しだけ待って。
そんなに謝らないで。作業の手を止めてたのは、俺がただ君の話をちゃんと聞きたかったからなんだから。
何も悪いことしてないでしょ?...眠いなら、そこのソファーで横になってて。
...あ、もうできちゃった。
冷蔵庫の近くに置く予定のボードを作ってたんだ。
これなら小さくて幅を取らないし、どんな予定があるかとかどんな約束をしたかとかくらいなら書いておけるかなって...わっ、どうしたの?
まさか不意打ちで好きって言われるとは思ってなかった。
たとえ君がどれだけ忘れてしまったとしても、俺がちゃんと覚えてる。
だから、そんなに心配しなくても大丈夫だよ。
これからも楽しい想い出、作っていこうね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このカップル、久しぶりに綴ったような気がします。
忘れられてしまうとしても、なんていう相手はなかなかいないでしょう。
俺は少しやっておきたいことがあったから起きただけ。
見られて困るものじゃないし、嫌じゃなければ近くにいて。
ああ、日記帳を取りに行くのか。何か飲む?
了解。それじゃあ紅茶を淹れて、ちょっとだけお菓子も準備しておくね。
...早かったね。ねえ、こっち来て。
ここ、寝癖ついてるよ?もしかして照れてる?...やっぱり君は可愛いね。
それで、どうしてそんなに落ちこんでるの?何かあったから寝てないのかなって思ったんだけど、もしかして勘違いだった?
...当たってたみたいだね。何があったの?
そっか...それは嫌な夢だね。
でも俺は、君に嫌われるまで側を離れるつもりなんてない。
君の部屋にある日記帳が何冊にもなって、そのなかに俺と過ごした時間が沢山書かれているならすごく嬉しい。
少なくても、俺はそう思ってる。
君が俺を嫌いになったそのときは、どんな酷い言葉だったとしても受け止めるよ。
でも、そうじゃないなら...私なんかいなければなんて言わないで。
悪夢を見たときは、ここで一緒に話をしよう。
記憶が抜けてしまっている部分に関しては、俺が知っていることがあればちゃんと話す。
だから、そんなふうに自分を否定しなくていいんだよ。
君はいつも他の人の苦しみや辛さに目を向けてるけど、その優しさを自分にも向けられるようになるといいのかもしれないね。
優しいよ。自分では気づいてなかったんだろうけど、君はいつだって誰に対しても優しい。
...やっぱり無意識だったんだね。
君に言葉のナイフを刺し続けた相手にさえ優しくできるのって、本当にすごいことだと思うんだ。
俺ならきっと、自分を傷つけた相手と再会した時点で優しくなんかできない。
もしかすると、相手に倍返ししてやろうなんて考えたかも...。
よかった、ちょっとだけでも笑ってくれて。
...だけど、色々なところで俺はいつも君に助けられてる。
それに、君が色々な人に優しいっていうのも本当だよ。
どうかな?眠れそう?無理そうなら、もう少しだけ待って。
そんなに謝らないで。作業の手を止めてたのは、俺がただ君の話をちゃんと聞きたかったからなんだから。
何も悪いことしてないでしょ?...眠いなら、そこのソファーで横になってて。
...あ、もうできちゃった。
冷蔵庫の近くに置く予定のボードを作ってたんだ。
これなら小さくて幅を取らないし、どんな予定があるかとかどんな約束をしたかとかくらいなら書いておけるかなって...わっ、どうしたの?
まさか不意打ちで好きって言われるとは思ってなかった。
たとえ君がどれだけ忘れてしまったとしても、俺がちゃんと覚えてる。
だから、そんなに心配しなくても大丈夫だよ。
これからも楽しい想い出、作っていこうね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このカップル、久しぶりに綴ったような気がします。
忘れられてしまうとしても、なんていう相手はなかなかいないでしょう。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる