物置小屋

黒蝶

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1人向け・慰め系

タイムリミット(箱庭シリーズです)

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あれ、今日も来てたの?
なんだか最近、来る日が多くなってるような気がする…。
ううん、なんでもない。今日は俺、こんなものしか持ってないんだ。
お弁当っていうほどいいものじゃないけど、よければ食べてみて。
…どうかな?美味しい?それならよかった。最近料理が少しだけ上達したような気がする。
きっと君が丁寧に教えてくれたからだね。ありがとう。
ところで、その腕の怪我どうしたの?
服で隠れてるように見えるけど、隠しきれてないよ。
そっか、辛くなって切っちゃった?…この世界でも消えないなんて、余程嫌なことがあったんだね。
ごめん、またこっちの話。何があったか、話せる範囲でいいから教えてもらえないかな?
そっか、それは辛かったね。
理解してほしいとは思わない、だからせめて放っておいてほしい…そう考えると苦しいね。
君はもう誰かに理解されることも諦めてる。
それだけでも辛いはずなのに、考え方が違うからって否定されるのはすごく辛いと思う。
…また抱きしめていようか。それから手を繋いで、ここで星を見よう。
俺にはあんまりいいアドバイスはできないけど、こうやって一緒にいることはできるから…。
そろそろ朝になるから、今夜はここまでだね。
大丈夫だよ、またすぐ会えるから。俺はいつだってここで待ってる。
だから…少しだけ嫌な世界のことは忘れて休んでて。
眠くなってきたんでしょ?夜が明けるまでは一緒にいるから、心配しないで休んでて。


現実の君の腕も血だらけになってる。
沢山切ったのかな…。異なる価値観が認められずに辛い思いをしているなら、やっぱりこの場所の事実を伝えることはできない。
今夜も廃墟で大量の薬を飲んで、死んだように無理矢理眠ってる。
それはいつか君の体を壊してしまうかもしれないけど、本当の意味で苦しみを理解できない俺に止める権利なんてない。
相当苦しんでいるんだろうな…。
もしもこの場所が虚構じゃなくて本物なら、もっとちゃんと君のことを理解できたかな。
…朝になっても、1日中一緒に要られたかな。
そろそろ目が覚める頃だね。君にその自覚はないんだろうけど…いってらっしゃい。
君がここに来るまで、ずっとこの虚構の世界で待ってるから。
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心の拠り所がほしいなと思っていると、いつの間にかこのシリーズを綴ってしまいます。
やっぱり私は、こんな箱庭の世界がほしいと心のどこかで願っているのかもしれません。
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