物置小屋

１人向け・看病系

然り気ない、ありがたい(特有の痛み)

ただいま…って、大丈夫!?
いいから横になってて。具合悪いんでしょ？顔、真っ青だよ。
それから…これ。多分必要でしょ？
俺、あんまりそういうの分からないけど…カイロとか湯たんぽとか、とにかく温めた方がいいって話は知ってる。
いいからそのまま休んでて。もう少ししたら俺も君の隣で休ませてもらうから。

…これでよし。ご飯できたけど、食べられそう？
そんなに手のこんだものじゃないし、感謝されるほど出来がいいわけでもないんだけど…。
ごめん。なんだか不安なんだ。
最近ずっと具合悪そうにしてたし、できること少ないから。
君はこんなときでも優しいんだね。だけど、痛みを全部理解できてるわけでもなければこんなことくらいしかできない。
…そっか。こんなことくらいじゃないなんて言ってもらえてよかった。
ご飯、もういい？それなら横になってて。というより、温まってて。
カイロ、そろそろ冷たくなるかもしれない。
それから、湯たんぽも新しいの持ってくる。
駄目、君は起きあがると無理しそうだから。
せめてこんなときくらい、ちゃんと休んでよ…。
本当に、お礼を言われるようなことなんて何もしてないから。
…眠くなってきた？それじゃあそのまま休んでて。
今夜はちゃんと、君の隣にいるから。
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ものすごく気遣っている人、というものを書いてみたかったのでやってみました。
この時期はカイロがあれば多少痛みを和らげられるな…ということで綴りましたが、どうだったでしょうか…。