物置小屋

１人向け・イベント系

愛をこめて・まごころルート(分岐2)

行きたい場所、決まった？…いいよ、君が望むならどこまでだって連れて行く。
ただ、夜行くならきっとまだ冷えるだろうから、色々用意しておいた方がいいかもしれない。
大丈夫だからそのまま待ってて。夜までに仕上げておきたいものもあるから、また後で。


…おまたせ。そろそろ参りましょうか、お嬢様。
そのまま掴まってて。ごめん、本当は車の方がいいんだろうけど、バイクの方が乗りなれてるんだ。
それに、海まで行くならこっちの方が何かと都合がよかった。
…はい、到着。シート敷くから、ちょっとだけこれを持っててくれる？ありがとう。
重かった？それが崩れたら大変なことになっただろうから…死守してくれてありがとう。
開けてみて。そう、半分はお菓子。残りの半分は夜食だよ。
それから、持ち運びやすいブランケットを持ってきておいたんだ。
そのままじゃ寒いだろうし、これ羽織ってて。
まさかそこまで喜んでもらえるとは思ってなかった。
いつもの料理より少しだけ豪華にしたつもりだけど、君が楽しそうに笑ってくれるのが1番なんだ。
どうしたの、さっきから何かを隠してるみたいだけど…その後ろに持ってるもの、見せて。
これ、俺がもらっていいの？ありがとう。開けてみてもいい？
すごい、カフェエプロンだ…！そんなことないよ。普段使いできるし、君の手作りなんて聞いたらもっと嬉しい。
これが売っているものだったとしても、君が俺のことを考えて選んでくれただけで嬉しいんだけどね。
もう少しだけ君と空を見ていたい。…駄目？
ありがとう。それじゃあ、夜食が尽きるまでつきあって。
だけど、寒くなったら言ってね。…君も楽しいのがいいから。
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彼に少しでも感謝を形にしたかった彼女は、内緒で作っていたのでした。