物置小屋

１人向け・慰め系

苦痛のその先は(箱庭)

こんばんは。今日もお疲れ様。
だいぶ遅い時間だし、今夜はもう来ないんじゃないかと思ってたよ。
またお弁当を持ってきてくれたの？ありがとう。いただきます。…やっぱり美味しい。
君が一生懸命用意してきてくれたんだって思うと、すごく嬉しいんだ。
…それで、何か苦しくなるようなことがあったの？
今は言いたくない？分かった。それじゃあ、君がしたい話を聞かせて。
どんなものを見て、どんなものを聞いたのか知りたい。…なんて、変かな？
俺のことを優しいなんて言うのは君だけだよ。
…成程。周りの人と比べられて苦しかったんどね。
聞いていたら大体分かるよ。あと、自分がされて嫌なことを考えたんだ。
あの子はできてるのにって言ってる人が無自覚だとしても、それは立派な言葉のナイフだ。
言われた方は、度合いは人それぞれだろうけど傷つかないわけがない。
特に、君みたいに心に深い傷がある人に向けて言っていいことじゃない。
言ったでしょ、君はちゃんと頑張れてるから大丈夫だって。
それ以上頑張ったら体を壊すよ。
結果がどうであれ、君が必死にやっていたことは俺がちゃんと知ってるから。

落ち着いた？謝らないで、
お礼を言われるようなことはしてないよ。
ただ、君にはもっと自分を大切にしてほしいな。
人のことを考えられるのは素敵なことだけど、それで君が傷ついたら意味がないから。
俺は君と一緒にいられて、本当に楽しいんだ。
だから、君が幸せになれるようにずっと祈るよ。
…寝ちゃってる間しかこんなこと言えないけど、少しでも苦しくなくなるといいな。
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もしも誰かが、そうじゃないと言ってくれたら…などという理想を綴ってみました。