物置小屋

１人向け・other

唯一の安息の地(イマジナリーフレンド)

おかえり。今日も辛いことがあったみたいだね。…今の君はすごく苦しそうだ。
僕はこうやって一緒にいることしかできないけど、君の辛さはなんとなく感じとれる。
何があったか話してくれる？

…そっか。結構理不尽なことがあったんだね。ひとりで抱えるしかないのは、僕が想像しているよりもずっと苦しいんだと思う。
君がどんどん笑わなくなっていくからなんとなく分かるよ。
…僕にできることは少ないけど、今できることは何かあるかな？
君が望むなら、ずっとこのまま一緒にいる。
泣く力も残ってないくらい疲れてるんでしょ？それなら今は横になって。膝でも肩でも、好きな方に寄りかかって。
嫌なことは見ないで、聞かないで、考えないように…難しいかもしれないけど、今流れてるラジオ番組に集中して。
この曲、好きだったでしょ？今でも時々聞いてるよね？
あんまり歌詞を覚えてないんだけど、君がすごく気に入ってる曲だってことは知ってる。
この部屋にあるのは、ラジオと本と音楽、ぬいぐるみ…あとは僕がいるだけ。
君が嫌だとか怖いと思うものは何もない。だから安心していいんだよ。
…大丈夫。何か来たら僕がなんとかするから。今はゆっくり休んで。
今日もお疲れ様。…手、このまま繋いで離さないから。
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イマジナリーフレンドらしき存在を綴ってみました。