物置小屋

１人向け・イベント系

言葉が失われても・感じる想いルート(分岐2)

まずい、人が増えてきた。どこにいるか全然分からないし…。
ペンも結局見つけられなかったな。…せめてどこにいるかだけでも分かればいいんだけど…。

…よかった、やっと見つけた。
雨、降ってきたね。ごめん。俺のスマホ、充電が切れちゃったみたいで…。
折りたたみだからちょっと狭いけど、帰るまでの間だけ我慢してね。
そのノート…もしかして、水没しちゃったの？そっか…ペン、見つけられなかったんだ。
君も？そっか、見つからなかったんだ…。そんなに申し訳なさそうにしないで。
君のせいじゃないし、今こうやって沢山の紫陽花を見られて楽しいから。
ただ、早く帰って着替えた方がいいね。風邪引いちゃうから。
ノート貸して。この鞄に入れておくね。
…どういたしまして。今、『ありがとう』って言ったでしょ？
相変わらず吃驚した顔も可愛い。…君の言葉を拾いきれるか分からないけど、分かりたいって思う。
…先にお風呂入って。俺はあんまり濡れてないから後で入るよ。
飲み物を用意しておくから…どうかしたの？
『あのペンは、世界にひとつ』…どういうこと？
『初めてのプレゼント』…もしかして、あのとき俺があげたやつをずっと使ってくれてたの？
…どうしよう、すごく嬉しい。ありがとう。
君が大切にしてくれていたっていう気持ちだけで、幸せでいっぱいになったよ。
また今度買いに行こう。あのペン以上の想い出になるものを探しに。ね？
お風呂、ゆっくり入ってね。あのタイミングで『好き』、なんて…本当にずるいな。
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彼女が伝えようとする言葉をなんとか拾おうとする彼の話にしてみました。