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第1章〜ウルフの成長〜
グルミア王国の1日
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~グルミア王国 ルミーネ~
S級になってから1年以上経ち、国中の魔物を倒し、大森林の中で厄介な魔物を倒していく毎日を過ごしていた。その中で国が総力を上げて探している魔物がいる。それは、1年前にA級3人が出会い、倒せずに逃げた魔物であった。
報告では南の方に逃げたとあるが、戻ってきている可能性もなくはない。しかも、人間に対して、過剰な程の敵対心を表すので、危険視されていた。
この事があり、絶対にB級以上のパーティーではないと、大森林へは立ち入る事ができないようになっていた。神聖国でも大森林への調査が入ったが、その魔物は見つける事はできなかった。
そういえば最近、新しい魔道具が発売され、庶民でも使えると評判であった。
私が捕まえた妖精達によって完成された魔道具は、私にとって、とても誇らしい事であった。
魔物は絶対なる撲滅を掲げている教会だが、妖精など一部の有益な魔物は人間に奉仕する事で殺される事を逃れていた。
最近、ゴロッソル戦士国がS級を2人も失ったという噂を聞き、心底驚いたのだが、果たして本当なのか疑問に思っている。
魔物にやられたと聞き、怒りが煮えたぎってきたが、私の力ではどうしようもない。私と会ったら必ず殺してやる。
それが、私の村を壊滅させた魔物達に対する復讐なのだから。
今日も魔物を殺し尽くして、世界から魔物を無くす事を誓おう。
私はもっともっと努力しなければ、どんな強い魔物にも勝てるようにしなければ、神様、私にもっと力をください。
願わくば、どんな魔物にも勝てる力を
~グルミア王国の内情~
グルミア王国では、2人目のS級がおり、中小国の中では随一の軍事力を誇っている。その代わり、他国と絶えず国境紛争を起こしており、他の3つの大国の影響下にある国々と日夜争っている。
この国は独立国であるが、サリードル神聖国の影響を強く受けており、神聖国の軍隊が駐留している。
その代わりに国の治安は保たれており、この国の中は安全と言えるだろう。
今、ゴロッソル戦士国の基盤が揺らいできており、神聖国の内部では、開戦派と穏健派で争っているらしい。
この国の王は、ゴロッソル戦士国とあまり争いはしたくないので反対なのだが、神聖国が戦争を始めれば、この国も参戦しなければいけないだろう。この国は今、難しい舵取りを迫られている。
今日もキリエス教へ祈りを捧げよう。
………………………………………………………………
今日から1日1話とか言いながら2話上げてました。
今回は、文字数が少なくならないようにしたのですが、次回はサリードル神聖国目線での話しです。
S級になってから1年以上経ち、国中の魔物を倒し、大森林の中で厄介な魔物を倒していく毎日を過ごしていた。その中で国が総力を上げて探している魔物がいる。それは、1年前にA級3人が出会い、倒せずに逃げた魔物であった。
報告では南の方に逃げたとあるが、戻ってきている可能性もなくはない。しかも、人間に対して、過剰な程の敵対心を表すので、危険視されていた。
この事があり、絶対にB級以上のパーティーではないと、大森林へは立ち入る事ができないようになっていた。神聖国でも大森林への調査が入ったが、その魔物は見つける事はできなかった。
そういえば最近、新しい魔道具が発売され、庶民でも使えると評判であった。
私が捕まえた妖精達によって完成された魔道具は、私にとって、とても誇らしい事であった。
魔物は絶対なる撲滅を掲げている教会だが、妖精など一部の有益な魔物は人間に奉仕する事で殺される事を逃れていた。
最近、ゴロッソル戦士国がS級を2人も失ったという噂を聞き、心底驚いたのだが、果たして本当なのか疑問に思っている。
魔物にやられたと聞き、怒りが煮えたぎってきたが、私の力ではどうしようもない。私と会ったら必ず殺してやる。
それが、私の村を壊滅させた魔物達に対する復讐なのだから。
今日も魔物を殺し尽くして、世界から魔物を無くす事を誓おう。
私はもっともっと努力しなければ、どんな強い魔物にも勝てるようにしなければ、神様、私にもっと力をください。
願わくば、どんな魔物にも勝てる力を
~グルミア王国の内情~
グルミア王国では、2人目のS級がおり、中小国の中では随一の軍事力を誇っている。その代わり、他国と絶えず国境紛争を起こしており、他の3つの大国の影響下にある国々と日夜争っている。
この国は独立国であるが、サリードル神聖国の影響を強く受けており、神聖国の軍隊が駐留している。
その代わりに国の治安は保たれており、この国の中は安全と言えるだろう。
今、ゴロッソル戦士国の基盤が揺らいできており、神聖国の内部では、開戦派と穏健派で争っているらしい。
この国の王は、ゴロッソル戦士国とあまり争いはしたくないので反対なのだが、神聖国が戦争を始めれば、この国も参戦しなければいけないだろう。この国は今、難しい舵取りを迫られている。
今日もキリエス教へ祈りを捧げよう。
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今日から1日1話とか言いながら2話上げてました。
今回は、文字数が少なくならないようにしたのですが、次回はサリードル神聖国目線での話しです。
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