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第1章〜ウルフの成長〜
サリードル神聖国
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~サリードル神聖国~
サリードル神聖国の大聖堂の中では数人の大司教と煌びやかな椅子に座っている教皇がいた。
今回の話の議題は、世間を賑わせている、ゴロッソル戦士国で災害級に認定されたフェンリルの事であった。災害級の魔物の出現は容認できる事ではなく、このまま成長してしまうと、人間に多大なる被害をもたらす事が容易に想像できる。
この国では、SS級を3人も確保しており、S級は6人と少ないが、キリエス教の国々のS級も合わせれば多くの戦力を抱えている。
そして、この国ではSS級の1人に全キリエス教の信者から尊敬されている「巫女」アリーアと呼ばれている、予言や未来を占う魔法を守っている者がいた。
そして、「巫女」アリーアは見る者全てがアリーアに恋をすると言われる程の美貌の持ち主であり、特に金色の髪はアリーアに神聖さを表していると言われる程の綺麗さであった。
この「巫女」アリーアの魔法の発動されるタイミングは予測できなく、予言も抽象的なものから具体的な物まであった。そして、今回その予言が来たのであった。
その内容は、
「大いなる復讐の闇が大地を駆け、人間界に災いをもたらす。そして、復讐の闇が消えるまでそれは続き、復讐の闇が通り過ぎた後は、何も残らない。」
というものであった。
この内容に大司教や教皇は戦慄を覚えたが、アリーアが口を開き始めると、冷静に話を聞いた。
「今回の予言は多分ですが最近発見されたフェンリルのことだと思います。急いでフェンリルに対して討伐隊を組むべきです。」
「確かに、大地を駆けるというのは、フェンリルの特徴に当てはまっている。」
「それでは、復讐の闇とはなんだ?」
「諜報部の報告によれば、以前グルミア王国から報告された、狼の魔物もフェンリルではないかと、報告が上がってきてまりますし、私もそう考えています。」
「確か、その狼の魔物は人間に対する敵意が異常という報告がありましたよね?」
「ああ、もしかしたらそれが復讐の闇なのかもしれない」
大司教達はアリーアの意見に同意し、そのフェンリルへの対策を話し始めた。
「まあ、ゴロッソル戦士国の近くにいるのだったら何もしなくてもいいのではないか?」
「人類の危機に何を言っておるのですか、すぐさま討伐隊を出すべきです?
「ですが、ゴロッソル戦士国の反応がどうなるか心配ですぞ」
「ならSS級を1人、大森林の近くまで移動させ、監視させればいいのではないだろうか?」
「確かにそうだな」
「防衛の戦力が低下するのは、痛いが仕方ないか」
「そんなものではダメです」
アリーアは強硬に反対したが、最後に教皇に宥められ、一旦はこの案に賛成する事に決めた。
「まずは、この案を採用して問題があれば討伐隊を派遣しようではないか。
「く……………………分かりました。」
その言葉を聞き教皇はSS級「聖炎」ジャスティン送るのだった。
………………………………………………………………
今回はここまでです。
今回はサリードル神聖国が中心でしたね。次回は、ついに第二章の始まりです!
まだ、第二章の題名を決めてなく、とても悩んでます。
サリードル神聖国の大聖堂の中では数人の大司教と煌びやかな椅子に座っている教皇がいた。
今回の話の議題は、世間を賑わせている、ゴロッソル戦士国で災害級に認定されたフェンリルの事であった。災害級の魔物の出現は容認できる事ではなく、このまま成長してしまうと、人間に多大なる被害をもたらす事が容易に想像できる。
この国では、SS級を3人も確保しており、S級は6人と少ないが、キリエス教の国々のS級も合わせれば多くの戦力を抱えている。
そして、この国ではSS級の1人に全キリエス教の信者から尊敬されている「巫女」アリーアと呼ばれている、予言や未来を占う魔法を守っている者がいた。
そして、「巫女」アリーアは見る者全てがアリーアに恋をすると言われる程の美貌の持ち主であり、特に金色の髪はアリーアに神聖さを表していると言われる程の綺麗さであった。
この「巫女」アリーアの魔法の発動されるタイミングは予測できなく、予言も抽象的なものから具体的な物まであった。そして、今回その予言が来たのであった。
その内容は、
「大いなる復讐の闇が大地を駆け、人間界に災いをもたらす。そして、復讐の闇が消えるまでそれは続き、復讐の闇が通り過ぎた後は、何も残らない。」
というものであった。
この内容に大司教や教皇は戦慄を覚えたが、アリーアが口を開き始めると、冷静に話を聞いた。
「今回の予言は多分ですが最近発見されたフェンリルのことだと思います。急いでフェンリルに対して討伐隊を組むべきです。」
「確かに、大地を駆けるというのは、フェンリルの特徴に当てはまっている。」
「それでは、復讐の闇とはなんだ?」
「諜報部の報告によれば、以前グルミア王国から報告された、狼の魔物もフェンリルではないかと、報告が上がってきてまりますし、私もそう考えています。」
「確か、その狼の魔物は人間に対する敵意が異常という報告がありましたよね?」
「ああ、もしかしたらそれが復讐の闇なのかもしれない」
大司教達はアリーアの意見に同意し、そのフェンリルへの対策を話し始めた。
「まあ、ゴロッソル戦士国の近くにいるのだったら何もしなくてもいいのではないか?」
「人類の危機に何を言っておるのですか、すぐさま討伐隊を出すべきです?
「ですが、ゴロッソル戦士国の反応がどうなるか心配ですぞ」
「ならSS級を1人、大森林の近くまで移動させ、監視させればいいのではないだろうか?」
「確かにそうだな」
「防衛の戦力が低下するのは、痛いが仕方ないか」
「そんなものではダメです」
アリーアは強硬に反対したが、最後に教皇に宥められ、一旦はこの案に賛成する事に決めた。
「まずは、この案を採用して問題があれば討伐隊を派遣しようではないか。
「く……………………分かりました。」
その言葉を聞き教皇はSS級「聖炎」ジャスティン送るのだった。
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今回はここまでです。
今回はサリードル神聖国が中心でしたね。次回は、ついに第二章の始まりです!
まだ、第二章の題名を決めてなく、とても悩んでます。
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