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第二章 〜災厄の化身〜
ゴロッソル戦士国の王宮
しおりを挟む~ゴロッソル戦士国 国王~
コルニアが占領されてから2日経ち、コルニアが占領されたという情報が王宮に届いた。
「なに!コルニアが占領されただと!こんな事やったのは誰だ!」
「そっそれが断定は出来ないのですが魔物教がやったのではないかと思われます」
「魔物教だと?あいつらこんな事を起こしやがって、今に見てろすぐさま血の海にしてやる。…………急いで兵を集めろ。4週間後に出発する。できるだけ多く集めるのだ」
「はっ、かしこまりました。そのように手配しておきます。」
「うむ、では下がれ」
ふう~忌々しい魔物教め。まだあいつらの幹部は見つけられてないからな。この機会に一斉摘発してやるか。
それにしてもコルニアを占領するとはな。たしかあそこは冒険者が多かったな。それを狙ったのか。
魔物教を潰す為にS級を向かわせるか。いや、でもこれ以上S級を失うとまずいな。
まぁ最近は西の方は落ち着いて、S級を1人戻して、今動かせるS級は7人か。S級を失わないように5人ぐらい行かせるか。
いや、5人も向かわせたら他国に攻められた時困るな。
う~む4人にしておくか。SS級も残っておるし、4人ならまず魔物教との戦いで死ぬことはないであろう。よし、後で誰を向かわせるか考えるか。
それにしてもこの事が他国に知れたらまずい事になるな。情報管理は徹底しておくとするか………………
「緊急の用事です!」
「む?入れ!」
「はっ、西の国境から最近ロミア帝国と繋がった場所にロミア帝国が侵攻してきたと伝令が来ました。」
「なっ、なんだと!!どういう事だ!!なぜロミアが侵攻してきたのだ!」
「わっ、分かりません。」
「すぐに軍を向かわせろ!!………………ふう~~仕方ないか、今回はSS級を1人使う。あのバカに伝令を出しとけ。急いでロミアを潰せとな。それと、魔物教への攻撃は一旦延期だ。その事を伝えとけ」
「はっ、分かりました。それでは失礼しました。」
クソ、今のタイミングでロミアが来たということは情報が漏れていたか。せめて、コルニアにいる魔物教へその情報が入らないようにするべきか。
だがロミアが来たという事はS級は必ず複数いるだろうな。まぁあのバカもSS級であるし、勝てるであろう。この機会にロミアに逆に侵攻してもいいな。その前にコルニアを潰さないといけないが……はあ憂鬱だ。
~バカのSS級~
「俺にロミアの軍隊を潰せか」
「その通りでございます」
「わかった。今すぐ向かう。よし、東に向かうか!」
「いや、ロミアは西にございますので西に向かってください。」
「ん??あっ、知っておったぞ。これはジョークだよジョーク。」
「さようでございますか」
「うむ。では西に向かうとしよう」
「ご武運を祈っております」
このバカの名前は「剣帝」サルドである。時々、誤って味方を殺したりと敵味方の区別があまりついていないやつであるが戦闘力はこの国で1、2を争う。
ちなみにすでに400年は生きている昔を知る者でもあった。
………………………………………………………………
今回はここまでです。
感想といいね、お気に入り登録お願いします。
最近、私の作品が見られてき、とても嬉しくて、更新速度が上がっております。
さて、今回は三人称視点でしたがいかがでしょうか。ここから世界は混沌としていきます。
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