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第二章 〜災厄の化身〜
勇者ヤマトの冒険 その2
しおりを挟む~~勇者ヤマト~~
はっは!今日から俺の英雄談第一章の始まりだぜ!
この森の魔物を全て殺しまわって、夢のチートハーレム生活を目指していくぜ!
いや~いざこの森に入って見たけど、弱すぎて話しにならねえ~~もっと歯応えある奴いねえかな~~。戦闘中に揺れる聖女の大きなパイは癒されるぜ~~
ふっふっふついにB級のモンスターも倒したぜ。全然余裕過ぎて話しにならねえ~
このままならS級も倒せるんじゃねえか?
あれから1週間経ったけど、やけにゴブリンが多いんだよな。ザコのくせに数だけは多過ぎてめんどくさいんだよなあ。
まっ、一振りしただけで死ぬんだけどな!
今日は、アリーアがいねえんだよな。
やる気出ねえ~~。ていうか最近、俺についてくる奴らが少なくなってきてるような?
おいおいあれから3日経ったんだがよ、緊急集合とか言われて急いで駆けつけたらよ、ゴブリンキングが出たらしいんだよ。推定A級らしいが、俺にとっちゃザコだな!
すぐに殺しに行って、アリーアにいいところ見せねえとな!
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~~「巫女」アリーア~~
まずいわ、非常にまずい事になったわ。
2週間前ぐらいから森の様子がおかしくて調査に行ってみたらゴブリンキングが居たのよね。
しかも、あのゴブリンキングは成り立てではないわね。
唯一の良かった事はあのキモ勇者が予想以上に強かった事ね。1ヶ月前から森に行かせて見て正解だったわ。今回の災害はすぐにでも鎮圧しないと。
ていうか、あのキモ勇者の視線がキモ過ぎるのだけどどうにかならないのかしら。
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大森林の中部 ~~ゴブリンキング~~
私は一体何者だ?私は何を求める?
私は勇敢な戦士であり、仲間を守る為に力を求めるものだ!!
その為に何が必要だ?
私に力を与えてくれる魔素を手に入れる!そして、その為にお前を殺すのだ!
「グハッ、お前は狂っている」
「違う、私が狂っているのではない、私たちゴブリンを弱者として、殺し回るやつらが狂っているのだ!私は仲間を守る為に鬼となり、修羅の道を歩むであろう。その為の礎となってもらうぞ。」
「お前は地獄を見るであろうな」
「構わない。この身がたとえ力尽きようと、私は仲間の為に最後まで戦ってやる。では、お別れだ。楽しかったぞコバルトの王よ。」
私はまた進化したぞ!これで私たちを殺し回るあの憎き、人間どもを殺せる。
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種族:ゴブリンブレーブ(災害級)
ゴブリンの勇者的存在。ゴブリンを守る勇敢なる者。だが他の種族に対して、憎しみを持っている可能性が高い。しかも勝つ為には外道な事でもなんでもする。発見しだいすぐに国が大規模な軍隊を起こす必要性がある。
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