転生したら大嫌いなキャラだったけど何故か主人公に愛されそうです(修正版)

夜の悪いこと

目が覚めたら夜になってた。

「ルナ。おはよう。ご飯食べれる？」

「食べれるよ。フェル、運んでくれたの？」

「うん。ルナ寝ちゃったからね」

フェルは僕の額にキスをして、食事を机に置く。

今日のご飯はシチューで美味しそうだ。

「フェルは食べたの？」

「うん」

それなら良かった。

「ルナって甘いもの好きだよね？」

「好きだよ？」

「じゃあちょっと悪いことしようか」

悪いこと？そう思っていたらフェルが戸棚からお菓子を取り出す。

「お菓子？」

「そう。ルナが来たら食べようと思ってね。本当は夜に甘いものはダメなんだけど…」

フェルはそう言いながらホットミルクを作ってくれた。

甘くて温かくてホカホカする。

それと綺麗なクッキーを口に入れてくれる。

「美味しい？」

「うん。美味しい。甘くてふわふわ…」

「良かった」

「フェルの飲み物は何？」

フェルのは赤っぽい色をしてる。ミルクじゃない。

「紅茶だよ。飲んでみる？」

「紅茶嫌い」

「知ってるよ。意地悪してごめん」

額にキスをされて、ふわふわと幸せになる。

「フェル、髪下ろしてる。かっこいい…」

「ああ。もう夜だからね。ルナはどっちが好き？」

「んー、下ろしてる方が好き」

「じゃあルナの前ではこの姿でいるね。」

下ろしてる方が、なんかこう色っぽい。

フェルって色気も凄いんだよね…

そう思っていると、フェルにキスをされた。

「ルナ、何考えてるの？」

「え？フェルのことだよ…」

「可愛い。僕もルナのことばかり考えてるよ」

「フェル…」

手を握られて、またキスをされる。

「フェル…好き…大好き。離れないでね」

「もちろんだよ。ずっと一緒だよ。絶対離れない」

僕達はもう一度キスをし、そしてベッドに寝転がり抱き合う。

「ルナ…愛してる」

「僕も愛してる」

そう呟いて僕達は手を繋いで目を閉じた。