同僚がモフ度の高い神獣でした。【R18】【本編完結】

雲間香月

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デートしましょう。




 目を覚ますと、神尾君の腕の中だった。

「気がつきましたか」

 心配そうにこちらを覗き込む神尾君は、いつのまに着たのか、上下スラックス姿だ。

「あれ、私……」

 何がどうなったんだっけ、とぼうっとする頭で思い出す。

 眉を八の字に下げて、神尾君が説明した。

「気を失ってたんですよ。ほんの十五分くらいでしたけど、びっくりしました」

「す、すみません」

「体、おかしいところないですか」

 私の頰を撫でながら、神尾君が確認する。

「え、と」

 改めて自分の体に意識を戻すと、見慣れないパジャマを着ていた。

「すみません、そのままにしておくのもどうかと思って、軽く身体拭いて着せました」

「うううわあああ……。もう、ほんと……」

 恥ずかしさと申し訳なさで萎縮していると「そんなことより体は」と神尾君が催促する。

「だ、大丈夫です。別に変なところはありません」

「何で目をそらすんですか」

「い、いや」

 もごもごと口ごもる私に、神尾君が必死の形相で問いただした。

「何です。どこか辛い?」

 そうじゃない。そうじゃなくて。

 心配そうな神尾君に申し訳ない気持ちになって、白状する。

「……お、おなかが……」

「おなか? 痛いですか」

「いえ、その……じ、じんじんして……」

 灯された熱がまだ完全に体から去っていないのだ。
 もじもじ、と体を縮める私にちょっと目を見開くと、はー、と息を吐いて神尾君が私を抱きしめた。

「今日はもう、やめておきましょう」

「いやっ、もう! それはもう、私も無理なので……っ」

 おかしくはないが全身がだるい。
 普段使わない筋肉を酷使したせいか、身体中が疲労を訴えていた。

 くす、と笑って、神尾君が抱きしめた背中を優しく撫でる。

「またしましょうね」

 次はもっと気持ちいいですよ、と、囁いた神尾君声に、私の体が勝手震えた。

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